アニメを中心にした無料動画をまとめているサイト「アニメポスト(通称アニポ)」が「見れない」「閉鎖した」という声が相次いでいます。
この記事では、アニポが閉鎖された理由や、復活したという代わりのサイト、視聴が危険な理由について詳しくまとめました。
この記事の目次
アニメ無料動画サイト・アニポ(anipo)とは
違法アニメサイトのリンクを掲載したリーチサイト
アニポ(anipo)は、主にアニメを中心とした違法動画へのリンク情報をまとめたリーチサイトです。
AniTube(アニチューブ)やKissAnime(キスアニメ)を始めとした、違法にアップロードされた海賊版サイトに誘導するリンクをまとめており、無料で観ることができるアニメの図書館のような存在で人気を得てきました。
動画を違法にアップロードするのは著作権法違反となり刑事罰の対象となりますが、それらのアニメを見るだけでは現行法では違法とはならないため、悪いことだと分かっていてもお金の無い学生を中心に人気を博してきました。
これらの海賊版サイトには往年の名作アニメから、放送中の最新アニメまで、随時違法に取得された動画がアップロードされています。
アニポが見れない~2018年2月に突如サイトが閉鎖
アニポ、2018年2月に見れないの声が多数あがる
2018年2月にアニポが閉鎖し「見れない」声が多数
アニポが開けなくなったことで、Yahoo!知恵袋や2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)、ツイッターなどで「アニポが見れない」「アニポ閉鎖した?」という声が相次ぎました。
・アニポ が見れないのは何故ですか?だれか教えて下さい。
・アニポのウェブサイトにアクセスできません。みなさんもですか?
・アニポが見れなくなったんだけどみんなもそう?
・アニポ!つながらない!なんで!誰か教えて!
2018年2月に突如アニポを開こうとしても以下の画面になって開けなくなりました。
anipo.jpのリンクが開けなくなった
アニポが閉鎖された理由は日本政府の遮断要請
アニポがハッキングされたと噂が流れた
アニポが見られなくなったことで、ネット上では「アニポが何者かにハッキングされた」「アニポ運営者が逮捕された」といろいろな憶測が飛び交っていました。
そうした中で、Yahoo!知恵袋に回答者として「ハッキングされたみたいです」として投稿があり、旧サイトはウイルスやマルウェアに感染する恐れがあると忠告した上で新しい移転先として「https://anipo.link」を紹介していましたが、実際はこのサイトはアニポを模倣した詐欺サイトでした。
2017年に漫画のリーチサイト運営者が逮捕されたことを受けて社会問題として明確化され、アニポもその煽りを受けて閉鎖されたと見る向きが多かったようです。
2018年10月14日に文化庁は漫画や映画、アニメなどの海賊版サイトに誘導するリーチサイトも法的な規制対象に向けて検討することを発表しました。
実際に政府の取締りは顕著に行われ、2017年4月には大手違法漫画サイト「漫画村」を始め、違法アニメ動画サイト「anitube」、MioMioなどが政府からブロッキングされて閉鎖されました。
文化庁は、漫画や映画などの海賊版サイトにインターネット利用者を誘導する「リーチサイト」を規制するため、著作権法を改正する方針を固めた。リーチサイトにリンク(URL)を張る行為は、これまで違法ではないと解釈されていたが、これを著作権の侵害行為とみなし、著作権者が掲載の差し止め請求をできるようにするほか、提供者らに対する罰則規定を設ける。来年の通常国会に同法改正案の提出を目指す。
2019年5月現時点ではまだ国会に提出されていませんが、ダウンロード違法化等著作権法改正法案におけるリーチサイト対策案として審議は続いているようです。
また、同年9月にはアニメ動画リーチサイト「Youtubeアニメ無料動画+」がgoogleの検索結果から非表示扱いになるなど、確実にリーチサイトの締め出しは行われて行きました。
アニポのようなリーチサイトで逮捕者も
漫画の海賊版サイトへ誘導していたリーチサイト運営者らが逮捕
2017年頃から政府は漫画やアニメ、映画などの海賊版サイトへ誘導するリーチサイトを問題視してきましたが、ついに大手漫画リーチサイトの運営者ら9人が逮捕されました。
漫画や書籍を違法にコピーした海賊版をインターネット上で読めるサイトのURL(アドレス)をまとめて掲載し、利用者を誘導する「リーチサイト」。大阪など9府県警の合同捜査本部は31日、著作権法違反容疑で、大阪府豊中市の成合太彰(なりあい・たかあき)容疑者(23)らサイトに関係した9人を逮捕したが、ほかにもリーチサイトは多くあり、インターネット上に無断で公開される海賊版漫画の被害は、年間500億円に上ると推計されている。
引用:産経WEST – 漫画海賊版誘導「リーチサイト」の実態-被害年間500億円か、文化庁も対策検討、「表現の自由への配慮必要」と慎重な声も
主犯格の成合太彰には懲役3年6か月の実刑判決が降っており、他2名も同じく実刑となりました。
アニポが別アドレスで復活~現在は閉鎖されている?
