おニャン子クラブには、初期に未成年メンバーが喫煙し、当該メンバーが解雇された事件がありました。
この記事ではおニャン子クラブの喫煙事件や、それによって解雇などに追い込まれた元メンバーのその後・現在についてまとめています。
おニャン子クラブについて
おニャン子クラブは、1985年4月から放送されていたフジテレビのバラエティ番組「夕やけニャンニャン」の企画「アイドルを探せ」(オーディション)の合格者からなる、アイドルグループです。
現役時代は1985年~1987年のわずか2年で解散していますが、元所属メンバーには芸能界で活動を続けている人も多く、渡辺満里奈さん、工藤静香さん、国生さゆりさん、新田恵利さん、生稲晃子さん、渡辺美奈代さんなどがいらっしゃいます。
またそれまでの高嶺の花であったアイドルの常識を覆す、「ちょっと気になるかわいい同級生」的コンセプトのアイドルの先駆けです。
おニャン子クラブの仕掛け人は、AKBプロデューサーとしても知られる秋元康さんです。
おニャン子クラブ喫煙事件とは!?
1985年に結成されたおニャン子クラブですが、その結成当初に未成年メンバーの6名の喫煙姿が、週刊文春でスクープとして掲載されました。
このスキャンダルは、掲載された雑誌名から『週刊文春喫煙事件』と呼ぶこともあります。
問題の画像がこちらです。
一番手前に写っているのが、友田麻美子さん。
喫煙したメンバーは、以下の通りです。
会員番号1番奥田美香、2番榎田道子、3番吉野佳代子、6番樹原亜紀、7番友田麻美子、10番佐藤真由美の6名(全員当時20歳未満)がその日の番組生放送終了後にフジテレビからほど近い新宿区内の喫茶店(当時、フジテレビの局舎は同区内の河田町に位置)で喫煙しているところを週刊誌『週刊文春』の記者に写真に撮られて同誌巻頭グラビア面でスクープ記事にされることになった。
またこの喫煙騒動後には、雑誌に写っているメンバーの6名のうち5名が、解雇処分になりました。(6番の樹原亜紀のみが10日間ほどの活動休止を経て復帰)
「夕やけニャンニャン」が開始し、そのオーディションで彼女たち6名がメンバーに選ばれたのが1985年4月1日でしたので、まさに1ヶ月も経たないうちに、このスキャンダルを起こし処分されたことになります。
まずは、当時の写真とともに解雇メンバーを振り返ります。
会員番号1番奥田美香さん。
1985年4月25日におニャン子クラブ解雇。
会員番号2番榎田道子さん。
1985年4月25日におニャン子クラブ解雇。
会員番号3番吉野佳代子さん。
1985年4月25日におニャン子クラブ解雇。
会員番号6番樹原亜紀さん。
週刊文春喫煙事件では解雇されず、1987年3月30日に卒業。
しっかりと喫煙姿が写っていたと言いますが、何故解雇されなかったかはハッキリしていません。
会員番号7番友田麻美子さん。
1985年4月25日におニャン子クラブ解雇。
事件後にリリース予定だった「セーラー服を脱がさないで」では、センターポジションに立つことが決まっていたため、”幻のエース”とも。
会員番号10番佐藤真由美さん。
1985年4月25日におニャン子クラブ解雇。
彼女はスカートが写っていただけでしたが、解雇されています。そのため、一番不運なメンバーだったとも。
解雇された5人のメンバーは、いずれもおニャン子クラブの初期メンバー(1985年4月1日に選ばれた)11名の中に含まれており、友田麻美子さんを始めグループの中心的役割を期待されていたとも言われています。
ただ当時はおニャン子クラブの初期であったため知名度もなく、結局はその活動中にこの喫煙事件や元メンバーについて触れられることはありませんでした。
解散後には、解雇された元メンバーについて番組スタッフが言及しています。
1986年発行の公式本『こニャン子クラブ編 あぶな~いおニャン子』(フジテレビ出版)に番組スタッフが見解を掲載。『週刊文春』に対しては取材対象が未成年だったことを配慮してほしかった、彼女たちに対してはかわいそうなことをしてしまったと苦渋をにじませている。
喫煙事件で解雇された元メンバーの現在まとめ!
