静岡県裾野市の「さくら保育園」で発覚した保育士による虐待事件が注目されています。
この記事では、虐待を行っていた犯人の三浦沙知、小松香織、服部理江の評判や虐待内容、結婚した旦那や子供など家族、内部告発を止めて隠蔽しようとした園長、現在の状況などについてまとめました。
この記事の目次
- さくら保育園(静岡県裾野市の私立保育園)で発生した虐待事件の概要
- さくら保育園虐待事件の犯人① 三浦沙知
- さくら保育園虐待事件の犯人② 小松香織
- さくら保育園虐待事件の犯人③ 服部理江
- さくら保育園虐待事件の犯人・三浦沙知の結婚した旦那など家族
- さくら保育園虐待事件の犯人・小松香織の結婚した旦那と子供など家族
- さくら保育園虐待事件の犯人・服部理江の結婚した旦那と子供など家族
- さくら保育園虐待事件では園長の櫻井利彦が内部告発阻止を試みた事も判明
- さくら保育園虐待事件は同僚保育士が7月下旬に内部告発も対応に遅れ
- さくら保育園虐待事件の現在① 臨時休園していたさくら保育園は再開
- さくら保育園虐待事件の現在② 桜井利彦園長が倒れ救急搬送後入院
- さくら保育園虐待事件の現在③ 市長への報告を怠った市の幹部3人に処分
- さくら保育園虐待事件の現在④ 犯人3人のその後
- まとめ
さくら保育園(静岡県裾野市の私立保育園)で発生した虐待事件の概要
静岡県裾野市の私立の認可保育園「さくら保育園」で、保育士による園児に対する悪質な虐待行為が発覚し、犯人として1歳児クラスを担当していた3人の元保育士が暴行の容疑で逮捕されました。
報道によると、逮捕された3人の元保育士は1歳児クラスに通う園児に対して日常的に様々な虐待行為を繰り返していたようです。
裾野市の調査報告や報道によると、犯人3人が園児に対して行っていた虐待行為は以下の内容だったようです。
「ロッカーに入って泣いている園児の姿を個人保有の携帯電話で撮影しグループLINEなどに投稿する」
「昼寝の時間に就寝した園児を指して『ご臨終です』などと繰り返し発言」
「園児のズボンを無理矢理下ろして足を掴んで逆さまに宙吊りにしする」
「消灯して真っ暗な排泄室や倉庫などに園児を閉じ込めて放置(真夏に空調の無い場所に閉じ込め)」
「園児に対して“ブス”、“デブ”、“ガングロ”、“クズ”などの暴言を浴びせる」
「手足口病の症状のある園児のお尻を、(感染の恐れがあるにも関わらず)無理やり他の園児に触らせる」
「園児にカッターナイフを突きつけて脅す(お腹を刺されたのを見たという園児の証言も)」
「園児の頭をバインダーやクリアファイルの角で叩く」
「園児を強い口調で怒鳴りながら頬をつねる」
「給食を食べない園児を後ろから叩く」
「『遅いんだよ!』などと園児を怒鳴る」
「泣かない園児の頬をつねって無理に泣かせようとする」
これらの虐待行為が、犯人の3人と一緒に1歳児クラスを受け持っていた別の保育士の内部告発により判明し、2022年11月に裾野市により公に発表され、12月に犯人の3人が暴行容疑で逮捕されました。
裾野市のさくら保育園の園児への虐待の犯人として逮捕されたのは、勤務9年目の正職員だった三浦沙知容疑者(当時30歳)、勤務6年目の臨時職員だった小松香織容疑者(当時38歳)、勤務3年目の派遣職員だった服部理江容疑者(当時39歳)の元保育士3人です。
この3人の犯人については、週刊誌やテレビニュース、大手新聞などのメディアでかなり多くの情報が報じられています。これまでに判明している犯人3人についての情報は次の見出しから順番に紹介していきます。
さくら保育園虐待事件の犯人① 三浦沙知
さくら保育園虐待事件の犯人として逮捕された3人のうち1人は、正規職員として勤務していた三浦沙知容疑者(逮捕当時30歳)です。事件の時点でさくら保育園での勤務9年目だったようです。
