吉野家の紅しょうがを直喰いし逮捕された嶋津龍に実刑判決が出ました。
この記事では嶋津龍のボクシングの経歴や前科、共犯の岡敏秀の経営するカレー店や結婚、犯行の動機や逮捕経緯、現在の裁判での判決や損害賠償金請求などについてまとめました。
この記事の目次
- 嶋津龍は吉野家の紅しょうがを直箸喰い動画で炎上し実刑判決の男
- 嶋津龍の経歴① ボクシングのC級ライセンスを2010年に取得
- 嶋津龍の経歴② 建築業を経営
- 嶋津龍の結婚
- 嶋津龍の吉野家紅しょうが直喰い動画を撮影しSNSに投稿したのは岡敏秀
- 嶋津龍の共犯者・岡敏秀のカレー店は西成区の「ホットチョコレート」
- 嶋津龍の共犯者・岡敏秀は結婚していて嫁がいる
- 嶋津龍には前科がある事も裁判で判明
- 嶋津龍が吉野家で紅しょうがを直喰いした動機はみんなを笑かしたかった
- 嶋津龍の共犯者・岡敏秀が動画をアップした動機はみんなに見て欲しかった
- 嶋津龍と岡敏秀の逮捕容疑は器物損壊と威力業務妨害
- 嶋津龍の判決は懲役2年4ヶ月と罰金20万円の実刑
- 嶋津龍は吉野家から多額の賠償金を請求される可能性も
- 嶋津龍の現在
- まとめ
嶋津龍は吉野家の紅しょうがを直箸喰い動画で炎上し実刑判決の男
嶋津龍(しまづ・りゅう)は、2022年9月29日午前、牛丼チェーン「吉野家」の大阪市住之江区内の店舗に客として訪れ、卓上の共用の紅しょうがを箸でかき込むようにして直接食べ、その様子を共に来店した岡敏秀(逮捕当時34歳)が撮影し動画をSNSに投稿した事で炎上した逮捕当時35歳の男です。
この動画はネット拡散され、2023年2月22日に吉野家が被害届を提出し、大阪府警は4月4日までに器物損壊と威力業務妨害容疑で嶋津龍と岡敏秀の2人を逮捕しています。
その後、嶋津龍は起訴され2024年2月15日に大阪地裁に懲役2年4ヶ月の実刑判決を言い渡されました。
嶋津龍の経歴① ボクシングのC級ライセンスを2010年に取得
嶋津龍の経歴については、2010年にボクシングのプロボクサーライセンスC級を取得している事がわかっています。
しかし、嶋津龍はライセンスを取得後、すぐにボクシングを辞めておりプロボクサーとしての戦績は無いようです。
2010年にプロボクサーのC級ライセンスを取得している。しかし、拳で生きていく覚悟はなかったようで同じ年に所属ジムを去った。
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
嶋津龍の4歳年下の弟の嶋津大也さんも過去にボクシングをしており、井岡弘樹ジムに所属してプロデビュー後2連続KO勝ち、その後も連勝するなどしてかなり注目されていました。
嶋津龍の一族は島津斉彬の子孫を自称しており、弟の嶋津大也さんがボクシングで活躍していた頃にはその家系を絡めてスポーツ新聞で紹介された事もあったようです。
嶋津龍の経歴② 建築業を経営
ボクシングを辞めた後の嶋津龍は建築業を経営していた事がわかっています。
嶋津龍がどれくらいの規模で建築業を営んでいたのかはわかりませんが、デザイナーズ賃貸マンションで暮らしていたという事なのでそれなりの収入は得ていたと思われます。
嶋津容疑者は建築業を営んでおり、築20年以上のオートロック式デザイナーズ賃貸マンションで暮らす。
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
嶋津龍の営んでいる建築系の会社は特定されていませんが、本人のものと思われるSNSに投稿された情報やネットへのタレコミ情報などから、弟の嶋津大也さんと共に塗装関係の会社を経営していたのではと推測されています。
嶋津龍の結婚
嶋津龍が結婚していたのかはわかっていません。
ただ、嶋津龍が結婚していた事を示す報道が出ていない事や、本人のものと思われるSNSに結婚している事を窺わせるような投稿が確認出来ないことから、結婚はしておらず独身である可能性が高いと見られています。
嶋津龍の吉野家紅しょうが直喰い動画を撮影しSNSに投稿したのは岡敏秀
嶋津龍が吉野家で卓上の共用の紅生姜を直接箸でかき込む動画を撮影しSNSに投稿したのは岡敏秀という逮捕当時34歳の男です。
岡敏秀は嶋津龍とは友人関係で、2023年から見て7年前に大阪西成区の住宅街でカレー店兼バーを開店し現在まで経営している事がわかっています。
岡容疑者は地元の住宅街でバーを経営している。7年前に開店にこぎつけ、昼間は欧風カレーショップ、夜はバーと業態を変え切り盛りしていた。
