坂本一生さんは、1990年代に”新加勢大周”としてデビューしたタレントです。
ここでは坂本一生さんの本名と芸名の変遷、逮捕疑惑(加勢大周さんとごっちゃ?)、そして現在の職業についてまとめています。
坂本一生さんのプロフィール
芸名:坂本一生(さかもといっせい)
旧芸名:新加勢大周、坂本一世、大旗一生等
本名:伊藤文夫
出身地:千葉県
生年月日:1971年4月20日
身長:180cm
坂本一生さんは「新加勢大周」の旧芸名で知られるタレント、及びスポーツトレーナーです。
1993年にデビューした後、維新組という音楽ユニットを作成したり、タレントとしてテレビ番組に出演していましたが、4年ほどで芸能界から距離を置くように。2005年に本格的に活動再開するまで、さまざまな職を転々すると同時にそれにまつわる免許取得などもしています。
2005年に有限会社ハッピープロモーションに所属し2008年に松竹芸能に移籍しましたが、2009年にはフリーに。2011年頃からは「便利屋!お助け本舗」の取締役に就任し、テレビなどに”便利屋”として出演して仕事について語っていましたが退社し、それらが全てヤラセであったと後に暴露しました。
坂本一生さんの本名は?芸名の変遷もまとめ
本名:伊藤文夫
坂本一生さんの本名は、「伊藤文夫」(いとうふみお)さんです。
デビュー当時から「新加勢大周」や「坂本一生」などの芸名がお馴染みなので、意外に感じてしまう本名ですね。
旧芸名まとめ
坂本一生さんはこれまでに何度か芸名を変えています。
1993年にインターフェイスプロジェクト(芸能事務所)からデビューした時、坂本一生さんは「新加勢大周」という芸名でした。少し変わった芸名に感じますが、それにはそれ以前にあった”加勢大周”さんとインターフェイスプロジェクトのトラブルが関係しています。
名付け理由は元俳優・加勢大周さんの芸名トラブルから?
加勢大周さんは1990年に俳優デビューし当時「トレンディ御三家」と言われるほど人気を博しましたが、1991年に事務所(インターフェイスプロジェクト)から独立しました。
その際に名付け親である事務所社長が”加勢大周”という芸名の使用停止を求め裁判するというトラブルが発生。結果的に裁判は”加勢大周”の使用を認めるという加勢さん側の勝利となりましたが、それだけで問題は終わりません。
なんと事務所は1993年7月7日に「新加勢大周」(現・坂本一生)という新人をデビューさせたのです!
ただその後、新加勢大周は”坂本一生”に改名
しかしこの芸名トラブルで将来ある俳優の芽を潰してしまうのではと危惧した大物俳優(森繁久彌・二谷英明等)が事務所(インターフェイスプロジェクト)を説得し、1993年7月27日に新加勢大周から坂本一生に改名することとなりました。
当時のことを語る加勢大周(元祖)さん。
「あの日、僕は大阪で舞台の制作発表があって、終了後、ワイドショーのリポーターに“シンカセタイシュウさんがデビューしましたが”と言われましてね」
「初め、よく聞き取れなくて“チンカス”に聞こえたので、なにバカなこと言ってるんだろうとポカンとしてしまったんですが、聞き直してやっと“新加勢”だとわかりました。こういうふうにやってきたか、とびっくりしましたね」
坂本一生さんが一時的にも”新加勢大周”となったのは、デビュー以前の彼の環境も影響していたのかもしれません。
93年にデビューした当時の芸名で世間を騒がせたが、デビュー以前は海外留学をしていたため、俳優加勢大周のことは知らなかったという。「加勢さんのことを知っていたんであればやらなかった。なんで同じ名前使わなきゃいけないのって。絶対にやらない」と語った坂本。加勢とは当時から今まで1度も会ったことがないらしく「当時のこと聞きたい」と対面を熱望した。
坂本一生さんは事務所に言われるがまま”新加勢大周”としてデビューしたものの、当時はワイドショーに連日取り上げられ、また加勢大周ファンからは悪質ないたずらを受けたりと大変だったそうです。
そしてその後も、坂本一生さんは「坂本一世」や「大旗一生」(※2008年に出演したバラエティ番組「悪魔の契約にサイン」内での企画限定)に芸名を変えたことがありましたが、現在では「坂本一生」を通常使用しています。
坂本一生さんが逮捕?!やはり加勢大周さんと間違える人が多い?