また、逮捕当時の住所は「静岡県沼津市岡宮」と報じられています。
元保育士の三浦沙知(30)=同県沼津市岡宮=
三浦沙知容疑者は、園児の頬をつねる、頭を叩く、泣いている姿を個人保有のスマホで撮影し笑いものにする、倉庫に閉じ込める、“ブス”、“テブ”、“ガングロ”などの暴言を浴びせるなどの虐待を行なっていたという事です。
最も悪質なのが三浦容疑者です。唯一の正規職員で1歳児クラスの責任者であるにもかかわらず、園児の頬をつねり、泣いた姿をスマートフォンで撮影。倉庫に閉じ込めるなどしていたそうです
三浦容疑者と小松容疑者は、泣いている園児を撮影して笑ったり、“ブス”“テブ”“ガングロ”と暴言を浴びせたり、頬をつねっては頭をたたいたり。さらには、倉庫に閉じ込めるなんてことも。
また、昼寝の時間に眠った園児らを指して「ご臨終です」という言語道断な言葉を吐いたのもこの三浦沙知容疑者だったようです。
三浦容疑者については、お昼寝中の子供たちに“ご臨終です”という言葉まで吐いていました
虐待の被害にあったさくら保育園の1歳児クラスの園児の保護者の1人は、三浦沙知容疑者の印象について以下のように語っています。
三浦沙知容疑者は(1歳児)クラスの責任者という立ち位置。印象としては目立つようなタイプ。「おはようございます」と言って、子供を連れて行っても挨拶しなかったり。あとは携帯電話をいじっていたことがあって。子供が好きではないのかなと思うような印象。
三浦沙知のSNSは特定されておりこれまでの経歴なども判明
静岡県裾野市のさくら保育園虐待事件の犯人として逮捕された三浦沙知容疑者は、ミクシィやインスタグラム、Facebook、TwitterなどのSNSが軒並み特定されており、それらへの過去投稿からかなり詳しい経歴が判明しています。
それによると、三浦沙知容疑者(結婚前の旧姓は加藤)は1992年4月1日に静岡県三島市の出身で、沼津市市立門池中学校、沼津中央高校(偏差値40-46)を経て、私立の富士常葉大学の保育学部(偏差値35)を卒業しているようです。
なお、特定された三浦沙知容疑者のSNSは現在は削除されています。
また、一部テレビニュースでは、三浦沙知容疑者は高校時代はソフトボール部に所属しており、「やんちゃな子だった」、「メイクはちょっとギャルっぽかった」、「友達はいっぱいいた」との高校時代の先輩による当時の印象が報じられています。
高校時代にソフトボール部に所属していたという三浦容疑者。高校の先輩は、当時の印象について「やんちゃな子だったのかな。メイクはちょっとギャルっぽかった。友達はいっぱいいたと思う」と話す。
三浦沙知容疑者は虐待事件発覚後の2022年9月から11月までにさくら保育園を勧奨退職しています。
さくら保育園虐待事件の犯人② 小松香織
出典:https://drops-official.com/
さくら保育園虐待事件の犯人として逮捕された3人のうち、小松香織容疑者は逮捕当時38歳で、さくら保育園での勤務は6年目の臨時職員でした。また、逮捕当時の住所は裾野市平松と報じられています。
小松香織(38)=裾野市平松=
裾野市のさくら保育園の1歳児クラスの虐待行為のリーダー的存在は正職員でクラスの責任者だった三浦沙知容疑者だったとの情報が被害園児の一部保護者から出ていますが、さくら保育園の関係者の証言から、主犯格はこの小松香織容疑者だったとの証言が出ているようです。
この関係者によると、小松香織容疑者はノリが良いタイプで悪ふざけをする性格だったという事です。
主犯格は小松先生です。彼女はよく言えば明るくて、ノリの良いタイプなのですが、悪ふざけが過ぎるところがある。保護者からすればとんでもないことでも、彼女からすれば悪ふざけの延長です。
