「裸芸」により2017年の「R-1ぐらんぷり」を制したアキラ100%さんですが、世間の風当たりは案外強い芸人だったりします。
この記事では、アキラ100%さんの私生活情報の他、2018年の正月特番で起こったハプニングに関してまとめてみました。
この記事の目次
アキラ100%のプロフィール
名前:アキラ100%(あきらひゃくぱーせんと)
本名:大橋彰(おおはし あきら)
出身地:埼玉県秩父市
生年月日:1974年8月15日
身長:170cm
学歴:駿河台大学卒業
デビュー年:2005年
所属事務所:SMA NEET Project
アキラ100%さんといえば、2017年の「R-1ぐらんぷり」の優勝をきっかけに本格ブレイクしたピン芸人です。
元々は俳優に憧れていたものの、大学卒業後に芸能事務所に就職するほどの堅実思考だったアキラ100%さんでしたが、俳優・椎名桔平さんの付き人兼運転手を任された際に満足に仕事をこなせない状況が続き、せっかく就職した芸能事務所を辞めてしまったとか。
その後は、2005年にお笑いコンビ「タンバリン」として芸人デビューを果たしたアキラ100%さんですが、「タンバリン」はブレイクの兆しもないまま2010年に解散し、以降のアキラ100%さんはピン芸人として活動をすることとなります。
その後も長い下積み時代が続いたアキラ100%さんに、テレビ出演の機会が増え始めたのは、40歳を過ぎた2015年になってからでした。
しかしながら、「裸芸」という持ちネタの性質上、番組出演の度に視聴者からのクレームが殺到するらしく、別の意味で「今年消えそうな芸人」の候補になってしまっているアキラ100%さん。
2018年も、無事視聴者のクレームを交わし切ることが出来るかどうかの部分に注目が集まっています。
アキラ100%は結婚している!~嫁は小児移植コーディネーター
アキラ100%の嫁・雅美は看護師兼小児移植コーディネーター
アキラ100%さんは、ブレイク前の2015年に、同世代の雅美さんという女性と結婚をしています。
雅美さんは、実は夫であるアキラ100%さんよりもレアな肩書を持つ女性だったりします。
アキラ100%さんの嫁・雅美さんの職業ですが、小児病院に勤務する看護師である同時に小児移植コーディネーターという聞きなれない仕事をしております。
小児移植コーディネーターとは、簡単に言ってしまうと子供の臓器移植に携わる仕事となります。
番組によると、この小児移植コーディネーターの仕事は多岐に渡るそうで、移植に関する説明などを患者の目線に立ち相談にのったり、移植手術前に医師と患者の間で検査日程や手術のタイミングなどを調整するのだとか。
また、移植手術が無事に終わったあとも、移植された臓器が体内で正常に働くように子どもやその家族への生活指導もするそうで、医療の知識だけでなく、患者と家族の気持ちが分かることが必要不可欠なのだとか。
移植コーディネーター自体が世間では馴染みが薄い職業となりますが、小児移植コーディネーターとなると、現在の日本では10人ほどしかいないスペシャリストとなるそうですね。
アキラ100%と嫁・雅美が知り合ったのは飲み会だった
とんでもない肩書の女性と結婚していると言えるアキラ100%さんですが、雅美さんとの出会いに関しては、飲み会の場で知り合ったという案外良くある話でもありました。
アキラ100%さんと雅美さんの出会いの時期は2005年だったそうなので、アキラ100%さんが「タンバリン」として芸人デビューを果たした年ということにもなります。
そのため、アキラ100%さんと雅美さんとの出会いの場は、芸人軍団と看護師グループとの合コンの席だったのかもしれませんね。
ちなみに、アキラ100%さんの側が雅美さんに一目惚れをしたらしく、猛アタックをかけて交際にまで漕ぎ着けたそうですね。
嫁・雅美がアキラ100%に惹かれた理由とは?
