元交際相手の小松まといさんを殺害した罪に問われている三幸謙太郎被告が注目されています。
この記事では三幸謙太郎被告の生い立ちや実家の親などの家族、高校やこれまでの経歴、小松まといさんを殺害した事件の動機や裁判での判決、現在の状況などについてまとめました。
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三幸謙太郎は元交際相手の小松まといさんを殺害した罪に問われている男
三幸謙太郎（みゆき・けんたろう）被告（事件当時21歳）は、2023年7月15日に元交際相手の小松まといさん（事件当時19歳）の首を絞めるなどして殺害したとして、殺人の罪に問われている職業不詳の男です。
三幸謙太郎被告は、2023年7月15日に元交際相手の小松まといさんと東京都大田区大森西の自宅マンションで言い争いになり、顔を殴るなど暴行した上、首を絞めて殺害したと見られています。
三幸謙太郎被告は犯行後に外出して友人らに「彼女を殺してしまった」などと相談。この友人らが同日23時頃に近くの交番に訪れてこれを届け出て、現場を訪れた警察官と救急隊員によって、布団の上で仰向けに倒れている小松まといさんの遺体が見つかった事で事件が発覚しました。小松まといさんの遺体は出血はなかったものの顔や首にあざが残されていたという事です。
事件発覚の翌日の7月16日の午前7時頃、三幸謙太郎被告は事件現場とは別の場所にいるところを発見されて身柄を確保され殺人未遂容疑で緊急逮捕され、その後殺人の罪で起訴されています。
三幸謙太郎の生い立ち…幼少期暮らした実家は事件現場から3kmほどの距離
三幸謙太郎被告の生い立ちについては裁判、メディアを含めて現在の時点ではほとんど情報が出ていませんが、唯一、「週刊女性PRIME」が三幸謙太郎被告の幼少期の実家のマンションの住民に取材して情報を得ています。
それによると、三幸謙太郎被告は3歳から小学校低学年頃まで約5年ほど、今回の小松まといさん殺害事件の現場となったマンションから約3キロメートルほどのマンションに家族で暮らしていたという事です。
三幸容疑者は幼少期、事件現場から3キロメートルほど離れたところにあるマンションで家族と暮らしていた。
引用：「髪色をコロコロ変える」東京・大田区 元交際相手の小松まといさん（19）を“暴行殺害”した三幸謙太郎容疑者（21）のナルシスト素顔
なお、小松まといさん殺害事件の現場となった三幸謙太郎被告の自宅マンションは、事件発覚当時のニュース映像などから、東京都大田区大森西3丁目29-1に所在する「田中ファミリーハイツ」だと見られています。三幸謙太郎被告の元実家は、このマンションから約3kmほどの距離にあるという事ですが、現在はこの元実家には家族も暮らしていないようです。
三幸謙太郎の実家の親など家族…東南アジア系外国人の母親と日本人の父親
三幸謙太郎被告の生い立ちについて触れている「週刊女性PRIME」で紹介されたかつての実家マンションの住民証言によれば、三幸謙太郎被告の実家の家族は両親と弟が1人いる4人家族で、母親は東南アジア系の外国人、父親は少し年齢が離れた（おそらく母親より年上という意味）日本人のサラリーマンだという事です。
この実家マンションの住民は幼少期の三幸謙太郎被告については、「普通のかわいらしい男の子」と証言しており、少なくとも当時は問題行動のある子供とは見られていなかった模様です。
「母親が東南アジアの外国人でした。父親が少し歳の離れた日本人のサラリーマン。容疑者はやんちゃという感じはなくて、普通のかわいらしい男の子。弟もいましたよ」（同マンションの住人、以下同）
引用：「髪色をコロコロ変える」東京・大田区 元交際相手の小松まといさん（19）を“暴行殺害”した三幸謙太郎容疑者（21）のナルシスト素顔
一方で、この実家マンション住人は母親については問題行動があり、下の階の住民とトラブルを起こしていたと証言しています。
母親には少々問題があったようで……。
「言葉があんまり通じないんですよね。かなりの寒がりで、冬になると暖房をガンガン入れるんですが、部屋の結露がひどくて……。下の階まで結露の水滴が漏れてしまい苦情が出たことがありました。意思の疎通がうまく取れなかったから可哀想ではあるけど」
引用：「髪色をコロコロ変える」東京・大田区 元交際相手の小松まといさん（19）を“暴行殺害”した三幸謙太郎容疑者（21）のナルシスト素顔
三幸謙太郎の経歴① 高校大学など学歴に関する情報