事実、犯人3人の中でもっとも酷い虐待を行なっていたのがこの小松香織容疑者だったとの証言も出ています。園児のズボンを無理におろして逆さずりにしたり、手足口病の症状がある園児のお尻を他の園児に触らせたり、カッターナイフを見せて園児を脅したりしたのがこの小松香織容疑者だったとの事です。
三人の中でも最もひどいのは小松容疑者の行いだったという。
「子供のズボンを無理矢理おろし、足をつかんで逆さ吊りにしたほか、手足口病の症状がある園児のお尻を別の園児に触らせるなんてことも。挙句、カッターナイフを突き付けて園児を脅したのですから始末に負えません」
一方で、さくら保育園園児の保護者からは小松香織容疑者について「明るくて盛り上げてくれる存在」、「子供たちを笑顔にする人」など好印象だったとする証言が見られます。
ある母親は小松容疑者について「明るくてイベントでは全力で盛り上げてくれる。子どもたちを笑顔にしてくれる人だった」と振り返る。
さくら保育園に通うある4歳の園児からも、小松香織容疑者について「一緒に遊んでくれる優しい先生だった」との言葉が出ています。
女児は涙をこぼしながら、
「小松先生は一緒に遊んでくれる、優しい先生だった」
と訴えた。2歳のときの担任だったそうだ。
引用:静岡・園児“暴行”の元保育士・小松香織容疑者は「一緒に遊んでくれる、優しい先生」女児がこぼした涙と桜井利彦園長の罪
さらに、小松香織容疑者の自宅の近隣住民からも小松香織容疑者は好印象を持たれていたようで、事件を聞いた時もまさか虐待の犯人とは思わず、園児を守ろうと内部告発をした側だと思ったといった証言が報じられています。
近所の主婦はこう語る。
「きちんと挨拶をするし、地域の清掃も必ず参加するし、班長も立派に務めたかたです。園の関係者が内部告発したと聞いたとき、告発者は小松さんだろうと思ったぐらい」
引用:《新証言》静岡裾野市・さくら保育園 園児への暴行容疑で逮捕の保育士を同僚が園児の脅しに利用か「あの先生に叱ってもらうよ!」
小松香織容疑者については、表と裏の顔は違ったという事なのでしょうか。
この小松香織容疑者も三浦沙知容疑者と同じく2022年9月から11月までにさくら保育園を勧奨退職しています。
さくら保育園虐待事件の犯人③ 服部理江
さくら保育園虐待事件の犯人として逮捕された3人のうち、服部理江容疑者は勤務3年目の派遣職員でした。事件当時は39歳で、住所は静岡県長泉町上土狩と報じられています。
服部理江(39)=同県長泉町上土狩=
服部理江容疑者については、園児の頭をバインダーで頭を叩くという虐待行為が報じられています。
服部容疑者はバインダーで子供の頭をたたいている。
また、服部理江容疑者は、三浦沙知容疑者と小松香織容疑者と一緒になって園児の容姿や行動を揶揄するようなあだ名をつけ、写真を撮影してLINEグループで送り合うなどの行為をしていた事もわかっています。
この事について、服部理江容疑者容疑者は「親しみを込めたつもりだった」などと言い訳をしているという事です。
逮捕された3人の保育士は、くせ毛の園児のことを『くるくる』、舌を出す子を『ペロペロ』などとあだ名をつけたり園児の写真を送ったりと、現場保育士間のグループLINEで悪質なやり取りしていたことが新たにわかりました。服部容疑者は『親しみを込めて呼んだつもりだったが、今考えると適切ではなかった』と話しているようですが、苦しい言い訳のようにも聞こえます。
引用:《さくら保育園虐待》現地で判明した保護者間の“複雑な思い” 「正直、倒れたいのはこっちの方!」 擁護派は「容疑者は本当に優しい方」「園長を刑事告発はやりすぎ」
服部理江容疑者容疑者は虐待行為を行なった理由について「ストレスを感じていた」などと供述しているという事です。
全国紙社会部記者によると、逮捕された3人のうち、服部容疑者は「ストレスを感じていた」と虐待の理由を話しているという。
