不仲説や共演NGの噂が囁かれていたダウンタウン・松本人志さんと爆笑問題・太田光さんが共演して話題になっています。
今回はダウンタウンと爆笑問題の芸歴やどちらが先輩か、不仲説の経緯や土下座強要の噂、共演NGになった理由、現在の関係などについてまとめました。
この記事の目次
ダウンタウンと爆笑問題は不仲で共演NGな事が知られている
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共に大人気お笑いコンビの「ダウンタウン」と「爆笑問題」ですが、実は不仲説が有名で共演NGである事も知られています。
特に、ダウンタウン・松本人志さんと爆笑問題・太田光さんの仲が悪く、テレビ関係者の間では2人の共演NGが徹底されているという噂がまことしやかに囁かれ、実際にこの2人の共演は20年以上にわたってありませんでした。
そして、2021年8月、ダウンタウン・松本人志さんと爆笑問題・太田光さんが27年ぶりとなる共演を果たしたとして大きな話題になっています。
今回はこのダウンタウンと爆笑問題の不仲説や共演NGの噂、そうなった理由などについて見ていきます。
ダウンタウンの方が爆笑問題より芸歴は6年先輩
ダウンタウンは1982年結成、 爆笑問題は1988年結成なので、ダウンタウンの方が芸歴は6年長く先輩になります。
また、ダウンタウンの2人は1963年生まれ、爆笑問題の2人は1965年生まれなので、ダウンタウンの2人の方が2歳年長で、年齢の上でも先輩です。
さらに、単純な芸歴だけでなく、ダウンタウンのブレイクは1987年頃なのに対して、爆笑問題のブレイクは1993年から1994年頃なので、売れたのもダウンタウンの方が約6年ほど早いので、完全にダウンタウンの方が先輩格に当たります。
ダウンタウンと爆笑問題の不仲や共演NGの理由
ダウンタウンと爆笑問題が不仲になり、共演NGにまでなった理由についても見ていきます。
ダウンタウンと爆笑問題が不仲になった共演NGになったのは1994年の事でした。
当時はダウンタウンといえば、若者を中心に絶大な人気を集め、「ダウンタウンのごっつええ感じ」、「ダウンタウンDX」など多数のレギュラー番組を抱える超売れっ子芸人でした。
一方の爆笑問題は一時芸能界から干されていたものの、1993年に独立して個人事務所「タイタン」を設立し、1994年にテレビ朝日のお笑いバラエティ「GAHAHAキング 爆笑王決定戦」で10週連続で勝ち抜くなど、再びお笑い芸人として注目を集めはじめていた時期でした。
そんなダウンタウンと爆笑問題が、不仲、共演NGになった理由は、当時、爆笑問題が若者向け情報雑誌「ホットドッグ・プレス」で持っていた連載の中での太田光さんの発言がきっかけでした。
爆笑問題太田光さんは、「ホットドッグ・プレス」1994年7月25日号に掲載されたこの連載の中で、太田光さんが「芸能人が流行りの服着てるのダサい」というテーマで発言し、当時も絶大な人気を誇っていたビートたけしさんや「ウッチャンナンチャン」のファッションを滅多切りにしました。
その流れの中で、太田光さんはダウンタウン・松本人志さんのファッションについても触れて、「全身アディダスで固めて雑誌に出てた」、「アディダスの広告塔みたい」、「あの無神経さは信じられない」などと毒づいて見せました。
この太田光さんの発言に松本人志さんが激怒し、爆笑問題の2人を仕事場に呼び出して叱り倒したというのが、ダウンタウンと爆笑問題の不仲、共演NGの理由だと言われています。
松本人志さんは後輩である太田光さんにイジられて激怒したという事になりますが、そもそも当時のダウンタウンも先輩芸人に対しても生意気な態度で怯まず毒づくようなスタイルで人気を得ていました。
そのため、この騒動が週刊誌などで報じられた当時は、「松本人志が自分のことを棚に上げて怒る意味がわからない」といった声が多く出ていました。
なので、共演NGになるほど松本人志さんが太田光さんに激怒したのには、このホットドッグ・プレスの一件とは別に何か理由があったのでは?とも噂されていますが、真相は明らかにされていません。
ダウンタウン・松本人志が激怒して爆笑問題を土下座させた噂も
ダウンタウン・松本人志さんが、爆笑問題・太田光さんに激怒したというニュースを最初に報じたのは、週刊誌「女性セブン」の1995年2月2日号でした。
