ニコニコ動画で人気の”ウナちゃんマン”は、いくつもの事件を起こしてきたアウトロー系動画配信者として知られていました。
ウナちゃんマンの経歴や鶴乃進”バール事件”などボコボコ事件、逮捕歴、結婚や嫁と子供、自宅で孤独死した現在と死因までについてまとめています。
この記事の目次
ウナちゃんマンのプロフィール
配信名:ウナちゃんマン
出身地:静岡県
生年月日:1968年10月29日
血液型:O型
職業:動画配信者、居酒屋経営等
ウナちゃんマンは、ニコニコ生放送やふわっちなどの動画投稿サイトで配信を行っていた配信者です。
動画投稿スタイルとしては顔出しで雑談を行っていましたが、言動がアグレッシブで、時には他の配信者や視聴者との言い合いをそのまま配信するなどしていました。
また彼の話すエピソードは8割がた「ふかし」だという説もあったようです。
ウナちゃんマンは、2002年頃から配信者としての活動を開始。最初はヤフーチャットから始まり、その後にニコ生、ツイキャス、FC2、ふわっちなどを渡り歩き、長年動画投稿を行っていました。
その他にも、ウナちゃんマンは視聴者から集めた資金で2012年に大阪ミナミにて居酒屋「大衆酒場うな」を開店。一時、居酒屋の経営者としても活動していました。
ウナちゃんマンの動画配信前の経歴~若い頃は暴力団員だった時期も
配信中はカツラをよくかぶっていたウナちゃんマン
動画配信をする前のウナちゃんマンの経歴が判明しています。ウナちゃんマンは静岡県にある鰻屋さんの息子で、それが愛称”ウナちゃんマン”の由来だと言われています。
静岡県に生まれ、中学卒業後は高校に進学したものの、彼の母親情報によると”所属していた野球部でのいじめ”を苦に中退したため、学歴は中卒ということになります。(※本人は野球部の先輩に対する暴力行為で退学になったとうそぶいていた)
17歳で親元を離れ(勘当されたとも)、その後はいろいろと事業を行い成功したように話していたものの、実際には内縁の妻などを働かせお金をもらっていたというヒモ男。
動画配信を開始した後も視聴者からのお金(※)や付き合っていた女性などからお金をもらうヒモ生活を続けていました。
(※ウナちゃんマンはかつてTwitterで自身の銀行口座を公表し、視聴者からカンパを募り、生活費などにあてていたそう。)
さらに若い頃には暴力団員だった過去を持つようで、なかなか過激な経歴の持ち主です。
ウナちゃんマンの結婚・離婚歴と子供について
結婚離婚した前妻との間に子供3人いるウナちゃんマン
(画像は、たまにウナちゃんマンの動画配信に出演していた娘とのもの)
結婚離婚歴があるウナちゃんマンは、息子1人と娘2人いるようです。離婚後は前妻が親権を持ったそうですが、元妻の彼氏がウナちゃんマンが振り込んだ養育費を使い込んだそうで、怒った娘さんが一人ウナちゃんマンのところにきたとのこと。娘さんとは画像からもわかる通り、とても仲が良かったようです。
ウナちゃんマンのまとめサイト等を見ると”子どもたちを育児放棄”といった情報がありますが、本人は「養育費は払ってる」などと反論。また離婚した理由は「自由になりたいから」とも動画で話しています。
ウナちゃんマンの彼女遍歴~自他ともに認めるヒモ男として長年生活
ウナちゃんマンと元彼女
(画像は元彼女ゲルゲ(動画配信者))
自他共に認めるヒモ男であったウナちゃんマンは、何人もの女性との交際遍歴があり、それを配信動画内でもオープンにしていました。
彼の代表的な元彼女は、いずれも動画配信者として活動している(していた)ケロとゲルゲです。
ケロと10年以上交際したウナちゃんマン。ケロが大学生の時から10年以上交際し、ヒモであるウナちゃんマンのためにケロは彼が経営する店などで働き、就職もできなかったそうです。
ケロは結婚する気も子供を作る気もなく浮気までしまくるウナちゃんマンと、10年以上の交際を経て決別。
去り際には「あんたのせいで人生ボロボロ」とまで吐き捨てたケロですが、結果的には別れられてよかったのではないでしょうか。
ゲルゲと6年ほど交際したウナちゃんマン。始まりはケロとの交際中で、当初ゲルゲは浮気相手でした。
