「トオルちゃん」の愛称で親しまれ、現在まで続くおネエブームの先駆け的存在として2000年代前半にテレビで活躍したタレントの山咲トオルさん。
オネエタレントをテレビで見かけることが当たり前になった今、おネエブームを牽引したはずの彼の姿をテレビで見かけることはほとんどありません。
この記事では、山咲トオルさんが干された・消えたとされる理由や現在の活動についてまとめています。
この記事の目次
山咲トオルのプロフィール
出典:http://www.netanetacatch.com/
芸名:山咲トオル(やまざき とおる)
本名:中沢惣八郎(なかざわ そうはちろう)
生年月日:1969年8月23日
出生地:東京都港区
身長:170cm
体重:57kg
職業:漫画家、タレント
ジャンル:ホラー漫画
事務所:太田プロダクション
7歳から沖縄県で育ち、学生時代は端正な顔立ちから学校中の人気者だったという山咲トオルさん。もともとはアイドル志望で、オーディションに参加したこともあったとされています。
出典:http://s3if1.storage.gree.jp/
その後、楳図かずお先生の漫画に影響を受け「ホラー漫画家」として1994年にデビュー。1997年からはラジオ番組「青春!!タコ少女」が始まるなど、次第に芸能人としての活動にシフトしていくこととなりました。
山咲トオル、同性愛者であることをカミングアウト
出典:http://pbs.twimg.com/
山咲トオルさんは、ラジオ番組が終了した2002年以降はバラエティ番組に進出。「トオルちゃん」の愛称で親しまれるオカマ(今でいうおネエ)芸能人として人気を集めました。
かつては「恋愛対象は女性」であると発言(おネエタレントが珍しかった当時、番組スタッフから指示を受けていたことによる)していましたが、後に同性愛者であることをカミングアウトしています。
実際は同性愛者であることを2016年3月24日に放送されたテレビ番組『ヨソで言わんとい亭〜ココだけの話が聞ける(秘)料亭〜』(テレビ東京系)で明言している。
引用:wikipedia
山咲トオルが干された&消えた理由2つ
山咲トオルが干された&消えた理由① 生意気だった過去
出典:http://s1.dmcdn.net/
2016年3月24日放送「ヨソで言わんとい亭(テレビ東京系)」に出演し、テレビから消えた理由について語った山咲トオルさん。
今と違い「おネエ」の存在がメジャーで無かった10年前、バラエティ番組で引っ張りだこのタレントとして大活躍されていましたが、ある時期からパタッとその姿を見かけることは無くなってしまいました。
テレビで姿を見かけることが無くなった原因は「生意気だった(と、ご本人が後に語っている)」当時の考え方にあったそうです。
飛ぶ鳥を落とす勢いで売れっ子タレントとなったが、芸能生活も3年目に入ったあたりから「オネエキャラだから何か面白いことを言うのは当たり前」という前提で番組に呼ばれることに悩むようになった。そしてあるとき、ひな壇トークが展開されている中で、山咲が発言したあとシーンとなって流れを止めてしまったことがあり、「あそこらへんから、ちょっと葛藤が…私はヤバい、と」。山咲は一連の過去について「生意気なことを言っていたんだなって、今、46歳になったら思う」と振り返った。
山咲トオルが干された&消えた理由② 他のオネエタレントの出現
また、山咲トオルさんが消えた理由として他のオネエタレントの出現の影響もあったといいます。
また、新たなオネエタレントたちが現れるようになり、毒舌を吐くわけでもない山咲は前へ前へとは行けず、「ただテレビの画面でチラッと映ってニコって笑ってるだけの自分が、つらい、というか(スタッフやプロダクションに)迷惑をかけてるな」と感じてしまい、マネージャーに相談。そこから丸3年、自らの意思でタレント活動を休業したという。
そうした経緯でテレビから“消えた”わけだが、3年間も休んでいると貯金残高がみるみる減り、マネージャーに「お金がなくなってる。お仕事ください」と言ったものの時すでに遅し。テレビの世界は「すでに(オネエタレントが)満席になるくらい…」の状況で、入る余地がなくなってしまったそうだ。
次から次へと現れるおネエの後輩たちのトーク力に勝てないことを知り、(周りに迷惑をかけないためにも)自らの意思で3年間活動を休止したという山咲トオルさん。
結局その後3年を経て、再び仕事をしようとしたものの、既に自分のポジションはなくなってしまっていたことが「干された」と言われるようになった原因だったそうです。
山咲トオルの今現在が悲惨!人気絶頂から仕事ゼロのどん底時代へ
山咲トオル、現在は貯金がほぼ底を尽きかけていた
出典:http://www.netanetacatch.com/
2016年8月8日放送「しくじり先生 俺みたいになるな!!3時間SP」(テレビ朝日系)」に出演した山咲トオルさん。
