飯島三智さんは、SMAP育ての親として知られるジャニーズ事務所の元社員。その解散報道においてのキーパーソンとして語られることも多いです。
この記事では、飯島三智さんのプロフィールや経歴、解散騒動から伺うSMAPメンバーとの仲、現在の動向までをまとめています。
この記事の目次
飯島三智のプロフィール&経歴
飯島三智、東京出身のお嬢様育ちだった
名前:飯島三智
生年月日:1958年2月20日
・株式会社ジェイ・ドリームの元取締役
・ジャニーズ事務所の元チーフマネージャー
飯島三智さんは実家が都内のとある音楽一家で、彼女自身も品の良いお嬢さんだったそうです。
Iさんは東京の山の手の出身だそうです。お父さんは大手のレコード会社に勤めていて、お母さんはピアノの先生。絵に描いたような音楽一家に生まれ育ちました。
そんな両親の影響もあったのか、幼い頃からクラシック音楽から流行りのポップミュージックまで、幅広い音楽に触れてきたそうです。今と違ってアイドル歌手に興味はそれほどなく(笑い)、いいところのお嬢さんといった雰囲気でした
飯島三智、SMAPを国民的アイドルグループに育てあげる

SMAPとともに歩んだ飯島三智さんの経歴。
飯島三智さんは、知人づてでジャニーズに入社し、当初事務職として働いていました。その誠実な人柄は、当時メリー喜多川副社長からも好評価だったそうです。
彼女が後々担当することとなるSMAPが誕生したのは、ジャニーズアイドル全盛期(光GENJI)が終わりかけの頃。特にSMAPはジャニーズが事務所を挙げて推すような存在ではなく、マネージャーもついていないような、まさに宙ぶらりんな状態だったと言います。
それを見かねた飯島三智さんが彼らを世話をしていくうちに、ジャニー喜多川社長からの打診もあり、正式にSMAPのマネージャーを引き受けるようになりました。
飯島三智さんは、その後SMAPを精力的にテレビ局に売り込んでいき、アイドル活動だけではなく俳優・バラエティ・MCなどジャンルにこだわらなかったと言います。
彼女がマネージャー就任当初にとってきた仕事がバラエティ番組「夢がMORIMORI」(1992年)と言われていますので、1990年代始め頃からSMAPのマネージャーを務めていたようです。
またタレント個人の活動(俳優・バラエティ・MC等)も幅広くこなしそれぞれにキャラクターを持たせ、かつアイドルグループとしての活動も忘れませんでした。それらの活動において成功を収めたSMAPは、まさにアイドルを超えた存在で、その概念をも変えたと言われています。
そのことは、2016年8月解散発表後に情報番組「ビビット」でMCを務める国分太一さんが、SMAPが「新しい道を切り開いてくれた」と発言していることからも伺い知れます。
国分太一、SMAPに感謝「新しい道を切り開いてくれた」「力になりたい」
一方でSMAPの熱愛スキャンダルを世に出る前に握りつぶしていた剛腕ぶりも言われます。
そのため、飯島三智さんがいなくなった後は、メンバーのプライベート情報が出てくることがあるのでは?とも。
草なぎ剛に初の熱愛報道 SMAPのプライベート情報が今後もあふれ出る?
その後、SMAPが成功をおさめながらも、やがてジャニーズ上層部と対立の噂が立ち、
(ジャニーズの派閥・相関図まとめ!対立の激化がSMAP解散に繋がった!?)
