狂言師の野村萬斎さんの家族は「華麗なる一族」で、家系図には有名人や人間国宝がズラリと並んでいます。
今回は野村萬斎さんのプロフィールや経歴、家系図、結婚した嫁との馴れ初めや子供（息子・娘）の情報をまとめました。
この記事の目次
野村萬斎のプロフィール
野村萬斎
本名：野村武司
生年月日：1966年4月5日
出身：東京都
身長：174cｍ
血液型：B型
活動：狂言師、俳優、演出家
野村萬斎さんは能楽狂言方和泉流野村万蔵家の狂言師で、重要無形文化財総合指定者です。
現在、日本でもっとも有名な狂言師と言えます。また、狂言以外にも俳優として、また演出家としても幅広く活躍している人物です。
日本の伝統芸能と現代の芸術分野をつなぐ役割を果たしていると言えるでしょう。
野村萬斎の学歴
野村萬斎さんは、1966年に東京都で狂言師の二世野村万作の長男として生まれました。
そして、小学校のころから「超エリート」の道を歩んでいたんです。
野村萬斎さんの学歴はこちらです。
・筑波大学附属中学校
・筑波大学附属高等学校
・東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻
筑波大学附属小学校の偏差値は、なんと75！筑波大学附属高校は、毎年東大合格者を20～30名も出している超名門校・難関校です。
筑波大学附属高校を卒業後は、東京芸大に進学しています。東京芸大も超難関大学です。一説には、東大に入るよりも東京芸大に入る方が難しいと言われているほどです。
野村萬斎さんの学歴を見ただけで、「エリート街道まっしぐら」だったことが分かります。この学歴を見ると、野村萬斎さんが今これだけ活躍している理由も納得ですよね。
狂言の道に進まなかったとしても、どの分野でも成功を修めていそうですよね。
野村萬斎の狂言師としての歩み
出典：nhk.or.jp
野村萬斎さんは能楽狂言方和泉流野村万蔵家・二世野村万作の長男として生まれます。二世野村万作は人間国宝ですから、野村萬斎さんが狂言を始めるのはごく自然なことだったようです。
3歳の時に「靭猿」で初舞台を踏み、4歳の時に「いろは」で初めてセリフのある役を演じました。
中学の時には「型にはめられる」ことを嫌い、部活やバンド活動に熱中しました。変声期で思ったように声が出せなくなったということも重なったようです。
思春期・反抗期にはよくあることですね。野村萬斎さんも例外ではなかったということでしょう。
しかし、17歳の時に「三番叟」を演じたことで狂言の面白さに目覚めて、そこから狂言に力を入れるようになりました。
1994年には「萬斎」を襲名しています。
本来なら、父親である二世野村万作が萬斎を襲名するはずでしたが、二世野村万作は「万作」に愛着を持っていたため、「萬斎」は息子である武司さんに譲ったというエピソードがあります。
伝統芸能である狂言の普及に力を入れ、伝統にとらわれることなく、伝統芸能と現代劇を融合させた「藪の中」や「RASHOMON」、「敦 – 山月記・名人伝 – 」などを演出しています。
野村萬斎は俳優など幅広く活躍している
野村萬斎さんは狂言師としてだけでなく、俳優としても活躍しています。野村萬斎さんが出演した主な作品はこちらです。
・陰陽師（2001年)：安倍晴明 役
・陰陽師II（2003年）：安倍晴明 役
・のぼうの城（2012年）：成田長親（のぼう様）役
＜ドラマ＞
・大河ドラマ『花の乱』（1994年）：細川勝元 役
・あぐり（1997年）：望月エイスケ 役
・蒼天の夢 松陰と晋作・新世紀への挑戦（2000年）：高杉晋作 役
・鞍馬天狗（2008年）：主演・鞍馬天狗 役
・あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機（2008年）：昭和天皇 役
・負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜（2012年）：近衛文麿 役
・オリエント急行殺人事件（2015年）：勝呂武尊 役
・黒井戸殺し（2018年）：主演・勝呂武尊 役
野村萬斎さんは「陰陽師」の印象が強いかもしれませんが、いろいろな作品で重要な役どころを演じているんです。
スクリーンや画面の中で、存在感がありますね。
野村萬斎の家系図＆家族がすごいと話題に
出典：joseiana.com
野村萬斎さんの家系図は上記画像になります。
初世の野村万蔵は1722年に生まれ、1790年に亡くなっています。江戸時代中期から続く名門狂言師の家系で、「能楽狂言方和泉流野村万蔵家」の家系になります。
父方の家系図＆家族
父方の家系図・家族を見てみましょう。まさに、この家系図は「華麗なる一族」と言って良い家系図ですね。
この家系図の中に人間国宝が5人もいます。恐るべし！野村家です。
