2024年に中野区のタワマンで公認会計士の構谷侑也さんがハサミで刺され死亡した事件で逮捕された佐藤琴美が話題です。
佐藤琴美の実家の親などの家族、これまでの経歴や結婚、事件現場の中野区のタワマンや自宅の特定、事件の動機や裁判で判決が出た現在の状況についてまとめました。
この記事の目次
佐藤琴美は公認会計士の構谷侑也さん殺害事件で逮捕された女

佐藤琴美(さとう・ことみ)(事件当時25歳)は、2024年9月16日19時前、東京都中野区JR中野駅前にある高級タワーマンションで、交際相手で公認会計士の構谷侑也(かまえたに・ゆうや)さん(事件当時26歳)の首をハサミで刺し、その後駆けつけた警察官によって殺人未遂容疑で逮捕されたの女です。
事件発生後に被害者の構谷侑也さんは救急搬送されましたが病院で死亡が確認され、佐藤琴美は10月7日に傷害致死の容疑で起訴されています。
佐藤琴美が構谷侑也さんをハサミで刺した事件の経緯

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事件が起きるまでの経緯や事件発生時の状況については、被害者の構谷侑也さんが死亡しているため、佐藤琴美の供述による情報のみが発表されています。
それによると、佐藤琴美と被害者の構谷侑也さんは寿司店で食事をしホームセンターで買い物をして帰宅する際の電車の中で口論になり、中野区のタワマンについた後も喧嘩は収まらずにもみ合いに発展し、佐藤琴美がタワマンにあった15cm~20cmくらいのハサミを持ち出し、それを振りかざしたところ構谷侑也さんの首に刺さったという事です。
その後、佐藤琴美が「パートナーの男性をハサミで刺してしまった」と119番通報し、消防から通報を受けて駆けつけた警察官と消防隊員がほぼ同時に現場となった中野区のタワマンに入ったところ、血まみれの状態で倒れている構谷侑也さんを見つけて救急搬送し、現場にいた佐藤琴美が犯行を認めたため、殺人未遂容疑で現行犯逮捕したという経緯だったようです。
佐藤琴美の実家の親など家族

佐藤琴美の実家や、親などの家族に関する情報は現在の時点ではほとんど何も明らかにされていません。
佐藤琴美は事件のあった中野区のタワマンから程近い場所にあるアパートに住んでいたと報じられているため、実家の家族とは離れて1人暮らしをしていた可能性が高いと見られています。
ただ、このアパートが実家であり、親などの家族と同居していた可能性もないわけではありません。
佐藤琴美の経歴と職業…構谷侑也さんとの交際は2024年2月にスタート

