元ヤクザで作家の沖田臥竜さんですが、大平組の暴力団引退を決意した原因については深刻すぎる逸話が存在するようですね。
この記事では、沖田臥竜さんの本名と年齢や身長などプロフィール、結婚した嫁と子供など家族、刺青、ヤクザ時代の伝説やエピソード、そして現在についてまとめてみました。
この記事の目次
沖田臥竜とは…闇営業騒動で一躍注目を集めた元ヤクザの作家だった
沖田臥竜、これまでに何冊もの本を出版している元ヤクザの作家だった
沖田臥竜さんとは、元ヤクザの作家であり、「日刊サイゾー」や「Business Journal」などに闇社会や違法薬物関連の記事を寄稿していることでも知られています。
・生野が生んだスーパースター 文政(2016年)
・2年目の再分裂: 「任侠団体山口組」の野望(2017年)
・死に体(2018年)
・尼崎の一番星たち(2017年)
・相剋 山口組分裂・激動の365日(2020年)
・ムショぼけ(2021年)
そんな沖田さんが一躍世間の注目を集めることとなったきっかけについては、2019年に起こった「お笑い芸人による闇営業問題」が関係して来ています。
この時の騒動では、元ヤクザの情報網を活かして事前に「お笑い芸人による闇営業問題」を取材していた沖田さんは、ツイッター上で爆弾情報をリークした他、事情通としてテレビ番組に引っ張りだこになりました。
・ロンブー田村亮の現在!闇営業と謝罪会見・ジャニーズとバーニングをTwitterで批判した騒動など総まとめ
沖田臥竜の本名と年齢…芸名の由来はあの幕末剣豪だった
沖田臥竜さんに関しては、「沖田臥竜」とのいかにも仰々しい名前はやっぱり芸名だったそうで、本名は崎田俊昭(さきた としあき)と言います。
沖田臥竜さんの本名が判明した経緯については、実は崎田俊昭名義でフェイスブックを利用していたそうですね。
ちなみに、芸名の由来については、幕末の剣豪・沖田総司さんにあやかったとか。
形ばかりの正しさで綺麗事の息苦しいこの世の中を、いつでも飄々と生きて行くことが出来たらという思いで、ペンネームをつけた。それは新撰組の沖田総司のようにどんな困難の中にあっても飄々と生きて行けたらという思いがあった。
— 沖田 臥竜 (R-ZONEオンライン) (@pinlkiai) July 20, 2019
沖田総司が最後を迎えた場所に連れて行ってもらい手を合わせる。 pic.twitter.com/djm2vsUJr4
沖田臥竜さんの生年月日は1976年2月だそうで、現在は46歳となります。
沖田臥竜の経歴と伝説…前科8犯の本格的なヤクザだった
沖田臥竜、暴走族時代の伝手でヤクザになっていた
沖田臥竜さんに関しては、1976年2月に兵庫県伊丹市に生まれた後、一家揃って尼崎市に引っ越して来たそうですね。
少年時代の沖田さんは、14歳で警察に逮捕されて留置場送りにされるようなワルだったらしく、当然ながら地元の暴走族にも入って暴れ回っていました。
そんなやんちゃ過ぎた少年だった沖田さんは、18歳の頃に暴走族を引退したものの、過去に起こした事件のせいで警察から逮捕状が出ていたため、2年間ほど兵庫県外で潜伏生活を送る羽目になりました。
とにかく緩やかな時代であった。何の人脈もない私が、逮捕状が出ているというのに2年間も逃走することが出来たのだ。今では考えられないだろう。逮捕は実に呆気なかった。ハタチとなり、成人を迎えたので、警察も許してくれるのではないかと地元尼崎に帰ってくると、何のことはない。すぐに刑事がやってきて逮捕されることになってしまった。
その後、21歳で暴力団入りを果たした沖田さんでしたが、スカウトがあったわけではなく、本職になった暴走族時代の先輩について回っている内に、なし崩し的にヤクザになってしまったそうですね。
ちなみに、沖田さんが盃を交わした先は、兵庫県尼崎市に事務所を置いていた山口組松野組緒方組系上田会だったとか。
沖田臥竜、21歳で刑務所送りになるなど波乱の極道人生だった
21歳で上田会の構成員となった沖田臥竜さんですが、盃を交わして早々に傷害致死と死体遺棄の容疑で警察に逮捕されているため、下積みらしい下積み時代は送っていないそうですね。
逮捕後の沖田さんは、29歳の頃まで刑務所に服役する羽目となり、貴重な20代を檻の中で過ごす羽目になりました。
出所後の沖田さんは、その半年後には別の容疑で逮捕されて再度4年間ほど収監されるなど、ヤクザ時代は娑婆にいる時間よりも刑務所にいた時間の方が長い有様でした。
