2021年11月27日、新宿歌舞伎町で当時43歳の氏家彰さんが暴行を受け死亡した事件に関係するとされるトー横キッズが注目されています。
この記事ではトー横キッズが生息する場所、トー横四天王、飛び降りやホームレス暴行での逮捕などの相次ぐ事件などについてまとめました。
この記事の目次 [目次を非表示]
トー横キッズとは歌舞伎町の新宿東宝ビル周辺にたむろする若者達
出典:https://news.biglobe.ne.jp/
2021年11月27日、新宿歌舞伎町の雑居ビルの屋上で氏家彰さん(当時43歳)が意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された事件で、氏家彰さんに暴行したとして傷害致死容疑で逮捕された、関口寿喜(当時26歳)、亀谷蒼(当時24歳)と少年2人(ともに当時18歳)が、トー横キッズ関係者と見られると報道されています。
この「トー横キッズ」とは、ここ数年で言われるようになった言葉で、新宿歌舞伎町1丁目の新宿東宝ビル周辺にたむろする、10代から20代前半を中心とした若者らを指す俗称です。
トー横キッズがこの場所に集まるようになったきっかけは諸説ありますが、トー横キッズの1人である「R君」という男性がメディアの取材に応じており、トー横キッズの成り立ちについて以下のように語っています。
R君:2年くらい前、SNSで10代のメンヘラ(心の健康に悩んでいる人)の女の子たちを言葉巧みにTOHOビル辺りに呼び集めていた男がいて、それがきっかけだと聞いています。その女の子たちがカブキに居ついて日々の様子をSNSで発信するうちに、似たようなタイプの子が徐々に増えていき、「トー横界隈」と呼ばれるようになったという感じです。
このR君によると、トー横キッズのうちコアな人たちは、新宿歌舞伎町の1泊5000〜6000円くらいの安いビジネスホテルのシングルルームを1週間分くらいまとめて取り、そこで5人から10人くらいで雑魚寝して生活しているのだとか。
このホテル料金は利用する人全員の割り勘で支払うのではなく、その時にたまたまお金ができた人が支払い、他のお金のない人を泊めてあげるのだそうで、トー横キッズのグループ内で相互扶助のようなシステムができあがっているようです。
また、未成年者による飲酒や喫煙の他、ドラッグの過剰摂取(違法ドラッグではなく市販の薬品)がトー横キッズの間で流行している事なども問題視されています。
トー横キッズが集まる場所は新宿東宝ビルの東側の路地とその周辺
出典:https://cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/
「トー横キッズ」が集まる場所は、正確には新宿東宝ビルの東側の路地とその周辺のようです。
関係者からの取材によれば、最初彼らは新宿東宝ビル東側の路地付近に集まっていた自撮りをしてSNSにアップする事を趣味としていた少女達が中心で、それがいつしか「トー横界隈」と呼ばれるようになったという事です。
SNSなどを通じてこのトー横界隈という場所が広まった事で、興味を持った少年少女らを中心とする若者らが全国から集まるようになったようです。
次第にいくつかのグループが形成されはじめ、新宿東宝ビルの西側に位置する広場(かつて噴水が設置されていた広場)にも人が流れ込むようになり、ここは「広場界隈」と呼ばれるようになったとの事です。
現在は、トー横キッズが集まる場所は、このトー横界隈と広場界隈を含めた周辺一帯となっているようです。
トー横キッズの少女を食い物にしていたという「トー横四天王」とは
出典:https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/
トー横キッズに関連し、「トー横四天王」という存在もよく報じられています。
かなり香ばしいネーミングのトー横四天王ですが、関係者によるとトー横界隈に集まる少女らをターゲットにして色々と悪さをしていた4人を指すようです。ちなみに、「トー横四天王」というのは自称のようです。
そこには『トー横四天王』がいて、女の子に悪さをしていました。
このトー横四天王の1人だという八重樫海渡(当時21歳)という男が、2021年10月に児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ盗撮製造)などの疑いで警視庁少年育成課に逮捕されています。
