日本では大麻は違法薬物に指定されていますが、2023年11月まで「大麻グミ」というものが普通に販売されていたことを知っていますか?大麻グミを販売する会社の社長が松本大輔氏です。
大麻グミの松本大輔社長は何者なのか、大学などの学歴や経歴、家族や結婚の有無、大麻グミの成分や症状・副作用と死亡例、合法か違法か、逮捕と現在をまとめました。
この記事の目次
大麻グミの松本大輔社長は何者?
出典:x.com
松本大輔
生年月日:1984年7月31日
身長:181cm
職業:実業家
松本大輔氏は、大麻と似た成分を含む「大麻グミ」を製造販売していた会社「WWE」の社長です。
大麻グミは以前からネットや卸先の店舗で販売されていましたが、2023年11月4日に「武蔵野はらっぱ祭り」で大麻グミが配られ、未成年を含む男女5人が体調不良を訴えて救急搬送されました。
東京や大阪では、グミを食べた後に吐き気や体の震えを訴えて救急搬送される人が続出している。
それ以外にも、2023年11月には全国的に大麻グミを服用後に体調不良になる例が相次いで報告され、大麻グミの危険性が社会的に注目を集めるようになりました。
大麻グミの松本大輔社長は記者会見で反論
大麻グミで体調不良を訴える人が相次いだことで、製造会社の社長である松本大輔氏はマスコミの取材に答えました。
しかし、その記者会見を見た人たちが「大麻グミの社長がヤバい」、「大麻グミの社長頭おかしい」と感じるほど、松本大輔氏の記者会見は、ちょっとヤバかったんです。
・大麻グミは違法ではない
・販売は継続する
・用法用量を守って使ったほしい
・メーカーに責任はない
・規制は愚策
・(グミの製造は)体感でチェックしている
また「商品化前には耐性のあるスタッフが体感し、問題ないとして販売している。何事も摂取のしすぎは人体に影響が出るので、用法用量を守って摂取してほしい」とし、継続して販売する方針であることを示した。
しかも、松本大輔社長は事前に用意された質問にのみ答えるスタイルで、それ以外の新たな質問は一切受け付けないスタイルを貫きました。
また、慣れない記者会見で緊張していただけかもしれませんが、瞬きが多かったり、カンペをガン見していたり、記者との会話がかみ合っていなかったりなどの様子が見られ、「大麻中毒になると、こうなるのか・・・」などの感想を持った人が多くいました。
大麻グミの松本大輔社長の高校・大学など学歴
大麻グミの松本大輔社長の最終学歴は、専門学校卒業です。大学には行っていません。高校にも行っていません。
中学卒業後に美容専門学校に進学しています。
Xの投稿で「15歳の時に高校に行く意味が分からなく美容学校へ」とあります。また、通っていた美容学校には寮があり、その寮に入っていました。
社長になり「億り人」にもなっていますので、松本大輔氏は有名大学を卒業していると思う人も多いかもしれませんが、実は中学卒業後に専門学校に行ったので、高校も大学も卒業していないんです。
大麻グミの松本大輔社長の経歴
大麻グミの松本大輔社長の経歴を見ていきましょう。松本大輔社長は2024年で40歳ですが、ここまでかなり濃度の濃い人生を歩んできているようなんです。
表向きの経歴
大麻グミの松本大輔社長がご自身の名前を出しているXのアカウントで公表している経歴は、次の通りになります。
新しいフォロワーが増えたので改めて自分の経歴を伝えようと思う。
— 大麻グミ社長Mag/松本大輔 (@magknockout) November 19, 2023
15歳 高校に行く意味が分からなく美容学校へ
18歳 美容師毎日18時間働く
19歳 週100時間働いても月給10万円で嫌になり辞める
20歳 ヒモ生活
21歳 訪販リフォームで月100万稼ぐ
23歳 不動産事件屋になる
24歳…
・15歳:美容学校に入学
