テレ朝の社員らが緊急事態宣言下の都内で宴会を開き参加の女性社員が酒に酔ってビルから転落した「テレ朝女性社員飲酒転落事故」が話題です。
ここでは事故の概要、現場のカラオケパセラ渋谷店の画像や、事故原因、噂されている真相や闇営業疑惑、その後や現在などについてまとめました。
この記事の目次
テレ朝女性社員飲酒転落事故の概要
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東京オリンピックの閉会式が終わった後の2021年8日夜から9日未明にかけて、テレビ朝日の五輪担当の番組制作スタッフ10名(スポーツ局6人と外部スタッフ4人)が、打ち上げと称して、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下にある都内のカラオケ店で飲酒を伴う宴会を開いていました。
9日の午前4時前頃、この宴会に参加していたテレ朝の20代の女性社員1人が、宴会場のカラオケ店が入るビルの外階段2階と1階の間にある高さ約4メートルから5メートルほどの踊り場から、自ら手すりを乗り越えて看板を伝って下に降りようとしたところ誤って下の路上に転落し、左足かかとを骨折して手術を受けるなど全治6ヶ月の重傷を負いました。
落下する現場を目撃した通行人が110番通報し、さらにその後の午前3時59分頃に119番通報、この女性社員は救急隊員によって都内の病院に緊急搬送されています。
また、110番通報で駆けつけた警察は、当初は事件性を疑ってか、同席していたテレ朝スタッフ全員を渋谷署に同行させて事情聴取を行っています。その後の調べで事件性は否定されましたが、聴取は翌朝の8時半頃まで続いたという事です。
このテレ朝女性社員飲酒転落事故は、まず緊急事態宣言下の都内で、東京都の自粛要請を無視して大手メディアであるテレ朝の社員が、夜通しで飲酒を伴う宴会を行っていた点が批判されました。
さらに、この20代の女性社員がいくら酒に酔っていたとはいえ、自ら外階段の手すりを乗り越え、約5メートルもの高さから路上に降りようとした事自体が不可解だとして、何か裏に闇が隠されているのではと疑う声もインターネット上で上がっています。
テレ朝女性社員飲酒転落事故の現場はカラオケパセラ渋谷店
テレ朝女性社員飲酒転落事故が発生した現場は、その後の報道で東京都渋谷区神南1-22-9に所在するパセラリゾーツ渋谷店の外階段とその前の路上だった事が判明しています。
テレ朝の社員ら10名は、このパセラリゾーツ渋谷店の「カラオケパセラ渋谷店」の6階で宴会を開いていたという事ですが、この女性社員は何故かこの建物の外階段の1階と2階の間の踊り場から看板を伝って下に降りようとし、建物手前の路上に転落し怪我を負っています。
テレ朝女性社員が転落した現場の写真
上の画像がテレ朝女性社員飲酒転落事故が発生した現場の写真です。
転落したテレ朝の女性社員は、店舗入り口の真上に取り付けられた「KARAOKE&PARTY PASELA」と書かれた黒い看板の上の外階段手すりを超え、看板を伝って下に降りようとしたという事です。
テレ朝女性社員飲酒転落事故の原因は酔った女性社員の勘違いとの説明
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上は転落現場を正面から見た画像ですが、下の路上を歩く人と比較して見ると、テレ朝の女性社員がかなりの高さから下に降りようとした事がよくわかります。
なぜこの女性社員がこのような無謀とも思える行動に出たのか不可解ですが、その後発表された説明によれば、この女性社員は1度は外に出ようと1階の出入り口行ったが、鍵が閉まっていると勘違いし、外階段に出て中2階の踊り場へと登り、そこから外へ飛び降りて帰宅しようとしたのが事故の原因だったという事です。
9日午前4時前、女性局員は同店の1階出入り口に行ったものの、ドアのカギが閉まっていると思い込んだとみられ、中2階の踊り場へ。そこから外へ飛び降りて帰ろうとした。だが、酒に酔っていたため着地に失敗。左足を骨折する重傷を負い、都内の病院に緊急搬送された。
これが本当にこの転落事故の原因だったとすれば、酒に酔って正常な判断力を失っていた可能性などを考慮したとしても、あまりにも頭の悪い行動だったと感じざるを得ません。
逆にこうした不可解な点から、女性社員がそうした無謀な行動を取らざるを得ない状況に追い込まれていたのではという憶測にもつながっています。
テレ朝女性社員飲酒転落事故の真相は営業時間詐称や給付金詐欺の疑いも