引用:《さくら保育園虐待》逮捕された虐待保育士が家庭で見せた“意外過ぎる素顔”「自分の子はよく教育。立派なお母さんだなと」「ママ友と一緒に子供を微笑ましそうに…」
服部理江容疑者は、2022年9月から11月までにけん責処分でさくら保育園を退職しています。
さくら保育園虐待事件の犯人・三浦沙知の結婚した旦那など家族
静岡県裾野市のさくら保育園虐待事件の犯人として逮捕された三浦沙知容疑者は、逮捕当時結婚3年目で、数年前に購入した静岡県沼津市岡宮の新築の一軒家で旦那さんと2人で暮らしていました。
旦那さんとの間には子供はいなかったという事ですが、近隣住民によると、自宅の駐車場でバーベキューパーティを頻繁に開くなど賑やかな様子だったそうです。
三浦容疑者は夫と2人暮らしで、数年前に新築の家を買い、引っ越してきました。お子さんはいませんでしたが、2~3カ月に1度は三浦容疑者と同年代の若者家族を集め、広い家の駐車場で酒を飲んでバーベキューをするなど、賑やかな印象でしたね。
引用:《さくら保育園虐待》逮捕された虐待保育士が家庭で見せた“意外過ぎる素顔”「自分の子はよく教育。立派なお母さんだなと」「ママ友と一緒に子供を微笑ましそうに…」
このバーベキューについては、近隣住民の中には若干迷惑に思っている方も一部いたようで、以下のような言葉も報じられています。
「なんたって駐車場は5台分。自宅1階のシャッターを開放し、仲間とグリル台を囲んで酒を飲んでいた。三浦容疑者はシャキシャキ動き回るなど元気いっぱい。バーベキューは日没後まで続くこともあり、いつ終わるんだろうと不安だった。茶髪だし愛想もないから保育士とは思いもしなかった」(近所の男性)
引用:《新証言》静岡裾野市・さくら保育園 園児への暴行容疑で逮捕の保育士を同僚が園児の脅しに利用か「あの先生に叱ってもらうよ!」
三浦沙知容疑者と旦那さんについては、他にも近隣住民から、特に態度が悪いわけではないが近所付き合いはほぼなく愛想がないといった印象を抱いていたといった証言が報じられています。
三浦沙知の旦那のSNSも特定され結婚への流れも判明
三浦沙知容疑者と旦那さんのSNSがネットで特定されており、その投稿の内容などから結婚までの流れも判明しています。
それによると、三浦沙知容疑者と旦那さんは高校3年生の頃から交際し、約10年の交際期間を経て28歳の頃に結婚しています。
三浦沙知容疑者と旦那さんのSNSには、結婚式の画像や婚姻届の画像まで投稿されていました。
出典:https://drops-official.com/
画像や投稿内容から、三浦沙知容疑者と旦那さんは静岡県沼津市にある「オリゾンブルー」で結婚式を挙げた事も判明しています。
ちなみに、三浦沙知容疑者の旦那さんは高身長のイケメン男性でした。
さくら保育園虐待事件の犯人・小松香織の結婚した旦那と子供など家族
裾野市のさくら保育園の虐待事件の犯人の1人、小松香織容疑者も結婚していて旦那がおり、2人の子供も持っています。
小松香織容疑者はさくら保育園からも近い裾野市内で10年ほど前に新築した一戸建てで旦那さんと子供2人と暮らしていたようです。
小松容疑者の自宅は、同園からそれほど遠くない、裾野市内にあった。十年ほど前に建てられた新築一戸建てだ。“夫と子ども2人がいる、とてもいい人”だと近所の住人は主張する。
引用:静岡・園児“暴行”の元保育士・小松香織容疑者は「一緒に遊んでくれる、優しい先生」女児がこぼした涙と桜井利彦園長の罪
小松香織容疑者の近所の評判については、子供を怒鳴ったりしているところを見た人はおらず、いつも自宅前の道路で子供達を遊ばせていたという事です。
子煩悩で気さくな人。2人のお子さんがいますが、怒鳴ったりしているところを見たことはありません。いつも家の前の道路で、自分の子供だけでなく近隣の友達も含めて、縄跳びや追いかけっこをさせてしていましたよ。さすがは保育士さん、子供に慣れているなぁと感心して見ていました。