・18歳:卒業後に美容師として就職
・19歳:長時間労働収入が嫌になり退職
・20歳:ヒモ生活
・21歳:リフォームの訪問販売で月100万円を稼ぐ
・23歳:不動産事件屋になる
・24歳:バックパッカーで30ヶ国を周る
・25歳:マッサージ屋を開き、チェーン展開をする
・26歳:月300万円の収入になり働かなくなる
・30歳:働かないため会社が倒産
・31歳:仮想通貨のために1年休みなしで働く
・32歳:タイに引っ越す
・33歳:投資で失敗
・34歳:事業投資家になる
・35歳:タイの大麻栽培に出資
・36歳:チェンマイで共同事業を始める
・37歳:タイで入国禁止になり帰国
・38歳:日本で大麻事業を開始
・39歳:大麻グミ問題発覚
すごいですね。おそらく、お金を稼ぐ能力やコミュニケーション力はとんでもなく高いし、フットワークも軽いのだと思います。ただ、それが長続きしないので、いろいろなことに手を出し、時には失敗しながらも現在に至るという感じなのでしょう。
大麻の経歴
大麻グミの松本大輔社長の仕事の経歴が分かったところで、次は大麻に関する経歴を見ていきましょう。松本大輔社長の大麻経歴は筋金入りです。未成年の時から、どっぷり大麻に浸かっていました。
<松本大輔社長の大麻経歴>
・15歳:学校の寮で大麻を栽培して、初めて大麻を吸う
・16歳:毎日大麻を吸う
・18歳:就職したので大麻をやめる
・21歳:同僚が大麻販売をしていたので、毎月5g買う
・24歳:バックパッカーをしながらバンコクのカオサンで大麻を売る
・25歳:朝から晩まで大麻漬けになる
・26歳:日本で毎月30g大麻を買う
・27歳:毎月の大麻代が100万円
・30歳:会社が倒産したので大麻を辞める
・31歳:億り人になったので、また大麻漬けになる
・32歳:大麻を吸いに世界旅行をする
・34歳:カナダの濃縮大麻を知る
・35歳:大麻ワックス(濃縮液)にハマる
・36歳:チェンマイで自分でワックスを生産する
・37歳:タイ入国禁止となり、世界中に大麻を吸いに行く
・38歳:日本で大麻グミの会社を立ち上げ、近隣諸国で大麻を吸う
この松本大輔社長の大麻経歴は、松本大輔氏のXの裏アカウントで公開されていましたが、現在はこのアカウントは凍結されています。
【話題】大麻由来成分を配合したグミ「#大麻グミ」を食べた若者が相次いで搬送
— 滝沢ガレソ (@tkzwgrs) November 18, 2023
↓
大麻グミ製造販売企業の松本大輔(@imaddictedto710)社長がメディア取材に応じる
↓
「(グミの製造は)体感でチェックしている」と語ったほか、事前に受け付けた質問以外答えないスタイルを貫くhttps://t.co/a5hp5yy3TR pic.twitter.com/8QYS666j1z
それにしても、15歳の時から自分で大麻を栽培するという発想がすごいですよね。元々の大麻の苗?種?はどこから入手したのでしょうか。松本大輔社長が15歳の頃は、2000年前後です。ネットはすでにありましたが、現在のように何でも通販で手に入るような時代ではありません。
ということは、大麻の売人から種や苗を手に入れたのでしょう。15歳で大麻を栽培できる環境にあったのが怖いですよね。
投稿によると、15歳のときに学校の寮で初めて大麻を吸って以降は毎日のように吸う日々を過ごすが、18歳で就職したときに一度やめたそう。
15歳で大麻の栽培を始め、16歳で大麻を毎日吸うようになり、それからは就職したりお金がなくなったりして、一時的に大麻から離れる時期もありましたが、基本的にはどっぷりと大麻にハマり、大麻中心の生活を送っていると見て良いでしょう。
大麻を吸うために世界中を旅行して、大麻の栽培をするためにタイに移住して、タイに入国禁止になったら、また大麻のために旅をするというのは、生活のすべて・人生のすべてが大麻中心になっているのかもしれません。