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山口県に生まれ育った佐藤琴美は高等専門学校を卒業後、2019年に就職のため上京。しかし1年で退職し、大学進学を目指して予備校に通うも、コロナ禍でリモート授業となったこともあり挫折したといいます。
飲食店や不動産屋のアルバイトで食いつなぎながらギリギリの生活を送りストレスを溜め込むようになった佐藤琴美は、TikTokライブでホストと知り合ったことでホストクラブ通いを始めたという事です。
そして、週3~4回もホストに通うようになり売掛金が払えなくなると、ホストの命令でデリバリーヘルスで働かされようになったといいます。
それでも借金は減らず、母親と祖父に助けてもらい6000万円を払うも借金の全額は払えなかったという事です。
同居していたホストに暴力を振るわれることもあり、絶望の中にいた2024年初めに佐藤琴美は、マッチングアプリで事件の被害者となる構谷侑也さんと出会いました。
佐藤琴美と構谷侑也さんは次第に惹かれ合い2024年2月に交際を開始。佐藤琴美は構谷侑也さんが、自身の喜怒哀楽の激しいところを受け止めてくれて、明るくて分かりやすいところが好きだと言ってくれていたと明かしています。
ただ、ホストでの借金を返し切れていなかった佐藤琴美は、構谷侑也さんと交際中も、構谷侑也さんには動画編集の仕事をしていると伝え、デリヘルで出会った過去の客と個人的に会いお金をもらって収入にしていたという事です。
佐藤琴美と被害者の構谷侑也さんは結婚はしておらず交際関係だった
佐藤琴美が結婚しているのかどうかや、被害者の構谷侑也さんが結婚していたのかどうかもネット上で少なからず検索されている様子です。
現在までにわかっている情報から、佐藤琴美も、被害者の構谷侑也さんも結婚はしておらず独身であったことが分かっています。
佐藤琴美と被害者の構谷侑也さんについては交際関係にあり、結婚を見据えていたとの情報も出ています。
佐藤琴美の自宅は事件現場の中野区のタワマンの程近くのアパートだった
佐藤琴美の自宅については、逮捕時点の報道では「住居不詳」と報じられており、被害者の構谷侑也さんの自宅である中野区の高級タワーマンションで同居していたのではないかと推測されていました。
しかし、その後配信された「集英社オンライン」の記事では、社会部記者の証言として、佐藤琴美と構谷侑也さんは中野区のタワマンで同棲していたわけではなく、佐藤琴美の自宅は中野区のタワマンから程近い、西武線沿線上のアパートだったと報じられています。
二人は交際関係にあったが同棲していたわけでなく、佐藤容疑者はマンションから程近い西武線沿線上のアパートに住んでいた。
引用:〈中野タワマン・交際相手をハサミで刺す〉死亡したエリート公認会計士(26)に日頃から暴力をふるっていた“接客業“の交際女性(25)…当日は寿司デートの後に口論「今でも彼を愛してる」
ただ、後に始まった裁判では、佐藤琴美と構谷侑也さんが2024年5月に同棲を開始し、同年7月に事件現場となるタワーマンションに引っ越したことが明らかにされています。
5月から、佐藤被告が飼っていた犬を連れて同居を開始。ケンカをすることもあったが、交際は順調で婚約など将来の話もするようになった。
2匹目の犬を飼うことになり、7月に事件現場となるタワーマンションに引っ越した。
佐藤琴美が公認会計士・構谷侑也さんを殺害した中野区のタワマン

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佐藤琴美が交際相手である公認会計士の構谷侑也さんをハサミで刺した事件の現場となった中野区のタワマンは特定されています。
この事件を報じたテレビニュースの一部は、中野区のタワマンの外観や場所が特定できる衛星画像などを放送しており、このタワマンが東京都中野区中野2丁目24-9に所在する「中野ステーションレジデンス」である事が特定されています。

