元キンコメ高橋健一さんは、2015年末に制服窃盗などの疑いで逮捕され、2016年6月に保釈金を収め釈放されています。
この記事では、高橋健一さんの生い立ちを、彼の父親・母親との関係性を交えながらまとめています。
元キンコメ高橋健一さんのプロフィール
芸名:高橋健一(たかはしけんいち)
愛称:パーケン
出身地:東京都大田区
生年月日:1971年3月30日
出身高校:東京都立雪谷高等学校
最終学歴:関東学院大学経済学部卒業
身長:170cm
元所属事務所:プロダクション人力舎
元コンビ名:キングオブコメディ
元相方:今野浩喜
高橋健一さんは、キングオブコント優勝(2010年)経験もあるキングオブコメディのツッコミ担当でしたが、2015年12月26日に窃盗及び建造物侵入の容疑で逮捕されました。
これを受けて同年12月29日に所属事務所は高橋健一さんとの契約を解除し、キングオブコメディは解散。
2007年に痴漢冤罪で不起訴になった際にはバナナマンの設楽統さんなどから陳述書を集められたという経緯もあり、2015年末の逮捕や「20年前から制服の窃盗を繰り返していた」という供述はそれを裏切る形になってしまいました。
2016年6月7日、保釈金200万を納付し保釈されています。
元キンコメ高橋健一の生い立ちや、父親・母親との関係は?
元キンコメ高橋健一さんが生まれた家は、父・母・妹・高橋健一さんの4人家族でしたが、母親は既に亡くなっています。
ここでは高橋さんの生い立ちも含め、彼と父親・母親との関係性をご紹介していきたいと思います。
莫大な借金を抱えた浪費家の父親
元キンコメの高橋健一さんが生まれた当時を知る人は、高橋家について以下のように語ります。
ケンちゃん(高橋のこと)の家はもともと裕福なお宅で、祖父母の時代はここらの土地をいくつか持っていたんです。ところが、父親の代になって身代を潰した。運送会社をしていて、一時は従業員も複数抱えていたんですけど、海外で女遊びを覚えて浪費するうちに、家業が傾いた。
高橋健一さんはテレビでよく父親の借金の話をしていましたが、それは彼が幼い頃から始まっていたようです。
キングオブコメディの賞金1000万円の使い道について「(父の)借金返済に充てる」と答えたエピソードもありますが、父親の借金に長年苦しんでいたことも有名です。
著書では父親の借金が3000万円以上あると明かしていた。
父親は、母親が亡くなった時に高橋さんに残した遺産とも呼べるお金をも、勝手に使ってしまったそうです。
高橋 いや、ナチュラルに。おふくろが死んだときに、生前俺のために貯めておいてくれたお金を親父がいつの間にか使ってた。
お金に関することで、高橋健一さんは完全に父親への信頼はないようです。
(以下の200万は、亡くなった母親の遺産のこと)
本当に、俺がいくら親父にあげていると思っているの? その200万だって「あの200万どうなってるんだよ!」って怒ったら、「あの200万はもう無理だよ」って開き直られて、そのあげくに「50万入れないと会社がうまくいかないから」って言われて……。競馬もしてるみたいだし、女遊びもしてるみたいだし、200万無理だって言ってる人間が、50万返すわけないじゃないですか!
借金が3000万以上で、その他にもたびたびお金を援助している(無心されてた?)ことも話している元キンコメ高橋健一さん。
ネタのような扱いで逮捕前は父親や借金のことも話していましたが、その内情はどうだったのでしょうか・・・・。売れっ子芸人とはいえ莫大な借金と、彼が幼い頃からの浪費家の父親と暮らしていく中には、多少なりともストレスがあったと考えても不思議ではありません。
それを物語るかはわかりませんが、逮捕後の報道の中には、二人の喧嘩が聞こえてきたと語る近所住民もいます。
深夜に高橋容疑者の怒鳴り声を聞いた。「物を投げたような大きな音と、“おまえのせいで”という声が聞こえた。父親とけんかをしていたと思う」と語った。
高橋健一さんの自宅からは600点を超える制服が見つかったそうですが、一緒に住んでいる父親は一つも気づかなかったのでしょうか。また犯行に使っていた車は父親のものだったそうで、なんともやりきれません。
《真相》母親が亡くなったのは、彼が19歳前後だった?
