遠野なぎこさんは子役出身の女優ですが、過激発言や結婚などで現在も話題になる人です。
ここでは遠野なぎこさんの母親など家族、歴代の旦那など結婚と離婚歴、摂食障害など病気、そして若い頃から現在までの姿もまとめました。
この記事の目次
遠野なぎこのプロフィール
芸名:遠野なぎこ
旧芸名:遠野凪子
本名:青木秋美
出身地:神奈川県川崎市
生年月日:1979年11月22日
血液型:O型
遠野なぎこさんは、1990年代から活動する子役出身の女優です。代表作には、映画 「日本の黒い夏─冤罪」やドラマ「未成年」、朝ドラヒロイン「すずらん」、昼ドラ「冬の輪舞」などがあります。
最近では女優業以外でのテレビ出演が多く、そのぶっ飛んだ言動に注目が集まることもあります。
遠野なぎこは3度結婚している…スピード離婚も話題に
遠野なぎこさんは、これまで3度の結婚と離婚をしています。結婚相手はいずれも一般男性です。
出典:https://www.bing.com/
1度目の結婚生活は72日間
遠野なぎこさんは2009年5月に、2歳年下の会社員と交際から半年ほどで結婚しましたが、結婚からわずか72日でスピード離婚しています。
2度目の結婚生活は55日間
2014年5月には、5歳年上で元プロボクサーのバー経営者と交際3カ月で再婚しましたが、こちらは1回目を上回り55日でのスピード離婚となりました。自身が持っていた72日という芸能界最短離婚記録を更新しています。2人目の旦那とは離婚後も恋人関係を続けていましたが、2015年に破局しています。
出典:https://www.daily.co.jp/
3度目の結婚生活は14日間
2023年2月には、マッチングアプリで出会ったという少し年上の会社員との再々婚を発表しています。3度目の結婚も出会ってから2カ月のスピード結婚ということで心配の声があがる中、さらに最短記録を更新し結婚から2週間での超スピード離婚となりました。
遠野なぎこさんは過去に、自身のことを結婚には向いていないと分析していたことがありましたが、これまで3度の結婚をしており、結婚相手以外にも多くの男性と恋愛関係にあったことを明かしています。
遠野なぎこさんが性に奔放なのは、心の病が関係しているのではないかとも言われているようです。
遠野なぎこの病気① 摂食障害の原因は母親との確執?
遠野なぎこさんは、自身の病気について公表しています。
摂食障害
これについては「摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。」というタイトルの本を出版しています。
タイトルや帯には「死」というワードも……。
まず摂食障害とは拒食症や過食症のことで、とくに痩せ型志向の強い若い女性世代が多いとされています。そんな摂食障害は精神的なところが影響しやすく、また遠野なぎこさんが記したように「死」にも直面する恐ろしい病気です。
とくに遠野なぎこさんと関連がありそうな箇所を太字にして、厚生労働省のHPから摂食障害について抜粋です。
拒食・過食の背景にある心の傷
こうした極端な摂食行動の異常が現れるのは、背景に「太りたくない、やせたい」という体重への極端なこだわりや、「自分は太っている・醜い→自分には価値がない」という思いこみなどの心理的背景があります。また、とくに若い女性の場合は、「やせていることが美しい」という社会的価値観も影響します。また、子どもの頃に両親の仲が悪かった、親や周囲の人間から体重や体型のことをみっともないと言われた、という経験も摂食障害のひきがねになります。
生命の危険もある深刻な病気です
摂食障害は、ダイエットの失敗というような単純なものではなく、ほうっておくとこころも体も病み疲れて、死に至ることもあります。とくに拒食症の場合、標準体重の60%以下にやせが進むと、低栄養による腎不全や低血糖、電解質異常による不整脈、結核などの感染症など、重い合併症を起こしやすくなります。 また、両タイプとも、アルコールや薬物への依存や抑うつ、怒りっぽい、人格障害などの精神疾患を合併しやすく、万引きや性的に奔放になる、自傷行為や自殺を図るなど衝動的な行動が多くなります。
引用:「摂食障害」厚生労働省
以上のように、摂食障害はいわゆる体というよりも心の病気であり、治療には心理的なアプローチ・栄養指導などが必要となってくると言います。
遠野なぎこさんは、自身が摂食障害となったきっかけを明かしています。
私が摂食障害と診断されたのは15歳の時でした。
もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、思春期で体重が増え始めた私に母が“吐く”という行為を教えた事がきっかけです。