ここまで大麻にどっぷりとハマっていたら、日本で生活をしていくのは息苦しいし、窮屈に感じてしまうと思います。
大麻グミの松本大輔社長の家族や結婚情報
出典:youtube.com
大麻グミの松本大輔社長は、ご両親などの家族とはあまりうまくいっていない、もしくは縁を切っている可能性があります。一般的な考え方では、高校に行かずに美容専門学校に行くのはOKでも、わざわざ寮に入れるでしょうか。
もちろん、実家が美容専門学校に通学できないような田舎にあれば、寮に入れるという選択肢もありますが、松本大輔社長が15歳で寮で大麻の栽培を始めたことを考えると、大麻のために親元を離れた可能性があります。
松本大輔社長は結婚歴あり
大麻グミの松本大輔社長は、タイ人との結婚歴があります。
現在凍結されている松本大輔社長のサブアカウントによると、2023年8月時点で5歳になる息子がいます。ということは2018年ごろに生まれたのでしょう。ちょうどタイに移住している時期ですので、その時に現地の女性と知り合って、結婚したと考えられます。
息子について、松本大輔社長は「物心つく頃になったらすべて取り上げて渇望を植え付ける」と語っています。ほかのXの投稿を見ると、松本大輔社長自身がそのような教育を受けて来たからのようです。
また、すでに離婚はしていますが、円満離婚だったとのこと。
離婚したけど元嫁の生活費も払ってるからいつでも息子に会える。
— 大麻グミ社長Mag/松本大輔 (@magknockout) December 15, 2023
国を指定したら息子を連れてきてくれるし元嫁もバカンスに行けてみんな幸せ。
我ながら良い離婚をしたと思う。
離婚はしたけれど、元嫁と息子の生活費を払っているから、いつでも息子に会える環境と話していました。お金の力ですべてを解決した円満離婚という感じでしょうか。
生活費と養育費を払っているから、独身の気軽さを享受できるし、かわいい息子ともいつでも会えるということでしょう。
大麻グミの成分
松本大輔社長の会社が製造販売していた大麻グミとは一体何でしょうか?「大麻グミ」という名前ですが、実際に大麻が入っているわけではありません。日本では大麻は違法薬物ですから、グミに本当の大麻成分を入れたら、そんなものを販売することはできません。
大麻グミには大麻に似た成分が入っています。大麻取締法で規制されている大麻の主な成分は「THC(テトラヒドロカンナビノール)」ですが、大麻グミに入っている成分は「HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)」です。
東京や大阪で、「HHCH」(大麻の有害成分である「THC」に似せて作られた合成化合物です)が含有されているグミを食べた人が嘔吐やめまい等の体調不良により、緊急搬送された事例が発生しています。
このHHCHは2023年11月時点までは、日本では違法薬物に指定されていませんでした。そのため、HHCHが入っている大麻グミを製造販売しても、大麻グミを食べたとしても、違法行為ではないのです。
THCだと違法だけど、酷似しているけれど違う合成化合物は合法(というか規制されていない)ので、大麻グミはその法律の穴を突いたグミだったんですね。
大麻グミの症状・副作用・死亡例
大麻グミを食べて、体調不良を訴える事例が相次いだことで、大麻グミと松本大輔社長に注目が集まるようになりました。では、大麻グミを食べると、一体どのような症状・副作用が出るのでしょうか?
そもそも、松本大輔社長は大麻グミについて次のような効果を狙った商品だと語っていました。
・リラックス
・高揚感
・睡眠改善
・ストレス改善
Q.販売されているグミを食べると、どのような作用があるのか?