その後本命に昇格し結婚まで考えたようですが(ゲルゲ親が反対)、やがてすったもんだしながら(お互いの秘密を暴露する報復合戦を動画配信で披露等)破局。
もちろんゲルゲとの交際中も、家賃を全額払ってもらうなどのヒモ生活を続けていたといいます。
数々の女性と関係したウナちゃんマンは、確かにヒモとしての素質が高い人だったのかもしれません。ただ最後、良い別れ方ではない事がプロのヒモと呼べなかったところではないでしょうか。
ウナちゃんマンの事件~鶴乃進バール事件や顔をボコボコにされたことも
ウナちゃんマン事件① 鶴乃進バール事件
ウナちゃんマンは、これまでに紹介してきたような経歴や女性関係だけではなく、他のところでもっとリスキーな事件を起こしています。
まずご紹介するのが、同じく配信者である鶴乃進によるバール事件です。この事件は事の発端から事件当日までの一部始終が動画配信され、視聴者に大きな衝撃を与えました。
事の発端はウナちゃんマンの動画配信
鶴乃進は同じく動画配信者で、元暴力団員。
事件の発端は、ウナちゃんマンが動画配信中に、鶴乃進の仲間をけなしたことでした。怒った鶴乃進は、ウナちゃんマンに連絡し直接の言い合いに発展、その後もさらに煽られ続けヒートアップしました。
怒りが収まらない鶴乃進がバールで襲撃!
2015年10月、鶴乃進は大阪市にあるウナちゃんマンの家(家賃20万円のオートロックマンション)を襲撃。鶴乃進はエントランスのガラスを割り侵入し自宅扉をバールで殴打し恫喝、ウナちゃんマンは泣きながら命乞いする感じになりました。
相手の配信者Aはバールのような鈍器でエントランスのガラスをこじあけ侵入。ウナちゃんマンはインターフォンで会話が終わったあとに即警察に通報。しかし相手の男性はオートロックを突破してしまったため、ウナちゃんマンの部屋の前に到達。
その後は家の前で同じくバールのような鈍器で部屋のドアを何度も殴打し続けながら「開けろ!」と叫んでいた。これに対してウナちゃんマンは「怖くて開けれないですよ」「なんでもしますから」「頭下げますから」と謝罪をしていた。
その後、警察が訪れ事態は一旦収束。ウナちゃんマンは「被害にあったのは自身ではなく建物(エントランス・扉)だったので訴えない。被害者は賃貸だし管理会社」としましたが、「警察来なかったら殺されていたかも…」との発言もしています。
今回の事件の経緯
— ゆとり君@婚活中エンジニア (@yutorikun11) 2015年10月22日
・ウナちゃんマンが、配信にて、鶴乃進(HOPE軍団の一人)へ殺害予告(ネタ)
・殺害予告を本気にした鶴乃進が、ウナ宅へ凸
・1Fのエントランスを破壊し、さらに、ウナの部屋のドアをバールでぶち壊そうとする
・間一髪で、警察がきて、鶴乃進を現行犯逮捕
怖。。。
その後2人は和解しコラボ配信し、鶴乃進は配信業から引退したとされています。
ウナちゃんマン事件② 2人組男性に襲撃され顔がボコボコに
ボコボコにされ、腫れ上がった顔
2016年に今度はウナちゃんマン自身がボコボコにされています。
2016年10月、飲み屋で居合わせた若い男性二人と言い合いになったウナちゃんマン。店から出たところ、その二人組に襲撃されボコボコにされてしまいました。本人がのちに動画配信で語ったところによると「(大阪で)大声で東京弁で話していたのが気に入らなかったのではないか」とのことです。
ウナちゃんマン事件③ 殺害予告配信で逮捕
動画内で何度も殺害予告していた
2008年に動画運営会社に対し。
佐野容疑者は自宅内で上半身裸になって出刃包丁を振りかざし「今度のイベントも、これ(包丁)持っていくからよろしく。グズグズ言うヤツはぶっ刺すから。腹くくって言えよ。お前らこの野郎。ほんとにぶっ殺すからな。やるよ、ほんとに。グズグズ言うヤツはだれ彼かまわずぶっ刺してやるからよう」などと叫ぶ姿を自身のビデオで撮影。