三幸謙太郎被告の経歴についても何も情報が明らかにされていません。高校や大学などの学歴についても情報がなく、ネット上のリーク情報なども現在の時点では確認できません。
三幸謙太郎被告は小学校低学年まで東京都大田区の小松まといさん殺害事件現場のマンションから約3kmほどのマンションに住み、事件当時も大田区に住んでいたわけなので、中学時代や高校時代も大田区内か東京都内に住んでいた可能性が最も高いのではないかと考えられますが、それを裏付ける情報は現在の時点では出ていません。
三幸謙太郎の経歴② 小松まといさんと同じ飲食店でアルバイト
三幸謙太郎被告の経歴についてはほとんど何も情報が出ていませんが、今回の事件の被害者である小松まといさんと同じ飲食店でアルバイトをしていた事があるとの情報が出ています。
ただ、三幸謙太郎被告と小松まといさんが一緒にアルバイトをしていたのはいつ頃かはわかっておらず、この飲食店がどこなのかも明らかにされていません。
三幸謙太郎被告は小松まといさんと飲食店で一緒にアルバイトをしていた頃から交際しており、2023年6月頃までは同棲もしていたという事です。ただ、事件当時は少なくとも小松まといさんは別れたと認識していたと見られており、小松まといさんは事件現場となった三幸謙太郎被告の自宅マンションから800メートルほど離れた4階建のマンションに1人で住んでいたとの事です。
この事から、三幸謙太郎被告が小松まといさんと一緒にアルバイトをしていたのは少なくとも2023年6月以前という事になりますが、三幸謙太郎被告が高校を卒業したであろう2020年頃から2023年までの三幸謙太郎被告の経歴は全くわかっていません。また、三幸謙太郎被告が高校を卒業しているのかどうかも現在の時点では不明です。
ただ、「週刊文春」は三幸謙太郎被告の自宅マンションの同じ階に住む住民の証言として、三幸謙太郎被告を見た時はスーツ姿だったとの内容が掲載されており、スーツを着るような仕事をしていた可能性は考えられます。逮捕時の職業は「職業不詳」とされており、三幸謙太郎被告がなんの仕事に就いていたのかはわかっていません。
「同じ階に住んでいるので、容疑者をちらっと見たことはあります。黒髪の中肉中背で、私が見たときはスーツ姿だったと思います。挨拶もしませんし、会話をしたことはありません。若い女性といるのを見たことがある気もしますが、特段印象には残っていません」
また、三幸謙太郎被告の経歴を探る手掛かりにはなりませんが、「週刊文春」は三幸謙太郎被告が事件の以前より自宅マンションで住民トラブルを起こしていた事をマンション住民の証言により明らかにしています。
それによると、三幸謙太郎被告は燃えるゴミの日に缶やペットボトルを入れるなど無分別状態でゴミを出しており、業者が持っていってくれないためにこの住民の方が代わりに分別をされたそうです。次のゴミ出しの日にも無分別状態でゴミを出していたそうなのですが、その後に三幸謙太郎被告が今回の事件で逮捕されてしまったため、回収されずにそのままになっていると思うという事でした。
「12日の水曜日は、『燃えるゴミ』の日だったんですが、ゴミ置き場に何の分別もしていないゴミ袋がポンとおかれていたのです。中には缶やペットボトルも入っていて、それだとさすがに業者も持っていってくれません。仕方ないので、そのゴミ袋の中身の分別を私がしたんですよ。 すると、中から領収書のようなものが出てきて、『三幸謙太郎』って名前が書いてあったんです。ただ、その時は、変わった名字の人が同じマンションにいるんだなと思ったぐらい。同じように無分別のゴミは金曜日にも出されていました」
三幸謙太郎の小松まといさん殺害事件の動機
三幸謙太郎被告が小松まといさんを殺害する事件を起こした動機は、交際をめぐる何らかのトラブルであったと見られています。
三幸謙太郎被告は裁判で、小松まといさんとの復縁を求めたものの断られた事でカッとなり首を絞めて殺害したとする内容を供述しています。
三幸謙太郎被告は逮捕された当時、「言い争いになって首を絞めた。殺すつもりはなかった」と供述していますが、その後の裁判では「もう関係を戻せないと思い、首を絞めた」と供述していて、よりを戻せないのならば殺害してしまおうと考えたのが動機だったとする見方が強まりました。
三幸謙太郎被告は2023年6月頃まで被害者の小松まといさんと同棲していたという事ですが、この頃からマンション住民が、2人が言い争いをし喧嘩をするような物音を聞いていたとの内容を証言しています。三幸謙太郎被告と思しき男性の怒る声と、小松まといさんと思しき女性の「やめて」という声を聞いていたようなので、当時から三幸謙太郎被告が小松みゆきさんに暴力を働いていた可能性なども浮上しています。