アニポ、anipo.tvは偽サイト認定でアクセス不可
anipo.tvとして移転サイトがオープン
アニポが閉鎖されてからしばらくして、従来の「anipo.jp」から「anipo.tv」にドメインを変え復活したとネット上で話題となりました。
2018年9月からanipo.tvにアクセスすると警告が出ることがある
しかし現在、anipo.tvにアクセスすると「偽サイトにアクセスしようとしています」と表示され、セキュリティーエラーとなり開けないようですね。
アニポの代わりとなるサイト10選~おすすめは高画質な合法サイト
アニポの代わりとなる海外のアニメサイトや有料サイトをご紹介します。
海外サイトは無料ですが、あくまでも海賊版となり自己責任で利用してください。
アニポの代わりとなるサイト① kissanime
kissanime
比較的規制の緩いロシアなどのドメインを使用した
海外では圧倒的な視聴数と人気を誇っているサイト
アドレスをコロコロ変えながら運営しているためGoogleなどで検索は必須
kissanimeはAnitubeやアニポの遮断により、代わりのサイトとして利用者が増えている日本のアニメを中心にアップロードされている海外サイトです。
アニポの代わりとなるサイト② GoGoAnime
GoGoAnime
子供向けのコンテンツが充実
kissanime同様にアドレスはコロコロ変わるため検索必須。
こちらもkissanime同様に海外の海賊版サイトとなります。検索もすべて英語となり日本からのアクセスは少ないですが、他サイトに比べ子供向け日本アニメが充実しています。
アニポの代わりとなるサイト③ Anime-Planet
Anime-Planet
海外ではもっとも有名なサイトのひとつ
日本アニメだけでなく、海外アニメも多数アップロードされている海外サイトです。すべて英語となりますが、キャラクターなどのタグからお気に入りのアニメを検索できます。
アニポの代わりとなるサイト④ Chia-Anime
Chia-Anime
旧作アニメも視聴可能
画質はフルHDで提供されているアメリカのサイトです。日本の旧作アニメや海外アニメが充実しています。
アニポの代わりとなるサイト⑤ AnimeFreak
AnimeFreak
最新シリーズが視聴可能
AnimeFreakでは最新シリーズの視聴が可能ですが、ラインナップが少ないのが難点ですね。
アニポの代わりとなるサイト⑤~⑩ 高画質な有料合法サイトがおススメ
スマホ視聴なら圧倒的作品数を誇るdアニメストア
アニポの代わりとなる海外サイトは多数存在しますが、安心安全な日本の有料サイトを利用することを推奨します。無料キャンペーンを上手に使い、お気に入りのサービスを見つけてみましょう。
⑥Hulu 月額933円(税抜) 映画・ドラマ・アニメが見放題サービス
⑦U-NEXT 月額1,990円(税抜) 業界1位ともいわれる圧倒的作品数で雑誌も見放題
⑧Amazonプライム・ビデオ 年会費4,900円(税込) 最新作の見逃し配信もあり
⑨アニテレ 月額700円(税抜)~ テレビ東京が運営している動画配信サービス
⑩バンダイチャンネル 月額1,080円(税込)アニメや特撮動画が見放題
近年は各社が動画配信サービスに参入していますが、その中でも特におすすめはコスパ最高のdアニメストアでしょうか。U-NEXTも作品数が多いですが利用料の高さがネックですね。
アニポ(anipo)についてまとめると…
・アニポの代わりのサイトとして海外のアニメサイトや有料のアニメ見放題サイトの登録者が増えている
違法にアップロードされたアニメの海賊版サイトのリンクをまとめたリーチサイト、アニポについて総まとめしてきました。
正規の動画配信サイトも定額制で決して高くはないため、高画質の動画を観た方がずっと楽しめるでしょう。