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
また、岡敏秀はカレー店をオープンする前は介護ヘルパーの仕事をしていた経歴も判明しています。
前職は介護ヘルパーさんで、そのときの同僚や知り合った方が開業を応援しようと店にちょくちょく来てくれてたみたいです
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
嶋津龍の共犯者・岡敏秀のカレー店は西成区の「ホットチョコレート」
出典:https://lh3.googleusercontent.com/
嶋津龍の吉野家の紅しょうが直喰い動画を撮影しSNSに投稿した岡敏秀の経営していたカレー店は大阪市西成区にある「ホットチョコレート」というお店だと判明しています。
岡敏秀のカレー店が「ホットチョコレート」である事は本人のXへの投稿内容から特定されています。
出典:https://parupunte-life.com/
岡敏秀のカレー店「ホットチョコレート」は、有名人も通う人気店である事もわかっています。
ただ、このカレー店に対する近隣住民の評判はあまり良くなく、夜中まで仲間が集まってどんちゃん騒ぎをしていて近所迷惑だったとの証言が出ています。
「夜中まで、何人も集まってようドンちゃん騒ぎしとったわ。近所迷惑や。派手な若い客が多く、アルコールが入って店の外に飛び出して叫んだり。ケンカしないだけまだマシやったけど」(近所の男性)
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
嶋津龍の共犯者・岡敏秀は結婚していて嫁がいる
嶋津龍の吉野家での紅しょうが直喰い動画をSNSに投稿した岡敏秀は結婚していて嫁がいる事がわかっています。
岡敏秀の結婚した嫁は同年代で、西成区のカレー店を一緒に営んでいたとの情報も明かされています。
同年輩とみられる妻がいる。開店にあたっては夫婦で近所に挨拶回りし、少し離れた自宅からふたりして自転車で通うなど仲睦まじい様子だったという。
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
嶋津龍には前科がある事も裁判で判明
吉野家の共用の紅しょうがを直喰いし、器物損壊と威力業務妨害容疑で逮捕起訴、有罪判決の嶋津龍ですが、過去にも何らかの罪を犯して前科がある事が裁判で判明しています。
高橋里奈裁判官は判決理由で、吉野家に対する悪影響を考えない犯行だとして「身勝手で悪質だ」と指摘。起訴内容を認め反省を示している一方、前科もあることなどから「規範意識が低く、刑事責任は重い」とした。
嶋津龍の前科が何なのか具体的な情報は明かされておらず不明です。ネット上にタレ込まれた情報によると、嶋津龍の前科は複数回で懲役刑も受けているとの事ですが真偽は不明です。
もうすでにこの2人についていろいろ情報出てますね😅嶋津龍は前科有りで何度も懲役ありとか、岡敏秀はカレー店経営とか。この他にも同様な悪ふざけをしていたとか。
— 芳徳 (@J4mj8uMM4buOr2J) April 5, 2023
この二人についてはもう大人なので賠償請求が高くつくでしょうね。しかも経営者ですから。
嶋津龍が吉野家で紅しょうがを直喰いした動機はみんなを笑かしたかった
吉野家の共用の紅しょうがを直喰いするという行為は、お店側にとっても吉野家の利用者にとっても大きな実害があるだけでなく、心理的にも非常に不快ですが、嶋津龍はこのような行為をした動機について「みんなを笑かしたかった」などと意味不明な説明をしたようです。
嶋津容疑者は「みんなを笑かしたいなあと考えた」と供述。
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
一般的な感覚で見ると吉野家の共用の紅しょうがを直喰いするという行為は面白いなどという要素は微塵もなくただ単に気持ちが悪いというだけなのですが、嶋津龍にとってはみんなが笑ってくれるような面白い事だという認識だったようです。
嶋津龍の共犯者・岡敏秀が動画をアップした動機はみんなに見て欲しかった
出典:https://img-s-msn-com.akamaized.net/
一方、嶋津龍が吉野家の紅しょうがを直喰いする動画を撮影しSNSにアップした岡敏秀は動機について「私は面白かったのでみんなに見て欲しかった」と説明しているようです。
岡容疑者は「私はめっちゃおもしろくて、みんなに見てほしかったので動画をSNSに上げた」と話している。