この逮捕により「トー横四天王」の名前が一般社会にも広まりました。ただ、このトー横四天王には未成年者も含まれるという事で他の3人の名前は明らかにされていません。
また、トー横四天王に含まれるかはよくわかりませんが、「トー横の王」などと名乗る雨宮ただくにという20代前半のバーテンダーの男性がおり、歌舞伎町のホームレスに対して爆竹を投げつけるなどの暴力行為を行なっているとの情報が流れています。
次の見出しからは、トー横キッズやトー横四天王に関わる事件についてみていきます。
トー横キッズに関連する事件① 10代の少年少女が相次いで飛び降りで死亡
2021年5月11日の午前4時35分頃、東京都新宿区歌舞伎町1丁目のアパホテルから、当時18歳の男子専門学校生と、当時14歳の女子中学生が飛び降り死亡する事件が起きました。
14歳女子中学生のバッグの中から遺書のようなメモが見つかっており自殺と見られています。
11日午前4時35分ごろ、東京都新宿区歌舞伎町1丁目の「アパホテル新宿歌舞伎町タワー」敷地内で、「2人が飛び降りたようだ」と119番があった。警視庁新宿署が現場に倒れていた男女の死亡を確認。18歳の男子専門学校生と、14歳の女子中学生とみて調べている。
署によると、女性のものとみられるバッグの中に遺書のようなメモがあった。
その後、この18歳の少年と14歳の少女が、トー横キッズだった事が判明しました。
ネット上では18歳の少年がハンドルネーム「おなます」、14歳の少女がハンドルネーム「脳天」でSNSなどで活動していたことも特定されています。
さらに、この2人が飛び降りで死亡した翌週の5月18日にも、同じアパホテルから当時19歳の少年が飛び降りで死亡しています。
アパ歌舞伎町タワー 丁度先週もジサツがあって、今日またあったみたい…。 後追いかしら…? それとも呼ばれたのかしら……? pic.twitter.com/2LwevUemmi
— たいが (@TA_I_GA) May 18, 2021
この相次いだ10代の少年少女の飛び降り事件をきっかけにして、トー横キッズがメディアに注目されるようになりました。
トー横がSNSなどで盛り上がりを見せていた5月11日、18歳の専門学校生と14歳の中学生の2人が歌舞伎町のホテルから飛び降りて、死亡した。翌週も、同じホテルで19歳の男性が飛び降り自殺した。このことで、「トー横」は、メディアに注目されていく。
トー横キッズに関連する事件② トー横四天王の1人が児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕
2021年10月には、八重樫海渡という当時21歳の住所不定無職の男が児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ盗撮製造)の容疑で逮捕され、この男が「トー横四天王」と呼ばれていた事などもあわせて報道されています。
「トー横四天王」の1人といわれていた、八重樫海渡容疑者が5月以降、中学生や高校生との性交を撮影したことで児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)などの疑いで逮捕、再逮捕された。
トー横四天王こと八重樫海渡容疑者は、警視庁の発表によると、2021年4月30日と5月31日に、新宿歌舞伎町のホテルなどで当時16歳の女子高校生と性交し、その様子を動画に収めるなどして盗撮したという事です。
トー横キッズである10代と思しき少女の証言によると、八重樫海渡容疑者は「トー横界隈」でも有名人で、「偽りでも愛されたい」などのクサイセリフで未成年女子を口説き、ホテルやネットカフェに連れ込んで性行為を繰り返していたようです。
また、警視庁関係者によると、八重樫海渡容疑者はTikTokなどのSNSを駆使して少女を誘い同様の犯行を繰り返していたとの事です。
また、八重樫海渡容疑者はアラルとビデオのスカウトグループとの関連も疑われているという事です。
