「ヤリサー」という言葉を知っていますか?ヤリサーの事件が報道され炎上しても、ヤリサーや事件がなくなることはなく、数年ごとに違うヤリサーの事件が報道されています。
ヤリサーの意味やヤリサー一覧、ヤリサーが多い大学やヤリサー事件の被害者の特徴、ヤリサー事件4選をまとめました。
この記事の目次
ヤリサーとは
ヤリサーとは、性行為や乱痴気行為などを主な目的としたサークルです。男女間で合意があり、性行為や乱交のようなことを行うケースもありますが、レイプ・強制わいせつ・強姦のような状況で男性メンバーが女性メンバーを襲うヤリサーもあります。
ヤリサーは表向きは「イベントサークル」、「テニスサークル」などとしていますので、表向きの情報だけではヤリサーかどうかはわかりません。むしろ、「楽しく健全なサークル!」としているところが多いです。
そのため、ごく普通のサークルだと思い込んでヤリサーに入ってしまい、レイプされて被害者になってしまう女子大生もいます。
ヤリサーがある大学一覧
大学のヤリサー一覧を見ていきましょう。ここで紹介するヤリサーはインターネット上で有名なヤリサーや過去に事件を起こしたヤリサー、さらに2015年にお嬢様大学として有名な白百合女子大学が発表した「危険・要注意サークルリスト」からのものになります。また、過去に存在していたヤリサーも含みます。
大学のヤリサー一覧はこちらです。
・シルバーキャノンボール(慶應義塾大学・テニスサークル)
・クライス(明治大学・テニスサークル)
・慶応広告学研究会(慶應義塾大学・広告研究)
・東京大学誕生日研究会(東京大学・誕生日研究)
・東京大学WEEKEND(東京大学・テニスサークル)
・MagneGirls
・S.O.B(明治大学・テニスサークル)
・Bey-con Entertainment
・BLUESKY(オールラウンドサークル)
・SURGE
・RULE
・学生団体Chouette
・RABI GIRLS(イベントサークル)
・MAJAR CHORD TENNIS ASSOCIATIOIN(慶應義塾大学・テニスサークル)
・スターリング(慶應義塾大学・スキーサークル)
・WHITE INNOCENCE(早稲田大学・バスケットボール)
・東京大学スポーツ愛好会 サッカーバード(東京大学・サッカー)
・早稲田大学W.B.C(早稲田大学・野球)
・早稲田大学理工サッカー部(早稲田大学・サッカー)
・早稲田大学PIRATES(早稲田大学・野球)
・東京大学サッカーサークル HOT Spurs(東京大学・サッカー)
・早稲田大学GIOCATORE(早稲田大学・サッカー/フットサル)
・nonsharan(フットサル)
・電気通信大学&早稲田大学理工学部ラグビー部(電気通信/早稲田大学・ラグビー)
・早稲田大学 軟式野球サークル アカネッツ(早稲田大学・野球)
・早大Artemis(早稲田大学・ダーツ)
・BLUE CONSENSUS(早稲田大学・フットサル)
・インターカレッジスポーツサークルBerry’s(スポーツ)
・東大Smash And Spur(東京大学・テニス)
・東大すぽると(東京大学・スポーツ)
・ENJOY PLAY(明治大学・バレーボール)
・BigBox’s(東京大学・軟式野球)
・ski team cloud9(東京大学・スキー)
・CHUTAR(早稲田大学・サッカー)
・慶應ブルーインパルス(慶應義塾大学・軟式野球)
・鉄門サッカー部(東京大学・サッカー)
これらのリストは、あくまでもヤリサーのごく一部です。また、現在は既に廃部になっているサークルもあります。
ヤリサーが多い大学・サークルの特徴
ヤリサーが多い大学やヤリサーのサークルというのは、ある共通点があります。どんな共通点があるのかを見ていきましょう。
・大学の規模が大きい
・インカレサークル
・イベント系&飲みサーが多い
ヤリサーは基本的に偏差値が高い有名大学、学生の人数が多い巨大大学の学生が運営していることが多いです。ただ、サークルのメンバーはその大学の学生だけでなく、いろいろな大学から募集していることがほとんどです。
