元祖の三好家や「ビッグダディ」の林下家をはじめ、青木家、石田家、渡津家など、「大家族シリーズ」は各テレビ局で定期的に放送され一定のファンを獲得して人気を集めています。
この記事では、坪井家の家族構成(父・母・子供)や、末娘の美波ちゃんの事故の真相、離婚したと言われる現在までの様子について詳しくまとめましたのでご紹介します。
大家族・坪井家のプロフィールと家族構成
坪井家は超貧乏でモラルのない大家族だった
引用:https://www.youtube.com
大家族シリーズは元祖である三好家を皮切りに、安定した人気を誇るテレビ番組として現在まで続いてきました。
放送されてきた全国の大家族の中でもとりわけ人気なのはやはり両親がしっかりしていて家族愛に満ちている石田家や漆山家などですが、逆にずぼらな両親が無計画に子供をたくさん産み続け、貧困の中でまるで子供を虐待するかのような生活を送っている坪井家のような過程もまた批判は多くても視聴率が高い傾向にあるようです。
今回ご紹介する坪井家は「貧乏暇なしモラルなし」の大家族の中でも特に批判的な意見を集めた、当時茨城県猿島町(現・坂東市)に住んでいた大家族です。
なお、坪井家は2010年頃を最後に追跡が途絶え放送終了しています。
「他人の不幸は蜜の味」とは言いますが、大家族・坪井家が注目を集めたのはやはり両親の子供らへの虐待のような横暴ぶりと、一般的な理解の範疇を超えた家庭内の無秩序ぶりにあるでしょう。
坪井家の家族構成
2010年時点の大家族・坪井家は、父親である坪井龍典さん(当時55歳)と母親の坪井静子さん(当時48歳)、そして3男9女の子供たちの14人家族で構成されていました。
大家族・坪井家の子供は12人…長男と長女は母親の連れ子だった
情報や画像が極端に少ない坪井家
画像は映画『放送禁止 ニッポンの大家族』より
母親の坪井静子さんは坪井龍典さんと再婚で、長男・典之さんと長女の・亜夕子さんは連れ子となります。
最後の放送となった2010年時点の大家族・坪井家の家族構成は以下の通りです。
長女・亜夕子さん(当時28歳)※母親の連れ子
長男・典之さん (当時23歳)※母親の連れ子
次男・典太さん (当時21歳)
次女・桃子さん (当時19歳)
三女・さくらさん(当時18歳)
四女・静流さん (当時17歳)
五女・未来さん (当時15歳)
六女・華梨子さん(当時14歳)
三男・龍太さん (当時11歳)
七女・七海さん (当時10歳)
八女・千春さん (当時9歳)
九女・美波さん (2005年に風呂場にて事故死。享年1歳)
大家族・坪井家の父親と母親…両親ともに最低な毒親だった
坪井家の父親・坪井龍典は酒癖悪く借金を抱えていた
大家族・坪井家の大黒柱である坪井龍典さんは鳶職人で会社を経営しており、月収は40万円ほどと一般家庭水準の稼ぎがありました。
坪井龍典さんの性格は普段はいたって穏やかながら非常に酒癖が悪く、一度お酒が入ると人をうんざりさせるほど粗暴な一面をのぞかせていました。
子供が12人もいると月収40万円では家計は回らず、子供たちの生活費や教育費などが犠牲になっている反面、坪井龍典さんはお酒に浸る好き放題な生活ぶりに視聴者は怒りや呆れを感じずには見られず批判の対象となっていました。
また坪井龍典さんは、弟の借金の保証人になってしまい、弟が蒸発してしまったことから多額の借金を肩代わりする羽目になってしまいました。
この借金により坪井家の家計をさらに火の車となっていきましたが、楽天的すぎる坪井龍典さんはそれでも子供を作ることを止めず、養育費がかさみ借金はさらに増えてきました。
坪井家の母親・坪井静子はヘビースモーカーで長女を虐待
大家族・坪井家の12人もの子供を産んだ母親・坪井静子さんは、テレビで放送されるとタバコを吸っていない場面は見当たらないようなヘビースモーカーでした。
坪井静子さんは妊娠中でもお構いなしにタバコやお酒を嗜み、幼い子供がいる前でも平然とタバコの煙を吐き出す様には視聴者の怒りを買わずにはいられませんでした。
昭和の時代であればこうしたヘビースモーカーは珍しくはありませんでしたが、平成の世においては視聴者の批判が殺到してもしょうがない行為であり坪井静子さんのモラルの低さが批判の対象となっていました。
また坪井静子さんは自身のつれ子長女の亜夕子さんに対しての扱いがひどく、牛丼屋やガソリンスタンドなどでアルバイトをして稼いだ亜夕子さんのお金を坪井静子さんがそのたびに巻き上げている様子が放送され、好きな洋服やその他の趣味などに使う事は一切許されていませんでした。
そのため亜夕子さんは家を出ようと決心し、「家を出て一人暮らしをしたい」と両親に申し出ましたが、坪井静子さんは突然激昂し、家のわからないことを叫びながら亜夕子さんを殴り続けると言う虐待の場面もありました。
亜夕子さんが稼いだお金は両親の酒代やタバコ代に消えていたと思われ、現在では放送できないレベルの虐待だったようです。
大家族・坪井家の九女・美波が事故死…2005年に風呂場で溺死していた
2005年10月に大家族・坪井家の九女として誕生した美波さんが、1歳の頃にお風呂で溺死すると言う悲しい事故が起きました。
