諫山創(いさやま はじめ)さんといえば、国民的大ヒット漫画『進撃の巨人』の作者。『進撃の巨人』はもちろん、それを生み出す諫山創さん自身の人柄も、とても魅力的だと言われています。
そこで今回は経歴や実家、家族、年収、結婚した嫁や逮捕の噂など、天才漫画家・諫山創さんの素顔について詳しくまとめました。
この記事の目次
諫山創のプロフィール&経歴
名前:諫山創(いさやま はじめ)
生年月日:1986年8月29日
出身地:大分県日田市(旧大山町)
学歴:専門学校九州デザイナー学院マンガ学科卒業
諫山創、高校卒業後に福岡のデザイン専門学校へ進学
諫山創さんの出身高校「大分県立日田林高等学校」
大ヒット漫画『進撃の巨人』を生みだした諫山創さんは大分県立日田林工高等学校出身。この高校は、諫山創さんの地元・日田市にある公立の農業・工業高校で、卒業生は林業に関連する企業をはじめ、大手企業に就職する人が多いそうです。
地元にいた時は、想夫恋(そうふれん)でアルバイトしていたのだとか。想夫恋は諫山創さんの地元・大分県日田市に本社がある焼きそばチェーンで全国に店舗があります。
大分県立日田林工高等学校を卒業した諫山創さんは、福岡県福岡市博多区にある専門学校九州デザイナー学院に進学しました。
諫山創、学校の集団持ち込み会をきっかけに漫画家デビュー
幼い頃から漫画家になるのが夢だったという諫山創さん。専門学校九州デザイナー学院に在学していた19歳の頃、学校の集団持ち込み会で東京のいくつかの編集部に持ち込みをしたそうです。
そこで、マガジン編集部に持ち込み作品を評価され、その持ち込み作品をMGP(マガジングランプリ)に出したところ、佳作を受賞。専門学校卒業後、その賞金を使って上京し、アルバイトをしながら漫画の制作に熱中したということです。
ちなみに週刊ジャンプに2度も持ち込みをしたそうですが、受け入れてもらえなかったそうです。大人気漫画『進撃の巨人』を蹴った週刊ジャンプ編集部は後悔しているでしょうね。
諫山創、2009年10月『進撃の巨人』連載スタート
2008年、『HEART BREAK ONE』で第80回新人漫画賞特別奨励賞を受賞。さらに『orz』で第81回新人漫画賞で入選に輝きます。
その翌年2016年10月には、諫山創さんにとって連載第一作目となる『進撃の巨人』の連載が別冊少年マガジンでスタート。2011年には、第35回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。
諫山創の家族情報…実家は大分県日田市の農家だった
諫山創の実家は稲作や梅の栽培をする農家
18言語に翻訳され、日本はもちろん、海外にも多くの読者がいる『進撃の巨人』の作者・諫山創さんは、一体どんな環境で生まれ育ったのでしょうか。
諫山創さん自身の発言によれば、実家は大分県日田市で農家をしているそうです。
うちが農家をやってまして。稲作とかあとは梅だったりそういった農業をやって、それで食べていくみたいな兼業農家なので。
諫山創さんの実家は農家で梅などを育てているとのことですが、大分県日田市は梅が美しく咲き誇る景勝地として有名で、毎年2月半ばから3月半ばにかけて「日田おおやま梅まつり」も開催されています。