結局、飯島三智さんは2016年1月のSMAP解散騒動の後、ジャニーズを退社しました。
解散報道からみる飯島三智とSMAPの仲
飯島三智とSMAPの絆
飯島三智さんと彼女が育て上げてきたSMAPの仲は、とても強い絆があったと推察できます。まずデビュー当時から、甲斐甲斐しくSMAPの世話を焼く母親的存在であったと言われています。
特に偉そうにすることもなく、彼らに尽くしている感じでした。マネジャーというより、子どもの世話を焼く“お母さん”みたいでしたよ
また自身も付き合いの長かったという明石家さんまさんは、飯島三智さんについて、2016年7月に放送されたフジテレビの27時間テレビにてこんな表現もしています。
「あれだけ共に歩んできた戦友みたいなもんや。俺からしても」
第三者のさんまさんがそういうぐらいですから、やはりSMAPを語る上では欠かせない存在とも言えそうですね。
解散報道でもよく報じられる飯島三智さん。彼女とSMAPの仲とは?
飯島三智さんは、一連の解散報道で特に中居正広さんや香取慎吾さんと親密だったと報じられることが多いです。
Iマネジャーはメンバーの中でも末っ子的な香取慎吾をわが子のように可愛がっていた。
Iマネジャーにとって香取が息子なら、いちばん信頼を置く存在が中居正広だった。扱いにくい木村に対し、中居には全幅の信頼を置いていた。元マネジャーの証言。
「中居クンにはヤンキー的な情の厚さがあり、いざというときに立ち上がる人。今回の独立劇も、Iさんについていく意思がいちばん強かったのが中居クンです」
上記引用記事には、木村拓哉さんが扱いにくいとされているものもありますが、20数年来一緒にやってきた仲間でもありますので、仲が悪いとは考えづらいです。
それは木村拓哉さんの活躍が示すように、その人気者の地位に押し上げたのも飯島三智さんの戦略。
木村の国民的アイドルとしての立場が安泰かというと、そうでもないのである。この関係者は、
「飯島さんは彼を、“次の田村正和にまで成長させたい”という考えのもと、売り出し方を練ってきた。傀儡師(かいらいし)とまでは言いませんが、プロデュースを一手に担ってきた人物を失って、新機軸を打ち出せるのか」
仕事と言われればそこまでですが、彼女のSMAPにかける情熱はそれこそ並々ならぬものがあったといいます。それがSMAPで1,2位を争うような人気者であった木村拓哉さんに対して、不仲だったと考える方が難しいです。
同じジャニーズタレントでもSMAPのメンバーより上だったりすると怒るんです。IさんはSMAPのことしか頭にありませんでした。Iさんはジャニーズ事務所の人というよりも“SMAPの人”といったほうがシックリきます。とにかくSMAPに対する愛情はすさまじかったですよ
彼らも、自分たちがジャニーズ事務所だからという意識よりも、Iさんというマネジャーがいてくれる安心感と信頼があったと思います
SMAP育ての親とも言われる飯島三智さんは、SMAPから見れば”母親”と言わないまでも、自分たちをここまで成功させてくれた恩と信頼関係があると考えるのが一番自然です。
飯島三智とSMAP解散の関係
残念ながら2016年8月にSMAPの解散が発表されましたが、その中で明らかになったメンバー間の不仲の原因も、この飯島三智さんにも責任があるのではないかと噂されています。
ジャニーズの派閥対立の相関図
SMAP解散のきっかけは、メリー喜多川さん&藤島ジュリー景子さん(母・娘)と飯島三智さんの対立と言われています。
詳細は過去の記事でまとめています。
メリー喜多川&藤島ジュリー景子(母・娘)と飯島三智の対立まとめ
SMAPメンバーの人間関係
飯島三智さんはSMAP5人と事務所を作り、独立しようとしましたが、木村拓哉さんだけが反対し、独立に失敗したと言われています。
これにより、飯島三智さんは、ジャニーズ事務所から追放。飯島三智さんを母のように慕っていた香取慎吾さんが木村拓哉さんに激怒し、メンバー間に亀裂が生まれたといいます。
最終的にメンバー間の不仲がSMAP解散に繋がりました。