ちなみに沖田さんは、2度目の服役中に上田会の若頭まで出世しているため、2度の懲役は組の命令を実行した結果ということなのでしょうね。
沖田臥竜、山口組の二次団体の最高幹部にまでなっていた
2度目の出所後の沖田臥竜さんに関しては、さすがにこれ以上の服役生活はごめんだと思ったらしく、地元で飲食店を経営しながら無茶をしないヤクザ人生を心掛けていたそうですね。
ちなみに、沖田さんの2度目の服役期間中には、山口組の世代交代といったビッグイベントもあったそうで、渡辺芳則さんに代わり司忍さんが山口組の6代目組長に就任しております。
山口組内の世代交代劇は、上田会の上部組織だった松野組組長の除籍といった騒動まで生むこととなり、沖田さんが出所した頃の上田会は山口組系大平組の下部組織となっていました。
とはいえ、この辺の地殻変動は沖田さんのヤクザ人生においてマイナスには働かなかったらしく、大平組の中村天地朗組長に気に入られた結果、2011年9月には大平組の直参に昇格したうえに「組長付き」といった役職まで得ることになりました。
その後、大平組の若頭代行にまで出世している沖田さんですが、2013年9月に中村組長や若頭が逮捕された結果、代役として山口組本家の定例会に出席するといった貴重な経験までしています。
沖田臥竜、暴排条例による取り締まり強化に根をあげて引退を決意した
山口組の二次団体の最高幹部にまで出世した沖田臥竜さんですが、2010~2011年頃に全国各地で暴力団排除条例が制定されて以降は、厳しくなった警察の取り締まりのせいで苦労の連続だったそうですね。
特に困ったのが、銀行口座を持てなくなったことや不動産物件を借りられなくなったことでした。
沖田: 5月と10月の「暴力団取り締まり月間」の時はもうランダムに来ますから。例えば、賃貸に一緒に住んでたりしたらダメですし、嫁のキャッシュカードを使ったら詐欺で、2人ともパクられますからね。20日で帰って来られますけど、そういう問題じゃないですよね。相手の親に合わせる顔もないですし。こっちは細々と代紋に誇りを持ってやっていても、限界を感じるじゃないですか。
舎弟が生活保護詐欺をしただけで、経営している飲食店に警察がガサ入れに来る状況に疲れ果ててしまった沖田さんは、大平組の最高幹部の地位を投げ捨ててヤクザを引退する決意を固めることになりました。
ただし、尊敬していた中村天地朗組長を見捨てて引退するわけにはいかなかったため、引退時期は中村組長が引退して大平組が解散した2014年頃になってしまったようですね。
沖田さんがそこまで中村組長に心酔していた理由については、若い時分から刑務所入りをしていた都合からシノギが下手だった沖田さんに、日頃から目をかけてくれたのが中村組長だったとか。
半面、筆者が二代目大平組の直参へと昇格し、組長付きから執行部入りを果たした際、シノギの下手くそだった筆者に対して「ええか、ほかのもんには言うたらあかんぞ。お前は身体つことんねんから、会費は払わんでええ。ほかのもんには払ってる言うとけ。お前は自分の生活だけを、悪いことせんとやっていけ」と言われて、そこからはヤクザ社会から足を洗うまで、会費を納めることはなかった。
沖田臥竜、作家になったきっかけは偶然だった
ヤクザ引退後の沖田臥竜さんについては、文筆業で生計を立てたいとの想いが強かったようですね。
少年時代から不良人生一直線だった沖田さんでしたが、服役中に大の小説好きになっていたため、以前より小説家への憧れが生じていました。
沖田:漫画は好きでしたけど、刑務所に行くまでは一切読んでいませんね。刑務所におる時はやることが無さすぎて、1年間で小説を1,000冊くらい読んでたんですよ。上手いなっていう小説は写したりもしてました。刑務所には計12年いたんですけど、9年は独居生活やったんです。誰とも喋られへんから、ずーっとそれをやってましたね。
そのため、現役時代から自作小説を文学賞に応募していた沖田さんですが、入選することはありませんでした。
そんな沖田さんに予期せぬ幸運が舞い込んできたのは2015年頃だったらしく、とある漫画家のHPに「原作に使ってくれないでしょうか?」と自作小説を送ったところ、内容を面白がった漫画家が知り合いの編集者に紹介してくれることになりました。
その後、ニュースサイト「R-ZONE」にて漫画原作者としてデビューを果たした沖田さんは、元ヤクザの経歴が功を奏し、闇社会方面の記事の執筆依頼なども舞い込んで来るようになったとか。
沖田臥竜の身長…意外と大柄だった?