この記事によると、爆笑問題・太田光さんのホットドッグ・プレスでの発言に激怒したダウンタウン・松本人志さんが、スタッフに「爆笑問題の2人をすぐに呼んでこい」と命じ、その時の仕事場に連れてこさせたのだそうです。
当時最も勢いのある先輩芸人であるダウンタウンの松本人志さんに突如呼び出された爆笑問題の2人は大慌てで松本さんの仕事場に駆けつけたという事です。
そして、震え上がる爆笑問題の2人に、松本人志さんは凄い勢いで詰め寄り「俺の事には触れん
ときいな!」と怒鳴りつけたのだとか。さらに松本人志さんは「お前らに問題を出す。今すぐ答えてみい」というと「1、今すぐ芸能界を去る。2、ここにあるパイプ椅子で殴られる。3、この場で土下座せい!」といって謝罪を迫ったのだそうです。
爆笑問題の2人は震え上がり、すぐに土下座して「すみませんでした」と謝罪するのがやっとだったという事でした。
記者は松本人志さんにこの件について直撃取材をしていますが、松本さんは「なんやそれ!」、「知らん!」とだけ答え、取材を拒否したそうです。
ただ、この土下座の件はこの週刊誌記事にしか書かれておらず、これまでにダウンタウンの2人も爆笑問題の2人も土下座に関する話した事はないので真偽不明の噂です。
また、2021年9月6日に配信された夕刊フジのネットメディア「zakzak」の記事には、「松本人志さんが太田光さんに土下座を強要したというのは事実関係として正しくない」との当時を知るテレビ関係者の意味深な証言が紹介されています。
過去を知るテレビ番組制作関係者が口を開く。 「松本さんが太田さんに土下座を強要したというのは事実関係として正しくない。中身は、当時を知る人間ももう少数派でしょうが、私はしゃべりません。爆笑問題も、お笑い界のビッグネームとなり、ダウンタウンとの過去に向き合えるようになったわけですが、複雑な思いは消せないでしょうね」
ダウンタウン・松本人志と爆笑問題の騒動から27年を経ての共演が話題に
過去に何らかの揉め事があって以来、不仲になり共演NGになったと言われていたダウンタウンと爆笑問題でしたが、2021年8月28日にフジテレビで放送された「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」で、ダウンタウン・松本人志さんと爆笑問題の2人が7年ぶりとなる共演を果たしています。
この7年前のダウンタウンと爆笑問題の共演は、2014年の「笑っていいとも!グランドフィナーレ」でしたが、この時は直接的な絡みはありませんでした。
しかし、今回の共演では、松本人志さんと太田光さんの2人が直接からみ、共演NGの件や不仲説についてをネタにして笑いを取ったため大きな話題になっています。
この番組では大トリとして爆笑問題の2人が漫才を披露したのですが、太田光さんは、そのつかみで「明日は(松本人志さんがレギュラー出演する)ワイドナショーじゃなくて(爆笑問題が司会の)サンデー・ジャポン見てください」、「ガキの使いやあらへんで!」、「まっちゃん見てる〜」と発言して笑いを取りました。
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一方の松本人志さんも爆笑問題のネタが終わって、2人がスタジオに入ってくる前には、渋い顔を作って「絡みたくねぇな〜」とネタにして笑いをとっていました。
その後、爆笑問題の2人がスタジオに入って来た時には、お互いにファイティングポーズをとって一触即発のような状態を演出して、爆笑問題・田中裕二さんが慌てて間に入って止めに入るというミニコントも展開され、さらには太田光さんがカメラに向かって「共演NG」を連発して笑いを取っていました。
さらにその後、松本人志さんと爆笑問題の2人はスタジオでトークを展開。
共演していたナインティナインの矢部浩之さんが、共演NGや不仲説の真相に切り込んで質問する場面も放送されました。
ナイナイの矢部浩之が「周りの大人がピリピリしているだけなんですか?」と真相を聞くと、太田は「知らないですよ」と言い、松本も「わからん」とボヤかした。しかし、松本が「ここの奥さん(太田光代氏)が俺のツイッターをフォローしている。意味もわからなくて。なんか、遠回しに威嚇されているのかな」と話すと、太田が「威嚇したのはそっちでしょ」と返した。