A.リラックス、高揚感、睡眠改善、ストレス改善の効果があり、顧客には喜ばれている。
しかし、実際に大麻グミを食べた人は次のような症状・副作用を訴えています。
・酒を一気に飲んだような状態
・不快感が続く
・動機
・寒気
・脂汗
・嘔吐
・めまい
・手のしびれ
松本大輔社長は、「用法用量を守って摂取すれば問題ない」としていますが、手軽に食べられる「グミ」という形で大麻に似た成分を摂取するのは非常に危険ですよね。
大麻グミによる明らかな死亡例は報告されていないようですが、宮城県のウェブサイトによると、大麻グミと同じような成分で急性中毒死した例もあるとのことです。
麻薬や覚醒剤などと同様、乱用により、動悸、めまい、吐き気、意識障害、極度の不安・恐怖感や衝動行動などが起こる可能性があり、急性中毒死した例も報告されています
大麻にどっぷり浸かった松本大輔社長にとっては、大麻グミは安全なものかもしれませんが、ごく普通の人にとっては危険なことも十分にあり得るものと言えるでしょう。
大麻グミは合法?違法?
現在、大麻グミは違法です!
大麻グミによる体調不良が続出した2023年11月時点ではまだ合法でした。大麻グミに含まれる成分HHCHは、法律では規制されていなかったのです。
しかし、全国的に大麻グミによる体調不良が相次いで報告されるようになってからは、大麻グミ規制の動きが出て、2023年11月22日に厚生労働省が大麻グミのHHCHを指定薬物に追加しました。これによって、大麻グミの販売・所持・使用は禁止されることになりました。
令和5年11月22日に新たに「HHCH」を指定薬物に指定する省令が公布され、令和5年12月2日から医療等の用途以外で「HHCH」と「HHCH」を含有する製品の製造、輸入、販売、所持、使用等が禁止されます。
HHCHが指定薬物に追加されたことで、大麻グミを所持していると、3年以下の懲役または300万円以下の罰金の罰則が科されることになります。
そのため、現在は大麻グミは違法になりますし、大麻グミを入手することはできません。大麻グミを食べていなくても、所持しているだけで違法になりますので、注意してください。
ただ、今回大麻グミが違法になったとしても、また今後同じような大麻の成分に似せた合法化合物を含む大麻グミのようなものが出現する可能性はあります。
大麻グミの松本大輔社長が逮捕
出典:jisin.jp
大麻グミの松本大輔社長は2024年4月から2024年9月まで3回逮捕されています。
・2回目(5月):指定薬物を所持していた
・3回目(6月):指定薬物を販売目的で所持していた
ただ、いずれも起訴されずに釈放されています。
今回も不起訴で釈放でした。 pic.twitter.com/xJkITJ6VKi
— 大麻グミ社長Mag/松本大輔 (@magknockout) August 28, 2024
大麻グミの松本大輔社長の現在
出典:x.com
大麻グミの松本大輔社長は、大麻グミを製造・販売することができなくなったため、現在は「ラボグロウンダイヤモンド(ラボダイヤ)」を手掛けるつもりのようです。ラボダイヤとは、天然ダイヤモンドと全く同じ成分・特徴を持つ人工的に育てられたダイヤモンドのことです。
大麻グミ社長が次に手掛けるのはラボダイヤ。https://t.co/Qgst8GWLAZ
— 大麻グミ社長Mag/松本大輔 (@magknockout) July 30, 2024
松本大輔社長は大麻グミの代わりにラボダイヤでビジネスを始める予定のようです。
また、大麻グミは違法になったものの、相変わらず大麻にはどっぷりハマっているようで、2024年9月にはタイに大麻を吸いに行っていました。
大麻吸いにバンコク来た。 pic.twitter.com/ouqnuukjRi
— 大麻グミ社長Mag/松本大輔 (@magknockout) September 24, 2024
ここまで大麻にどっぷりハマっていて、しかもここまで有名になると、今後は松本大輔社長はまた何らかの大麻関連のトラブルを起こしそうな気がします。
大麻グミの松本大輔社長のまとめ
大麻グミの松本大輔社長は何者か、その学歴や経歴(職歴と大麻歴)、家族や結婚、大麻グミの成分や症状・副作用と死亡例、合法か違法か、松本大輔社長の逮捕と現在をまとめました。