歌舞伎町にはどのようなイメージを持っていますか?ちょっと危なくてアウトローな人たちがたくさんいるイメージを持っている人も少なくないと思います。「でも、そんな危ないこともないでしょ?アウトローな人たちの抗争なんて、映画や小説の中だけのこと」と思っていませんか?
そんなことはありません!2020年6月には、新宿・歌舞伎町で「リアル新宿スワン」のような光景が繰り広げられていたんです。
歌舞伎町のスカウト狩り事件の原因や双子の兄弟の関係、犯人、コロナ収束のその後をまとめました。
この記事の目次
歌舞伎町のスカウト狩り事件とは
歌舞伎町のスカウト狩り事件とは、2020年6月上旬に新宿の歌舞伎町で起こった暴力団員が歌舞伎町のスカウトを狙った暴力事件です。
この歌舞伎町のスカウト事件は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言収束後に起こり、警察の機動隊まで出動する事態になりました。
スカウトとは?
この歌舞伎町スカウト狩り事件を説明する前に、まずは「スカウト」とはどんな人たちのことなのかを説明していきます。
スカウトとは、簡単に言うと、風俗やキャバクラに女性を斡旋する仕事のことです。街で女性に声をかけ、その女性を言葉巧みに風俗やキャバクラで働くように誘い、風俗やキャバクラを紹介するんです。
そうすることで、スカウトは風俗店やキャバクラ店からキックバックを貰うことができるというわけですね。
このスカウトは、単独・フリーで行っている人もいるかもしれませんが、基本的にはスカウト会社に属していることが多いです。
そして、そもそもスカウト行為は、違法行為です。そのため、スカウト会社には「ケツ持ち」と呼ばれる暴力団がバックについていることが多いです。ケツ持ちがいるから、歌舞伎町などの繁華街で、自由にスカウト行為をすることができるというわけですね。
歌舞伎町スカウト狩り事件の詳細
歌舞伎町スカウト狩り事件の詳細を説明する前に、まずはこちらのTwitterの動画をご覧ください。
歌舞伎町らしくなりましたね!#スカウト狩り#面談は歌舞伎町を避けましょう pic.twitter.com/wU22xsEwze
— Balthasar (@Balthasar0223) June 7, 2020
https://twitter.com/job_restart/status/1269644392437919749
ただならぬ雰囲気であることがわかります。
歌舞伎町のスカウト狩り事件は、小さな小競り合いから始まったようです。最初は8人のスカウトが2人の暴力団員と揉めたことが始まりで、スカウトマンが暴力団員に暴力を加え、それから30人くらいの暴動が起こりました。
そして、6月上旬には暴力団員が総勢80~100名ほども集まり、スカウトと思われる男性を次々に襲う事態に発展していったのです。
スカウトっぽいルックスをしているとそれだけで襲われる異常事態!
歌舞伎町のスカウト狩り事件は、最初に暴力団員と揉め事を起こしたナチュラル社のスカウトが狙われることになりました。そのため、歌舞伎町のスカウトの間では「ナチュラル社」という言葉は禁句になり、アンタッチャブルなものになっていきます。
しかし、見た目だけではナチュラル社のスカウトかどうかは判別できません。ちょうど歌舞伎町は新型コロナウイルスの影響で、まったく儲けが出ていない状態で、隠れて営業している店はあっても、基本的に「自粛・閉店」になっていました。
そのようなストレスもあったのか、暴力団員たちのスカウト狩りはどんどんエスカレートしていき、スカウトっぽいルックスをしているだけで、襲われるようになっていったのです。
裏で覚醒剤を捌いていた、「風俗斡旋のスカウト会社の社長」が歌舞伎町を支配してるヤクザをバットでボコったせいで歌舞伎町中のヤクザ数百人によるスカウト狩りが行われた模様。スカウトと間違えられたホスト君がボコられたとか。 pic.twitter.com/fk2YalZpJD
— 北条風林@Fuurin Hojo (@DbKCWYrwCQ50tbD) June 6, 2020
ホストとスカウトは外見では見分けがつかないことが多く、歌舞伎町のホスト達は、スカウト狩りに遭わないために「全身ユニクロにするしかないか」と言うようになったんです。
歌舞伎町のスカウト狩り、昨日くらいまではナチュラルの在確してたんですけど、
— 熟女.ぽっちゃり専門スカウトマン (@yoruhuku) June 7, 2020
みんなホストとか会社名とか嘘つくから今は怪しい奴は見た目だけでやられます。
本当マジで気をつけて下さい。
見た目が「スカウトっぽい」というだけで、歌舞伎町を歩いているとボコられるというのは、いかに歌舞伎町のスカウト狩り事件がヤバかったかがわかります。そんなに治安が悪くなるなんて、日本のことではないように感じてしまいますね。
歌舞伎町のスカウト狩り事件の原因は双子の兄弟?