東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学などのサークルには、都内の有名女子大の女子大生が参加することが多いです。そして、ヤリサーは自分の大学の女子大生ではなく、他大学の女子大生を狙うのです。
また、「真面目にスポーツに取り組む」というよりも、「イベントサークル」・「飲みサークル」が多かったり、「サッカー」と言いながらも、実際は飲み会やバーベキューなどのイベント中心のことも少なくありません。
ヤリサー事件の手口
ヤリサー事件は、男性メンバーが女性メンバーの意識を失わせて、強姦することが多いです。ヤリサー事件の主な手口は次の通りです。
・男性メンバーは集団(複数メンバー)で犯行を行う
・巨大ヤリサーの男性メンバーは組織化されていて、幹部だけがおいしい思いをする
・強いお酒や睡眠薬などで女性の自由・意識を奪う
・男性メンバーは輪姦することが多い
・動画や写真に撮って、それで被害者を脅す
・幹部に近い女性メンバーが犯行に協力することもある
ヤリサー事件はこのような手口で行われることがあるんです。
ヤリサー事件の被害者の特徴
ヤリサー事件で被害者になる女性には、共通の特徴があります。
・大学1~2年生
・上京してきたばかり
・一人暮らし
ヤリサーに入ってしまう女子大生は、大学に合格して上京してきたばかりの一人暮らしの女子大生が多いです。
東京での大学生活に夢を持って上京し、東京のことや大学のサークルのことなど全然知らない状態で、先輩の男子学生に声をかけられ、うまく言いくるめられ、だまされてヤリサーに入ってしまうのです。
そして、お酒を無理やり飲まされたり、薬を盛られたりして、意識を失い、レイプされてしまうんですね。
ヤリサー事件①:スーパーフリー事件
「ヤリサー」という言葉が世間に認知されたのは、スーパーフリー事件からではないでしょうか。スーパーフリー事件は「スーフリ事件」とも呼ばれていて、多数の被害者を生み出し、その犯行の鬼畜な手口に世間は震撼しました。
スーパーフリーとは、1982年に創設された早稲田大学のイベントサークルです。創設当初はヤリサーではありませんでしたが、和田真一郎が代表になり、六本木のクラブ等でイベントを開くようになってから、ヤリサーになっていきました。
スーパーフリー事件の犯人は和田真一郎
スーパーフリー事件は1998年4月~2003年5月まで、早稲田大学のイベントサークル「スーパーフリー(スーフリ)」を舞台にして起こった連続輪姦事件です。
この輪姦事件が起こっていた時のスーパーフリーの代表は和田真一郎です。和田真一郎は六本木のベルファーレでバイト経験があり、参加者3,000人をの大規模イベントも主催していました。
そして、そのイベントの2次会などで、和田真一郎をはじめとしたスーパーフリーのメンバーが女子大生を輪姦していたのです。
スーパーフリーが主催したイベントに参加した女子大生を、スピリタス(アルコール度数96%)を使ったカクテルを飲ませて酔い潰したり、ハルシオン(睡眠導入剤)をジュースに混ぜて昏睡状態にさせます。
そして、意識を失った女性をイベント会場や二次会・三次会の居酒屋・カラオケ店、事務所などで輪姦したのです。
起訴されたのはたった3件
このスーパーフリー事件で起訴されたのはたった3件だけでした。
・2003年4月27日:18歳の女子大生を13人で輪姦
・2003年5月18日:20歳の女子大生を5人で輪姦
しかし、ヤリサーであるスーパーフリーが起こした輪姦事件はもっとたくさんあります。裁判が進むにつれて次のことが明らかになりました。
・被害届は30件
・被害者は400名を超える
・和田真一郎がレイプしたのは200~300名
ただ、起訴できるだけの証拠がなかったことから、起訴されたのは上記3件だけだったのです。
スーパーフリー事件は犯人全員が逮捕されたわけではない
スーパーフリー事件では3件しか起訴されませんでした。そして、逮捕された犯人は和田真一郎のほか合計14人だけです。
ヤリサーのスーパーフリーは次の3つの班に分かれて、ヤリサー事件を起こしていたのです。
・和み班(40人)→見張りやブロッキング、被害者のなだめ役
・ギャルズ(50~60人)→獲物となる女性の紹介、被害者のなだめ役