転落したテレ朝女性社員が1階の入り口が施錠されていたと勘違いしたため2階に登って飛び降りて外に出ようとしたとの情報が出た事から、現場となったカラオケ店パセラが、時短営業を偽ってこっそりと闇営業していたのではないかとの疑いがインターネット上で浮上しています。
一部メディアでは「1階出入り口が施錠されていたため、2階の窓から看板をつたって下りようとした」との報道が。これにより、ネット上では「20時以降には施錠し、時短営業を偽って闇営業をしていたのでは?」との憶測が広まっていた
事実、この転落事故が騒動になる前まで、パセラ渋谷店のホームページでは営業時間が「12:00〜20:00」と記載されていました。
しかし、報道によれば、テレ朝の社員らがこのカラオケパセラ渋谷店で宴会を開いていたのは、東京オリンピックの閉会式が終わった8日の23時以降で、女性社員が転落したのは翌7日の午前4時頃という事なので、明らかに営業時間外の出来事という事になります。
ところが、この転落事故が大きく報じられた後すぐに、カラオケパセラ渋谷店のホームページに記載の営業時間は「12:00〜翌5:00」に差し替えられたとネットで噂されました。
この話はさらに、カラオケパセラ渋谷店が20時以降も営業している事を隠蔽して営業協力金を申請する給付金詐欺を行っているのではないかとの疑惑にまで発展しました。
渋谷のパセラ、カラオケパセラ渋谷店は20時まで営業、グランデ渋谷店とパブリック〜は臨時休業中だから闇営業なのか。給付金的なものを申請していたら詐欺になるけど。 pic.twitter.com/mDYgUXEytA
— むらさん。⊿ 今野さん、ライブに行きたいです! (@mura_san26) August 10, 2021
テレ朝は当然闇営業していたカラオケパセラの渋谷店を追求するんだよな?
— きしっち (@kishi27) August 11, 2021
都合がイイときだけだんまりとかすんなや!
過去に給付金を受け取っているかもちゃんと確認しろよ?
お前らマスコミは中立な報道局として世の中に知らしめないとな。
ただでさえ信用がもともとないんだから
パセラ、今月分は給付金申請しないから闇営業ではない、という理屈らしいが、
— エンジェル (@Angel_aarin) August 11, 2021
『また、営業協力金についても「制度に基づき適切(カラオケパセラ渋谷店は申請致しておりません)に対応致しております」とし、』
そうか、バレたら申請しなければ合法なのか
責められんなー。
カラオケパセラ渋谷店経営会社は闇営業疑惑を否定
カラオケパセラ渋谷店を経営する株式会社ニュートンは、闇営業疑惑や給付金詐欺疑惑を否定する声明を発表しています。
まず、1階の入り口を施錠して閉店していることを装っていたとの疑惑については、1階の入り口は施錠されていなかったと説明しています。その後の報道では女性社員が1階が施錠されていると勝手に勘違いして中2階の踊り場から飛び降りて外に出ようとしたとされています。
カラオケパセラを運営する株式会社ニュートンの広報担当者は11日にハフポスト日本版の取材に対して「入口は施錠されておらず、闇営業でもない」と明確に否定した。
また、事故の当日にパセラ渋谷店は通常営業していて午前5時まで開店していたとも説明しています。したがって営業協力金も申請していなかったとして給付金詐欺疑惑も否定しています。
「パセラ渋谷店」はこの日は通常営業をしており、午前5時まで店を開けていた。緊急事態宣言に伴って、東京都は休業したカラオケ店には協力金を支給しているが、同店は協力金を申請していなかったという。
この説明の通りに、テレ朝20代女性社員の勘違いが事故の原因だったとするなら、むしろカラオケパセラ渋谷店は被害者という事になります。
テレ朝女性社員飲酒転落事故の真相として性的暴行から逃げた説も浮上しているがデマ濃厚
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テレ朝女性社員飲酒転落事故が最初に報道された時、この女性社員は階段踊り場ではなく、2階の窓から飛び降りたとの情報が出ていました。
こうした情報から、このテレ朝女性社員がこのビル2階のスポーツバー「ロスカボス」の店舗内でテレ朝の他の社員に性的暴行を受けそうになり、なりふり構わず逃げ出して窓から転落したのが真相ではないかとの説も浮上しました。
これ多分「事件当日閉めていた2階のロスカボスをこっそり貸切ってそこでいかがわしい(意味深)な事をしていて被害女性がなりふり構わず逃げた」というのが真相、と言ってみるテスト #パセラ #闇営業 #ロスカボス #テロ朝 #テレビ朝日 #ハフポスト
— いるてfx (@fx86467391) August 11, 2021