おニャン子クラブとしてデビューしてわずか1ヶ月もたたずに、解雇された元メンバーの現在を、画像とともにご紹介します。(6番樹原亜紀さん含)
会員番号1番奥田美香さん
’88年、プレイメイト・ジャパンに選出されハダカを披露。その後、プロダクションの社長に就任したとか。
奥田美香さんの画像。
会員番号2番榎田道子さん
ASAYANのオーディションに応募するも落選。現在、補正シタギを扱う会社で働いているらしい。
同時期に榎田路子さんという女優・タレントさんがいたようですが、その方とは別人です。
ASAYANの時の画像も含め探しましたが、現在の画像は見当たりませんでした。
ただおニャン子時代の画像はとても可愛らしいので、きれいな女性になっていそうです!
会員番号3番吉野佳代子さん
メディアで姿を見ることはいっさいない。現在は一般人に戻っていると思われる。
噂では、モデルとして雑誌に少しのったという話もありますが、ほぼ情報はなく消息はつかめていないようです。そのため、現在の画像もありませんでした。
会員番号6番樹原亜紀さん
グループ結成時のオリジナルメンバー。結成当初は最年少でありながら、169㎝というおニャン子一の高身長であった。お笑い色の強いメンバーで、’86年4月、ニャンギラスのメンバーとして「私は里歌ちゃん」でユニットデビュー。同年9月のニャンギラス解散以降もグループに残り、’87年3月に卒業。
その後は編集やライターの仕事を経てオランダ人の芸術家と結婚した。現在は夫とともにオランダに在住。専業主婦で2児の母である。
1986年にニャンギラスとして活躍していた頃。
現在のニャンギラス。(2013年の再結成時)
やはり背が高いですね!
169cmという公称でしたが、実際は173cmあったと暴露もしています。
右から二番目が現在の樹原亜紀さん。
2014年にシューズブランドの新商品発表会に出席した時の様子。
樹原亜紀さんは、1987年解散後に何度かあった再結成時にも、ほとんどメンバーとして参加しています。
いまだに彼女だけ何故解雇されなかったかは謎ですが、現在もおニャン子クラブのメンバーとの同窓会には必ず出席するという樹原亜紀さんです。
会員番号7番友田麻美子さん
現在の友田麻美子さんの画像。
上品な女性といった感じです。
おニャン子クラブ解雇後はいろいろと大変だったようですが、現在人気バッグデザイナーになっています。
グループを追われた後は定職には就かず、イベントコンパニオンなどをした。24歳の時には婚約解消の憂き目に遭った。その後、独学でデザインを学び、30歳の頃から手縫いのバッグを制作。わずかな生活費を稼いでいたが、情報誌の片隅に掲載されたバッグの写真をきっかけに口コミで広がり、注文が殺到。カリスマモデル・黒田知永子が持つまでになり、友田さんは一躍、人気デザイナーになった。
現在は、プロダクションにも所属しているようです。
友田麻美子さんがデザインしたバッグ。
「teaful cheexful」というブランド名がついているようです。
フェイスブックもありましたが、現在はあまり更新されていないよう・・・。
バッグはオーダーメイドで、一点物!
友田麻美子さんは、現在も独身で親類の介護などもしているそうです。
友田麻美子さんは、週刊文春喫煙事件について以下のように回顧しています。
当時、友田さんはカッコよくタバコを吸うことが“大人の女”と勘違い。“事件”の夜は「吸っていました」と喫煙を認め、文春記者に写真を撮られた時は「まず一瞬頭が白くなって固まった。ギョッとしたし。『しまった』というか。すぐには(事態が)理解できなかったですね」と振り返った。
会員番号10番佐藤真由美さん
ミスアイスクリームを受賞したとか。現在、モデル活動をしているという噂あり。
佐藤真由美さんも、その後の情報がほぼ皆無のメンバーです。そのため、画像も見つかりませんでした。
まとめ
・この喫煙スクープにより解雇されたメンバーは会員番号1番奥田美香、2番榎田道子、3番吉野佳代子、7番友田麻美子、10番佐藤真由美(全員当時20歳未満)に5名。6番樹原亜紀だけが解雇されずに10日間ほどの活動休止を経て復帰。
週刊文春喫煙事件で解雇になったおニャン子クラブの元メンバーの現在をまとめました。
2016年6月にテレビ出演し、その後の所在がわかった友田美恵子さんは、自分たちが抜けた後のおニャン子クラブについて語っています。
「アイドルになりたい人が多かったので『もう、これで終わり』『夢が絶たれた』みたいな感じ。このことがなければ、私も楽しくコンサートをできたいたんだろうなとは思いました。残念ではありますね」と当時の心境を吐露した。
喫煙していた自分たちが悪いことですが、あまりに痛い代償だったのではないでしょうか。
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