当時、美波さんは母親の坪井静子さんと一緒に昼寝をしていましたが、先に目を覚まして1人で風呂場に行ってしまい誤って浴槽に落ちてしまったと言うことです。
しかし、坪井家の近隣に住む住民の話ではこの状況は疑わしい部分があり、坪井静子さんが半ば育児放棄状態にあり子供たちに美波さんの風呂入れなども任せていたことから事故が起きたのではと推測していました。
あくまでネット上の噂のため真相は分かりませんが、番組での坪井静子さんの自堕落な様子からにわかに信憑性を持ってしまっているようです。
大家族・坪井家の最低エピソード① 長男に高校進学を断念させる
大家族・坪井家の長男である典之さんは高校への進学を希望していましたが、それを両親に申し出ると「親孝行と言う高校に行け」と言われ坪井龍典さんの家業である鳶職人を継がされました。
典之さんは高校に進学して勉強し、一般企業に勤めて実家とは距離をおきたかったのかもしれませんが、職業を強制的に鳶職人にされたことで絶望したことでしょう。
さらに弟子入りした典之さんに日当として坪井龍典さんから支払われた給与は500円であり、これが家族内の手伝いでなければ労働基準法で訴えられてもおかしくないレベルでしょう。
坪井龍典さんは何も考えずに子供を増やし続けたばかりか、そのツケをすべて子供にゆだね、さらに子供の未来の奪うと言う最悪の父親として全国に知れ渡りました。
大家族・坪井家の最低エピソード② 子供が増えないよう娘が両親にコンドームをプレゼント
出典:https://www.youtube.com/
両親の酒代やタバコ代のために働かされ、自由のない状況は子供が多いせいだと感じた娘の1人は、これ以上子供を増やさないために両親にコンドームをプレゼントしました。
通常両親が子供から避妊具を渡されると言う事は驚くべき異例の事態ですが、番組では数少ない良い場面として放送されていました。
しかし子供たちの意向を汲み取るような両親ではなく、その希望は簡単に打ち砕かれてしまうことになります。
両親はまるで嫌がらせのように子作りに励み、妊娠を確認すると子供たちの前で「めでたく10人目が誕生してました!」と発表し、当然子供たちからは「めでたくないよ!」「やだって言ったじゃん!」と心の底からの批判が飛び出ましたが、これでは生まれてくる赤ちゃんがかわいそうで仕方がないと視聴者からはあまりのモラルの欠如に批判の嵐となりました。
いくら視聴率が取れるといっても、不要な命とまで言われたこのエピソードを面白おかしく放送したことに対しても視聴者の批判は噴出しました。
ちなみにこの時にできた子供は七女の七海さんであり、無事健康にすくすくと成長しました。
大家族・坪井家の現在…両親の離婚と子供たちのその後
坪井家の両親は番組打ち切り後に離婚していた
放送打ち切りとなった2010年の放送において、坪井静子さんが「もう離婚したい」と口をこぼしていたことがありました。
離婚したいと言う理由は坪井龍典さんのあまりの酒癖の悪さと積もりに積もった借金による生活苦が原因としており、実際に放送打ち切り後に2人は離婚してしまったと言われています。
坪井龍典さんだけが家を出て、当時既に独り立ちをしていた4人の子供を除いて坪井静子さんのもとに残り、アルバイトなどで家計を助けながら母子家庭として生活していると言われていました。
坪井家の父親・坪井龍典が犯罪を犯し離婚?
あくまでネット上の噂になりますが、借金苦に自暴自棄になった坪井龍典さんがお金にまつわる犯罪行為を犯したため離婚につながったと言う情報が流れていました。
近所の人の話と言う建前で、坪井龍典さんが過去に何度か詐欺まがいの行為を働いて金銭トラブルを起こしていたと言うことです。
離婚後は坪井静子さんと子供たちはいつの間にか引っ越しをしてしまったようで、その後空き家になっていたと言われています。
坪井家の子供たちはグレずに成長していた
現在社会問題となっている育児放棄や虐待とはいかないまでも、かなり劣悪な環境で育ってきた子供たちの将来が危ぶまれていましたが、ネット上の噂ではそれなりの生活を手に入れているようです。
長女の亜夕子さんは結婚したものの長くは続かず、両親同様に離婚してしまったと言われています。
長男の典之さんは坪井龍典さんの圧力で鳶職人にさせられましたが、反骨心から目覚ましい努力をしたのかその後工務店を立ち上げて会社経営をしていると言われています。
なお、長男長女はだらしがない両親に代わって子供たちの世話をしていたことからも、放送当時からしっかり者として知られていましたが、それ以外の子供たちの現在の様子については全くわかっていないようです。
反面教師でしょうか、とんでもない毒親に育てられた割には、子供達はしっかりしているようです。
大家族・坪井家についてまとめると…
・大家族・坪井家の両親は毒親で、父親は酒癖が悪く借金を抱え、母親はヘビースモーカーで長女を虐待していた
・大家族・坪井家の九女・美波は、1歳の時に風呂場で溺死している
・大家族坪井家の両親は番組打ち切り後に離婚、子供たちは毒親に育てられたがグレずに成長した
大家族の子供たちの将来は両親の性格によって大きく左右されますが、坪井家は決して褒められ
た育児ではなかったものの、不良など反社会的な子供を出せなかったことから最悪ではなかったのかもしれません。