雅美さんとの交際時のアキラ100%さんですが、芸人業で生計を立てることが出来ずに、スポーツジムのインストラクターのアルバイトをしていたとか。
インストラクターに関しては、能力給を導入しているスポーツジムが多く、腕の良いインストラクターならば時給数千円も可能などという夢のある職業ではあります。
しかしながら、アキラ100%さんは週5のアルバイトで下積み時代を食いつなぐような状況だったらしく、こちらの世界でもがっつりとお金を稼ぐことは出来ませんでした。
ダメンズと言うほどではないですが、30代の貧乏芸人という女性にはあまりモテそうにもないスペックだったアキラ100%さん。
雅美さんがそんなアキラ100%さんと交際し、結婚にまで至った理由には、「一緒にいるとホッとする」という、フィーリング的な相性が大きかったそうですね。
そんな雅美さんは「お金を持っている人とかちゃんとした仕事をしている人とか、そういうのは全然私の中で(結婚の)条件ではなくて。私が仕事でピリピリしてても、彼と会えば別に面白いことを言うとかじゃなくっても、なんかホッとするというか。やってることもバカバカしいですし」と、売れない芸人のアキラと結婚した理由を説明。
プロポーズ時の誓いを有言実行したアキラ100%
アキラ100%さんが雅美さんとの結婚を決意したのは、2014年年末のことでした。
2014年当時の2人は40歳と、結婚適齢期をだいぶ過ぎてしまった年齢でしたが、アキラ100%さんが中々ブレイク出来ずにいたため、結婚のタイミングを逃し続けてしまった末のプロポーズだったのではないかと思われます。
といっても2014年当時のアキラ100%さんは、まだまだブレイクには程遠い時期となりますので、アキラ100%さんの中では、そんな状況下で雅美さんに結婚を申し込むことに対して、バツが悪い気持ちなどもあったようですね。
そのため、雅美さんにプロポーズをした際に「3年待って欲しい。結果を出すから」という誓いの言葉を付け加えていたアキラ100%さん。
その後、2017年に「R-1ぐらんぷり」優勝という実績を引っさげて大ブレイクを果たしたわけですから、アキラ100%さんは、妻に誓った言葉を見事に有言実行することが出来たと言えます。
アキラ100%に子供はいない~40代の妊娠率の低さが原因か?
2018年で結婚4年目となるアキラ100%さん・雅美さん夫妻ですが、子供は誕生していないようです。
結婚時に既に40代に突入していた雅美さんの年齢を踏まえると、自然妊娠率に関しては5%の確率の世界となります。
その他、40代の高齢出産の場合には、流産率が40~50%という危険性も伴いますから、もしかしたら、結婚前に夫婦間で話し合って子供のことは諦めているのかもしれませんね。
また、日本に10人しかいない小児移植コーディネーターという雅美さんの立場上、妊娠・出産時の代役を探すことが困難なことは容易に想像出来ます。
そのため、小児移植コーディネーターの道を目指した時点で、雅美さんは出産を諦めていたなんて裏事情などもあるのかもしれません。
アキラ100%さんも雅美さんも特別な仕事で成功を掴んでいる身の上ですので、子供よりも夫婦の時間や仕事を優先させるという考え方も、1つの生き方ではあると言えますよね。
結婚して変わったアキラ100%の私生活~嫁・雅美が裸芸のチェック役?
独身時代は口内炎に苦しんでいたアキラ100%
独身時代のアキラ100%さんですが、お金がないことに加えて、料理の腕を磨いてこなかったことが祟り、食事はふりかけごはん単体やおかずがキャベツ炒めだけというケースが多かったそうです。
結婚までそんな偏った食生活を続けたせいか、独身時代のアキラ100%さんは、口内炎に苦しむ日々を送っていました。
そんなアキラ100%さんの不健康な日常は、雅美さんとの結婚で一変したそうです。
小児移植コーディネーターとしてバリバリ働く雅美さんは、一見すると料理NGな女性のようにも思えますが、実際は手料理が得意な家庭的な一面もある女性でした。
結婚後の雅美さんは、忙しい仕事の合間を縫いながらも夫に手料理を振る舞う良妻だったそうで、おかげでアキラ100%さんの偏った食生活も改善され、口内炎に悩まされることもなくなったとか。
アキラ100%のブレイクは雅美のお笑いセンスのおかげ?