母親については、病気を苦に12,3歳のころに自殺してしまったと語られています。
難病の膠原病に罹って体調を崩し、将来を悲観してか、ケンちゃんが12~13歳の頃、自殺してしまったんです
高橋の性格は、その日を境に少し暗くなってしまったという。
「当たり前ですよね。自分の母親があんな形で亡くなったんですから。彼女が首を吊ったのが、自宅の2階です。でもなぜか、ケンちゃんは今もそこに住み続けているんです」
膠原病は、臓器に炎症や機能障害が起こる疾患の総称で、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などの難病が含まれています。ほとんど完治しない病気です。
最近では女優の酒井若菜さんもこの病気を公表しています。
酒井若菜 膠原病で引退考えた「指にドリルを…」激痛と闘った日々
上記引用中、母親の死について12,3歳頃とされていますが、中には19歳前後だったというインタビュー記事もありました。
インタビュー記事より抜粋。
高橋:ーー19で二浪してたんで、これで悩む奴はたぶんお笑いはやらないんだろうなって…
ーじゃあその後何かきっかけで?
高橋:まぁ、親が死んだんですよ、母親が。それで、あ、もう別になんでも、じゃあいいや!と思って…
このインタビューの流れで行くと、高橋健一さんの母親が亡くなったのは、19歳前後と考えるのが自然です。
また元キンコメ高橋健一さんは警察での事情聴取の際に、20年前から窃盗をおこなっていたことと合わせて、母親のことについても言及していました。
「母の病気や借金でストレスがたまっていた。制服を見ると安心した」と容疑を認めているという。
そうなると高橋健一さんが逮捕された当時44歳のときから逆算すれば、24歳前後から制服窃盗を繰り返しており、12,3歳で母親を亡くしていた場合の供述に「母の病気」を含めるのは少し遠い過去すぎる気がします。
ただどちらにしろ、母親の死によって精神的に追いやられていたという面もあるのではないでしょうか。膠原病という難病の母親を支えることは、まだ青年だった高橋健一さんに辛い部分があったことが想像できます。
近所の住民の話では「母親が自殺して歯車が狂ったのでは」と話す。
元キンコメ高橋健一さんの苦難が多かった生い立ち、そして現在
2016年6月保釈された元キンコメ高橋健一さん。
元キングオブコメディ高橋健一さんの生い立ちは、現在まで続く父親の借金や、母親の膠原病という難病のために苦難が多かったようです。
自身の欲望を満たすために制服の盗難を繰り返していたことは、その壮絶な生い立ちが関連していたのではないかと指摘する声もあります。
またアンジャッシュ渡部建さんの鋭いコメントは、かなり的を得ていたのではないでしょうか。(逮捕前の2012年ごろのコメント)
渡部 児嶋も高橋もダメではあるんですけど、高橋は生い立ちが良くないですからねえ。嫌いじゃないんですけど、人間的に卑しいじゃないですか。だから、残念ながら愛すべきポイントがないんですよ(笑)。逆に、高橋の全部が世間にバレたら、テレビに出れないんじゃないんですかねえ。あいつ見てると、親の教育や愛情って大事だなって思いますよ。
もちろん全てが親との関係性に起因するものでもないと思いますが、やはり親からの愛情は大切です。
今後は、父親のいる実家から公判に行く元キンコメ高橋健一さん。
父親と都内の実家で同居し、そこから公判の度に出廷することになる
いくつになっても親子の関係は永遠です。これからはもっと分かり合って、助け合いながら罪を償ってほしいですね。
まとめ
■高橋健一は元々裕福な家庭であったが、父親の事業の失敗や女遊びにより多額の借金を抱えていた。また、母親は膠原病を患いそれを苦に自殺している。高橋が制服の盗難を繰り返していた理由は、その壮絶な生い立ちが関連しているのでは?との声も上がっている。
キングオブコントに優勝するなど実力のあったキングオブコメディ。
この事件により相方の今野さんはお笑いでの活動を辞め、個性派俳優としてテレビに出演しています。
お笑い芸人としての今野さんを観れないのは残念ですが、俳優として頑張る今野さんをぜひ応援していきたいですね。