2016年4月26日に急逝したお笑い芸人の前田健さん。
この記事では、その死因の虚血性心不全や、マエケンさんのツイッターなどからみる生活習慣、最後の収録となったロンドンハーツについてまとめています。
この記事の目次
前田健(マエケン)のプロフィール
名前:前田健(まえだけん)
出身地:東京都杉並区
生年月日:1971年6月14日
身長:174cm
体重:73kg
血液型:O型
最終学歴:東京都立農芸高等学校卒業
所属事務所:ケイダッシュステージ
前田健さんは俳優・芸人・振付け師として、活躍。
芸人としてはあややこと松浦亜弥さんや渡辺真知子さんなどのものまね芸で人気を博し、
俳優としては大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」にも結城秀康役として出演しています。
また、本場ブロードウェイにて、約4年ほど歌とダンスを修行してきた経歴があり、
ドラマ「ギャルサー」、人気アニメシリーズ「プリキュア」のテーマ曲などで
振り付けを担当していました。
しかし、2016年4月26日に、満44歳という若さで急逝。
前田健さん死去 「ロンハー」で体調不良も診察受け収録続けていた
前田健の死因は虚血性心不全~持病などもまとめ
前田健の死因は虚血性心不全
前田健さんの死因は、虚血性心不全です。
歌手・松浦亜弥(29)のモノマネで知られ、26日未明に急死したタレント・前田健さんの死因が、虚血性心不全だったことが26日分かった。所属事務所が発表した。44歳だった。
前田健、不整脈の持病を持っていた
また、不整脈の持病を持っていたことともわかっています。
虚血性心不全(虚血性心疾患)は、心筋への血流が不足し、酸素などが行き渡りにくくなって心臓機能が低下する病気。冠動脈が狭くなる狭心症や、冠動脈が詰まって心筋細胞が壊死(えし)する心筋梗塞などが含まれる。
福田医院(横浜市)の福田伴男院長は「冠動脈硬化が起きて血流が悪くなることが原因」と説明。不整脈との関連についても、「不整脈を放っておくと、心筋梗塞、脳梗塞につながりやすい。不整脈が出たらそれらの病気を想定し、精密検査を受けて、血管を拡張するステントなどの治療で解消しなければいけない」と指摘した。
虚血性心不全というと、少し馴染みのない病名ですが、狭心症や心筋梗塞などを指す心疾患です。
突然死の大半はこの虚血性心不全であるといわれています。虚血性心不全は冠動脈硬化によって心臓の筋肉に虚血が起こるもので、生活習慣(睡眠不足・運動不足・食事内容と量・タバコ・アルコールなど)が大きく影響してくるといわれています。
前田健さんの持病である不整脈は、脈が不規則で早かったり遅かったりとすることですので、
病気が原因という他にも、運動後などの興奮状態時には生理的に起こりうることもあります。
実際の症状としては、動悸、めまい、息切れ、病気由来のものだと胸痛・失神するなどの状態に陥ることも。
前田健さんは、不整脈の持病で手術を受ける予定だったことも明らかになっています。
「マエケンさんは不整脈を持っていて、激しく動くと症状が出てしまうので、話をしたり、休憩を入れながら、気を付けてはいました。不整脈の手術は来月あたりにする予定だったんです。しようと思っていると聞いていたので、絶対にした方がいいと伝えていました。もうちょっと早ければなと思いました」と後悔の念をあらわにした。
前田さんには不整脈の持病があり、周囲には「心臓が悪い」と説明。先月にはツイッターで不摂生な生活を送っていることを明かしていた。
前田健さんは不整脈の持病があったということで、心臓に負担がかかりやすかったのは間違いなさそうですね。
前田健のツイッターの発言にみる生活習慣~最後の食事とは
前田健さんの死因である虚血性心不全は、日頃の生活習慣に影響してくると言われています。
喫煙・食事・睡眠・ストレスなどの面を、ツイッターなどから垣間見てみましょう。
前田健の最後のツイート…その食事内容とは
まずは前田健さんの最後のツイートをご紹介します。
ごつい!新宿三丁目のイヴォ・ホームパスタというお店の「海の幸とトマトソースパスタ」うまし。 pic.twitter.com/lnfd0ornr2
— 前田健 (@ken_m614) 2016年4月24日