野村萬斎さんの父方の家系・家族は、「能楽狂言方和泉流野村万蔵家」になります。
・祖父：六世野村万蔵
・父：二世野村万作
・大叔父：九世三宅藤九郎
・伯父：七世野村万蔵（野村萬）
・叔父：野村四郎
・叔父：野村万之介
曾祖父の五世野村万造の隠居名が野村萬斎（初代）となります。さらに、祖父・父・伯父・叔父は人間国宝です。
・父：二世野村万作
・伯父：七世野村万蔵
・叔父：野村四郎
野村萬斎さんも既に重要無形文化財総合指定者となっていますので、将来的に人間国宝になる可能性は非常に高いと言えます。家族に人間国宝が4人もいるって、とんでもない家系ですよね。
野村萬斎さんの父方の家族を見ていると本当に素晴らしい人ばかりですし、「家柄がいいから羨ましい。生まれた時点で勝ち組じゃん」と思うかもしれません。
確かにそうかもしれませんが、ここまで家柄が良く、人間国宝がゴロゴロいる家族だと、そのプレッシャーは想像を絶するものだと思います。
幼少のころからずっと狂言の厳しい稽古を続けてきて、ちょっとでも遊ぼうものなら「稽古が足りない」と言われ、父親や叔父は人間国宝ばかり…。
通常なら、考えただけでプレッシャーに押しつぶされそうな気がします。
母方の家系図＆家族
野村萬斎さんは能楽狂言方和泉流野村万蔵家の家系ばかりに注目が集まりますが、母方の家族も「華麗なる一族」なんです。
・祖父：阪本越郎（詩人・ドイツ文学者）
・大伯父：阪本瑞男（外交官）
・大叔父：高見順（小説家・詩人）
・祖父の従兄：永井荷風（小説家）
・母：阪本若葉子
・母の従妹：高見恭子（タレント・エッセイスト）
野村萬斎の母方の家族には文学系の人が多いんですね。ちなみに、曾祖父の阪本釤之助の直系の先祖には戦国武将の永井直勝がいます。
永井直勝は三河の国に生まれ、豊臣姓を下賜されています。その後、関ヶ原の戦い・大阪の陣で功績をあげ、最終的には下総古河において7万2000石を与えられています。
ちなみに、この永井直勝の子孫には三島由紀夫もいます。野村萬斎と三島由紀夫は先祖は同じで遠い親戚だったことになり、歴史の不思議さを感じずにはいられません。
野村萬斎が結婚した嫁は野村千恵子さん
野村萬斎さんが結婚した嫁は、野村千恵子さんです。
野村千恵子さんは裏方に徹していて、基本的にメディアに顔を出すことはありませんので、上記の画像はかなり貴重な画像ということになります。
眉だけ整えている状態で、スッピンに近いような薄化粧なのにこれだけキレイというのは、本当に美人であることが分かりますね。
しかも、この画像は既に子供がいる、つまり出産後の画像です。さすが、野村萬斎さんが選ぶ女性と言えるでしょう。
野村萬斎さんと智恵子さんは学生時代から交際をしていて、1996年に結婚しています。
野村千恵子さんは一般人の方なので詳細な情報は不明ですが、わかっている情報を挙げてみます。
・JAL（日本航空）のCAをしていた
・学生時代から交際していた
2人が結婚したのは1996年のこと。野村萬斎さんが30歳の時です。
学生時代から交際していたとのことですから、交際期間はかなり長かったはずです。なぜ、なかなか結婚しなったのか？
狂言師として野村萬斎さんが実績を積むまで結婚を待っていた可能性もありますが、智恵子さんがCAだったということも関係していると思います。
野村萬斎さんと結婚したら、狂言師の妻・能楽狂言方和泉流野村万蔵家の嫁として、仕事を辞めて裏方として支えなければいけません。
そのため、智恵子さんはせっかくCAになったのだから、社会人としてCAの仕事をしっかりやってから結婚したかったのかもしれません。
当時のCAは今よりも「憧れの職業」という位置づけでしたから。
野村萬斎と嫁の馴れ初め
野村萬斎さんと嫁の野村千恵子さんの馴れ初めは、学生時代にまでさかのぼります。
実は、野村萬斎さんと嫁の智恵子さんは同じ小学校だったんです。つまり、筑波大学附属小学校ですね。そのまま、附属中学校・高校に進学しています。
野村萬斎さんと智恵子さんは3歳の年の差はありますが、筑波大学附属中学と高校はキャンパスは同じですから、顔を合わせる機会は多かったのでしょう。
智恵子さんは学生時代は学校のアイドル的な存在だったと言います。だから、学校の中でも目立っていたはずです。
野村萬斎さんも学生時代は自分の実家が狂言師一家だと周囲には明かさなかったとのことですが、知っていた人は少なくなかったでしょうし、目立つ存在ではあったと思います。
だから、3歳違いでも顔を合わせる機会、お互いに顔見知りになる機会はあったはずで、そのころから交際していたのかもしれませんね。
卒業後は野村萬斎さんは東京芸大に進学し、智恵子さんは筑波大学に進学しています。