引用:《実刑判決 懲役2年4か月》吉野家の紅しょうが“直箸”食いコンビ男・嶋津龍被告は「元プロボクサー」将来有望もジムから消えた過去
類は友を呼ぶという事なのか、岡敏秀も吉野家の共用の紅しょうがを直喰いする行為を面白いと感じる人間のようです。
嶋津龍と岡敏秀の逮捕容疑は器物損壊と威力業務妨害
嶋津龍と岡敏秀は、吉野家の共用の紅しょうがを直喰いしその動画をSNSに拡散させました。
この事件ではまず、2023年3月9日に嶋津龍が逮捕され3月29日に器物損壊と威力業務妨害で起訴されました。その後、動画の撮影者である事が判明した岡敏秀が4月3日に同容疑で逮捕されました。
嶋津容疑者が3月9日に逮捕され、同29日に器物損壊と威力業務妨害の罪で起訴された。岡容疑者は4月3日に逮捕された。
嶋津龍の判決は懲役2年4ヶ月と罰金20万円の実刑
吉野家の紅しょうがを直喰いし、その動画をネット拡散させて店に損害を与えたとする器物損壊と威力業務妨害の罪で起訴された嶋津龍の裁判は大阪地裁で開かれました。
大阪地裁は嶋津龍に「懲役2年4ヶ月」と「罰金20万円」の実刑判決を言い渡しています。
実は、嶋津龍は吉野家の紅しょうがを直喰いした器物損壊と威力業務妨害の罪以外にも、大麻を営利目的で栽培して所持したとする大麻取締法違反の罪でも起訴されており、その罪も併せての実刑判決でした。
嶋津被告は営利目的で大麻を栽培し、所持したとする大麻取締法違反罪でも起訴されていた。
高橋裁判官は量刑理由で、嶋津被告が「店舗への悪影響を顧みなかった」と非難。吉野家の事件後に大麻を栽培するなどしており、「規範意識が乏しく、刑事責任は重い」と指摘した。
嶋津龍は吉野家から多額の賠償金を請求される可能性も
嶋津龍は吉野家の紅しょうがを直喰いした事で器物損壊と威力業務妨害の罪で起訴され実刑判決を言い渡されましたが、これとは別に被害を受けた吉野家が民事裁判を起こして損害賠償金を請求される可能性も指摘されています。
嶋津龍が直喰いした紅しょうがの価値は269円ですが、この事件により吉野家は当該店舗を約2時間45分閉店状態にし、清掃と消毒、食品廃棄・交換などの作業を余儀なくされました。
また、動画が拡散されたことで吉野家の衛生的なイメージが低下し、全体の売り上げが下振れした可能性があります。
この事から、吉野家が仮に民事裁判を起こして嶋津龍に損害賠償を請求した場合、それなりの金額の損害賠償金の支払いを命じられる可能性があると見られています。
ただし、現在の時点では、吉野家が嶋津龍に対して損害賠償金請求の裁判を起こしたというニュースは出ていません。
嶋津龍の現在
すでに書いた通り、嶋津龍の現在は大阪地裁に懲役2年4ヶ月と罰金50万円の実刑判決を言い渡されたところですが、その後判決を不服として控訴したとの情報出ていません。
このまま嶋津龍が控訴しなければ判決が確定し、嶋津龍は懲役刑に服する事になります。
一方、嶋津龍が吉野家の紅しょうがを直喰いする様子を動画撮影してSNSに投稿し逮捕された岡敏秀の現在についてですが、この件で起訴されたとの報道は出ていません。岡敏秀の経営するカレー店「ホットチョコレート」は現在も営業している様子なので、不起訴かあるいは執行猶予判決となり現在は社会活動を再開している可能性も考えられます。
まとめ
今回は、吉野家の共用の紅しょうがを直喰いし、その動画をSNSにあげたとする器物損壊と威力業務妨害の罪で逮捕起訴された嶋津龍についてまとめてみました。
嶋津龍の経歴については過去にボクシングのプロボクサーC級ライセンスを取得している事や現在は建築業(塗装業と言われている)を営んでいる事などがわかっています。
また嶋津龍は過去に前科があり、過去に懲役に行っているなどの情報も出ています。
嶋津龍が吉野家の紅しょうがを直喰いする動画をSNSにあげたのは岡敏秀という男で、こちらも同容疑で逮捕されています。岡敏秀は大坂西成区でカレー店を営んでいる事がわかっています。
また、岡敏秀は結婚していてカレー店を嫁と切り盛りしている事なども判明しています。
嶋津龍は吉野家の紅しょうがを直喰いした動機を「みんなを笑かしたいなあと考えた」と供述。岡敏秀は「私はめっちゃ面白くて、みんなに見てほしかった」と動機について供述しています。
嶋津龍の現在ですが、大阪地裁に懲役2年4ヶ月、罰金20万円の実刑判決を言い渡されています。嶋津龍が控訴したとの情報は出ておらずこのまま判決が確定すれば懲役刑に服する事になります。
また、現在の時点では吉野家が嶋津龍に損害賠償金を求める民事裁判を起こしたという情報は出ていません。