一番最初の症状は『過食嘔吐』でした。
大量に食べてはトイレで大量に吐く行為です。
『白湯を飲みながら、あるいは麺類を食べたりするとより吐き出しやすい』…これも母に教えられた吐き方です。私には吐けという一方で、目の前で楽しそうに食事をしている母を見てストレスでより一層症状が悪化していきました。
また厚生労働省のHPに、摂食障害は「自傷・性的に奔放になる」という衝動があるとありますが、そのような傾向が遠野なぎこさんにも見られています。
遠野なぎこさんは3度の結婚歴があるだけでなく、かつて「7股したことがある」という発言もありましたが、そういったことももしかしたら摂食障害に関係していたことなのかもしれません。
摂食障害は単純ではない。過食で太ることもあるし、逆に拒食でガリガリになることも。体重は70キロ台から30キロ台まで、激しい変動を繰り返してきた。
29歳で結婚したが、2か月半で離婚した。当時は過食嘔吐を1日5回ぐらい繰り返しており、最初から結婚生活は無理だった。常に複数の男性と付き合ってきたことをバラエティー番組で打ち明け、「七股女優」などと呼ばれた。「寂しかったし、自傷行為でもあった。母親に『あんたの分身が汚れているぞ』と見せつけてやりたかった」
以上のように、遠野なぎこさんが長く悩まされることとなる摂食障害、そのきっかけは”母親”…。ただ遠野なぎこさんと母親との確執もよく知られた話ですね。
遠野さんは実の母親から虐待を受け育児放棄をされ、「一度も愛してくれなかった母へ、 一度も愛せなかった男たちへ」といったタイトルの本も出版しています。
余談ですが、遠野なぎこさんのブログに両親に対する思いが綴られていたものがありますのでご紹介です。
母親について。誰よりも愛されたかったという”母親”への思いが綴られています…。
母親についてはよく語られていますが、父親についても。小学校5年生の時に両親が離婚していますが、父親からも暴力を受けていたともいいます。
15歳の時に「摂食障害」診断。
話を摂食障害に戻すと、遠野なぎこさんは15歳の時にそう診断されています。
当時、遠野なぎこさんはドラマ「未成年」を撮影・出演しましたが、ここではその「摂食障害」を引き起こすようないくつかのファクターがあったようです。
遠野なぎこさんは1995年から1998年までの3年間女優を休業していました。それには当時出演したドラマ「未成年」での役柄・タイミングがいろんな意味で、当時の彼女にとって悪い方向へ働いていたのかもしれません。
・「未成年」において、ファーストキス経験+売春している少女の役柄。
遠野は「この時がギリで“うぶ”だったので、なんの経験もなくて初めてキスしたんです」と証言したのだ。ところがお相手のいしだ壱成は「バタンって押し倒したのは憶えてるけど、キスはしたかな~?」と記憶しておらず、遠野の純情は彼には通じていなかったようだ。そんないしだ壱成の言葉に遠野なぎこは「役が過激だったので精神を病んで、この後3年間仕事休んだんです」と明かして周囲を驚かせたのである。
『未成年』で彼女が演じたカー子は、母親が男にだらしなく、自らも売春を経験する設定だった。15歳の彼女にはラブシーンに加えてその役どころが重かったのだろう。
・上記でご紹介した遠野さんの母親が教えた「吐く行為」は、この「未成年」の撮影時、思春期だった当時の遠野さんに送られたものだったそう。そして結果、休業へ。
この年代の少女の特徴として、体が丸みを帯びることが挙げられると思うのですが、私も例外ではありませんでした。「未成年」の収録中、私の体つきは丸みを帯びていたんです。母親に相談すると…。「やせたいのだったら、吐けばいい」と言われました。この言葉を受け入れた私は、「未成年」の収録期間中に食べては戻し――という悪循環に陥ってしまったんです。この悪循環は撮影終了後も収まらず、自分でも「これはおかしい」と気づきました。
少したってから、精神科できちんと診察してもらいました。その結果、「摂食障害」と診断されたんです。先生の診断では「長期間、お仕事はお休みしなさい。しばらく休まないと、命が危険です」。
これらの積み重ねが、1995年から1998年までの休業期間の真相だったようです。
遠野なぎこさんは15歳時に受けた摂食障害という診断から20年以上たち、現在では症状が落ち着いてきたといいますが、ただ何かをきかっけに戻ってくるものであるとも話します。
経験者ならではだと思いますが、言葉が重いですね。
摂食障害の根本にあるものは、自我の喪失や寂しさ、孤独感なのだと私は思っています。回復への道は決して単純ではありません。
甘えでも逃げでも弱さでもないから余計に複雑なんだ。