佐藤琴美の事件の現場となった中野区のタワマン「中野ステーションレジデンス」ですが、地上37階建てで2024年2月に竣工したばかりの新築物件でした。

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構谷侑也さんの自宅の中野区のタワマンの家賃30万円台でホストのデマも
佐藤琴美が交際相手である構谷侑也さんをハサミで刺し、その後、死亡が確認された事件では、当初は被害者の構谷侑也さんの職業が報じられていなかったため、中野区の高級タワマンに住んでいるという情報から、構谷侑也さんはホストで、佐藤琴美はその客で金銭トラブルや痴情のもつれが事件の動機となったのではないかという説が浮上していました。
タワマンは中野ステーションレジデンスと思われる。
— HN HASEGAWA (@kyabaouji) September 17, 2024
賃貸専用で家賃は15万円〜150万円。
20代の独身男性が住む物件としては結構高額。
逮捕された女性は佐藤琴美容疑者(25)
ホストと客?
検索すると役者が出てくるが、こちらは年齢が30代なので違うと思われる。 https://t.co/smV5mpx9Bt
佐藤琴美容疑者…ハサミで元交際相手の男性を刺し逮捕。夜職女がホスト刺したのか?彼女はパーソナリティ障害だといわれてるみたい「彼女にも言い分ある」っていったら「殺された方はもっと言い分ある」といわれた。「あんた家族がパーソナリティ障害から殺されたら許せるね?」っていわれた。考えさせ
— あたし (@watashiadyo) September 17, 2024
構谷侑也さんが住んでいた部屋はこのタワマン「中野ステーションレジデンス」の15階でしたが、この階層でもこのタワマンは月当たりの家賃が30数万円で、一般的には20代半ばの若者が支払っていくのは難しいのではと見られた事から、構谷侑也さんは売れているホストだったのではないかという噂につながったようです。
その後、被害者の構谷侑也さんの職業は「公認会計士」と報じられており、構谷侑也さんがホストで、佐藤琴美はその客だったという説は完全にデマであることが判明しています。
なお、被害者の構谷侑也さんは2020年に合格率10パーセントの狭き門である公認会計士の国家試験に合格し、3年間以上の実務補習を終えて2024年4月に日本公認会計士協会の修了考査に合格したばかりでした。(官報などで確認)晴れて公認会計士として活躍する前途が開かれたばかりのタイミングに殺害されたわけなので、さぞかし無念であったろうと想像されます。
佐藤琴美の現在…事件の動機や裁判での判決など
佐藤琴美が構谷侑也さんを殺害した動機は口論がきっかけ
佐藤琴美が交際相手だった公認会計士の構谷侑也さんをハサミで刺した動機にも注目が集まっています。
佐藤琴美は、事件より前から構谷裕也さんと喧嘩をする事がよくあり、時には自分が構谷侑也さんに対して暴力を振るう事もあったと供述していたようです。
容疑者は『日頃から、ささいなことでけんかすることはよくあった。時には(私が)平手打ちしたり、殴ったりすることもあった』とも話しおり、詳しい経緯について、調べが続いています」(大手紙社会部記者)
引用:【中野タワマン・ハサミが刺さり死亡】家賃30万超の新築物件に住む若手エリート公認会計士に何が? 「振りかざしたら刺さってしまった」という交際相手の佐藤琴美容疑者(25)にDVの可能性
こうした供述から、以前から佐藤琴美が交際相手の構谷侑也さんに対してDVを行っており、今回の事件の動機にもそれがエスカレートした結果引き起こされたのではないかと見る向きも出ていました。
事件から1週間後の2024年9月23日に配信された「SmartFLASH」の記事では、事件前の佐藤琴美と構谷侑也さんの言い争いを目撃したという近隣住民の証言が掲載されています。
それによると、佐藤琴美が構谷侑也さんを一方的に「私はいったい、何? あなたの何?」などと責め立て、構谷侑也さんはそれを聞き流しているような様子だったのだそうです。
溝谷さんと佐藤容疑者はこの日、夕食を食べた寿司店の帰り道で言い争いとなり、マンション入り口でも口論になっていたという。目撃した近隣住人がこう明かす。
「佐藤容疑者は、溝谷さんよりもかなり小さい、かわいい感じの女性でした。溝谷さんがオートロックを開けている間も、一方的に責め立てている感じでした。『私はいったい、何? あなたの何?』といった問いかけをずっとしていました」
また、別の近隣住民によれば、佐藤琴美と構谷侑也さんは毎日のように口論をしており、その内容は、構谷侑也さんの帰宅時間が遅いとか、予定通りの時間に帰ってこないとか、連絡がないとかいった内容だったそうです。
この近隣住民は、タワマンの休憩スペースで、深夜に構谷侑也さんが座ってスマホをいじっている姿を何度か目撃した事があったそうで、この時には「追い出されたのか、帰りたくないのか」と推測していたという事でした。
佐藤琴美の裁判が2025年11月7日に始まりましたが、佐藤琴美が構谷侑也さんをハサミで刺すまでに至ったのは、やはり口論がきっかけになっていたことが裁判の中で明らかになっています。
構谷侑也さんは脱毛症に悩み、普段はウィッグを付けて生活していたとの事で、佐藤琴美はこの弱みを利用して構谷侑也さんとの関係において優位に立ち、時には暴力も振るっていたといいます。
《ハゲすぎる。やっぱり毛がある人がいい》。男性の些細(ささい)な行動に腹を立てた被告はこう別れを告げて様子を伺い、男性が謝罪したことで関係を継続。その後も被告はことあるごとに謝罪を要求し、顔が腫れるほど暴行を振るい、行動を監視するなど、支配を強めた。
事件当日は電車の中で口論になり、佐藤琴美が「機嫌を直してくれないとウィッグのない写真をインスタのストーリーにあげるよ」などと伝えたところ構谷侑也さんが激怒。帰宅してからも構谷侑也さんの怒りは収まらず、佐藤琴美は構谷侑也さんを落ち着かせるためにハサミを持ち出したといいます。
佐藤琴美は構谷侑也さんに手をつかまれたのでそれを振り払い、首の辺りに寸止めするつもりでハサミを持った手を振り上げたとの事で、気が付いたら構谷侑也さんの左側の鎖骨の上付近にハサミが刺さり血が出ていたと証言しています。
「右手にハサミを持ち、斜め下に向け『座って』と言いました」と証言。Aさんは拒否し、両手で佐藤被告の両手をつかんだ。「向かい合って両手をつかまれたので『離して』と言いました」それから約10秒後……。「気づいたら血が出ていました」
佐藤琴美に懲役12年の判決