和み班やギャルズは、輪姦された後の被害者を言いくるめ、被害届を出さないようにしていました。ギャルズの中には和田真一郎などの犯人に強姦された人もいたようです。
和み班やギャルズは実際に輪姦したわけではありませんが、輪姦を幇助(輪姦に協力)していました。しかし、彼らは逮捕されることはありませんでした。
スーパーフリー事件で犯人に狙われた被害者
出典:twitter.com
スーパーフリー事件で被害者となったのは、次のような女性です。
・遊び馴れていない女性
このような女性をスーパーフリーのイベントに連れてきて、強姦したのです。スーパーフリーや和田真一郎にカモにされていた大学もありました。
スーパーフリー事件の犯人と事件のその後
出典:ameblo.jp
スーパーフリー事件では犯人13人が逮捕されました。主犯の和田真一郎は懲役14年の実刑判決となり、刑務所に収監されましたが、2018年6月28日に満期出所しています。
また、ヤリサーだったスーパーフリーは2000年には一時期早稲田大学の公認となっていましたが、事件発覚前の2002年には公認を取り消されています。そして、犯人が逮捕された後は、事件に関与した学生全員を退学処分としています。
このスーパーフリー事件を受けて、2004年に集団強姦罪・集団強姦致死傷罪が創設されました。
ヤリサー事件②:慶応広告学研究会集団レイプ事件
ヤリサー事件の2つ目は、慶応広告学研究会集団レイプ事件です。慶応広告学研究会は、「ミス慶応コンテスト」などを主宰していた慶應義塾大学公認のサークルです。
「慶応広告学研究会」と言いながらも、実際はヤリサー・イベントサークルであり、悪評が高かったサークルでした。
慶応広告学研究会集団レイプ事件とは
出典:jin115.com
2016年8月下旬に慶応広告学研究会は葉山町に海の家を出していて、その片づけを手伝ってほしいと慶応大学1年生の女子を呼び出しました。
この女子大生は慶應広告学研究会のメンバーではありませんでしたが、新歓コンパには参加していて、「メンバーではないけれど、片づけに参加しなければいけないのかも」と思って、2人の顔見知りの男子学生と一緒に葉山の海の家に向かいました。
この時点で、女子学生は片付けに行く女子メンバーは自分1人とは知りませんでした。
そして、現地で3人の男子学生と合流し、夕食時のために近くの合宿所に女子学生1名と男子学生5名で行きました。そして、女子学生はテキーラなどを立て続けに飲まされ、全部で10杯も飲まされました。男子学生はこそこそ話をして怪しい雰囲気になったため、女子学生は逃げ出そうとしますが、連れ戻されてしまい、2人の男子学生に輪姦されました。
しかも、その様子を動画に撮られ、男子学生から尿もかけられてしまいます。
その後、なんとか合宿から逃げ出した被害者の女子学生は、電車で帰宅中に気分が悪くなり、救急搬送されました。女子学生はすべてをご両親に話し、警察に被害届を出して、事件が明るみに出ました。
慶応広告学研究会集団レイプ事件の犯人とヤリサーのその後
このヤリサー事件では、集団強姦に参加した男子学生6人(1人は別の部屋にいて無関係だった)を書類送検しています。しかし、不起訴処分となりました。
「ミス慶應コンテスト」を主催する「慶應大学広告学研究会」のメンバーだった男子学生6人が女子大学生に酒を飲ませて集団で乱暴したとして集団強姦容疑で書類送検されていたが、捜査の結果、11月28日、横浜地方検察庁はこの6人についていずれも不起訴処分とした。
引用:慶應義塾大学広告学研究会学生らによる集団強姦事件「不起訴」は、司法腐敗を意味しているのか (2017年12月3日) – エキサイトニュース
一部の学生とは示談は成立していたとのことですが、全員が不起訴というのは「上級国民か?」という噂が流れました。
また、この事件ではテレビのワイドショーによるセカンドレイプも行われています。
テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」では、女子学生が乱暴される動画を見たという学生が「AV(アダルトビデオ)のようだった」と話す様子を放送。さらに大学側が動画を見て事件性がないとの判断をした、という内容で番組が続けられたことに対して、女子学生の弁護士側は「こうした演出では(乱暴の際に)被害者の同意があったと誤認させる」として、同局に抗議した。
