仲本工事さんはドリフターズのメンバーとして活躍していたお笑い芸人ですが、2022年に交通事故に遭い亡くなられています。
仲本工事さんの結婚歴や離婚歴、歴代の嫁と子供、居酒屋経営、そして死去した現在までを総まとめしました。
この記事の目次
仲本工事のプロフィール
名前:仲本 工事(なかもと こうじ)
本名:仲本 興喜(なかもと こうき)
生年月日:1941年7月5日
出身:東京府東京市渋谷区
血液型:A型
身長:160cm
体重:66.5kg
高木ブーに誘われドリフターズに加入
仲本工事さんはコメディアンであり、歌手、ギタリスト、作曲家、俳優など様々な分野で活躍された方です。
お笑い芸人でありながらも東京都立青山高等学校在学中は300人中7番の秀才で、東京都で2位の成績を残した体操選手としても活躍し文武両道な存在でした。当時の将来の夢は弁護士になることだったそうです。
ドリフターズへは高木ブーさんのの誘いにより1965年1月1日付で加入となります。
そして1966年、日本武道館で開催されたビートルズ日本公演の前座としてドリフターズも参加し「ロング・トール・サリー」を仲本工事さんのリードボーカルで演奏しました。
1969年10月にはドリフターズをメインに据えた国民的バラエティ番組「8時だョ!全員集合」がスタートし、仲本工事さんもメンバーとしてグループの中枢を支える存在となります。
「8時だョ!全員集合」が終了した後は役者としてドラマ「総理と呼ばないで」や、テレビCMなどでも活躍されました。
仲本工事の芸名の由来
芸名に関しては二説あります。
1説はドリフターズ加入後、当時所属していた事務所の先輩ハナ肇さんに怪我が多いという理由から「それにしても、お前はいつも体が工事中だな。よし、お前は芸名を「仲本工事」にしなさい。」と言われて工事になったという説。
2説目は仲本工事さん自身が本名の「こうき」をあまり好きではなかったため「こうじ」と名乗っていたところ、ハナ肇さんに「こうじはそのままでよい、その代わり道路工事の工事としなさい」と言われた為に工事にしたという説です。
学生時代は体操選手だった仲本工事
中学校時代、担任が体操の先生であったことがきっかけで体操をはじめると、渋谷区の大会で団体優勝を飾り、高校1年の時には東京都の新人戦で個人総合4位という成績をおさめます。
その後も体操選手として活躍し、ドリフターズのメンバーとなった後も「8時だョ!全員集合」の体操コーナー等で披露していました。
競馬ノミ行為で略式起訴された仲本工事
仲本工事さんは1981年に競馬のノミ行為が発覚し、志村けんさんとともに書類送検されています。
志村けんさんに比べて賭け金が大きかった事から、「8時だョ!全員集合」のプロデューサーとともに競馬法違反で略式起訴され罰金刑を受けることとなりました。
この事件は当時の新聞の社会面やトップを飾り仲本工事さんと志村けんさんはしばらくテレビ出演を見合わせ、ドリフターズ全員で出演していた永谷園のテレビCMも3人のみのバージョンに差し替えられるなど、芸能活動を1か月半自粛となりました。
仲本工事の結婚歴は3回~三代純歌とは事実婚
2回目の結婚した嫁も25歳年下の仲本工事
実は仲本工事さんは3回の結婚をしています。
一人目の奥さんは紀子さんという方で、紀子さんは1982年に心不全で逝去。
そして2度目の結婚は1991年、美恵さんという方と結婚しています。
美恵さんはなんと25歳も年下の奥さんでした。
2006年6月、所属事務所を通じて美恵さんと2004年に離婚していたことを発表しました。
3人目の嫁は27歳年下の演歌歌手・三代純歌
2012年7月、27歳下の歌手、三代純歌さんと3度目の結婚を発表しました。
仲本工事さんが三代純歌さんの曲「恋待ちつぼみ」のプロデュースをしたことがきっかけとなり、2006年頃から交際を開始しはじめ、2008年にはデュエット曲「この街で」を発表しています。