小松香織容疑者は自分の子供に対しては(少なくとも外から見える範囲では)優しい母親だったようです。
さくら保育園虐待事件の犯人・服部理江の結婚した旦那と子供など家族
裾野市のさくら保育園の虐待事件の犯人の1人、服部理江容疑者も結婚していて旦那さんがおり、3人の子供がいるという事です。
男の子の頭部を殴打した疑いが持たれている服部理江容疑者。近所の人は夫と子ども3人の5人家族だと話します。
服部理江容疑者は5年前に静岡県駿東郡長泉町に中古の一軒家を購入して旦那さんと子供達と引っ越してきたそうです。
近隣住民によれば、家族で庭でバーベキューをするなど仲の良い雰囲気だったようです。
派遣職員だった服部容疑者は約5年前、同県駿東郡長泉町の中古住宅を購入し、一家で引っ越してきた。
「可愛らしく、やさしいお母さん。小学生から幼児まで3人の子育てをしながら仕事もこなしていたので頭の下がる思いでした」(近所の住民)
家族仲がよかったといい、庭で親子バーベキューをする様子をよく見られている。
引用:《新証言》静岡裾野市・さくら保育園 園児への暴行容疑で逮捕の保育士を同僚が園児の脅しに利用か「あの先生に叱ってもらうよ!」
服部理江容疑者の旦那さんが週末にDIYをして、それを服部理江容疑者や子供たちが嬉しそうに眺めていたとの証言も報じられています。
子供3人の印象も近所ではとても良かったようです。
「お父さん(服部容疑者の夫)が週末にDIYに汗を流す姿を、家族が嬉しそうに眺めていて円満な家庭だなと思っていました。お子さんも良い子でしたよ。登校中に元気に挨拶して、近所の家に植えてある木の実を指さして、『これはレモンですか?』と可愛らしい声で聞いていたのを覚えています。
引用:《さくら保育園虐待》逮捕された虐待保育士が家庭で見せた“意外過ぎる素顔”「自分の子はよく教育。立派なお母さんだなと」「ママ友と一緒に子供を微笑ましそうに…」
旦那さんは本当に子煩悩。庭いじりや車が好きでよく表で作業しているのですが、子供たちがその周りを楽しそうにキャッキャッと飛び回っていましたよ。
ただし、一部の近隣住民からは、服部理江容疑者がヤンキーのような口調で、激しく子供を叱責する声が聞こえたという証言が上がっています。
家の前を通ると怒鳴り声が頻繁に聞こえてくるのです。『……しなさい』みたいな叱るトーンではなく、『……しろ!』みたいな口調。元ヤンだったのかなと思うくらいの荒々しい怒声でした。
別の住民からも服部理江容疑者が子供に対して怒鳴っている姿を目撃したとの証言が上がっているため、服部理江容疑者が子供に対してかなり厳しい口調であたっていたのは事実の可能性が高いようです。
服部容疑者も、ママ友を家に呼び、小学生ぐらいの子供3人が家の前で一緒に追いかけっこをして遊ぶのを、微笑ましく見守っていました。たまに『早く車に乗って!』と子供を怒鳴る姿を見ましたが、それも躾の範疇だと思っていましたし……
引用:《さくら保育園虐待》逮捕された虐待保育士が家庭で見せた“意外過ぎる素顔”「自分の子はよく教育。立派なお母さんだなと」「ママ友と一緒に子供を微笑ましそうに…」
また、服部理江容疑者の旦那さんはメディアの取材は拒否しているという事でした。
服部容疑者の夫は「勘弁してください」と取材を断った。
引用:《新証言》静岡裾野市・さくら保育園 園児への暴行容疑で逮捕の保育士を同僚が園児の脅しに利用か「あの先生に叱ってもらうよ!」
さくら保育園虐待事件では園長の櫻井利彦が内部告発阻止を試みた事も判明
保育士による園児に対する虐待事件が明るみになった静岡県裾野市の「さくら保育園」の園長は桜井利彦という方です。この桜井利彦園長は地元の名士の出身で、近隣住民からは「穏やかで優しい人」という印象を持たれています。