坂本一生さんはいろいろと芸名を変えていますが、やはり裁判トラブル含め強烈なインパクトを与えた”新加勢大周”は、現在でもどっちがどっち?と混乱してしまう人がいるようです。
それは坂本一生(新加勢大周)さん逮捕?という誤解から。
※逮捕されたのは元祖・加勢大周
加勢大周さんは、2008年10月に覚せい剤及び大麻所持の現行犯で逮捕されました。
それに関して坂本一生さんが、誤解を受けることがあるようで…。
「僕がやったと勘違いしたいろんな人から電話がきて、今も“お前、クスリはやめたのか”と聞かれることも。勘弁してほしい(笑)」
それに対して加勢は、
「それは申しわけなかったけど、僕も今でも“新しいほう? 古いほう?”と言われたりする。まあ、坂本君はデビューのインパクトが強すぎて、何をやっても本来の魅力が伝わらない。気の毒だと思いますよ」
坂本一生さんが”新加勢大周”を名乗ったのは1993年という約20年以上も昔で、かつ1ヶ月も満たない期間(1993年7月7日〜7月27日)だったというのになかなか辛い話ですね。「新・◯◯」は1993年の流行語の一つに選ばれたほどですし、世間に強烈な印象を与えたともいえるのかもしれませんが…。
ちなみに加勢大周さんは逮捕後、芸能界から引退しています。その後の行方は故郷(北海道)に帰ったなどと言われていましたが、確かなことは知られていませんでした。
しかし2011年の週刊誌報道で、都内でバーテンダーをしていると報じられています。
坂本一生さんの現在の職業はスポーツインストラクター
坂本一生さんはこれまでになんども転職を繰り返しています。
芸能界での仕事が減ると、建設現場で足場を組み立てる主任や大型トラックなどの免許を取得。それらの仕事に従事したほか、スポーツジムのインストラクター、レストランの店長、中古車販売、ホスト、マッサージチェア販売、探偵、便利屋と転職を繰り返し、初代「タイガーマスク」佐山聡に弟子入りしてプロレスラーを志したことも。
では現在の職業は何でしょうか?以前、少しメディア露出もして話題となった便利屋のお仕事の実態とともにまとめていきます。
前の職業:便利屋はヤラセだった?!
便利屋(アシストリンク)の取締役などとして活動。
2011年頃から「便利屋!お助け本舗」の顔として、メディア露出が多かった坂本一生さん。日々の仕事内容を紹介したり「(便利屋は自分の)天職」と語ったこともありました。
しかし2015年3月に便利屋を退社。同年5月には週刊誌にて驚きの便利屋の実態を暴露しました。
NHKで「便利屋!お助け本舗」が取り上げられた際のやらせ、また「年収2000万」と公言していたものが実は月収20~30万ほどだったというような内容です。
NHKの『ドキュメント72時間』(毎週金曜・夜10時55分~)で、同社は今年2月13日放送の「便利屋、都会を走る」で取り上げられた。坂本氏は、「娘たちから送られたマッサージチェアを自宅2階に運びたいという61歳女性」が、「お助け本舗」社長のA氏(放送当時は取締役)の義母であることを明らかにするなどしたのだ。
「僕は広告塔として会社に利用されていました。取締役とはいえ権限は何もなかった。年収2000万円も会社にいわされていただけ。本当は月収20万~30万円ほどでした」
坂本氏は自らの責任の重さを痛感している。
「やらせ番組や僕の記事を見て“面白そうだ”“そんなに儲かるのなら”と一念発起してフランチャイズに加盟した人がたくさんいる。ずっと精神的に苦痛だったが、ついにNHKでも取り上げられたのを見て辞表を提出しました。そして今回、これまでついてきた嘘を告白する決意をしました。お客様や加盟店の方々には謝罪の気持ちでいっぱいです」
その他、やらせはNHKだけではなく民放番組出演時にも行われ、坂本一生さんがテレビで語った便利屋エピソードもほとんどが作り話であったそうです。
坂本一生さんは会社の捏造に耐えきれなくなり、退社及び告発をするに至ったとあります。
会社側は、坂本一生さんの主張やヤラセ疑惑を否定。※NHK取材時の依頼主が”たまたま義実家”だったということは認めています。
(坂本一生氏 勤務していた便利屋のNHK番組でのやらせを告発、坂本一生 勤務していた便利屋の捏造告発「年収2000万も嘘」)
現在はスポーツジムトレーナー
坂本一生さんは便利屋を退社したのち、2017年6月に「坂本一生スポーツジム」を設立しています。
坂本一生による短期目的型のパーソナル型スポーツジム。痩身、体力、筋力といった3つの目的に対応。コースは最短で1ヶ月~3ヶ月。また、値段も良心的なうえ全額保障つき。
引用:坂本一生スポーツジム
12度目の転職…今度こそ最後(?!)
2017年現在の坂本一生さんの職業は、スポーツジムトレーナー。デビュー時から筋肉を売りにした”元祖筋肉タレント”としてさまざまな情報を取り入れ、そして完成した筋肉トレーニングノウハウを教えてくれるそうです。
坂本一生さんはプログラム作りからインストラクターまでを務めています。
今は家賃7万円の千葉の2DKでひとり暮らしをしている。私生活ではバツ2だ。
「いまはビジネス。女とかは、金を稼げるようになってから。ジムでは、インストラクターなどで培った経験から、利用者に合ったプログラムをつくり、僕もトレーナーも務めます。老若男女、このストレス社会で体を壊したら元も子もない。ビジネスでフランチャイズ展開するんだけど、それで人助けにもなればって思うんです」
(※もちろん、そういったビジネスだけではなくテレビ・ラジオ・イベントなどのメディア出演依頼も受けています)
公式サイト:坂本一生スポーツジム
スポーツジム(インストラクター)は、デビュー時から坂本一生さんがやりたいと考えていた職業だそうなので、今度こそ長く続けばいいですね。