27歳差婚を実らせた仲本は「大満足。それ以外言いようがない」とかみしめ、白無垢姿の三代を「女房の純歌です」と紹介してでれでれ。仲本自身3度目の結婚となるが「披露宴を大きくやるのは初めてで新鮮」と幸せたっぷりに語った
二人目の嫁も25歳年下でしたが、3人目の嫁も27歳も年下。二人はほぼ一目惚れの状態から発展した様です。
お互いの第一印象を聞かれると仲本は「第一印象は記憶がないんだけど、2回目に話をして、美人だな、スレンダーだなと思った。“二目惚れ”」とお茶目にニッコリ。三代は「出会った時からモテモテで、女性が周りにいてジェラシーが沸いたことがあった」と振り返り、次第に惹かれていったという馴れ初めを明かした。
また、三代純歌さんと結婚したことを発表し新高輪プリンスホテルで披露宴も行った仲本工事さんですが、実際には籍は入れておらず、事実婚の状態だったようです。
籍を入れなかったのは、前妻との間に誕生した子供たちの心情に配慮したためと言われています。
仲本工事には子供が2人
仲本工事さんには25歳年下の前妻・美恵さんとの間に子供を2人授かっています。
また、当時美恵さんは子連れ再婚だったため、その時2歳だった子供を養子縁組しています。
仲本工事が嫁の三代純歌と居酒屋を経営
綺麗な奥さんと3度目の結婚(事実婚)をし、幸せいっぱいの仲本工事さんはなんと夫婦で居酒屋経営を始めました。
「志村けんのだいじょうぶだぁドリフみんな大集合スペシャル」(フジテレビ系)で仲本工事が、居酒屋を経営していると明かした。
しかし、仲本工事さんはお酒が飲めず、さらに焼き鳥を提供しているものの鶏肉も食べられなかったのだそうです。
仲本工事の居酒屋「仲本家JUNKAの台所」
このお店は東京都目黒区緑が丘にあり、自由が丘駅から15分ほど、緑が丘駅から8分と少し駅からは離れた住宅街にあるようです。
いわゆる大衆的な居酒屋でお値段もリーズナブル。夫婦で一緒に経営していたものの、当初実際に切り盛りしていたのは嫁の純歌さんで、仲本工事さんは従業員の扱いだったそうです。
が、現在では店を切り盛りする純歌さんの元、仲本は一従業員の立場。妻の指示で買い出しに出たものの、買い忘れを怒られる姿まで公開した。
仲本工事さんが経営しているということで、お店には仲本工事さんのファンが集まるのかと思いきや、実際にお店に通うと嫁のファンになる人が多くなってしまうというコメントもしていました
店の“ゆるキャラ”として客寄せにも貢献している仲本だが、「最初はみんな私目当てで来店するんだけど、純歌と話しているうちに80~90%は妻のファンに乗り替わります」と苦笑い。
料理が美味しいと人気だった仲本工事の居酒屋
仲本工事さんがやっているというだけで話題性はあったようですが、やはり居酒屋ですからその味も大事な部分。
「仲本家JUNKAの台所」がどれだけの人気があったのかも見てみましょう。
仲本工事さんのお店「仲本家 JUNKAの台所」に行ってきました。カウンターに並んだ奥様手作りの大皿のお惣菜にやきとり等等メニュー多数。材料や旬の素材こだわった素朴な料理に舌鼓。何でも美味しいけど、特にレバー焼きがヤバい!https://t.co/IaQP9QP8ic
— ビーバー (@beavercon) 2018年3月28日
先日ドリフターズの仲本工事さんの居酒屋さんへ行きました。同じ空間にドリフのメンバーさんがいることに興奮し、禁酒を破り、しかも普段飲まない日本酒を飲みベロベロになりました。
— アラケン (@kenbou_kenbou) 2018年1月10日
仲本家JUNKAの台所
03-3717-8820
東京都目黒区緑が丘1-14-1 https://t.co/ghuCET4LS1 pic.twitter.com/33rQhWUXYi
昨夜は、「仲本家 JUNKAの台所」で、
— ゆりかりん (@yurikalin) 2016年4月29日
メッチャ美味しい焼き鳥三昧でした〜*\(^o^)/*https://t.co/xuGIMthAZ5
仲本家JUNKAの台所
— AnitaKazuki@かみすな (@kazuki10soccer) 2016年2月5日