でもね、だからこそ…根本となる原因が分かれば自ずと“解決方法を探せる病”でもあると思うのです。時間はかかります、私は21年経ち劇的に快方に向かった現在でも症状の揺り戻しがありますし調子を崩すと親が夢に出て来ていまだに私を苦しめます。
それでも、過去の完全に出口を失っていた時に比べればまるで天国にいる気持ちですよ
遠野なぎこの病気② 強迫性障害
摂食障害だけではなかった遠野なぎこさん。
遠野なぎこさんは、もう一つ「強迫性障害」であることをブログで公表しています。
強迫性障害とは。
「ドアに鍵をかけたかな?」「鍋を火にかけたままかも」と、不安になって家に戻ったという経験は多くの人がしていることでしょう。また、ラッキーナンバーなどの縁起にこだわることもよくあることです。
その不安やこだわりが度を超しているなと感じることはありませんか?戸締まりや火の元を何度も何度もしつこく確認しても安心できなかったり、特定の数字にこだわるあまり生活が不便になったりしている場合は「強迫性障害」かもしれません。
強迫性障害は不安障害の一種です。たとえば「手が細菌で汚染された」という強い不安にかきたてられて何時間も手を洗い続けたり、肌荒れするほどアルコール消毒をくりかえすなど、明らかに「やりすぎ」な行為をともないます。引用:「強迫性障害」厚生労働省
「ドアの鍵」、「火の消し忘れ」など、誰もが一度は不安に思ったことがあるような事柄ですが、それを度を越す行為こそが強迫性障害。もちろん人によってさまざまな症状が現れるもので、原因自体はストレス・性格・環境などが影響していると考えられていますが根本的には不明です。
しっかりとした治療方法によって対処できる病気ですが、やはり誰しもが経験したことがあるような事柄が症状のため、”気づけない”という人が多いと言われています。
遠野なぎこさんの場合は、”戸締り”や”火事”に関連して度の過ぎた不安を感じてしまうそう。
私の場合、一番強く表れてしまっているの症状が“確認行為”というものです。
主に恐れているのが“戸締り”と“火事”。
ちなみに、この二つに関して過去に何らかのトラウマがあるという訳でもないの…だから、ホント自分でも不思議なんだ。具体的にどういう症状が出るのかと言うとね…悠くん&蓮くんが窓から飛び出してしまう映像が出掛けに頭に浮かんでしまって、何十回も何百回も窓の鍵を確認してしまったり。
…後はIHコンロとコンセントとドライヤーがとにかくダメ(/_;)/~~
この三点セットに毎日死ぬ程、恐怖心を抱いています
目で見て手で触って、どう考えても熱くもないし加熱ランプも消えているのが分かっているのに…どうしても火事になる気がして、怖くてその場を離れる事が出来なくなっちゃうの。
一番酷かった時期は、出発の3時間位前から確認行為を始めてました。
その為だけに3時間余計に早起きしたりしてた。行為をしている間も頭では自分のやっている事が“異常だ”って分かっているから、凄くしんどい。
遠野なぎこさんは、マネージャーなど周囲の人の協力を得て対処することもあるそうです。(マネージャーに確認にいってもらう等)
遠野なぎこの病気③ 手の震えはアルコール依存症(?)
遠野なぎこさんの病気と調べると、もう一つ「アルコール依存症」といったワードが出てきます。その原因が、テレビ番組出演時に手が震えていたという情報などから。
ただ遠野なぎこさん曰くアルコール依存症ではなく、摂食障害の治療薬の影響、及びあがり症のためと説明しています。
バラエティーに出始めの頃よく手が震えていたのは“アルコール依存症”ではなく、当時“摂食障害”等の治療の為に服用していた精神薬の影響です。断薬した現在でもたまに震えるのは、人一倍あがり症だからです。コンプレックスではあるけれど通常の反応だから仕方がないです。
遠野なぎこさんは、これまでに摂食障害や強迫性障害、また母親との確執などオープンに自身のことを話していますし、アルコール依存症だとしても、それをわざわざ隠す必要を感じませんね。
ただ、お酒好きということは事実なようです。
遠野なぎこの若い頃から現在まで…激太りや激やせが話題に
遠野なぎこ12歳。
デビューしたてで1991年頃です。
高校時代
普通の写真だと、美少女度がより顕著ですね。
1999年朝ドラ「すずらん」
2005年昼ドラ「冬の輪舞」
美人女優です。
2007年昼ドラ「麗しき鬼」
中央右。
2011年に出演した「踊るさんま大御殿」
遠野なぎこさんは、2010年に芸名を「遠野凪子から遠野なぎこ」に変更していますが、これを境にバラエティ番組などにもだんだん出演するように。
2014年の再婚時。
ややふっくらしてきた感じですね。それには、元旦那さんとの出会いにより、摂食障害の症状が改善したことが影響していたようです。