また、諫山創さんの地元には「うめひびき(元・ひびきの郷)」という温泉宿泊施設があり、「進撃の巨人コーナー」という展示も。諫山創さんが以前使っていた作業机や作業道具、書き損じの原稿などが置かれていて、ファンが「聖地巡礼」に訪れることも多いそうですよ。
諫山創、実家の梅を使った『進撃の巨人』梅酒も発売
2014年には、諫山創さんの地元・大分県日田市大山町で造られた、『進撃の巨人』のコラボ梅酒が発売されました。
この梅酒には、諫山創さんの実家で栽培された梅も使われているのだとか。諫山創さん自身も、この梅酒が大好きだとコメントしています。
また、アメリカで行われた世界リキュールコンテストで金賞を受賞し、高評価を受けており、とても美味しいと評判です。
出典:進撃の巨人梅酒
このコラボ梅酒には、故郷・大山町に活気を取り戻す助けができたらという、諫山創さんの思いも込められているそうですよ。
今でも、地元の梅農家は梅を作ろうにも
出荷する宛が乏しい状態が続いております
少しでも、地元の産業が活性化して欲しいと思い
こちらの梅酒が生まれました
通販などでも手に入れられるので、気になるかたはぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
諫山創、家族に漫画家になることを反対されていた
2018年11月18日放送された『情熱大陸』に諫山創さんが出演。その番組中、諫山創さんがご両親と地元の居酒屋に行く場面が放送されました。放送からも両親がご健在であるこことがわかりますが、兄弟の有無については不明です。
『情熱大陸』によると、諫山創さんが高校生の頃、諫山創さんが部屋のテーブルに置いていた漫画原稿を父親に見られたのだとか。原稿を見た父親は諫山創さんに「お前は漫画家にはなれん」と言ったそう。
漫画家になって稼げる人は一握りですし、親としては息子の将来を心配したのかもしれませんね。
諫山創さんが専門学校に進学するときは、両親に漫画家になりたいと言えずインダストリアルデザイン科に入学。
その後、漫画学科に転科した諫山創さん。そのことを両親には黙っていたそうですが、学校からの通知でご両親は本当は転科したことを知っていて、その上で本人には言わないでいたみたいです。
MGP(マガジングランプリ)を受賞した際に、初めて両親に「漫画家になりたい」と伝えられたということです。
情熱大陸「進撃の巨人」諫山創特集。諫山が故郷の大分県日田市に里帰りするのだが、両親と出かけた居酒屋でスポンサーのアサヒスーパードライポスターがデカデカ掲示してあって、乾杯のくだりではわざわざアサヒのロゴがカメラ側に見えるよう調整してあり、相変わらずダメな感じのPVであった。 pic.twitter.com/EtryUmdyGP
— Arai Kaoru (@araikaoru) 2018年11月19日
諫山創が結婚を発表…嫁は元アシスタントの女性?
諫山創、2018年大みそかに公式ブログで結婚を発表
2018年の大晦日、諫山創さんが公式ブログにて結婚を発表しました。
私事ですが今年結婚いたしました
これから伴侶と共に漫画家として人として
より一層精進して参りたいと思います!出典:現在進行中の黒歴史
諫山創さんの結婚相手は、元アシスタントのやまもとありささんではないか?という情報もありましたが、諫山創さん自身がブログでこの噂を否定しています。
ちなみにですが
たまに元アシスタントさんの
「やまもとありさ」さんと結婚したんですか?