引用:慶大強姦被害者側が激白 「セカンドレイプ」に怒り 被害者女性「彼らには、ちゃんと真実を話してほしい」 (2/2ページ) – 政治・社会 – ZAKZAK
また、慶應義塾大学はこの犯人3人を無期限停学処分とし、広告学研究会は解散させています。ただ、この広告学研究会の解散は「集団強姦」をしたヤリサーだったからというわけではなく、「未成年に飲酒をさせたから」という理由にしています。
慶応広告学研究会が解散したため、慶応広告学研究会が主催していた2016年のミス慶応コンテストは中止となりました(翌年から違う団体が主催して復活)。
慶応広告学研究会は過去にもトラブルを起こしたヤリサーだった
出典:ameblo.jp
集団レイプ事件を起こしたヤリサーの慶応広告学研究会ですが、慶応広告学研究会は過去にもトラブルを起こしていた正真正銘のヤリサーでした。
2010年に行われた慶應義塾大学三田祭前夜祭『 AKB48 LIVE IN KEIO』で、慶応広告学研究会はライブの最前列を牛耳って、卑猥な言葉をAKB48のメンバーに投げつけました。
6年前の学園祭で開催したAKB48のライブでは、広研の連中が入場チケットを牛耳って、最前列の一部を占拠。AKBメンバーに性器をチラ見せしながら『生でやらせろよ!』とかヤジを飛ばしたんです。
引用:【慶大】問題サークル「広研」の余罪…AKBメンバーに“非道”行為 (2016年10月15日) – エキサイトニュース(2/3)
また、2009年には日吉駅構内を全裸で走るなどの迷惑行為も行っていました。
同卒業生は「メンバーたちは当時『過激なプロモーションビデオを作っていた』と言い訳したそうですが、実際にはレイプ計画に失敗した連中が罰ゲームをやらされ、裸になっただけ、という話も聞いた」という。
引用:【慶大】問題サークル「広研」の余罪…AKBメンバーに“非道”行為 (2016年10月15日) – エキサイトニュース(2/3)
このような情報を聞くと、慶応広告学研究会はずっと前から輪姦などの事件を起こしていたヤリサーだったと言えるでしょう。ただ、やはり輪姦した犯人たちが不起訴処分で退学処分にもなっていないというのは、納得できないですよね。
ヤリサー事件③:明治大サークル「クライス」泥酔事件
ヤリサー事件の3つ目は、2014年に起こった明治大学のテニスサークルであるクライスの泥酔事件です。
テニスサークル「クライス」は2014年の事件が起こった時点で創立40周年を迎えた歴史あるテニスサークルで、明治大学・日本女子大学から公認を受けているサークルでした。
明治大サークル「クライス」泥酔事件とは
出典:buzzap.jp
2014年6月20日の夜10時すぎ、新宿歌舞伎町の旧コマ劇場前で若い女性がバタバタと倒れ込み、路上で昏睡状態になる事件がありました。
・嘔吐している
・呼びかけに反応がない
・失禁や脱糞している
こんな状態の若い女性が何人もいて、警察や救急隊が出動する騒ぎになりました。この倒れている女性たちを若い男性が介抱していましたが、この倒れている女性・解放する男性は明治大学のテニスサークル「クライス」のメンバーであることが発覚しました。
このクライス泥酔事件では、男子学生2名が救急搬送されたほかは、女の子達は徐々に意識を取り戻し、帰宅したとのことです。
この女の子たちがバタバタと倒れていく異様な様子は通行人たちによって写真を撮られ、動画の生配信も行われました。
ちなみに、クライスは後日、次のような声明を出しています。
本日はテニスの練習量が多過ぎたため、過労により倒れる学生がみえ、新宿警察署にご迷惑をかけ誠に申し訳ありませんでした。以後このようなことが無いようにいたしますので、これからもクライスを宜しくお願いいたします。
— 明治大学クライステニスクラブ (@love_fr_25) June 20, 2014
「練習量が多すぎたため、過労で倒れる」という言い訳のようですが、この言い訳はあまりにもちょっと無理があるように思います。
明治大サークル「クライス」泥酔事件でヤリサーであることがバレた?
