芸能プロモーターで「オフィス北野」の代表取締役社長を務めている森昌行さん。オフィス北野の”乗っ取り”についてビートたけしさん、たけし軍団との揉め事で話題となりました。
森昌行さんの年収や経歴&家族情報など現在までの活躍やについて総まとめしましたのでご紹介します。
オフィス北野代表・森昌行のプロフィール&経歴
オフィス北野”乗っ取り騒動”の渦中の人物
森昌行さんは現在まで表舞台に出ることは少なくオフィス北野の社長としてビートたけしさんを始めとしたタレントのマネジメントを行ってきました。
また、「監督 北野武」としてビートたけしさんが初めて監督を務めた映画『その男、凶暴につき』から始め、『菊次郎の夏』『アウトレイジ』『座頭市』など名作映画のプロデュースを行ってきました。
森昌行さんについての詳しいプロフィールはこちら。
本名 森 昌行(もり まさゆき)
生年月日: 1953年1月7日
出身地: 鳥取県
学歴: 青山学院大学
書籍: 天才をプロデュース?
受賞歴: 日本アカデミー賞 協会特別賞
引用:Wikipedia – 森昌行
森昌行さんは元SMAPメンバーの森且行(もり かつゆき)さんと非常に字面が似ているため間違って検索されることがよくあるようです。
タレント・ビートたけしの独立を巡る騒動でたけし軍団と対立し渦中の人物となっている森昌行さん。
森昌行さんはネット上で「オフィス北野乗っ取り」とも噂されていますが、ビートたけしさんの独立騒動の真相を含めて、現在までの活躍について総まとめしましたのでご紹介しましょう。
ミュージシャン志望だった森昌行
森昌行の詳しい生い立ちは不明
森昌行さんはタレントではないため高校卒業まで鳥取県鳥取市で過ごしたという情報以前の家族情報などは不明のようです。
森昌行さんは1976年に青山学院大学法学部を卒業し、学生時代からミュージシャンを目指していたこともあり、音楽業界への足がかりとしてNETテレビ(現・テレビ朝日)の美術スタッフとしてアルバイトを始めました。
森昌行さんはアルバイトをしながらもいつかはレコード会社に就職してより音楽で食べて行く道に進みたいと思っていましたが、テレビ朝日でアルバイトをしていた経験からテレビ番組制作会社のスーパープロデュースに入社しました。
同社でアシスタントディレクターやリサーチスタッフとして活動する中で、『みごろ!たべごろ!笑いごろ!(テレビ朝日系)』や『クイズ!!マガジン(テレビ朝日系)』などの制作に携わる中でテレビの仕事が面白くなりミュージシャンの道を諦めました。
しかし、森昌行あんは現在もギターが趣味であり、対談ではギターのマニアックな話に花を咲かせるなどしています。
「たけし軍団」の名付け親でもある森昌行
1980年にビートたけしと出会った森昌行
森昌行さんは1980年に『クイズ!!マガジン』で司会を務めていたビートたけしさんと出会います。
同番組ではアシスタントディレクターだったため一スタッフに過ぎませんでしたが、1981年に放送された番組『アイドルパンチ(テレビ朝日系)』で森昌行さんはチーフADやディレクターを務めるようになったことで、企画立案に深く関わるようになっていきました。
その中でビートたけしさんの弟子たちを「たけし軍団」と名づけて起用したり、『スーパーJOCKEY(テレビ朝日系)』や『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ(日本テレビ系)』などの原型となるコーナーを企画したことから、森昌行さんはビートたけしさんとの信頼関係を深めていき同じ釜の飯を食べるようになりました。
森昌行さんは1985年に『アイドルパンチ』が終了してからはしばらくビートたけしさんと一緒に仕事をすることがなくなりましたが、1988年1月に各新聞紙上で「ビートたけし独立、社長には友人の森昌行」とオフィス北野を立ち上げたことが報じられて業界を驚かせたようです。
しかし、実は森昌行さんはこの時取締役制作部長であり、メディアが報じた内容は誤報でした。
オフィス北野の立ち上げに参画した森昌行さんは、その後映画プロデューサーとして北野武監督の映画をプロデュースするようになり、1992年にはオフィス北野の社長に就任しました。
そして1994年にはビートたけしさんがバイク事故で生死の境をさまよったことから、社長である森昌行さんが記者会見に追われ一躍世間に顔が知られるようになりました。
映画監督・北野武の才能を開花させた森昌行
森昌行はビートたけしの映像的才能を見抜いていた
ビートたけしさんは1989年に監督を務めるはずだった深作欣二さんの代役として映画『その男、凶暴につき』で監督デビューを果たしました。
ビートたけしさんはバブル時代に絶大な人気を誇ってきたことから、当時の異業種監督の流れによって映画監督の話が舞い込むようになりました。
しかし、森昌行さんはかねてからビートたけしさんの演出センスと映像的な感覚の非凡さを見抜いており、”お笑いタレント・ビートたけし”ではなく”映画監督・北野武”と住み分けをしてオフィス北野で自社プロデュースをする形で映画制作をスタートさせました。
森昌行さんは北野武監督のマネージャー的な仕事から次第に映画の制作費の工面、興行収入や映画興行のプロデュースなども手がけるようなり、北野武監督の良き相棒として仕事をするようになっていきました。
森昌行さんのプロデューサーとしての考え方は、興行収入を伸ばして稼ぐことよりも、”北野武”というブランドを世に広めるために次回作の制作費が回収で切れ姥良いというスタンスで映画制作に望んでいました。
そのため、北野武監督が「世界のキタノ」と呼ばれるようになった背景には森昌行さんの尽力があったからであり、名プロデューサーとしての手腕を発揮してきました。
また、たけし軍団のダンカンさんが監督を務めた映画『七人の弔』や、清水浩さんが監督を務めた映画『生きない』なども森昌行さんがプロデュースしています。
森昌行は結婚して家族はいる?