なかなか味の濃そうな大盛りパスタですが、口コミサイトでは人気のレストランです。
前田健さんのツイートを遡ると、このお店には何度か行かれていたようで、お気に入りのレストランだったようです。
他にも、味の濃い目であろう美味しそうな外食がたまにツイートされていました。
牛肉ネギ巻きの照り焼き。 pic.twitter.com/jNfOI0Z3gL
— 前田健 (@ken_m614) 2016年3月29日
新宿三丁目、焼き鳥「田村」本店。美味なり。 pic.twitter.com/o4MD3QPcbr
— 前田健 (@ken_m614) 2016年3月28日
また食ってしまった。
— 前田健 (@ken_m614) 2016年3月13日
ステーキ。
400g pic.twitter.com/zBldQoUbQi
確かによく食べていますが、40代男性ならば・・・といった感じもしなくはありません。
前田健は生活習慣に問題あり
しかし前田健さん自身、ツイートにて、健康について以下のように語ることもありました。
健康は大事、とわかっていながら健康のためにしていることは何一つない。まだ不摂生を嫌いになれない。不摂生への執着を捨てきれない。そんな44歳。
— 前田健 (@ken_m614) 2016年3月20日
きっと誰もが、そう思ったことが一度はある言葉ではないでしょうか。
その後の対応が人によって違ってくるとはいえ、ご自身の体調を考慮しなければならないのは、老若男女関係ありませんね。
持病もあり、不摂生の自覚もありながらも前田健さんはそこから抜けられなかったようです。
また、前田健さんは今年2月に、失恋。
また失恋した。片想いが終わった。期待してた時間は楽しかったけど、その分胸のポッカリ空いた穴がでかい。
— 前田健 (@ken_m614) 2016年2月22日
精神的にも少しきていたものもあるのかもしれません。
告別式に訪れた山田邦子さんからは以下のようなことも。
「マエケンはお酒を飲まないから よくジュースをおごった」と思い出を明かすと、「たわいない話して 聞いてくれて 頭が良くて 変な奴だけど いい奴で でもずっと具合悪そうだった」とつづった。
そのため「椅子に座りなよ」と言ったことが何度もあったといい、「心臓の事や、病院の話も聞いたけど タバコも吸ってた もちろん、やめるように言ったけど」と体調を心配していたことを明かした。
お酒は飲んでいなくても、喫煙はしていたようですね。
生活習慣としても、やはり不整脈の持病があるにもかかわらず、日頃の不摂生(主に食事や煙草)があったことは間違いないようです。
前田健の急逝に対する芸能界の反応
まずは松浦亜弥さんから。
まえけんさんのあややのモノマネ。
特徴をうまく捉えていて、面白かったです。
「私のことをおもしろ可愛くモノマネをしてくれて、楽しく話題にしてくれて嬉しかったです。まえけんさんのモノマネで自分のクセを知ったりして」とコメント。「初めて共演させていただいた時には、私の体調やスケジュールまで気遣って下さったり、プレゼントと一緒に手書きのとっても丁寧なお手紙をいただいたことを覚えています」と偲び、「まえけんさん、『あやや』の思い出をありがとうございます」と冥福を祈った。
前田健さんのあややのものまねはご本人からも似ていると称されていましたね。
あややの文面からも、まえけんさんの人柄の良さが感じられます。
その他、芸能界の大御所や先輩からもお悔やみの声が。
取材に応じた堺正章は「何もできない自分の無力さにガッカリしまして、大変残念な結果になってしまった」とうつむいた。今年1月に行われた新年会が生前最後に会った場所だといい「まだ志半ば……。これから大きく花咲いていく人間だった。本人としては無念だったと思う」と早すぎる別れを悔やんだ。
公私共に親交の深かった南野陽子は「突然のことでびっくり…。自分もこんなに早くとは思ってなかったと思う。悔しいですね」とポツリ。前田さんが、コンサートで振り付けを担当をしたこともあり「私は未だにマエケンをすごくあてにしていて、ちょっと一段落ついたら相談しようとしていたところなので、どうしよう…。後輩でしたけど、先輩のように頼もしく説教をしてくれることもあった」と大切な支えを失い、茫然自失な様子で話していた。
前田健の最後の収録となったロンドンハーツの内容…死との関係は?