また、8月11日に放送されたフジテレビの「めざまし8」では、コメンテーターの弁護士の若狭勝さんが、そうした事を疑うような発言をされていました。
今回の問題で若狭氏は転落した女性社員が「非常階段にいたことが問題。どうして非常階段にいたのか。カラオケ店で非常階段に出るって普通はないんです。どうして非常階段まで出なきゃいけなかったのか。周りにいる人間は女性をどういうふうに見ていたのか。非常階段まで行かざるを得ない状態だったのか」と指摘していた。
現在まで女性社員がそうした内容を訴え出ていない事などから、さすがにこれは無さそうです。
テレ朝女性社員飲酒転落事故の真相についての女性社員の説明
この女性社員はこの事故後にテレ朝スポーツ局の幹部から電話での聞き取り調査を受けて、「突き落とされたり、脅されたりはしていない」と説明しているとの事。
また、宴会場だった6階から外階段を降りたが途中で1階まで降りられないと気が付き、何かを伝って降りようとした記憶があるなどと説明したようです。
その後、スポーツ局のトップがA子に電話をかけ、聞き取り調査がおこなわれました。A子はスタッフらと打ち上げをしたことを認め、謝罪した。『突き落とされたり、脅されたりはしていない』『(個室の6階から)階段で降りていったが、途中で1階まで降りられないと気付き、何かをつたって降りようとした記憶がある』などと説明したそうです。
この女性社員の説明が事実なら、この事故の真相は女性社員が階段を降りる途中で1階まで降りられないと勘違いし、2階から飛び降りて外へ出ようと考えたのが原因という事になりそうです。
また、女性社員はスポーツクライミング経験者という情報もあり、これが事実であれば2階から飛び降りて外へ出ようと考えたという説にも信憑性があります。
Aさんについて「学生時代は運動部に所属し、ノリの良さでも有名だった。スポーツクライミング経験もあり、取材もしていたただに、五輪の熱気に感化され、クライミングのノリで看板をつたって下に降りようとしていたのかもしれない」と話す。
テレ朝女性社員飲酒転落事故のその後や現在
テレ朝女性社員飲酒転落事故はその後あまり報道されなくなり、真相は不明となっていました。
しかし、騒動から1ヶ月後にテレ朝が社員の処分を発表しました。
テレビ朝日は7日、スポーツ局の社員、スタッフ10名が緊急事態宣言下で、飲食し1名が負傷した件で、社内処分と再発防止策を発表した。
参加した10名のうち、社員6人は謹慎10日間の処分。また、スポーツ局長及びスポーツセンター長について管理監督責任を問い減給1か月の処分。スポーツ局統括の亀山社長、スポーツ局担当の浜島常務から、役員報酬を10%、1か月返上の申し出があったことを説明。社外スタッフ4人はそれぞれの派遣元会社に適切な対応をお願いしたことを伝えている。
さらに転落した女性社員が現在は退院してリハビリ中であること、そして事故の経緯も明かされています。
当該社員は、左距(きょ)骨骨折で、補助器具なしでの歩行までおよそ半年の重傷。手術を受け、先ごろ退院し、リハビリを開始したという。距骨とは、足関節の骨。
“事件”発生当時から、なぜ階段から飛び降りた?が疑問だったが、緊急調査チームの聴き取りに対し、当該社員は「疲労がたまっていて、酔いが回ってきた意識があり、周りに迷惑をかけてはいけないと思い、皆より先に帰ろうとした」→「他のお客さんと乗り合わせるのを避けようとエレベーターではなく非常階段を使った」→はっきりとは覚えていないが、外に出られないと思い込み、隣のビルの壁や看板をつたって降りようと考えたのだと思う」→「何かをつかんだ後に落ちてしまい、その瞬間に激痛が走って、通行していた方に助けを求めた」と説明したという。
まとめ
今回は、緊急事態宣言下の都内のカラオケ店で、自粛要請を無視して宴会を開き、参加していた女性社員が酒に酔って中2階から路上に転落し救急搬送された事で発覚し炎上騒動に発展した「テレ朝女性社員飲酒転落事故」についてまとめてみました。
テレ朝女性社員飲酒転落事故の現場は、東京都渋谷区のカラオケ店「カラオケパセラ渋谷店」で、事故の原因は女性社員が1階の扉が施錠されていると思い込み、1階と2階の間の外階段の踊り場から飛び降りて外に出ようとした事だったようです。
不可解な事故の内容から、真相はもっと闇が深いと噂され、この女性社員が他の社員からの性的暴行から逃げ出すために飛び降りた説や、カラオケ店が閉店していると装って闇営業をしてい他ため1階扉が施錠されていた疑惑などが出ましたが、いずれも否定する発表が出ています。
騒動から1か月後、テレ朝から社員の処分と事故の詳細が公表されています。女性社員は全治6か月の重傷で、現在は退院してリハビリ生活を送っているようです。