そんな桜井利彦園長は、犯人3人と一緒に1歳児クラスを受け持っていた別の保育士が虐待行為がある事を行政に内部告発しようとしたのを、土下座をして止めようとしたとの情報が報じられています。
さらに、桜井利彦園長は保育士全員に対して「園の機密事項を第三者に漏洩するな」という内容の誓約書に署名させるなどし、虐待の内部告発の阻止のため動いていた事も判明しています。
桜井園長は一連の虐待行為を告発しようとした同僚の保育士に、土下座してやめるよう懇願。一方で保育士全員に「園の機密事項を第三者に漏洩したりしないこと」という内容の誓約書に署名させ、口止めを行っていた。村田市長は「誓約書は実質的に隠蔽につながる」と指摘していた。
裾野市長が桜井利彦園長を犯人隠避の疑いで刑事告発
出典:https://wavenews201820.com/
こうした内部告発を阻止しようとした動きをしていた事が判明した事を受けて、裾野市の村田悠市長が、犯人隠避容疑などで桜井利彦園長を刑事告発しています。
静岡県裾野市の村田悠市長は4日、暴行容疑で保育士3人が逮捕された「さくら保育園」の桜井利彦園長について、5日に犯人隠避容疑で刑事告発すると明らかにした。虐待行為を口外しないとの誓約書を全ての保育士に書かせた疑いがある。
さくら保育園虐待事件は同僚保育士が7月下旬に内部告発も対応に遅れ
裾野市のさくら保育園の虐待事件では、犯人とは別の保育士からの虐待の事実があると相談があったにも関わらず桜井利彦園長は対応するどころか内部告発を止めようとしました。
この同僚保育士の内部告発の相談は2022年7月下旬頃だったようです。
3人と一緒に1歳児クラスを担当していた別の保育士は7月下旬、虐待が起きていることを園長に相談していたが、園側は積極的に解決する姿勢を示さなかった。
裾野市にこの虐待事実が伝わったのは、それから約3週間後の8月17日になってからでした。これは園長による対応がされない事に業を煮やした関係者による内部告発によってだったようです。
この内部告発を受けて裾野市はさくら保育園に調査報告書の提出を求め、8月25日にはそれが提出されたという事ですが、どういうわけか裾野市長にその報告がされたのは11月下旬になってからだったようです。
そのため、さくら保育園の虐待事件が明るみに出たのは、最初の内部告発があってから3ヶ月もの時間がかかっています。
通報を受けた市の対応もずさんなものだった。
8月17日に公益通報が寄せられて市は初めて虐待の事実を把握し、同園に調査報告書の提出を求めた。同書は8月25日に出されたものの、11月下旬になるまで村田悠(はるかぜ)市長に報告されず、問題を公表するまで3カ月以上かかった。
さくら保育園虐待事件の現在① 臨時休園していたさくら保育園は再開
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裾野市のさくら保育園では、警察の家宅捜索を受けた事などから12月5日に臨時休園していましたが、6日から再開しています。
保育園なので子供達を預けなければ働きに出られないなど生活を維持するのが難しい保護者が多いためすぐに再開となったようです。
通っている園児や保護者の中には、(逮捕された3人以外の)保育士さんとの信頼関係を築いている方も多く、「この事件でさくら保育園が廃園になってお別れになるのは嫌だ」という声も少なくないようです。
ただ一方で、裾野市には今回の虐待事件を受けて転園を希望する保護者からの相談が相次いでいるという事で、希望があれば一時的な転園を受け入れる方針だという事です。
さくら保育園虐待事件の現在② 桜井利彦園長が倒れ救急搬送後入院