「自意識過剰なめんどくさい奴で仕事がなくなっちゃった先生」として出演し、おネエタレントの人気絶頂時代からその後のどん底時代までを赤裸々に告白されていました。
ホラー漫画家として活躍しながら、“オネエタレント”の先駆けとしてブレークした山咲は、’01年頃はバラエティーに引っ張りだこだったという。最盛期の年間テレビ出演本数は255本で、最高貯金額は6500万円だったと告白。
しかし、現在は漫画の連載もなく、テレビ業界からも干されてしまった山咲。’15年の民放キー局のテレビ番組出演はわずか3本、現在の貯金額は48万円とほぼ底を尽きかけていると明かす。
山咲は、この原因について“自意識過剰なめんどくさい性格”にあると分析。アイドル歌手志望だった山咲がホラー漫画家としてデビューし、さらにバラエティーで活躍するようになった経緯をたどり、自意識過剰な性格故に多くのNG条件を突き付けてきた過去を語る。
「自意識過剰なめんどくさい性格」については、山咲トオルさんをよく知るマネージャーや(同じく芸能活動を行っている)姉の中沢初絵さんから証言されていました。
山咲トオルをよく知る人が解説。マネージャーの千葉浩行さんは「温泉番組とか出ると、肌を出すのはイヤだ、などとすごくこだわるので本当にめんどくさい」、山咲トオルの姉の中沢初絵は「前に、パチンコ屋さんがいろいろ機種を出したとき、弟に話がきた。チャンスよ、と話をしたら、イメージが壊れるから、と言われた」「飲んで喧嘩になったとき、口で言っても聞かないし、嘘をつく。だんだんイライラしてきて殴ると、”お巡りさん呼んでくる”と言い出し、2回呼ばれた」と話した。
引用:しくじり先生 俺みたいになるな!!|3時間スペシャル|2016/08/08(月)19:00放送|テレビ朝日|TVでた蔵
さんま御殿の出演を断ったことを語り、共演者の芸能人を驚かせていました。
その理由は「私には私のプランがありますので」と答えた。でも結局は出演した。その結果3か月先までスケジュールが真っ黒になった。その当時は「バラエティなんてナヨナヨしながら話してれば大丈夫」とナメた考えを持っていた。そんなある日「あれ?私スベってます?」と感じるようになった。2007年にIKKO、はるな愛が現れる。一緒に出演するも日の当たらない日々、めんどくさい私は芸能界を休業するという方法をとってしまう。人気商売なのに努力をせずに仕事から逃げ出してしまった。
引用:しくじり先生 俺みたいになるな!!|3時間スペシャル|2016/08/08(月)19:00放送|テレビ朝日|TVでた蔵
山咲トオル、現在は家賃15万のマンションで一人暮らし
2019年になると、山咲トオルさんが現在は 天王洲アイルの2DKのUR賃貸に月15万円超を払い一人暮らしであることが明かされました。
ただ少し前には貯金48万円報道もありましたから、ギリギリの生活を送っているのでしょう。
天王洲アイルの2DKのUR賃貸に、月15万円超を払い一人暮らしだ。
「食事は、近所の居酒屋『和民』に通い、腹六分目、温野菜を意識して取っているのも太らない理由かしら。人に見られる? どこ吹く風ね。時間がある時は、中学のクラスメートのやっている飲食店を手伝って、お客さまに驚かれることもありますよ」
山咲トオルの今現在の活動とは
出典:http://is2.storage.gree.jp/
2012年にはCDをリリースし、歌手活動も行われていましたが、その後は歌手としては活動されていないようです。また、2012年にはパチンコ番組「銀玉王」にも出演されていました。
現在は、7歳から育った地である沖縄に拠点を移し、沖縄のローカル番組でテレビやラジオのレギュラー番組を担当している山咲トオルさん。
沖縄だけでなく、千葉のローカル局である千葉テレビでも番組を担当されており、こちらはお姉さんの中沢初絵さんとともに番組のホスト役として活躍されています。
出典:https://gyazo.com/
休養した現在は活動を再開している。
「6年ほど前から、日本テレビ系列の『幸せ!ボンビーガール』というバラエティー番組のナレーションを、千葉テレビのお料理番組『ごちそうライフ3』では姉(タレント・中沢初絵)と一緒に、お料理をこしらえてます。あとは単発のお仕事ですね。昨年まで、月刊誌で、“悩み相談を受けてイラストを描く”というお仕事もやらせていただいていました」
まとめ
2000年代前半にオカマタレントとして、可愛く物腰柔らかなキャラクターでお茶の間の人気者だった山咲トオルさんの過去や現在についてをまとめてみました。
3年間の活動休止後、オネエタレントブームもあり、全国ネットの人気番組での出演は激減してしまいましたが、毒気の強いおネエが増えた今、物腰柔らかで「使いやすい」おネエとしての需要が高まっていくのではないかと個人的には思っています。
今後の山咲トオルさんの活動からも目が離せません。