ただ、やはりそのままスムーズに治ってくれるというようなものでもなかったそう。
19年間悩まされてきた摂食障害が彼との出会いで「ピタリとやんだ」ことなどを再婚決意の理由として挙げていた遠野だが、住居は別々のままの別居婚の形を取りながら、最近では夫と「2日間会えなかったため過食に」など、精神的に不安定な様子をブログにつづっていた。今回の更新では「憎き悪病、再び」のタイトルで「完全復活とまではね、正直全然いってないです。まだまだまだまだ、心の中はぐっちゃぐちゃ」と打ち明けた。
けっきょく元旦那さんとはわずか2か月たたずに離婚してしまいますが、摂食障害の症状である嘔吐をしなくなり、普通の食事ができるようになった遠野さん。とても素晴らしい変化ですが、結果的に2015年あたりから体重が増加し始めてしまったそうです。
2015年4月のブログより。
最近の私。
ハッキリ言います。
“激太り中”です。
20年間食べて吐いていた生活から普通に食べられるようになってまだ一年経たない現在…そりゃ身体も追いつかないよな。そりゃ当たり前だよな、とも思うんだ。何を排除して何を吸収していいか、心の理解が追いついて来たからってそう都合良く身体も順応してくれる訳じゃない。
2016年に出演したロンドンハーツでも激太りが話題に。
収録ではセーラー服を着用した遠野さんですが、激太りのためウエストが最大97cmまでなり、ゴム製のスカートを用意してもらったそう。ただ腹回りがすごいだけで、出ている手足などはそこまでではなかったといいます。
何とワタクシ、ウエストが97センチにまで膨らんでしまいましたの…もう笑うしかない(´∀`)この一年で徐々に、かな。手足や顔や、表に出ている場所は細くはないけどまぁ割と普通…だから周りには激太りを気づかれにくいの。今の私の体型を例えると、カマキリを縦にして横から見た感じ。結構異様な体よ。
摂食障害が回復してきた途端のメタボ化。吐かないからね、その分溜まる。まだまだ身体が変化を理解してくれない。回復への途中経過…今はただ受け入れるほか仕方がない。
もちろん遠野さん自身、激太りについて気にかけていましたが、ダイエットなど減量をすることで、再び摂食障害が悪化するという可能性がゼロではないという恐れも持っていたようです。
2017年5月「水曜日のダウンタウン」出演時。
矢口真里さんに対するドッキリ企画で仕掛け人となった遠野なぎこさん。顔がふっくらして見えます。
出典:https://www.crank-in.net/
2019年8月、ドラマ「ルパンの娘」出演時。
「ルパンの娘」第8話にゲスト出演した遠野なぎこさん。以前に比べて痩せたように見えますね。
出典:https://s-plnt.com/
2022年6月「有吉ゼミ」出演時。
「有吉ゼミ」で激辛グルメに挑戦した遠野なぎこさん。頬がこけているようにも見え、激やせぶりが話題になりました。食事中、手が震える場面もあり体調そのものを心配する声もあがっていたようです。
「有吉ゼミ」の収録日がいつかは分かりませんが、実はこの頃実母が亡くなっていたことを遠野なぎこさんが2023年になってから明かしています。
遠野なぎこさんの母親は2022年5月、3番目の夫が病死した翌日に自死したとのことで、長く絶縁状態にあった遠野なぎこさんは「寂しい」「悲しい」という気持ちは一切なかったものの、一週間ほど泣いて過ごしていたようです。
自分が壊れてしまうのが分かっていたため、葬儀には参列しなかったことを明かしています。
遠野 1週間くらいはすごく精神が不安定になってしまって。あまり記憶がないんです。仕事もできる状態ではありませんでしたし、ただ泣き喚いていました。でもそれは悲しい、という感情からではなくて。どちらかというと、悔し涙でしたね。あとは「ようやく解放されるんだ」という気持ちで。
母親から解放されたことで摂食障害の症状も出なくなり、アルコールに頼らなくても良いようになったという遠野なぎこさんでしたが、しばらくすると摂食障害の症状が戻ってきてしまったとのことで、病との闘いはまだ続いているようです。
出典:https://news.nifty.com/a
2023年3月、Instagramに投稿した画像。
遠野なぎこさんは2023年2月にInstagramを開設しており、度々自撮り画像も投稿しています。この画像は、3度目の結婚・離婚をした頃ですが、やはり激やせぶりが心配されていました。
遠野なぎこさんは、その過激な問題発言ばかりに注目が集まりがちですが、長い間、摂食障害などの難しい病とも付き合っています。人間は心身共に健康が一番です、これから良い方向へと向かえば良いですね。