森昌行は一般人のため個人情報は出ていない
森昌行さんは現在有名人になってしまいましたが、元々タレントではなく一般人のため家族に冠する情報は出ていないようです。
森昌行さんの家族情報は不明ながら、恐らく結婚して嫁がおり、子供も数人いると思われます。
森昌行、オフィス北野”乗っ取り”騒動の真相
森昌行はオフィス北野を乗っ取った?
森昌行さんの”乗っ取り裏切り”により自身の立ち上げた事務所「オフィス北野」から独立して4月1日から同じく自身が立ち上げに参加した事務所「T.Nゴン」に移籍したビートたけしさん。この”乗っ取り騒動”の真相についてご紹介しましょう。
ビートたけしさんがオフィス北野から独立して以後、たけし軍団のガダルカナル・タカさんや水道橋博士さんらは「たけし軍団一同」として、森昌行さん宛てに「師匠(ビートたけし)に対する完全な裏切り行為」として声明文をブログで発表して騒動に発展しました。
森昌行の年収は1億円を超えていた?
たけし軍団が指摘した”裏切り”は2点
たけし軍団が指摘していた森昌行さんのビートたけしさんへの裏切りは2点あり、ひとつは「いつのまにか森昌行がオフィス北野の筆頭株主になっていたこと」もうひとつは「森昌行や従業員の収入が容認できないレベルにあったこと」でした。
これらのことからビートたけしさんは「俺の事務所が乗っ取られちゃった」という旨を語り、「一番裏切る奴は一番働く奴だから」と発言したことから、森昌行さんの”事務所乗っ取り騒動”として加熱していきました。
オフィス北野の経営を巡ってたけし軍団の東国原英夫さんは過去にビートたけしさんに意見をしたことがあったようで、そのことをツイッターで語っていました。
② からな」と仰った事。(2)随分前に、僕が、オフィス北野の事務所体制や森社長の経営方針等を批判をした時に、師匠にボコボゴに殴られた事があった。その事に対する謝罪だった。「あの時は済まなかった。今となっては、お前の言う事が正しかったと痛感して
— 東国原英夫 (@higashi_kokuba) 2018年4月4日
森昌行さんはオフィス北野の株を65%取得して筆頭株主になっており、年収は9,800万円とほぼ1億円という破格の報酬になっていました。
そして、たけし軍団の井手らっきょさんが「オフィス北野の20代社員の年収は1,800万円」と発言していましたがこれは誤りだったと認めたものの、一般水準以上の年収は貰っていたようです。
この件について、森昌行さんは「その報酬に見合うだけの仕事をしている」と主張しており、従業員への高額な報酬についても「たけしさんのバイク事故などもあり事務所が今後どうなるか分からないからあげられる内にあげていた」と語っていました。
こうした森昌行さんの姿勢について、東国原英夫さんは番組で「真っ向からやり合う気だと感じた」と語っています。
オフィス北野問題 ダンカンは森昌行社長を恫喝していないと言っているけど、ビートたけしのためなら刑事事件も恐れない人間に詰め寄ったら、十分に恫喝、脅迫だよなwww #バイキング
— かっし~ (@Breeze31jp) 2018年4月6日
森昌行、ビートたけし、たけし軍団と和解の道へ
森昌行、たけし軍団の話し合いに応じる
森昌行さんはたけし軍団の声明文に憤慨しており、法的な手段も辞さないと構えていましたが、たけし軍団より和解のための話し合いが持ちかけられて応じました。
たけし軍団の代表としてガダルカナル・タカさんは4月5日に、声明文の意図は森昌行さんと対立を深める目的ではないことを述べ、ビートたけしさんに迷惑をかけたくないため和解の話し合いを設けることを提案しました。
森昌行さんもそれに応じましたが条件として、「会社の問題点は話し合いで解決する」「会社の経営状況を外部に漏らさない」ということをガダルカナル・タカさん側に伝え、オフィス北野の今後のあり方について協議する場を設けることで一致しました。
しかし、たけし軍団と森昌行さんの間でやりあっている構図について、ビートたけしさんはちょっと面白くなさそうなコメントをしています。
「タカが怪しいな、こいつが何か裏でやってるんじゃないか。もともとはオレのけんかだよ。なんで軍団が取っちゃうの?それでテレビにも出て」