「『TikTok』などのSNSを介して少女を誘い、ホテルやインターネットカフェに連れ込むのが八重樫容疑者の手口でした。10月に『V』という歌舞伎町のスカウトグループのメンバーが女性をアダルトビデオの仕事などに斡旋したとして逮捕されましたが、八重樫容疑者はこのスカウトグループともつながりがあったとされている。自身が誘い出した未成年の少女をグループに紹介・斡旋していたと見られています」
トー横キッズに関連する事件③ 15歳少年がホームレスへの暴行で逮捕
出典:https://image.news.livedoor.com/
2021年8月23日、当時15歳の少年が、ホームレスの60代男性を暴行して全治1週間の怪我を負わせたとして、傷害容疑で書類送検されています。
そんなトー横で発生したのが、冒頭の少年による暴行事件だ。新宿署は8月23日、トー横付近の路上でホームレスの60代男性の頭を踏みつけるなどしたこの少年(15)を傷害容疑で書類送検した。
引用:《暴行動画流出》“10代の聖地”歌舞伎町トー横で15歳少年が60代男性に傷害「少年は芸能界を目指して上京したばかり」
この少年は「裏垢女子れいくんさん」のハンドルネーム(女子と書いているが男性)で活動していたことも判明しています。
一部の報道によれば、この少年も「トー横四天王」の1人だったと情報も出ていますが、この少年は2021年5月に広島市から上京してきたばかりだという事なので、本当に彼がトー横四天王と呼ばれていたのかどうかは不明です。
6月には、15歳のRという少年がホームレスの男性を暴行し、傷害の疑いで書類送検された。「トー横の王」と呼ばれた彼もまた四天王の1人だった。
トー横キッズに関連する事件④ 氏家彰さん傷害致死事件で逮捕者4名
出典:https://news.tv-asahi.co.jp/
2021年11月27日、新宿歌舞伎町の雑居ビルの屋上で、ホームレスの氏家彰さん(当時43歳)が意識不明の状態で発見され、その後死亡が確認された事件で、関口寿喜(当時26歳)、亀谷蒼(当時24歳)と少年2人(ともに当時18歳)の4人が傷害致死容疑で逮捕され、彼らがトー横キッズ関係者と報じられています。
複数メディアの報道によれば、被害者の氏家彰さんは、トー横キッズを見守ったり、彼らの散らかしたゴミを清掃したりするなどの活動を行なっていたボランティア団体「歌舞伎町卍會」に参加しており、トー横キッズ達とも積極的にコミュニケーションを取るなど、トー横キッズたちからも慕われていたようです。
一方、氏家彰さんに暴行を働いたとして逮捕された4人は、トー横キッズ関係者などと報じられているものの、実際には2021年の夏頃に千葉県から入ってきたトー横キッズとは関係のない不良グループだということで、トー横キッズの少年少女らを犯罪に斡旋しようとするなど悪意を持って接近する様子が見られたため、氏家彰さんらが警戒を強めていたという背景があったようです。
そうした経緯により、氏家彰さんはトラブルに巻き込まれて暴行を受け、死亡したとの見方が現在は有力とされています。
ただし、この氏家彰さんの事件については、現在も警察による捜査が続いている状況で謎が多い状況です。今後の展開にも注目していきたいと思います。
まとめ
今回は、氏家彰さん殺害事件などでにわかに注目を集めている「トー横キッズ」についてまとめてみました。
トー横キッズは、新宿歌舞伎町の新宿東宝ビル周辺にたむろする10代から20代を中心とした若者達を指す俗語です。
トー横キッズは、新宿東方ビル東側の路地や西側の広場などの場所を中心に生息しており、歌舞伎町の安ホテルを借り、集団で雑魚寝をするなどして生活しているようです。
トー横キッズの生息するトー横界隈、広場界隈などの場所は、無法地帯のようになっているため、当然事件も多発しており、相次ぐ10代の少年少女の飛び降り事件、トー横四天王と呼ばれていた八重樫海渡という当時21歳の住所不定無職の男が児童買春・ポルノ禁止法違反で逮捕された事件、15歳のトー横キッズによるホームレス暴行事件などが発生していました。
そして、2021年12月には、トー横キッズの関係者である氏家彰さんという当時43歳のホームレス男性が暴行を受けて死亡する事件が発生し、関口寿喜(当時26歳)、亀谷蒼(当時24歳)と少年2人(ともに当時18歳)の4人が傷害致死の容疑で逮捕されています。
この氏家彰さんの事件については現在も警察による捜査が行われています。今後の展開にも注目していきたいと思います。