沖田臥竜さんに関しては、テレビ出演時の印象からか、小柄ではないかと感じているネットユーザーたちが多いようですね。
実際の沖田臥竜さんの身長については、上記の画像から元ヤクザのコメンテーター・竹垣悟さんとほとんど同じ大きさであることが分かります。
ちなみに、竹垣さんは自身の身長を180㎝と公称しているため、沖田臥竜さんも意外に大柄なことになり、身長は175~178cmくらいはありそうです。
天高く馬肥ゆる秋…と云うが私の場合 秋になる前から肥えている。
— 竹垣悟 (@Hvx0vFObCEizO6M) October 24, 2016
身長180センチ・体重85キロだ!
せめてあと4〜5キロ減量しなければ…
沖田臥竜の刺青…「向かい龍」の持主だった
ヤクザになって早々に懲役生活が続いた沖田臥竜さんだけに、刺青を入れる暇もなかったのではないかと思われがちですが、実は「向かい龍」と呼ばれている豪快な刺青ががっつりと彫られています。
アトピーの持病があった沖田さんは、10年がかりで刺青を仕上げたとの話なため、刺青が完成したのは2度目の懲役の後だったのかもしれませんね。
ちなみに、ここまで立派な刺青を入れてしまったことに対しては、本人も後悔している部分はあるとか。
元山口組二次団体幹部で作家の沖田臥竜氏も、身体に刺青を入れている一人だ。暴力団員をやめた沖田氏は、妻の家族と食事をするときなど、やはり刺青が見えてしまうことを気にしてしまうという。「みんなで温泉に行っても、自分だけは内風呂に入る。手首まで入れたこと関しては、やりすぎたなと思う」と話す。
沖田臥竜の家族情報…嫁と子供がいた
沖田臥竜さんの家族情報については、結婚時期は不明なれど、ひかりさんという妻がいるようですね。
やっぱりちょっと若いでな。 pic.twitter.com/S1QLsYOl7R
— 沖田 臥竜 (R-ZONEオンライン) (@pinlkiai) July 25, 2017
また、沖田さん・ひかりさん夫妻の間には、娘も1人生まれているとか。
沖田さんの長女の正確な年齢については不明となりますが、2017年時点で幼稚園児だったため、現在は小学生なのではないかと思われます。
#七夕の願い事
— 沖田 臥竜 (R-ZONEオンライン) (@pinlkiai) July 7, 2017
娘はキューレンジャーになりたいらしい。本当にそうなられると父としては、少々困惑するのだが、、、。 pic.twitter.com/N0OEGoQM8r
沖田臥竜の現在…話題映画の監修・所作指導役に抜擢された
沖田臥竜さんの現在については、2021年1月に公開された映画「ヤクザと家族 The Family」にて、監修・所作指導役を担当することになりました。
「ヤクザと家族 The Family」は、映画「新聞記者」にて日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井直人さんが監督を務めた他、綾瀬剛さんや舘ひろしさんといった豪華俳優たちがメインキャストを務めていたそうですね。
緊急事態宣言中に公開された映画なため、興行成績こそは伸び悩んだ「ヤクザと家族 The Family」でしたが、週末映画興行ランキングで最高位5位に輝くなど奮闘していました。
さらに、2021年9月に「ムショぼけ」という本を出版しており、テレビドラマも放送されています。
ドラマ「ムショぼけ」情報フル解禁。主要キャスト板尾創路、武田玲奈、コウテイ九条ジョー、木下ほうか、松尾愉、末成映薫、鳴海唯、藤井陽人、長村航希、主題歌は倉木麻衣。特別出演では猫組長、よゐこ濱口、皇治選手、LGYankeesのHIROなど。
— 沖田 臥竜 (r-zone編集部) (@pinlkiai) August 31, 2021
小説「ムショぼけ」は9月7日発売https://t.co/OIkLgu72lt pic.twitter.com/izc5HRTqFV
沖田臥竜についてまとめてみると…
沖田臥竜さんについては、暴力団排除条例の圧力に負けてヤクザを引退したものの、現在は作家として活躍中ということになります。
沖田さんの今後より一層の活躍を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。