結構いい感じお店で料理がおいしい。仲本工事が店にいます。吸ってるタバコは中南海でしたw
仲本工事さんがお店に立ってくれていただけでなく、焼き鳥などの料理もおいしいと好評だったようですね。
仲本工事の若い頃
仲本工事さんの若い頃の画像なども見てみましょう。
若い頃の仲本工事さん
優しそうな笑顔が素敵ですね。
一部では、若い頃の仲本工事さんは、人気お笑いコンビ「千鳥」のノブさんに似ているという声もあるようですね。
出典:https://kiiropicks.com/
若い頃の仲本工事さん(左)と千鳥のノブさん(右)
70代の頃の仲本工事さん
優しそうな笑顔は若い頃からずっと変わらなかったようですね。この穏やかな雰囲気が長く愛さされ続けてきた理由の一つになっていたのかもしれません。
仲本工事と嫁・三代純歌に別居報道
出典:https://minakoro.com/
3人目の嫁・三代純歌さんと仲睦まじく幸せな老後を送っていると思われていた仲本工事さんですが、2022年10月の報道で、2021年夏に三代純歌さんが家を出ていってしまったことが明らかになりました。
仲本工事さんと三代純歌さんは「仲本家JUNKAの台所」の他に、夫妻で「ピンクローズ」というカラオケスナックの経営も始めていたとのことですが、純歌さんが出て行ったあと、仲本工事さんは「ピンクローズ」の2階にある部屋と1階部分で一人で生活していたようです。
犬や猫も飼っていましたが、しつけがされておらず、そこら中で用を足してしまうので相当不衛生な状態になっていたといいます。
9月のある日、本誌(「週刊新潮」)の記者が仲本に近況を聞くべく目黒区にある「ピンクローズ」を訪ねたところ、建物の2階から複数の犬が吠える声が。扉をノックしても応答がないので恐る恐る開けてみれば、動物の糞尿の臭いがツンと鼻をつく。店内をのぞくと、さまざまな生活用品が溢れ、散らかっている。床には新聞紙が敷き詰められており、テーブルには犬猫を世話するためのグッズや仲本の私物が積み上げられ、酒のグラスを置くスペースすらない。さながら“ゴミ屋敷”のような状態だ。
このような不衛生な環境が明らかとなり、「ペット虐待」の声や、一人にされた高齢の仲本工事さんを心配する声があがりました。
また、三代純歌さんはネットで毎日のように買い物をしており、それを仲本工事さんが代金引換で払い、出ていった純歌さんの元に届けていたとも報じられています。
「純歌さんは数千円~数万円の、高いものだと20万円くらいの買い物をネットで毎日のようにしていて、それを仲本さんが代金引換で払っているので、懐事情は厳しい。仲本さんが“純歌がいろいろ買うから金がすぐになくなる”とこぼしていたこともあります」(店の関係者)
周囲は三代純歌さんのことを“モンスター妻”と評していたといいますが、それでも仲本工事さんは純歌さんのことを心底愛していたようです。
報道後には、Twitterで「ゴミ屋敷に住んでると書かれておりますが、ゴミ屋敷に住んでませんので心配なく」「私は毎日明るく楽しく生きております。心配してくれてありがとうございます。毎晩ぐっすり寝ておりまーす」と綴っています。
また、三代純歌さんは横浜にカレー屋さんを出店しており、目黒の自宅から毎日通うのが大変なため、横浜で暮らすようになったというのが別居の真相のようです。
「純歌さんが横浜にカレー店を出したので、必然的に仲本さんとは別居状態になりましたが、仲本さんが会いに行く形で2人は頻繁に一緒にいたそうです。夫婦にはそれぞれ夫婦のカタチがある。
一部メディアで報じられたように、はたから見たら、仲本さんがそんざいに扱われているように見えるかもしれませんが、仲本さんは彼女のことが大好きで、そうした扱いも許容していました。一般的な夫婦関係を超越した間柄だったと思います」(同・スポーツ紙記者)
仲本工事の現在~2022年に車にはねられ死去
出典:https://www.jikenjiko-hukabori.com/