この「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」は生放送だったので、爆笑問題と松本人志さんの共演にはどことなく緊張感が漂っている雰囲気もスタジオにありましたが、お互いが共演NGや不仲の噂をネタにして大きな笑いを取った事で、不仲説は完全に払拭された感があります。
ダウンタウン・松本人志と爆笑問題・太田光はとっくに不仲を解消している
2021年8月の「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」でのダウンタウン・松本人志さんと爆笑問題・太田光さんの共演は話題になり「奇跡の共演」とも言われていますが、実際にはとっくに過去のわだかまりは解消されていたと思われます。
2014年の「笑っていいとも!グランドフィナーレ」でバッティング
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ダウンタウンと爆笑問題は、2014年3月31日に放送された「笑っていいとも! グランドフィナーレ」でも共演して短い時間ですが舞台でバッティングしています。この時は直接的な絡みはなかったものの、この時もネットで騒がれてしまいました。
ただ、この時も爆笑問題の2人は松本人志さんに普通に挨拶をしていたそうで、特に不仲という感じではなかったそうです。
2017年に太田光が「大嫌い」発言も翌日に「(本当は)大好きですから」と訂正
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2017年10月、太田光さんは、テレビ東京のバラエティ「おはよう、たけしですみません。」に出演しました。
この番組内で、ビートたけしさんが太田光さんに「松本人志、嫌いなの?」と尋ねると、太田光さんは「大っ嫌いですよ!」と即答して盛り上がるという展開があり、かねてから不仲説や共演NGが噂されていた事もあってネットではちょっとした騒ぎになりました。
ただ、その翌日の同番組の放送では、太田光さんはこの件について、過去に自分が悪くて松本人志さんに怒られた事があると、噂を事実と認めるような発言をした上で、「松本さんは、僕は大好きですから」と、前日の言葉を訂正しています。
また、この件が「ワイドナショー」で取り上げられると、松本人志さんも「話題になって、笑いが起こったのなら、僕は良いと思う」とコメントされていました。
翌日の放送では「昔の話ですよ。私が若造だった頃に、私が全部悪いんですよ。それを怒られたっていうのがあって」と、例の事件を認めたかのような発言をし、「松本さんは、僕は大好きですから」と前日の言葉を訂正。一方、松本はバラエティ番組にて、この話題が取り上げられると「盛り上がって話題になって、笑いが起こったのなら、全然僕はいいと思いますよ」と太田の発言を容認している。
ダウンタウンも爆笑問題も、現在では大物芸人と呼ばれる域にまで達していて、お互いに若い頃の揉め事など特に気にしていないものの、不仲の噂が一人歩きして下手に絡むとネットで騒がれてしまうので、周囲が気を遣って共演NGにしていたというのが本当の理由なのかもしれません。
まとめ
今回は、以前から噂されているダウンタウン・松本人志さんと、爆笑問題の太田光さんの不仲説や共演NGの噂についてまとめてみました。
ダウンタウンの松本人志さんと爆笑問題の太田光さんの不仲の理由は、過去に太田光さんが雑誌の連載記事で、松本人志さんのファッションをディスり、それに松本人志さんが激怒して爆笑問題の2人を呼び出して土下座させた事だと言われていますが、これはあくまでも噂であり真偽は不明です。
ただ、過去にダウンタウンと爆笑問題の間に何らかのトラブルがあったのは事実のようで、ネットでは不仲説が広まり、周囲が気を遣って共演NGにしてきた面はあったようです。
2021年8月に放送された「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」では、松本人志さんと爆笑問題の2人が騒動から27年を経て番組で共演してそうした噂をネタに絡んで笑いを取った事が大きな話題になっています。