ビートたけしさんは連日騒動についてコメントをしていますが、その多くは茶化すようなものが多いようです。
#オフィス北野 のドタバタ劇
— オタクのおっさん (@otaku_ossan2016) 2018年4月9日
稼ぎ頭の #ビートたけし が退社した時点でこの会社に未来がないことは誰の目にも明らか。#たけし軍団 と #森昌行 社長の泥試合も、お互いが共謀して炎上商法をしている様にしか見えず、何の興味も湧かない。勝手にやってろと思うだけ。たけし軍団もオワコンだなあと溜息。
森昌行乗っ取り騒動を茶化すビートたけし
ビートたけしは騒動もお笑いに変えている
ビートたけしさんは2018年4月7日に放送された番組『新・情報7days ニュースキャスター(TBS系)』に出演し、自身の独立騒動についてまるで他人事のように茶化し続けていました。
ビートたけしの嫁と子供&4人の愛人遍歴!独立や現在も総まとめ
ビートたけしさんは自身が立ち上げた事務所から独立したことについて「独立だ、嬉しいな。」と語っていて、「俺が作った事務所を俺が辞めて何が悪い。冗談じゃないよ」とたけし軍団と森昌行さんが揉めている騒動について釘を刺しました。
そして、ビートたけしさんは一番の当事者でありながら”事情通”として独立騒動の対立を解説すると茶化していたようです。
軍団と社長とのケンカになっちゃって。俺は全然部外者になっちゃって。俺、解説しようかなと思って。俺、事情通で出てこようかなって。俺が原因なのに、俺が事情通になってどうすんだって
ビートたけしさんは最初森昌行さんの裏切り行為が発覚してからはショックだったと思いますが、独立をしてからは次第に面白がるようになっていったようですね。
オフィス北野をめぐる騒動については「軍団喜んで。軍団バブルになっちゃって。事務所としちゃ、嘘でももめるべき。こんな仕事忙しいないもん。20何年ぶりだって。記者に追いかけられて。記者に『うるさい』っていうのが夢だったって。泣いているやつもいましたよ」と茶化していた。
水道橋博士さんなどはYouTubeで乗っ取り騒動に関する動画をアップして1週間足らずで80万回再生を突破しているようで、東国原英夫さんも「ガッポガッポ稼いでいる」と茶化していたようです。
近年、ガダルカナル・タカさんや東国原英夫さん、水道橋博士さん以外のたけし軍団は鳴りを潜めているイメージがあることから、今回の騒動で再ブレークを狙っている人もいるのかもしれませんね。
オフィス北野の森昌行さんは殿との仕事が多かった制作会社「スーパープロデュース」の元社長。その気もないのに無理やり頼み込んで畑違いの芸能事務所の社長になってもらった経緯があるんで、今さらその恩義もわすれてガタガタ騒いでるのもどうなのか。
— キドカラー大道 (@kdcl_ohmichi) 2018年4月4日
映画はいかに天才監督でも製作者と配給会社が尽力しなければ上映されない。従ってそれだけ森昌行氏の手腕と功績は超度級に大きい(まずあれだけの個性の監督を巧くやる気を起こさせるプロデューサーはそう二度と巡り合えない)。それを知るたけしは長い裁判闘争だけは自分から避ける道を選ぶのでは?
— 西村 純 Jun Nishimura (@olivlove) 2018年4月7日
オフィス北野社長・森昌行について総まとめすると・・・
・森昌行の年収は9,800万円とほぼ1億円という破格の報酬といわれている。
・森昌行の家族や子供などプライベートな情報は不明である。
・森昌行は番組制作会社勤務時代にビートたけしと仕事をする機会が多く、それがきっかけでオフィス北野の立ち上げに参画した。
制作スタッフとして活躍し、その後ビートたけしさんと出会ってからオフィス北野の代表取締役社長として采配してきた森昌行さんについて総まとめしてきました。
オフィス北野の売上の9.5割はビートたけしさんが稼いでいたとたけし軍団のひとりである東国原英夫が言っていましたが、ビートたけしさんが「T.Nゴン」に移籍する形で独立してしまい、今後のオフィス北野の進退が問われています。
不名誉な形ながら世間から注目されているたけし軍団の面々は、ビートたけしさんが言うようにこれをチャンスだと捉えて再ブレークを狙って欲しいですね。