特に香取は、騒動時に真っ先にジャニーズ残留を決めた木村拓哉(43)の行動に、納得できていないようです。香取は自分の育ての親である元チーフマネージャーである飯島三智氏(59)に対し、メンバーのだれよりも信頼を寄せていました。騒動での飯島氏の首切りに加え、いち早く木村がメリー喜多川副社長(89)サイドに寝返ったことが今でも許せないのでしょう
いいか悪いかは置いておくにしても、SMAPにとってそれほど大きな存在だったと言えるのかもしれません。SMAP解散のもう少し詳しい流れについては、過去の記事でまとめています。
【不仲】SMAP解散の真相!木村拓哉の裏切りで飯島三智マネージャー独立失敗、香取慎吾との仲に亀裂
飯島三智が週刊文春が直撃取材に胸中を激白【2016年8月】
飯島三智さんは、2016年1月のSMAP解散報道後にジャニーズ事務所を退社しています。
しかし、やはり渦中の人ということで週刊文春(2016年8月3日発売号)が直撃取材を行っています。SMAPの不仲については、言葉を濁し涙する場面も・・・。
当初は笑顔でインタビューに応じていた飯島氏だが、SMAPの不仲説に話題が移ると「あの……。なんだろう。ごめんなさいね。私の立場でコメントはできません」と語りながら涙を流したという。
飯島三智さんは、自身の現在について以下のように回答。
飯島氏は「芸能界の仕事はしていません」「マネージャーもやらない」「(SMAPメンバーとは)一度も連絡を取っていない」と発言。
一部では「莫大な退職金と引き換えに、芸能の仕事からの完全引退やSMAPと関係を断つという条件を飲まされた」との報道も
香取慎吾さんが心身弱り切っている噂についても言及しています。
「香取慎吾(39)がドラマの打ち上げで『明日、自殺してるかも』と漏らした」という報道を「(彼は)そんなに弱くないです。そんなに弱くないと思いますよ」
当時の報道では ”IT系企業幹部に再就職”、”傷心旅行をしている”という説も流れ、情報が錯綜していました。
しかし、週刊文春報道と同時期に飯島三智さんが新会社を設立していたことが後に判明します。
飯島三智の現在~株式会社CULEN設立と“新しい地図”としての再出発
飯島三智、芸能事務所CULENを設立
2016年7月26日に法人登記
今後は芸能界に関わらないといっていた飯島三智さんでしたが、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんのためのマネージメント会社である株式会社CULENを2016年7月26日に設立していたことが発覚します。
そして、会社設立から1年後の2017年9月22日に公式サイトが開設され、元SMAP3人の所属を正式に発表しました。
元SMAPの稲垣・草彅・香取は“新しい地図”として再出発
株式会社CULEN公式サイトオープンと同時に、元SMAP3人の公式ファンサイト「新しい地図」も開設されました。
またジャニーズ事務所時代にはできなかったSNSをフル活用した発信方法での活動をスタート。新しい試みにネット上では話題を呼びました。
その後、2017年11月にはAbemaTVで72時間ぶっ通し生配信に挑んだ超大型特番『72時間ホンネテレビ』を放送。特番は話題となり2018年4月1日より『7.2 新しい別の窓』として毎月第1日曜日の17:00から翌0:12まで生配信番組がスタートしています。
ジャニーズ事務所退所でレギュラー番組が次々と打ち切りに
不自然なレギュラー番組の打ち切り
ジャニーズ事務所退所にあわせて香取慎吾さんのレギュラー番組『SmaSTATION!!』『おじゃMAP!!』や草彅剛さんのレギュラー番組『ぷっ』すま』が不自然な形で突然打ち切りとなりました。
そして2019年3月になり2011年から長年続いてた稲垣吾郎さんのレギュラー番組『ゴロウ・デラックス』が2019年3月に終了。
悪いことばかりと思いきや、ネットを主戦場にしたことにより好感度もアップしたともいわれています。
「まず、独立後、3人を忘れさせないために最も効果的だったのがAbemaTVへの出演だと思いますが、インターネット番組でありながらギャラは破格。3人はすでに番組を持っていますが、中堅MCタレントでも1本当たり100万円ほどだそうで、彼らクラスになるとさらに金額が積まれるでしょう。また、事務所との取り分もジャニーズ時代よりアップしているので、金銭面で不満はないと思います。むしろ、ほどよいスケジュールでそれなりに潤っている状態だと思いますよ」(芸能記者)