9月13日夜、自宅から動画投稿サイト「スティッカム」にこの動画をアップし、同月22日に東京・六本木のホールで50~100人程度が集まって開催予定だった、運営会社による同サイト2周年記念イベントを中止に追い込んだ疑い。佐野容疑者は容疑を認め「まずいことだと思ったが、やりすぎてしまった」などと供述しているという。引用:ウナちゃんマン
(→結果、執行猶予付き判決)
2012年に在特会に対し。
6月11日の自身の放送の中でウナちゃんマン氏は「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の話が飛び出しトークはヒートアップ。そして「桜井に言ってやるよ、終戦記念日に蝶ネクタイなんかして靖国神社なんかに参拝しやがったら殺すぞ、この野郎!」と発言。
その当時の様子は動画として数多くアップロードされている。しかしこの発言が原因かは不明だが後日になってウナちゃんマン氏は放送アカウントを停止されてしまった。
その他にも殺害予告まがいの言葉を動画配信で発したり、他の人から自身に殺害予告を受け警察に相談したりと、彼の周りは物騒なやりとりが定期的にありました。
ウナちゃんマン事件④ 殺人未遂で実刑判決の過去
元犯罪者ウナちゃんマンと撮っただけで黒い交際を疑われたのは笑い飯哲夫
ウナちゃんマンと笑い飯・哲夫さんは偶然居合わせ、一緒に写真撮影。その後ウナちゃんマンは自慢げに写真をネットに公開し”一緒に飲んでいる風”を装いましたが、”黒い交際を吉本から疑われた”哲夫さんがラジオで「知らない人」と関係を否定しました。
また、どこか危なげな雰囲気を持つウナちゃんマンですが、彼は本当に犯罪歴のある人でした。それが判明したのは、他の配信者による暴露話から。
ウナちゃんマンの隠してる前科を暴露した玉袋筋蔵(co1162719)が某生主の第1犯目・第3犯目を暴露すると共に、前科4犯を振り返る。
あくまで某生主という事だそうです。
第1犯目
昭和63年11月(二十歳になってすぐの犯行)
小平警察署
訪問盗
簡易裁判所で判決を受けている
※訪問盗とは、業者等を装って訪問し家に上がり込み、その場で窃盗。物によっては地裁行きの重罪になり得るらしいです。
第2犯目
平成3年3月(報道や起訴は5月か6月)
武蔵野警察署
強制わいせつ致傷、殺人未遂
刑期3年6ヶ月の実刑
※女子高生突き落○し事件
第3犯目
平成15年6月
立川警察署
傷害罪
※逮捕・起訴はされてるが実刑無し、保釈金で釈放。罰金40万
第4犯目
平成20年10月
麻布署
威力業務妨害
※スティッ○ム事件
2件目の事件については、当時の新聞データベースから、さらなる詳細が判明。
警視庁暴力団犯罪取締本部と東京水上署は、女子高校生に乱暴し、真冬の海中に突き落とした東京都世田谷区下馬一、暴力団住吉会日野一家組員、珍味販売業 佐野智則(22)を強制わいせつ致傷、殺人未遂の疑いで逮捕、三日、東京地検に身柄送検する。
調べによると、佐野容疑者は、一月十八日午前二時ごろ、新宿区新宿三の路上を歩いていた 都内の都立高定時制一年の女生徒(16)に、「自宅まで送ってやる」と声をかけ、友人から借りたワゴン車に乗せた。 約一時間後、大田区東海五の大井岸壁に車を止め、車外に逃げ出した女生徒を追いかけて顔などを殴ったうえ、約三メートル下の海に突き落とした疑い。女生徒は約二週間のけが。女生徒は、近くにいた人に助けられた。
ウナちゃんマンの現在~2023年に54歳で死去
ウナちゃんマン、2016年に一度引退していた
引退→復帰の経緯
ウナちゃんマンは2016年に一度引退しています。引退真相は彼がのちに語ったところによると、とある不良たちの喧嘩を一緒にいた他の配信者が撮影し、それをのちに「ウナちゃんマン」の名前で動画にアップしたため、その不良たちに詰め寄られたからとのことです。
引退するように迫られ脅されたウナちゃんマンは引退を決断。しかし、その後不良たちからは電話がくるぐらいの害しかなかったため、しばらくしてから復帰しています。
ウナちゃんマン、大人しい雑談系の動画に
再び動画配信に戻ってきたウナちゃんマンは、ふわっちやツイキャスなどで配信活動をしていました。
しかし、批判的なコメントやユーザーを即ブロックしたり、内容もつまらなくなったと言われていたようです。
