パラパラを踊る姿が「キモかわ」として当時若い女性を中心にブレイクし、「キレてないですよ」のフレーズでもおなじみの芸人・長州小力さん。
2013年には番組で重度の糖尿病を指摘され、さらに翌年には合併症の糖尿病性腎症を発症していることも判明しています。
長州小力さんの糖尿病闘病についてや余命、現在などについてまとめてみました。
長州小力プロフィール
長州小力(ちょうしゅうこりき)
本名: 久保田 和輝(くぼた かずてる)
生年月日: 1972年2月5日
出身地: 東京都杉並区
血液型: A型
身長: 160cm
最終学歴: 杉並区立和田中学校卒業
事務所: 西口エンタテインメント
活動時期: 1988年 –
長州小力さんの実家は小学校に学校給食用の野菜を卸していた八百屋を営んでおり裕福な暮らしをしていましたが、父親の死により借金が発覚。
継いだ八百屋の経営を母親と共に頑張っていた小力さんでしたが、さらにO-157の影響を受けて業績が落ちてしまい、結果倒産となっています。
小力さんは「勉強も出来ず、商売の才能も無い自分が“逆転”するには芸能界しか無い」との想いから、一念発起して芸人を目指すことに。
当初は本名で活動していましたが7年間全く売れず、お笑いプロレス団体の西口プロレスに属し長州小力として活動を始めてから徐々に人気となるように。「キレてないですよ」など長州力さんのモノマネが特長となっています。
2005年にHINOIチームとパラパラを踊る姿が若い女性に受け、「キモかわ」系として一躍ブレイク。
多い時には月収2000万台のときもあったほどだったそうですが、現在では「一発屋」として登場することが多いようです。
長州小力に糖尿病が発覚!必至に健康改善も…
長州小力が『駆け込みドクター』で番組史上最悪の結果に
長州小力さんは、2013年9月に医療番組『駆け込みドクター』で番組史上最悪の結果となる19項目の異常値という非常事態に。
小力さんの血液は「最悪」と言われ、各数値はほとんど異常値の状態。
脂肪肝や高脂血症、さらに糖尿病や逆流性胃腸炎など、医師たちも驚く結果となってしまいました。この中でも特にひどかったのが糖尿病となっています。
肝機能障害 AST76、ALT82、γ-GTP104、TTT9.6とすべて異常値
血中リスク コレステロール318、中性脂肪263、LDLコレステロール254、血糖値251、HbAlc11.8、白血球値137.9とすべて異常値
なかでもひどいのが血糖値とHbAlcだ
引用:長州小力のダンス
その原因は、午後に起きて肉を中心に3800kcalを摂取するなど、とにかく食べて寝るという小力さんの生活や食の乱れが大きく関係していました。
また、このたくさん食べてすぐ寝てしまう(昏睡状態)という状態は、『糖尿病意識障害』という糖尿病の症状であることもわかっています。
この検査により小力さんは直ちに入院を要する身体であることが判明し、番組内では「長州小力健康改善プロジェクト」なるものが発足。
3ヶ月ごとに小力さんの身体の状態を診ていくという小力さんの糖尿病の闘病の様子が放送されるようになりました。
長州小力は糖尿病闘病で治療を開始も3ヶ月の結果は最悪
長州小力さんはその後、糖尿病の治療に励むことに。
通常時は80~110と言われる血糖値ですが小力さんは251と2倍以上となっており、インスリン治療を開始しています。
3ヶ月で徐々に改善していたかに見えた小力さんの数値ですが、2014年3月にその結果が発表されると、なんと一番最初の数値に戻ってしまっているという最悪の結果に。
悪化の原因は、自分の状態を甘く考えた小力さんが真剣に生活改善に励まなかったことにあり、薬もちゃんと飲まない小力さんに医師やスタッフからは怒りの声も。
このままでは間違いなく1~2年の間に救急車の世話になることになると、最後通告されることになっています。
長州小力は真剣に生活改善に取り組み数値は改善
この忠告により、長州小力さんは今度こそ真剣に生活改善に励むようになりました。
食生活は肉を控え、自分で持参した野菜を食べるなど気を遣うように。
仕事の帰りはスタジオから家までウォーキングし、帰ってからは自宅でサウナスーツ着用でバイクによる15分の有酸素運動もするようになりました。
その結果、3ヶ月後の2014年6月の診断ではかなり数値は改善されています。
改善した長州小力の糖尿病
血糖値は251→91、
HbA1cは12.3→8.3
に改善し、いい結果となっています。
これにより、健康へ一歩近づいたかに見えた小力さんでしたが…。
長州小力が合併症の糖尿病性腎症を発症、事実上の余命宣告?