前田健さんは、4月24日にロンドンハーツのロケ(オネエタレントの運動会)に参加していました。
ロケ中の昼休み中に一度具合が悪くなり、医務室に訪れていますが、午後はそのまま撮影を続行。50メートル走や、走り幅跳び、リレーなどをしたそうです。
以前ロンハーに出ていたまえけんさん。
その後、東京に戻ってきて新宿でご飯を済ませ(上記の前田健さんのツイートでご紹介したパスタ店にて)、午後7時ごろに新宿三丁目の路上で嘔吐、心肺停止状態で救急搬送され、25日に一旦蘇生しましたが、26日午前1時36分に死亡が確認されました。
番組関係者によると、収録時に具合が悪いそぶりはなく、複数の種目で上位争いに食い込んだ。笑いも取って「オンエアが楽しみですね」などと話していたという。関係者は「医務室に行ったことは全く気付かなかった。前田さんは後輩タレントにも優しく声を掛けて、周囲を気遣っていた」と明かした。
同局は持病の不整脈について把握していなかったといい「前田さんから持病の説明はなかった。所属事務所は把握しており、本人と事務所が相談した上で収録に参加したと聞いている」と説明。前田さんが同様の企画に参加するのは2度目で、以前は体調不良を訴えることはなかったという。
事前に持病についての説明が番組側にしていなかったのは、前田健さんの判断だったとは思いますが・・・。
ロケ中の体調不良については、医務室に行くぐらいですから知らなかったではなく、もう少し気遣ってあげても良かったのではとも考えてしまいますね。
また、ロンドンハーツでは、番組内で前田健さんへの追悼メッセージも放映されました。
実際に番組内で流れた追悼メッセージです。
番組司会者の淳さんもツイッターにて、お悔やみの声が。
前田健さんの訃報…
— 田村淳 (@atsushilonboo) 2016年4月26日
亡くなる前にロンドンハーツの収録で一緒でした…楽しそうで、元気そうに見えたのですが…この日もマエケンさんは、すごく面白かったです。お腹を抱えて笑わされました。その芸人の姿がもう見れないなんて、残念すぎます…
マエケンさん
今まで沢山の笑いをありがとう
前田健さんが参加したロケの放映については、4月26日の段階で、テレ朝からは未定とされています。
テレ朝は放送予定については26日の会見で「現段階では詳細を把握できていないので、未定」と説明。J-CASTニュースが27日、テレ朝広報部に取材した際も「現時点でも放送については未定で、結論を出す時期についても決まっておりません」とのことだった。
同局に対し放送を求める意見が届いているかどうかについては「視聴者の皆様から寄せられたご意見については公表することを前提に伺っていませんので、内容や件数等は控えさせて頂きます」としている。
ネットからは件の遺作とも言える「オネエタレントの運動会」放映を求める人もいますが、
やはり当日の収録だったこともあり、厳しいのでは・・・という声も。
前田健、結果的にロンドンハーツが遺作になったようだ。
— ishiwata (@gincyan_tokyo) 2016年4月26日
収録した遺作を放映するか検討中らしい。
ぜひ放映してやってほしいね。命?を掛けて芸人をまっとうしたんだ。お笑い番組だろうが、故人にとって最高の供養になるだろう。
不謹慎!?くそくらえ!
あー、単に当日というだけじゃなくて収録内容そのものが影響してるやつや。これは放映厳しいでしょうね/【前田健さん死去】「ロンドンハーツ」収録したその日に… テレ朝社長「非常に残念」 https://t.co/fyeBape3uj
— 山口真弘 (@kizuki_jpn) 2016年4月26日
まとめ
44歳の若さで亡くなった前田健さん。
人柄もよくいろいろな芸能人から愛されていたようです。
もうマエケンさんのものまねが観れないのはとても残念です。
前田健さんのご冥福をお祈りします。