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2022年12月6日に再開した裾野市のさくら保育園ですが、この6日に桜井利彦園長が倒れて救急搬送され、現在は入院しているとの報道が出ています。
臨時休園していたさくら保育園は、6日から再開し、多くの子供が登園しました。ただ、櫻井利彦園長は姿を見せませんでした。一連の虐待行為を隠ぺいしたとして刑事告発される中、実は6日、体調が急に悪くなり、救急搬送されたことが明らかになりました。病院に入院しているということです。
桜井利彦園長は虐待事件に対する批判の矢面に立っていた事や刑事告発された事での心身の疲労で倒れたと見られます。
ただ、桜井利彦園長が倒れた事を聞いた保護者の中には「倒れたいのはこっちだ」と怒りの声をあげている方もいるようです。
正直、倒れたいのはこっちの方です。ママ友のなかには転園を希望する人もいるし、私もこんなところには預けるのは不安だから保育園に行かせるのをやめるか、転園させることも考えました。ただ、私は共働きで仕事もあるし、息子も『イヤだ!』とグズっているので、それも難しいなと……。
引用:《さくら保育園虐待》現地で判明した保護者間の“複雑な思い” 「正直、倒れたいのはこっちの方!」 擁護派は「容疑者は本当に優しい方」「園長を刑事告発はやりすぎ」
さくら保育園虐待事件の現在③ 市長への報告を怠った市の幹部3人に処分
裾野市は、さくら保育園の虐待の内部告発を受けていながら、村田悠市長への報告を怠ったとして、関連した3人の幹部への処分を発表しています。
静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で園児を虐待したとして、暴行容疑で保育士3人=退職=が逮捕された事件で、同市の村田悠市長は5日、問題を把握しながら市長への報告を怠ったとして、健康福祉部長と子育て支援監、こども未来課長の幹部3人を懲戒処分にする方針を示した。部長は更迭する。
また、裾野市長と副市長も自ら責任を取る形で、市長給与2ヶ月間、副市長給与1ヶ月間分をそれぞれ全額カットする事が発表されています。
さくら保育園虐待事件の現在④ 犯人3人のその後
裾野市のさくら保育園での虐待事件で暴行罪で逮捕された3人の元保育士は、2022年12月14日の現在も警察に身柄を抑えられ取り調べを受けているようです。
ただ、この犯人3人が起訴されて裁判を受ける展開になるかは微妙なところのようです。専門家の多くは1つ1つの罪が軽微であるため「おそらく不起訴になる」との見解を示しています。
今後の展開にも注目が集まります。
まとめ
今回は、静岡県裾野市の私立認可保育園「さくら保育園」で発覚した保育士による園児への虐待事件についてまとめてみました。
裾野市のさくら保育園の虐待事件は、1歳児クラスを受け持っていた保育士の3人(既に全員が退職)が、園児らの頭を叩く、頬をつねる、ズボンを脱がせて逆さ吊りにする、空調のない部屋に閉じ込める、容姿を揶揄する、カッターナイフで脅すなど、悪質な虐待を日常的に行っていた事が内部告発によって発覚したものです。
虐待を行っていた犯人は三浦沙知容疑者、小松香織容疑者、服部理江容疑者の3人で、暴行罪容疑で警察に逮捕されています。
犯人3人は全員が結婚していて旦那がおり、小松香織容疑者と服部理江容疑者には子供もいて、周囲から見ても仲のよい家族だったようです。
また、最初に同僚保育士により内部告発を相談された際、同園の桜井利彦園長が事実を隠蔽しようとした疑いも持たれており、批判されています。
現在、さくら保育園は再開しているという事ですが、裾野市には転園を希望する保護者の声が相次いでいるという事です。
逮捕された犯人3人は現在も取り調べを受けているようですが、今後については不起訴処分になる可能性が高いとの見解が専門家から示されています。