野村萬斎さんは人間国宝の父を持ち、能楽狂言方和泉流野村万蔵家の跡取りのイケメン。そして、智恵子さんは高学歴の美人でJALのCA。
そんな2人ならそれぞれ異性からめちゃくちゃモテたはずです。それなのに、学生時代から長く交際して、結婚したというのは好感度がかなり高いですよね。
野村萬斎の子供は3人：娘や息子も有名人
野村萬斎さんは、子供が3人います。
・長男：野村裕基（1999年生まれ）
・次女：野村彩加里（2006年生まれ）
3人の子供は今何をしているのかを見ていきましょう。
長女は野村彩也子
野村彩也子
生年月日：1997年9月25日
出身：東京都
身長：174cm
所属：TBS
血液型：B型
活動：アナウンサー
・白百合学園中学校卒業
・白百合学園高校卒業
・慶應義塾大学環境情報学部卒業
まさにお嬢様＆エリート街道を歩んできた方です。しかも、オックスフォード大学とウィリアム・アンド・メアリー大学への留学経験もあるのだそうです。
もちろん、エリート街道を歩んできたのは、家柄だけでなく、本人の努力もあるわけですが。
そして、慶應義塾大学時代には『ミス慶應SFCコンテスト2018』でグランプリに。美貌も折り紙付きです。
さらにテレビ朝日とフジテレビのアナウンススクールに通うなど、テレビ局のアナウンサーになるために、学生時代からしっかり経験を積んできた人と言えるでしょう。
また、学生時代には父親の野村万作さんと弟の野村裕基さんと一緒に公文のCMに出演。
そのままタレント・女優として活動していくのかとも言われていましたが、慶應義塾大学卒業後は、2020年4月にTBSに入社してアナウンサーになりました。
それにしても本当に美人ですよね。父親の野村萬斎さんよりも、母親の智恵子さんに似ている感じです。
2020年11月13日に「ぴったんこカンカン」に出演した際、4歳で狂言の舞台に子役として初出演したと明かしました。演目は父親の野村萬斎さんの初舞台同様「靭猿」の子猿だったそう。
女性は狂言の舞台に立つことはできないけれど、子役なら男女のくくり関係なく、出演することができるそうです。
長男は野村裕基
野村裕基
生年月日：1999年10月9日
出身：東京都
身長：180cmくらい？
血液型：AB型
活動：狂言師
野村萬斎さんの息子は野村裕基さんです。野村裕基さんは野村萬斎さんの唯一の息子ですので、自動的に跡取りになる人物ですね。
・立教英国学院に留学
・慶應義塾大学入学
これまた素晴らしい学歴です。高校時代はイギリスにある立教英国学院に留学していましたが、そこを卒業しているかは不明です。
狂言の稽古があるので、イギリスに3年間留学していたとは考えにくく、日本の立教系の高校に進学し、一時的に留学していたと思われます。
立教大学に進学しているという情報もありましたが、テレビに出演した時にテロップに「現在 慶應義塾大学1年生」と出ていたので、慶應義塾大学に進学したことは間違いないでしょう。
野村裕基さんも、野村萬斎さんと同じく3歳で「靭猿」の演目で初舞台を踏んでいます。
17歳の時に「三番叟」、20歳の時に「奈須与市語」を披き、狂言師として着実に実力をつけています。
野村裕基さんは父親の野村萬斎さんとの共演も多く、2015年からは一緒にEテレの「にほんごであそぼ」に出演し、公文のCMにも父親と姉と共演しています。
そして、何よりも野村裕基さんはスタイルが良い！足が長くて、顔が小さくて、顔は涼やかなイケメンなんです。
公文のCMを見ていると、野村裕基さんのスタイルの良さが際立っていますよね。野村萬斎さんの身長は174cmですから、おそらく野村裕基さんの身長は身長は180cm前後です。
腰の位置はかなり高いので、足は長いことは間違いないです。顔は父親よりも姉の彩也子さんよりも小さいです。本当にスタイル抜群です。
今後は野村萬斎さんのように狂言の枠を越えてテレビやメディアへの出演が増えたら、人気が出てくることは間違いないでしょう。
次女は野村彩加里
野村萬斎さんの娘（次女）には野村彩加里さんもいます。野村彩加里さんは2006年生まれなので、まだ10代です。
学校はお姉さんの野村彩也子さんと同じ、白百合学園に通っているという噂がありますが、実際のところは不明です。
また、まだ未成年であることから、メディアへの出演もなく、顔写真なども公開されていません。
でも、長女の彩也子さんや長男の裕基さん、さらに両親の野村萬斎さんと智恵子さんを見ると、間違いなく美人だろうなとは想像できますね。
野村萬斎のまとめ
野村萬斎さんのプロフィールや経歴、家系図や家族の情報、結婚した嫁との馴れ初めや子供（息子・娘）の情報をまとめましたが、いかがでしたか？
野村萬斎さんは狂言師としてはもちろん、それ以外の面でも「伝統芸能」の枠を超えて、幅広く活躍しています。
今後のさらなる活躍を期待したいです。