別居報道から夫婦仲について様々な憶測が広がる中、2022年10月18日に仲本工事さんが車にはねられ重傷を負ったことが報じられ世間に衝撃を与えました。
仲本工事さんは、横浜市内の横断禁止となっている場所を横断していたところワゴン車にはねられ頭を強く打ち、神奈川県内の病院で緊急手術を受けたといいます。
事故後、三代純歌さんは取材に応じ、「本人が頑張ってくれることだけを願ってます」などとコメントしました。
しかし、願いも虚しく事故の翌日に仲本工事さんは急性硬膜下出血のため81歳で亡くなられました。
仲本工事さんの訃報を受け、ザ・ドリフターズのメンバーの加藤茶さんと高木ブーさんをはじめ、芸能界やファンから多くの追悼コメントが寄せられました。
《仲本が事故に遭ったと聞いたとき、頭が真っ白になりました。本来であれば、今頃は一緒に仕事をしていたのに…突然で早すぎる別れに、ただただ驚いています》 と加藤茶さん。高木ブーさんは 《もう60年を超える付き合いです。家族よりも長い時間です。本当に悲しくて、悔しい。(中略)あちらには長さん、荒井さん、志村そして仲本が今1番逢いたいと言ってたお母さんもいます。どうか安らかに》 とコメントした。
別居報道から数日後、突然仲本工事さんとの永遠の別れを迎えた三代純歌さん。「週刊文春」の取材に応じ、事故当日の仲本工事さんの様子などを語りました。
別々に暮らしながらも、2人は毎日のように横浜で会っていたようで、事故当日も仲本工事さんは純歌さんに会いに行く途中で純歌さんのカレー店のすぐ近くで事故に遭ってしまったようです。
「仲本さんとは毎日のように、昼過ぎから麻雀をするために横浜の雀荘で待ち合わせをしていたので、『いつものようにお昼でいい』と言ったんです。だけど『社長からいい報告を受けて、早く会いたいから9時に行くよ』って」
しかし、この日は仲本がいつも車を停めていた、純歌が住むマンション隣の駐車場がたまたま満車だった。そこで仲本は別の駐車場に車を停める。
「それで普段は近寄らないはずの、信号のない交差点を渡ろうとしてしまったんです」
三代純歌さんは「待ち合わせの時間がもう少し遅ければ」「横浜に住んでいなければ」などと口にし、「今は寂しくて、辛くて、会いたくて。残念で仕方がないです」と仲本工事さんへの思いを語っていました。
また、亡くなる前別居状態であることや「モンスター妻」などと報じられ落ち込む純歌さんを仲本工事さんは、「気にすることないよ。わかってる人だけがわかってくれりゃいいんだよ」となぐさめてくれていたといいます。
2人で家を探して新しい生活を始めるという話も出ていたようで、事故当日も今後について話し合う予定だったことも明かしています。
「だけど、私も仲本さんもさすがに色々嫌になっちゃって。『もうお店も閉じて、芸能活動も辞めて、庭付きの一軒家でも探して新しい生活を2人でしよう』なんて話し合っていた。それで、(仲本の)事務所の社長にも相談に乗ってもらい、あの日も2人で今後のいろんな話を横浜の私の自宅でする予定だったんです」
仲本工事さんと三代純歌さんは別居報道もありましたが実際には夫婦仲は良く、お互いに想い合っていたようですね。
別居や不仲が報じられた直後、夫婦でショックを受けていたであろう中で仲本工事さんが突然このような形で亡くなられたことが残念でなりません。
まとめ
・仲本工事には2人目の嫁・美恵さんとの間に子供が2人。また、結婚時に美恵さんの2歳の連れ子を養子縁組している。
・仲本工事は三代純歌と東京都目黒区で居酒屋「仲本家 JUNKAの台所」を経営していた。
・三代純歌が横浜にカレー屋を出店したため夫婦は2021年から別居していた。
・仲本工事は2022年に横浜で車にはねられ死去した。
過去にドリフターズで人気を博した仲本工事さん。2012年には3度目の結婚(事実婚)をし夫婦で居酒屋を経営するなど幸せそうな様子でしたが、2022年に交通事故に遭い急逝しています。
仲本工事さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。