長州小力が合併症の糖尿病性腎症を発症
自分の甘さを省みて、今度こそ真剣に生活改善に励み結果が出た長州小力さんでしたが、なんと無情にも糖尿病の合併症である糖尿病性腎症を発症していることが発覚しています。
糖尿病性腎症は糖尿病の合併症です。糖尿病性腎症の場合、急に尿が出なくなるのではなく、段階を経て病気が進行します。このため、できるだけ早期に発見し、適切な治療をすることが重要です。現在は、糖尿病性腎症が原因で透析を受けることになった人が、全透析患者のうち44.1%(2012年末現在)と最も多い割合を占めています。
引用:4.糖尿病性腎症
小力さんは、腎臓の濾過機能が低下し、アルブミンが尿中に出てきた
状態でした。尿中アルブミンは、正常値は30以下のところ、
小力さんは、なんと612。300以上で腎不全一歩手前ですので、
小力さんの数値は、人工透析を開始するレベルだそうです。
長州小力は人工透析開始レベルの数値
なんと小力さんの尿中アルブミンは、正常値の20倍以上の612。
すでに人工透析も視野に入れた状態となっていました。
糖尿病性腎症の病期
第1期~第5期まであり、第2期で尿中にアルブミンがわずかに検出される状態。
第3期で尿中にタンパク質が出てきて腎機能が低下、第4期で尿毒症の症状、第5期でほぼ腎不全の状態となっており、小力さんはすでにこの第5期の一歩手前の状態と言われています。
腎症の出現には10~20年かかりますが、早期には微量アルブミン尿(腎症2期)、その後、蛋白尿(腎症3期)が出現します。ネフロ-ゼ症候群になることも多く、徐々に腎機能が低下し、腎不全に至ります。
現在、透析を始める患者さんの原因となる疾患ではもっとも頻度が高い疾患です。
引用:糖尿病と腎障害
糖尿病性腎症は、”治療の3本柱”として以下の3つが挙げられています。
糖尿病腎症では高血圧をともなう患者が多くみられます。腎症にとって高血圧は症状を悪化させるものであり、逆に血圧を下げると腎症は進行が遅くなります。したがって、治療の柱は、「血糖コントロール」に加えて、「血圧コントロール」が重要になってきます。血圧を下げるお薬(降圧薬)の中では、レニン‐アンジオテンシン系抑制薬が広く使われています。さらに、「糖尿病腎症の食事療法」が入り、その3つが治療の基本です。
引用:病期による自覚症状と治療
また、糖尿病性腎症は人工透析となる頻度が最も多い合併症となっており、これが原因で透析患者となった割合は全体の約44%とかなり高い数値となっています。
小力さんが合併症を発症してしまったのは、対策が遅くなってしまったことが原因だそうです。
最初に身体の危機を知らされたときから真剣に取り組んでいれば違う結果となったのかもしれませんが、悔やんでも悔やみきれない状態となっています。
長州小力は姉の手紙に涙、事実上の余命宣告だという声も
糖尿病の数値は改善するもまさかの合併症を発症していた長州小力さん。
事実を知らされた小力さんは、青ざめながらも「現実を受けとめます」と答えています。
小力さんは両親も他界しているようで、番組では小力さんの身体を心配するお姉さんからの手紙が読まれ、小力さんの心にもかなり響いたようです。
姉からの手紙で涙を拭う長州小力
これを見たネット上では、「頑張って欲しい」「もらい泣きした」との声が寄せられていました。
50. 匿名 2014/07/06(日) 00:39:50
糖尿病の合併症は本当に怖い。
網膜症で失明するおそれもあるし、神経障害で下肢など壊死するおそれもある。
透析は週に3、4日で4時間くらいやらないといけない。ステントもつけて、太い注射を刺されます。透析になるまえになんとか…!
長州小力の糖尿病性腎症には「事実上の余命宣告」の声も
人工透析になる確率がかなり高いとされている糖尿病性腎症ですが、長州小力さんの当時の状態には「事実上の余命宣告」という意見も多くありました。
18: 2014/07/03(木) 17:43:35.11 ID:DHLkTEe30.net
糖尿病からの透析治療で半数は5年以内に死ぬ
10年でほとんどが死ぬ余命宣告だな
透析治療の開始すると予後はあまりよいものではなく、5年後の生存率は50%まで下がると言われています。
これもあってか、夏頃には「長州小力って死んだんですか?」という質問もネット上では見られていました。
生きているが・・・糖尿病の合併症である糖尿病性腎症が発症していることが宣告される。
小力さんがここまで深刻な状態であるとは思っておらず、本人だけではなく周囲や視聴者も衝撃を受けたようです。
長州小力の現在は?
2014年には糖尿病の合併症である糖尿病性腎症を発症していることがわかった長州小力さんですが、気になる現在はどうなっているのでしょうか?
この糖尿病性腎症の経過についてはその後情報はほとんどなく、公には発表されていないようです。
小力さんが透析治療を行っているのかどうかも不明な状態となっていますが、現在も変わらず活動を続けていることがわかっています。
小力さん自身はまだ結婚はされていないようですが、決まり文句の「キレてないですよ」というフレーズから、結婚式のゲストとしても人気だと言います。
「今はちょっとした“縁起モノ”という感じがあるみたいですね。おもしろいのが、僕は“キレてないですよ”って言うじゃないですか。それが“切れないという意味で縁起がいい”って言われたことがあったんです。で、次の式のときに“ふたりの縁は切れないですよ”とスピーチしたら、周囲もウマいこと言ったみたいにオーッてなって(笑い)。最後にお祝いの舞でパラパラを踊るんです」
2016年にはオンライン英会話教室「NativeCamp.」のPRムービーに出演。
2017年『くりぃむナンチャラ』では「プロレスマニア王決定戦」にも出演しています。
「プロレスマニア王決定戦」
ブレイクのきっかけとなった西口プロレスでのプロレスコントも変わらず続けており、つい先日にも観覧者の写真で小力さんの姿が確認されています。
帰宅。
— ひかる (@ysakurakurosiba) 2017年11月26日
グレートムタ見参!
長州小力も間近で見れた。 pic.twitter.com/BFI1Z7icEu
2017.11.26
— かず (@kaz___227) 2017年11月27日
長州小力
言っちゃいけないって言ってたけど…
ネタ懐かしかったw#信州プロレス #西口プロレス pic.twitter.com/NaYK9ssMi1
まとめ
深刻な糖尿病と診断され、その結果合併症である糖尿病性腎症も発症してしまった長州小力さん。かなり経過が気になる状態となっていますが、敢えてなのか、詳しい情報は出ていないようです。
糖尿病性腎症発症からは3年が経過している状態となっていますが、果たして小力さんの現状はどうなのでしょうか。
活動している姿には安心ですが、小力さんの身体が心配ですね。