「独立後は好感度が下がるというより、忘れられてしまう心配がありました。しかし、今では次々とCMのオファーがあり、強さを見せつけています。というのも、香取さんと稲垣さんが出演したサントリー『オールフリー』は、(リニューアルした2018年2月の売り上げが)前年比56%増の売り上げになったのだったとか。こういったいいイメージが企業の間でも広がり、今でも使いたいタレントの上位です」(前出・同)
突然の地上波レギュラー番組の打ち切りは、ジャニーズ事務所の圧力説やテレビ局のジャニーズへの忖度ともいわれていきました。
公正取引委員会が“新しい地図”への圧力をジャニーズ事務所に注意
圧力と忖度
そんな中、「新しい地図」の3人がかつて所属していたジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川さんが2019年7月9日に87歳で死去。
そして、ジャニー喜多川さんの死去にあわせるかのように7月17日、公正取引委員会が「新しい地図」3人がテレビに出演できないように圧力をかけてたい疑いがあるとジャニーズ事務所を注意したと報道されました。
ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対して、元SMAPのメンバーで事務所を退所した稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人を出演させないように圧力をかけていた疑いがあることがわかったと7月17日、NHKや時事通信、共同通信など報道各社が報じた。
公正取引委員会は独占禁止法違反につながる恐れがあるとして、7月17日までにジャニーズ事務所に注意をしたという。
国民的アイドルだったSMAPは2016年12月に解散。3人は翌年9月にジャニーズ事務所を退所。独立して、元担当マネージャーが設立した芸能事務所で「新しい地図」としての活動を始めた。
当初、3人は民放でのレギュラー番組にも引き続き出演していたが、出演番組は次々に打ち切りとなり、現在の民放レギュラーはゼロとなっている。
7月9日に亡くなった事務所社長のジャニー喜多川さんは、3人の退所時に「自分達の決意で異なる道を歩み始めますが、どこにいようとも、又どのような立場になろうとも、彼らを想う気持ちに変わりはありません。長年にわたって頑張ってきてくれた3人ですので、これからも沢山の人々に感動と幸せを届けてくれることと確信しています」とのコメントを発表していた。
やっと圧力からの解放だね!
— アン (@405Nakama) July 19, 2019
久しぶりの囲み取材。#新しい地図 #香取慎吾 pic.twitter.com/D2A5Nfk35L
加藤浩次さんがスッキリのVTR中に元SMAPの新しい地図の3人が不自然にカットされた時に「なんだよそれ」と怒ったのも思い出される。
— ‘銀河街’のシン²・『ア~ク』のエデンの使徒🌈👼きのこりあんの方🌸🍄=͟͟͞͞🎸㊗️❺周年 (@zodos666) July 18, 2019
香取慎吾さんとは「人にやさしく」で共演した仲や義理もあるから余計に悔しかったんだろうし。
やっぱり圧力はあるよ。。。#スッキリ
pic.twitter.com/mAVNZD4I4V
しかし、地上波に出演しないことが逆に3人の個性が光る“場所”を作り上げたのかもしれません。これもひとえに天才プロデューサーである飯島三智さんの手腕なのでしょう。
飯島三智について総まとめすると…
・飯島三智は稲垣、草彅、香取の3人のために芸能事務所CULENを設立した
・公正取引委員会は2019年7月、ジャニーズ事務所が「新しい地図」の3人をテレビ番組に出演させないように圧力かけていたと注意した
SMAPの育ての親であり、現在は新しい地図の3人の所属するCULENの社長である飯島三智さんについてまとめました
公正取引委員会の注意騒動により、今後「新しい地図」が地上波に出演する機会が増えるかもしれませんね。楽しみです。