出典:jin115.com
この明治大サークル「クライス」泥酔事件では、警察の捜査や大学の聞き取りで、薬物や睡眠薬が使われた痕跡はなく、事件性はないことが判明しています。しかし、同時にクライスがヤリサーであることがバレてしまいました。
アサ芸の取材によると、次のような証言があったようです。
このサークル「K」では日常的に、男女メンバーが入り乱れてのコンパが行われており、その場で「スーパーヤリヤリサワー」なるドリンクを飲んでは、乱痴気騒ぎを繰り返していたというのだ。
引用:「歌舞伎町“集団昏睡”事件」日本女子大生を陥れる明大野獣サークルの手口(1)パンツ丸出しの露な姿に | アサ芸プラス
「スーパーヤリヤリサワー」なんて、元祖ヤリサー事件のスーフリ事件を思い起こさせるダサいネーミングです。
ということは、いつもよりもちょっと多めに練習した日に女子メンバーに強いお酒を飲ませて、お持ち帰りしようとしたら、思ったよりも早く酔い潰れてしまい、こんな騒ぎになってしまったというところなのかもしれません。
明治大サークル「クライス」泥酔事件では、スピリタスカプセルを使ったという噂も出ています。
クライスの原因はスピリタスカプセルっしょー。ありゃやりすぎだわ。
— Naa (@naafps0525) March 21, 2015
ちなみに明大クライス集団昏倒事件でスピリタスカプセルが使用されてたので、ガチでやめておきましょう。
— カオル (@awKaoru) June 11, 2019
https://twitter.com/zenxis/status/774060531476893696
明治大サークル「クライス」泥酔事件のその後
出典:buzzap.jp
明治大サークル「クライス」泥酔事件を受けて、明治大学と日本女子大学はそれぞれ公認を取り消し、廃部にしました。
サークル行事における過度な飲酒や未成年飲酒の常態化が確認されたことから,クライステニスクラブは「公認取消・廃部」すると共に,当該学生に対しては厳重注意を行いました。
いくら事件性はないといっても、これだけの騒ぎを起こしたら、大学側としては公認を取り消して廃部にするしかないでしょう。
ヤリサー事件④:東京大学誕生日研究会レイプ事件
ヤリサー事件の4つ目は、東京大学誕生日研究会レイプ事件です。東京大学誕生日研究会は2016年に創設された東大を中心としたインカレサークルです。「誕生日研究会」としていますが、実際は異性との出会いや性行為、乱痴気騒ぎを目的としているヤリサーでした。
東京大学誕生日研究会レイプ事件とは
出典:twitter.com
東京大学誕生日研究会レイプ事件とは、2016年5月に起こった集団強制わいせつ事件です。
2016年5月10日に池袋で飲み会があり、そこで女性は焼酎などを一気飲みさせられ、酔いつぶれて寝たふりをしていました。その時に、男性メンバーがその女性のブラジャーのホックを外したり、胸をつついたりしていました。
女性は一次会で帰ろうとしましたが、引き止められて、巣鴨のマンションで行われた二次会に参加することになります。そこで、次のようなわいせつ行為の被害意を受けます。
・裸にさせられる
・肛門を割りばしで突かれる
・陰部にドライヤーの熱風を当てられる
・無理やりキスされる
・馬乗りになってラーメンを食べ、わざと麺を落とす
・背中やお尻をバンバン叩く
このような行為をしていると、被害女性が泣き叫んだため、近所の人に通報されるとマズイと思い、洋服を被害者女性に渡すと、女性は部屋を飛び出して公衆電話から警察に通報して事件が発覚しています。
東京大学誕生日研究会はもともとヤリサー目的だった
出典:twitter.com
東京大学誕生日研究会は、2016年4月に創設され、翌月の5月に事件を起こしています。もともとヤリサー目的で作られたインカレサークルで、次のような言葉が飛び交っていたそうです。
・「こいつ俺のセフレだから、何でもしていいよ」
・「今度はあの女でAV(アダルトビデオ)を撮影しよう」
犯人の1人である東京大学大学院生の松本昂樹は、被害者女性と肉体関係を持っていました。被害者女性は犯人の松本昂樹に好意を抱いていましたが、松本が別の女性と交際を始めたため、肉体関係は解消し、友人として付き合っていたようです。しかし、松本はその被害者女性の行為を利用して犯行に及んだようです。
東京大学誕生日研究会レイプ事件のその後と犯人の判決
東京大学誕生日研究会レイプ事件では、犯人側から被害者に示談が申し入れられましたが、被害者は「東大を自主退学」することが示談に応じる条件として提示されました。
5人の犯人のうち2人は自主退学し、示談が成立したため、不起訴処分となっています。しかしい、次の3人は「勉強をしたいから」などの理由で自主退学せず、示談は不成立となり、起訴されました。
・河本泰知:東京大学工学部システム創成学科4年生
・松本昂樹:東京大学工学部大学院修士課程1年
松見は懲役2年執行猶予4年、河本は懲役1年6ヶ月執行猶予3年、松本は懲役1年10ヶ月執行猶予3年の判決となっています。そして、3人とも裁判の後に退学処分になっています。
ヤリサー事件のまとめ
ヤリサーの意味やヤリサー一覧、ヤリサーの被害者の特徴とヤリサー事件4選の犯人と被害者などをまとめました。
ヤリサーは当人同士の同意があれば、特別に法律に触るようなものではありません。ただ、事件を起こすもの、つまり輪姦・強姦・レイプ、強制わいせつなどは犯罪です。女子大生はヤリサーに引っかからないようにい気を付けてもらいたいですね。