歌舞伎町のスカウト狩り事件は、かなりヤバかったと言われています。歌舞伎町のスカウト狩り事件は、スカウト会社の「ナチュラル社」と暴力団員の揉め事が発端でした。
具体的な原因は何でしょうか?実は、歌舞伎町のスカウト狩りの事件は、双子の兄弟が原因と言われているんです。
ナチュラル社とは歌舞伎町最大規模のスカウト会社です。かなり評判は悪くて、詐欺や覚せい剤などの薬にも手を出していて、歌舞伎町全体から恨まれていたようです。
これは歌舞伎町のスカウト狩りが始まる前の3月から貼られてたみたい。
— 新宿の女 (@GloriaAnsell) June 7, 2020
相当恨みを買ってたのね。。
「ヤクザにも
ホストにもなれない奴らに
不景気にされちまった」
なんて哀愁帯びた言葉なの。。
情報提供→万次郎(@takushan2 ) pic.twitter.com/kMRyT0afBi
そして、このナチュラル社のトップにいたのが木山兄弟という双子の兄弟です。この木山兄弟は歌舞伎町で好き勝手して、御法度と言われる他社からのスカウトの引き抜きなどを行っていたため、ケツ持ちの暴力団からも恨みを買っていたようです。
そして、他社からの引き抜きのトラブルを収めようとケツ持ちが開いた話し合いの場でも、双子の木山兄弟は逆ギレしたという噂があります。
そんな中、歌舞伎町でナチュラル社のスカウトと暴力団員の揉め事が起こり、ナチュラル社のスカウトは暴力団員をバットで殴ってしまったようです。
https://twitter.com/miyachandazo/status/1268913800578658304
このような経緯があって、歌舞伎町のスカウト狩り事件は起こったということですね。
つまり、歌舞伎町のスカウト狩り事件の根本的な原因は、ナチュラル社がケツ持ちの言うことも聞かずに、歌舞伎町で好き勝手やっていたことと言えるのです。
元々好き勝手やっていたナチュラル社&双子の木山兄弟に、暴力団の怒りが爆発して、歌舞伎町スカウト狩り事件が起こったということです。
歌舞伎町のスカウト狩り事件で双子はリンチに遭った・・・
歌舞伎町のスカウト狩り事件は、暴力団員たちがナチュラル社のスカウトを徹底的に潰そうと、歌舞伎町界隈をしらみつぶしに探して、暴行を加えました。
もちろん、一番のターゲットになったのは、ナチュラル社のトップであり、好き放題に歌舞伎町を荒らしてきた双子の木山兄弟です。
この木山兄弟は歌舞伎町のスカウト狩りが始まった時には、早くも行方をくらましていました。自分たちがターゲットになることを知っていたからだと思います。
しかし、現在はSNS時代。次のような手配書に近いものがTwitterなどに拡散されていました。
ヤクザに追われてるスカウト会社ナチュラルの木山社長と同じマンション住んでます笑
— エビスさん (@ebisu_san_) June 8, 2020
成金マンション
ぼくはスカウトじゃないです
狙わないでください笑
ただ同じマンション住んでるだけじゃないですかぁー#スカウト狩り#歌舞伎町 #ナチュラル pic.twitter.com/3Qo1TUMFUS
そして、どうやら木山兄弟は暴力団員に捕まり、ボコボコにリンチされたようです。木山兄弟の地元は東京の立川という話ですので、地元のタワーマンション(しかも自分の女の部屋)でつ語ったというところがリアルですよね。
https://twitter.com/ioricod512/status/1277259901048197125
歌舞伎町にて貼られてたらしい。
— 新宿の女 (@GloriaAnsell) June 7, 2020
こわ。。 pic.twitter.com/qpZu06qTpO
そして、上記のツイートは6月8日には歌舞伎町に貼られていたとのこと。6月5日には、木山兄弟&ナチュラル社の手配書が出回り、スカウト狩りは始まっていましたから、たった3日で木山兄弟は暴力団員に捕まり、ボコボコにリンチされたということです。
このインターネット時代&SNS時代は、なかなか行方をくらますのは難しいのかもしれませんが、地元の自分の彼女の部屋にいたら、簡単に捕まるのは当然かもしれません。
歌舞伎町のスカウト狩り事件の犯人はナチュラル社の双子か暴力団か?