確かに以前のようなアグレッシブさが少なくなり、普通の雑談系動画が多くなっていました。
ウナちゃんマンも50代になり、昔のような激しさがなくなっていたのかもしれません。
さらに2019年には長年配信の相棒を勤めた愛犬”部長”(フレンチブルドッグ)が亡くなったということで、それも影響していたのかも。
なおウナちゃんマンが配信時に酒を飲み始める際に言っていた「KP(乾杯)」が、2019年頃から若い世代の間で流行しています。
2019年上半期における女子中高生の流行語にKPが入ってるとこのこと。
— おしぼり (@OSHIBORI_0) 2019年8月1日
やっと時代がウナちゃんマンに追いついか。 pic.twitter.com/xkPD9w3So7
ウナちゃんマン、自宅で孤独死していた
出典:https://matomake.com/
2023年5月、ウナちゃんマンの元彼女であるゲルゲが、ウナちゃんマンが亡くなったことをTwitterで報告しました。
ウナちゃんマンは2023年4月4日に実施したツイキャスでの生配信を最後に更新がストップしていたため、死亡説や心配の声があがっているところでした。
https://twitter.com/mmgrgmm/status/1653062804423974913
ゲルゲはツイキャスの配信でも、ウナちゃんマンの死去について語っています。
ゲルゲがウナちゃんマンの家族や警察から聞いたところによると、4月26日にウナちゃんマンの母親から通報を受けた警察が自宅を訪れ、亡くなっているウナちゃんマンを発見したようです。
検死の結果、ウナちゃんマンは4月5日に亡くなっていたことが判明しており、死後20日経ってからの発見だったため、遺体はかなり腐敗が進んだ状態であったといいます。
医師には、ウナちゃんマンの死因は病死か老衰と診断されたとのことです。
ゲルゲによると、先月26日にウナちゃんマンの母親が警察に通報し、安否確認のため警察官がウナちゃんマン宅を訪れたそうです。一方、ネット上では、ウナちゃんマンの配信が止まったことをキッカケに「死亡説」が広まっており、26日にも配信者が自宅付近で動画の撮影をおこなっていました。そのため警察官はその日に遺体を回収できなかったそうです。(※事件性がない場合、警察は通常遺体を回収しません)実際に、配信者の「ステカセキング」は26日に生配信を実施しており、そこではウナちゃんマンの安否について、警察官が「言えない」と答える様子が確認できます。ゲルゲは言葉を続けて、「配信者が誰もいないときに遺体を回収して」「検死かけた結果、死後20日経ってましたっていうことやった」と発言。4月5日には亡くなっていたようで、遺体は傷んでいたといいます。
54歳で孤独死という寂しい最期を迎えたウナちゃんマンですが、配信者仲間やファンからは多くの追悼コメントが寄せられていました。
【追悼】ウナちゃんマンForever
— しんやっちょ (@shinya_yuunari) May 3, 2023
配信で始まり生きて命を終えて
最期を遂げた伝説の男の軌跡
TikTokhttps://t.co/O3jlDJNVl5
YouTubehttps://t.co/RacvsmtngW pic.twitter.com/anI0ItkaSo
https://twitter.com/nanami_disk/status/1660982023895515136
ウナちゃんマン亡くなったのを聞いて椅子から落ちる動画が好きだったから寂しいね。枝豆にはもったいねぇ!?ってな#ウナちゃんマン
— りくと (@hamariku_Waters) May 4, 2023
ウナちゃんマンについてまとめると…
・ウナちゃんマンは元暴力団員で過去に殺人未遂で実刑判決を受けている
・ウナちゃんマンは鶴乃進バール事件や顔をボコボコに襲撃される事件で話題となった
・ウナちゃんマンは2023年に54歳で亡くなった
波乱万丈の人生を送り、アウトロー系配信者としても知られていたウナちゃんマン。ご冥福をお祈りいたします。