雅美さんとの結婚後のアキラ100%さんですが、2016年には「R-1ぐらんぷり」準優勝、2017年には「R-1ぐらんぷり」優勝と、トントン拍子にブレイクしていくことになりました。
40歳を過ぎても芸人として売れずにアルバイト生活だったアキラ100%さんが、結婚後確変した理由に関しては、実は雅美さんによる内助の功が大きかったようですね。
結婚後のアキラ100%さんは、裸芸のネタを思いつくとまず雅美さんに見てもらい、その感想やアドバイスを参考にしていたとか。
これまでは1人で試行錯誤していたことも、2人でやれば効率も上がり、ネタの質も上がるという典型例となりました。
アキラ100%さんが「R-1ぐらんぷり」に優勝した際、その報告を貰った電話口で号泣したと伝えられている雅美さんですが、夫婦二人三脚で作ったネタだからこその感慨なども含まれていたのだと思われます。
アキラ100%の裸芸は芸能界でも賛否両論~桂歌丸はアンチ裸芸派
視聴者からのアキラ100%批判の声に擁護する芸能人も多い
一部の視聴者からは「子供の悪ふざけを助長する!」などと批判されているアキラ100%さんの裸芸ですが、芸能界からは擁護の声が少なくなかったりもします。
世間からのアキラ100%批判に対しては、人気司会者の坂上忍さんなどは、「子供が影響されて悪ふざけをするならば、それを叱るのが親の役目であり、しつけではないか?」という疑問を投げかけています。
人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんなどは、「そもそも放送コード上NGな部分(局部)は見せないことで成り立っている芸なのに、アキラ100%批判は筋違いではないのか?」という持論を展開しております。
芸能界側では、ネット社会化したことにより、以前よりも大らかさを失いつつある日本社会に対して、疑問の声が上がっていると言える状況ですね。
落語家・桂歌丸は文化論の観点から裸芸を否定
芸能界には、お茶の間の視聴者の視点とは別次元から裸芸を否定する人間もおります。
落語家の桂歌丸さんは、文化論的な観点から、アキラ100%さんの裸芸に対して否定的な見解を示しています。
言っちゃ失礼ですけど、裸でお盆を持って出て何が芸なんですかね。あれを日本の文化だと思われたら困るんですよ。あんなのは酔っ払いがお座敷でやるようなもんですよ。落語家も、漫才師も、あるいは歌舞伎、お能、狂言の方も、皆さん日本語を駆使して芸を披露しています。言葉ってのは“その国の文化”なんです。
私たちは落語を通してお客様に笑っていただくわけです。ただ、ああいう方は、言葉を生かさずに、裸で踊っているだけじゃないですか。『笑われている』だけなんですよ。なんでそのことに気が付かないんだろうと思いますよ。
桂歌丸さんは、上記記事中の裸芸批判の他にも、インパクトが強く尺が短い一発芸が好まれがちなテレビ業界に対する批判なども「NEWS ポストセブン」上で展開しており、アキラ100%批判というよりも、現在のテレビ業界に対する苦言と呼べる性質の発言となりました。
アキラ100%の裸芸に対する海外の反応は?~実は海外の方が受けがいい
北米で大受けだったアキラ100%の裸芸
日本では賛否両論となっているアキラ100%さんの裸芸ですが、海外受けは大変に良いグローバルスタンダードな芸だったりします。
テレビ番組の企画により、海外の劇場にて披露されたアキラ100%さんの裸芸は、ポリティカル・コレクトネスの本場であるアメリカやカナダでも大受けという結果に終わっています。
海外では、昔から電撃ネットワーク(TOKYO SHOCK BOYS)などの下ネタ芸が受けていた背景があるため、下ネタ芸に対して批判的な声が強いのは、日本独特の風潮なのかもしれませんね。
アキラ100%の現在!~正月特番の裸芸失敗で苦情が殺到?
アキラ100%さんの芸人人生最大のハプニングといえる出来事が起こったのは、2018年1月1日に放映された「爆笑ヒットパレード2018」においてでした。
番組内の「新春レッドカーペット」のコーナーに登場したアキラ100%さんは、正月スペシャルとして様々な用具を用いた裸芸に挑戦することになりました。
持ち時間の最後に、シガーボックスを使った裸芸に失敗してしまったアキラ100%さんは、本来局部を隠すはずだった真ん中のシガーボックスを落としてしまい、一瞬とはいえ、テレビカメラの前で性器が丸出しになってしまいました。
皿回しをしながら一回転したりと高度な技を次々に成功させたが、最後のシガーボックスで股間を隠す芸に挑戦する際、3つのボックスの真ん中を落としてしまい失敗。
アキラ100%は観客に見えないように土下座のような格好をしながらそのまま退場。生放送で“お年玉”を見せてしまったアキラ100%にスタジオは騒然となりながらも、審査員から“大笑い”を獲得した。
「爆笑ヒットパレード2018」は生放送だったために、編集でカットする事も出来ずに、全国のお茶の間の前で局部を晒すこととなってしまったアキラ100%さんに対して、苦情が殺到したことは言うまでもありません。
まとめ
■アキラ100%は、2017年の「R-1ぐらんぷり」の優勝をきっかけに本格ブレイクし、数々の番組で裸芸を披露。しかし、2018年のお正月特番で裸芸を初めて失敗。生放送だったため局部をテレビに晒してしまい、苦情が殺到した。また、この裸芸は海外では大うけであり、日本国内より反応がいいという。
批判は承知のうえでの裸芸とはいえ、桂歌丸さんなどにも苦言を呈されるなど、精神的にヘコむことも多そうなアキラ100%さん。
40歳を過ぎてようやくブレイクした苦労人であるアキラ100%さんだけに、世間からのクレームの声に押し潰されないように、自分が信じる裸芸で頑張って欲しいものです。
古今東西、新進の芸人が登場する度に世間から不謹慎だと非難されて来た歴史を踏まえると、いつの日にかは、裸芸が立派な芸の1つとして認められる日もやって来るのかもしれませんね。