と聞かれることがありますが
結婚相手はやまもとさんではありません出典:現在進行中の黒歴史
諫山創さんの本当の結婚相手が誰なのかは、残念ながらわかりませんでした。
才能のあるイケメンで年収もすごいので、諫山創さん結婚したいと思っていた女性は多かったと思います。諫山創さんと結婚できた嫁は幸せ者ですね。
諫山創が天才といわれる理由…アニメ化翌年の年収は8億円に跳ね上がる
諫山創、『進撃の巨人』アニメ化で年収は右肩上がりに
『進撃の巨人』のコミック累計発行部数は7600万部超(2018年時点)で、コミックのほか、アニメ、映画も公開され、グッズなどの販売もあるため、諫山創さんの年収はかなりの額だと想像できますよね。
コミックが1冊売れると、約30円が諫山創さんの収入になるそうです。累計発行部数7600万部ということで、諫山創さんのこれまでのコミックでの収入は「約22億8千万円」と推定されます。
その他にも映画やドラマ、グッズなどの関連商品の版権使用料も10億円近くになるようです。ちなみに「ワンピース」のキャラクター使用料は15億円にものぼるとか。『進撃の巨人』は2013年のアニメ化によって単行本もバカ売れ状態となり、諫山創さんの2014年度の収入は8億円に跳ね上がったといわれています。
現在、諫山創さんは、ONE PIECEの作者・尾田栄一郎さんに続いて高収入ではないかと言われています。尾田栄一郎さんの推定年収はなんと約31億円。
諫山創さんも現在は推定17億円ほど年収があるともいわれています。
諫山創、天才たる所以は独創的なストーリーと伏線
デビュー作がいきなりハリウッド化された諫山創さんは、読者からストーリーと伏線回収の天才ともいわれています。
その一方で、画力それほどでもないといわれてきた諫山創さんですが、近年は画力もアップしているようです。
前述の通り、週刊ジャンプに2度も蹴られた理由は画力の低さにあるようですが、本人も画力の向上よりストーリーを重視していると語っています。
“僕は絵を描くよりストーリーを作ることをしたいと思っていたんで、地道な努力で画力を伸ばそう、真正面からぶつかろうという気はなかったし、今もないです”
— 諫山創bot (@isym_hzm_bot) January 30, 2019
(2013年12月04日white-screen)
諫山創が逮捕の噂…妻殺害編集者逮捕でとばっちりを受けていた
元別冊少年マガジンの編集長・朴鐘顕(パク・チョンヒョン)が逮捕
諫山創さんの名前をネットで検索すると「逮捕」という関連ワードが表示される理由は、元別冊少年マガジンの編集長でモーニングの編集次長をしていた朴鐘顕が逮捕されたことにありました。
朴鐘顕は大阪府立三国ヶ丘高校卒業後に京都大学法学部で学んだ秀才で、週刊少年マガジンで『GTO』『七つの大罪』などの人気作の担当をしていました。
しかし2017年1月10日、妻の佳菜子さんを殺害した容疑で逮捕。朴鐘顕と妻は、子供の教育方針に関する意見の違いから、以前より夫婦仲が険悪だったとか。妻が亡くなった当初、朴鐘顕容疑者は事件への関与を否定し、事件後も普段と変わらず講談社に出社していたということですよ。
講談社の朴鐘顕(41)を逮捕。編集次長で『進撃の巨人』 を担当。妻の殺害容疑がかかるも「酔って帰宅したら妻が刃物を持っていたので押さえつけた。その後、気がついたら妻が死んでいた」と主張。妻の首には絞められたような痕があった。 pic.twitter.com/S39sMZru46
— netgeek (@netgeek_0915) 2017年1月10日
朴鐘顕は『進撃の巨人』生みの親?
この事件はメディアでも大きく報じられ、その際、朴鐘顕のことを『進撃の巨人』の立ち上げ担当と報じられました。
しかし、朴鐘顕の逮捕を受けた講談社は、朴鐘顕は別冊少年マガジンの創刊スタッフであったものの、『進撃の巨人』を担当したことはないと発表しています。
しかし、『進撃の巨人』連載スタート時の編集長は朴鐘顕であり、無名で画力の低かった諫山創作品に掲載のゴーサインを出したことは事実です。
諫山創について総まとめすると…
・諫山創は2018年大みそかに結婚したことを発表。嫁は元アシスタントの女性と噂されたがブログで否定した。
・諫山創の実家は農家であり、両親以外の家族構成は不明である。
・諫山創は殺人で逮捕された元別冊少年マガジン編集長・朴鐘顕とは無関係と発表されたが、朴鐘顕がいなければ『進撃の巨人』は世に出ていなかった。
『進撃の巨人』の作者・諫山創さんについてまとめました。
若くしてすでに何十億円も稼ぐなど今後も生活に困ることはなさそうですね。これからも諫山創さんが生み出す作品が楽しみですね。