出典:https://news.yahoo.co.jp/
佐藤琴美は初公判で「私が彼にハサミを刺したということはありません」と起訴内容を否認しました。ただ、「私が持ち出したハサミが彼に刺さって亡くなってしまったことは事実です。ご家族、ご友人の方には大変申し訳なく思います」と謝罪の言葉も述べています。
佐藤琴美は裁判の中で、構谷侑也さんに対し「私を肯定し受け入れてくれるところが好きでした。私が言うべきことではないですが、まだずっと彼が好きで、会いたくてたまらないです」との思いも語っていました。
被告は最終意見陳述で、改めて自分の意志で刺していないとした上で、「今後の人生では他人に依存することなく淡々と生活する中で償っていく」と話した。出廷していた男性の母親に体を向け、「大切な命を奪ったこと、申し訳ございません」と深々と頭を下げた。
弁護側も、襲われて防御する際にできる傷が構谷侑也さんになかった事などを挙げ、「故意に刺していない」と無罪を主張。しかし、この点については、傷の向きや深さなどから「上方向からそれなりの力ではさみを振り下ろした」と裁判で判断されており、2025年11月21日、佐藤琴美に求刑通り懲役12年の判決が言い渡されました。
21日の判決で、宮田祥次裁判長は検察側の主張をおおむね認めた上で、男性について「まだ26歳と若く、希望していた資格の取得や就職を実現させ、将来に可能性が広がっていた」とし、「結果はいうまでもなく重大」と指摘。公判で自分に不都合な点については覚えていないと主張するなど「事件に向き合っているとはいえない」などとして、懲役12年の判決を言い渡した。
まとめ
今回は、東京都中野区の高級タワマンで公認会計士の構谷侑也さんが首をハサミで刺され、その後死亡した事件で逮捕された佐藤琴美についてまとめてみました。
佐藤琴美は、構谷侑也さんと交際関係でしたが、口論になった末にハサミを持ち出して構谷侑也さんの首を刺したとされています。
佐藤琴美の実家の親や家族についての情報はほとんど出ていません。
佐藤琴美は高等専門学校を卒業後、就職のため上京するも仕事は一年で退職。その後アルバイトで食いつなぐ生活を送りながらホストにのめり込み、多額な借金を背負うことになりました。
そんな中でマッチングアプリで出会ったのが構谷侑也さんで、2人は2024年2月から交際を始めました。
佐藤琴美と構谷侑也さんが暮らしていた、事件現場となった中野区のタワマンは、15階でも月当たりの家賃が30万円超の高級タワマン「中野ステーションレジデンス」である事が特定されています。
佐藤琴美が構谷侑也さんを殺害した動機は些細な口論がきっかけとなっていたようで、以前から2人はよく喧嘩や口論をしており、佐藤琴美の方が日常的に構谷侑也さんに対して暴力を振るうなどのDVをしていた事も判明しています。
佐藤琴美は傷害致死の罪で起訴され、2025年11月に始まった裁判で無罪を主張するも、同月に懲役12年の判決が言い渡されています。


