2人は以前、同じ飲食店でアルバイトをしていて、交際をしていた。また6月中旬までは同棲もしていたという。2つ隣の部屋に住む人は、マンション内で喧嘩をするような声や物音を耳にしていました。
2つ隣の部屋に住む人：他の部屋のことかもわからないんですけど、喧嘩のような争いごとのような、そういったような声も聞こえたりとか。男の人が怒ってるのを、女性の方がちょっとやめてと
裁判では、検察側は三幸謙太郎被告が小松まといさんと破局した後も、小松まといさんに対して「復縁を求めるメッセージを複数回送っていた」と指摘しており、三幸謙太郎被告の小松まといさんに対する一方的な執着が事件の動機につながったと主張しています。
一方で、弁護側は三幸謙太郎被告が小松まといさんと別れた後、「自分自身を見失った。死にたい」などとメッセージを送っていた事を明らかにして、「精神的にショックを受けていた」と主張して動機については計画的でなく突発的な犯行であったとし、情状酌量による減刑を求める形で裁判が争われています。
三幸謙太郎の小松まといさん殺害事件の判決
三幸謙太郎被告の元交際相手・小松まといさん殺害事件の一審裁判は東京地裁で開かれ、2025年3月13日の判決公判で三幸謙太郎被告に対して懲役17年の実刑判決が言い渡されました。
判決理由として「計画的ではないが、強い殺意に基づく犯行」、「自分本位で身勝手」、「歪んだ独占欲から殺害した」などが挙げられました。
東京地裁はきょうの判決で、「計画的ではないが、強い殺意に基づく犯行」で「自分本位で身勝手」「歪んだ独占欲から殺害した」などとして、三幸被告に懲役17年の実刑判決を言い渡しました。
なお、検察側は「身勝手、極まりない犯行でより強い非難に値する」として、懲役20年を求刑していました。
三幸謙太郎の現在
三幸謙太郎被告に対しては2025年3月13日に東京地裁から懲役17年の実刑判決が言い渡されました。
ただこの判決の報道が出た後には続報が出ておらず、三幸謙太郎被告がこの判決を受け入れたのか、または不服として控訴したのかも現在の時点ではわかっていません。
仮にこの判決が確定していた場合、三幸謙太郎被告は現在は既に服役しているはずです。一方で控訴していた場合は現在も三幸謙太郎被告は勾留されており控訴審開始を待っている状況と考えられます。
まとめ
今回は、2023年7月に元交際相手の小松まといさんを殺害したとして罪に問われている三幸謙太郎被告ついてまとめてみました。
三幸謙太郎被告の生い立ちについては3歳から小学校低学年頃まで、今回の事件現場となった大田区の自宅マンションから3キロメートルほどの場所に家族と住んでいた事がわかっています。この元実家マンションの住民の証言によると、当時の三幸謙太郎被告は「普通のかわいらしい男の子」だったという事です。
また、三幸謙太郎被告の実家の家族については、母親が東南アジア系の女性で、父親は日本人のサラリーマン、兄弟は弟が1人いたという事が明らかにされています。母親が外国人だったという事で言葉が通じずに若干の近隣トラブルはあったという事ですが、際立って大きな問題のある家族ではなかった可能性が高いとみられています。
三幸謙太郎被告の経歴については、高校や大学など学歴も含めてほとんど何も判明していません。わずかに、今回の事件の被害者の小松まといさんと同じ飲食店でアルバイトをしていたという経歴と、自宅マンション住人がスーツ姿を見たという証言をしている事から何らかの職業についていた可能性が浮上しているものの、経歴に関する具体的な情報は何も出ていません。
三幸謙太郎被告が小松まといさんを殺害した動機ですが、三幸謙太郎被告と小松まといさんは2023年6月頃まで同棲するなど交際しており、その後破局した後に三幸謙太郎被告がしつこく小松まといさんに復縁を求めるメッセージを送っていた事が明らかになっており、また、三幸謙太郎被告が「復縁できないのならと首を絞めた」との内容を供述している事などから犯行動機は交際をめぐるトラブルである可能性が高いと見られています。
三幸謙太郎被告の裁判では、2025年3月13日に東京地裁より懲役17年の実刑判決が言い渡されています。ただその後は続報がなく、現在の三幸謙太郎被告については控訴したのか判決を受け入れたのかもわからない状況です。