さて、歌舞伎町のスカウト狩り事件の犯人は誰なんでしょうか?スカウト狩り事件の犯人は、次の3つのパターンが考えられます。
・最初に暴力団員をバットで殴ったナチュラル社のスカウト
・スカウト狩りをした暴力団員
歌舞伎町のスカウト狩り事件の犯人は誰でしょうか?
■ナチュラル社の双子の木山兄弟
歌舞伎町でケツ持ちの暴力団の言うことも聞かず、同業他社からスカウトを引き抜くなど好き勝手していた。しかも、覚せい剤や詐欺、未成年少女の売春などにも手を染めていたようで、歌舞伎町のアウトロー界隈からのヘイトを集めていた存在。
この双子の木山兄弟がもっと歌舞伎町のルールに則ったスカウトをしていれば、この歌舞伎町のスカウト狩り事件は起こらなかったかもしれません。
■最初に暴力団員をバットで殴ったナチュラル社のスカウト
歌舞伎町のスカウト狩り事件は、最初は8人のナチュラル社のスカウトと2人の暴力団員のトラブルから始まりました。いくらトラブルが起こったとしても、「バットで頭を殴る」という行為はあり得ませんよね。
■スカウト狩りをした暴力団員
スカウト狩り事件を実際に起こしたのは、暴力団員です。しかも、このスカウト狩り事件は、最初はナチュラル社のスカウトだけを狙っていたのに、次第に歌舞伎町のスカウト(と思われる事物)なら、誰でも襲うようになっていきました。
歌舞伎町のスカウト狩り事件は、このように3パターンの犯人がいると考えることができます。おそらく、3者3様の言い分はあると思います。
ただ、部外者であり、歌舞伎町のスカウト業界・アウトロー業界を知らない立場から見ると、3者全部悪いんじゃないの?全員が犯人と思えて来ますね。
歌舞伎町のスカウト狩り事件のその後は収束?
歌舞伎町のスカウト狩り事件は、6月上旬に起こりました。その後はどうなっているのでしょうか?収束したのでしょうか?
木山兄弟が捕まってリンチされた後も、まだまだ怪しげなツイートはあったので、ナチュラル社のスカウトを全員確保して、暴行しようとしていたようです。
ナチュラルの渡辺
— スカウト⭐︎ナチュラル (@d794vz) June 12, 2020
部下へのヤキがサイコパスな渡辺
部下の骨を折る渡辺
渡辺どこ行った〜?#ナチュラル #派遣サイト #スカウト会社BIG #木山兄弟 #エディ #暁 #スカウト #スカウト狩り #新宿 #歌舞伎町 #池袋
ただ、事態を重く見た警察は歌舞伎町に機動隊を派遣して、歌舞伎町全体の警備を強化するなどしたことで、ある程度は歌舞伎町は落ち着き、スカウト狩り事件はひと段落したようです。
スカウト狩り終了やな
— エビスさん (@ebisu_san_) June 11, 2020
いつもの歌舞伎町#スカウト狩り #歌舞伎町
ただ、木山兄弟で暴力団に捕まってリンチを受けたのは、弟のほうだけで、双子のもう1人の兄の方は捕まったという情報は流れてきません。
それでも、住吉会が間に入って、手打ちに下という情報もありますので、とりあえずは歌舞伎町のスカウト狩りは落ち着いた状況のようです。
https://twitter.com/midorikukame11/status/1276534748408451074
歌舞伎町のスカウト狩り事件はあまりにも激しかったために、スカウト狩りが落ち着いた後もスカウトの数は減っているようです。もちろん、新型コロナウイルスの影響もあるとは思いますが。
今後、歌舞伎町の治安はどうなっていくのかに注目てしていきたいですね。
歌舞伎町のスカウト狩り事件のまとめ
歌舞伎町のスカウト狩り事件についてまとめました。ここでもう一度簡潔にまとめてみましょう。
・暴力団員が100人以上も集結してナチュラル社のスカウトを狙った模様
・原因はナチュラル社の双子の木山兄弟が好き勝手にやっていたこと
・木山兄弟の弟はすぐに捕まってリンチされたらしい
・現在はスカウト狩りは落ち着いていて、歌舞伎町のスカウトの数は激減している
・歌舞伎町の治安は今後どうなっていくか注目したい
こういう事件が起こるのを見ると、新宿・歌舞伎町は日本の中でも特別な場所であると思えて来ますね。歌舞伎町に行く用事がある人は、いつこのような抗争・スカウト狩りなどに巻き込まれるかわかりませんから、完全に落ち着くまではとりあえずは細心の注意を払ったほうが良いでしょう。