2023年10月~12月に日本テレビで放送された「セクシー田中さん」の原作者の芦原妃名子さんが、ドラマ製作に関するトラブルを訴え自殺しました。この芦原妃名子さんの訴えで注目を集めているのが、脚本家の相沢友子さんです。
脚本家の相沢友子さんのプロフィールや高校・大学、経歴や家族・結婚について、セクシー田中さん事件と日本テレビの対応、原作クラッシャーと言われる理由や原作を改変した作品と現在をまとめました。
この記事の目次
相沢友子は「セクシー田中さん」の脚本家
出典:realsound.jp
相沢友子さんは芸能人としてデビューした後に、脚本家に転身した女性です。
主に、漫画や小説などの原作がある作品を映像化するための脚本を書いていて、「鹿男あをによし」や「失恋ショコラティエ」、「ミステリと言う勿れ」などの脚本を担当していました。
そして、2023年には芦原妃名子先生の連載中の漫画「セクシー田中さん」の脚本を担当しましたが、この「セクシー田中さん」のドラマ化でトラブルが起こり、結果として、原作者である芦原妃名子さんが自殺するという最悪の結果になりました。
このセクシー田中さん事件で、脚本家の相沢友子さんは「原作クラッシャー」と叩かれて、大炎上してしまいました。
相沢友子のプロフィール
相沢友子
生年月日:1971年5月10日
出身:東京都練馬区
身長:154cm
所属:ホリプロ→ヒッツビル
血液型:B型
活動:脚本家、シンガーソングライター、女優
相沢友子さんは1971年生まれ、東京都出身です。
高校在学中から、ラジオのレポーターとして活動していて、20歳の時にアーティストデビューをしています。
その後、2000年に脚本家に転身し、たくさんの人気ドラマ・人気映画の脚本を手掛けるようになりました。
相沢友子さんはもともとが脚本家だったわけではなく、芸能人(ミュージシャン・女優)だったから、こんなにもきれいなんですね。
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相沢友子さんは超美人女優の矢田亜希子さんと仲が良いですが、矢田亜希子さんと並んで写真を撮っても、一切遜色がないというのは、本当に美人だからでしょう。一般人は矢田亜希子さんと2人で並んで顔を寄せ合って写真を撮る。しかも、それをSNSで公開するなんて、公開処刑を受けている状態になるので、なかなかできませんから。
相沢友子の学歴(高校や大学)
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相沢友子さんの最終学歴は高卒と思われます。
相沢友子さんは15歳の時からお兄さんのバンドでキーボード&コーラスをしていて、高校1年生の時に文化祭でバンドを結成して、リードボーカルをしました。
その後、高校2年生の時にオーディションを受けて、ラジオ局の文化放送「OCK ON THE RADIO」でコンサートレポーターとしてレギュラー出演するようになります。
高校時代にソニーのオーディションを受けて、19歳でアーティストデビューしていますし、大学や専門学校に進学したという情報はありません。
そのため、高校卒業後は芸能活動に専念し、進学はしなかった可能性が高いです。
相沢友子の経歴
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芸能活動
相沢友子さんは高校2年生の時にオーディションを受けて、文化放送の「ROCK ON THE RADIO」のコンサートレポーターとして活動していました。詞を書いていたところ、ソニーミュージックのスタッフに歌うことを勧められ、翌年にCBSソニーのオーディションに合格します。
そして、19歳の時にシングル「Discolor days」で歌手デビューしました。
歌手としては1991年にデビューし、1996年までの約5年間でシングル6枚、アルバム4枚をリリースしました。
5枚目のシングル「カラッポの記念日」はTBSドラマ「とっても母娘」の主題歌にもなっています。
また、音楽活動と並行する形でホリプロに所属しながら女優活動もしていきます。
女優としては、フジテレビのドラマに出演しています。
・「僕らに愛を!」(1995年)
・「総理と呼ばないで」(1997年)
「僕らに愛を!」は江口洋介さん主演の月9ドラマ、「総理と呼ばないで」は三谷幸喜さん脚本、田村正和さん主演のドラマです。
脚本家への転身
相沢友子さんは音楽活動をメインにしていましたが、あまりうまくいかず、事務所(ソニーやホリプロ)との契約が切れてフリーになりました。
その頃、詞を書いていたこともあり、ホリプロのマネージャーに「小説を書いて、賞を狙ってみたら?」とアドバイスを受けて、小説「COVER」を執筆しました。
相沢:その当時は藁にもすがる思いでした。音楽の道がうまくいかなくて、事務所との契約が切れて、本当に一時期何もしてない時期があって。私はほぼ歌詞しか書いていなかったので、やれることといったら書くことだなと思って、小説『COVER』を書いたんです。
引用:古内東子×相沢友子が語り合う、作品創作における言葉へのこだわり 年齢や時代と共に変化する“恋心”の描き方 – Real Sound|リアルサウンド
この小説「COVER」は1999年に第15回太宰治賞の最終候補作になります。この小説が有名文学賞の最終候補に残ったことで、ホリプロのマネージャーからドラマプロデューサーの小椋久雄さんを紹介され、脚本執筆の指導を受けます。
そして、2000年に「世にも奇妙な物語」の「記憶リセット」で脚本家デビューしました。
脚本家としての実績
相沢友子さんは2000年に「世にも奇妙な物語」で脚本家デビューして以降、たくさんのドラマや映画の脚本を担当していきます。
<テレビドラマ>
・やまとなでしこ(5話・8話)(2000年)
・17年目のパパへ(2001年)
・恋ノチカラ(2002年)
・いつもふたりで(2003年)
・めだか(2004年)
・鹿男あをによし(2008年)
・ギルティ 悪魔と契約した女(2010年)
・鍵のかかった部屋(2012年)
・ビブリア古書堂の事件手帖(2013年)
・失恋ショコラティエ(2014年)
・人は見た目が100パーセント(2017年)
・トレース〜科捜研の男〜(2019年)
・ミステリと言う勿れ(2022年)
・セクシー田中さん(2023年)
<映画>
・大停電の夜に(2005年)
・重力ピエロ(2009年)
・東京島(2010年)
・プリンセス トヨトミ(2011年)
・本能寺ホテル(2017年)
・さんかく窓の外側は夜(2021年)
・ミステリと言う勿れ(2023年)
相沢友子さんが脚本を担当した代表作を見ると、有名作品ばかりで相沢友子さんが脚本家として高い評価を得ていることがわかります。
セクシー田中さん事件で、相沢友子さんは「原作クラッシャー」と呼ばれたり、原作がないと何もできない脚本家のように言われることもあります。でも、ドラマファンの中で評価が高い「恋ノチカラ」は相沢友子さんのオリジナル脚本です。また、5話・8話を担当したやまとなでしこも原作はありません。
だから、相沢友子さんはオリジナル脚本を製作する能力も高いんです。ただ、近年は原作を映像化するための手腕を評価されて、漫画や小説を原作とした映画やドラマの脚本を担当することが多かったものと思われます。
相沢友子の結婚や家族
相沢友子さんの家族については、ご両親とお兄さんがいることはわかっていますが、そのほかの細かい点は不明です。
この相沢友子さんってどこから湧いたんだろなー 両親か兄弟か親戚が電通とか? 両親音楽家って書かれとるけど。クラッシャー脚本家なんてホイホイ仕事あるか?#相沢友子
— 吉田先輩 (@yosidasenpai588) January 31, 2024
相沢友子さんのご両親は音楽家という情報がありますが、真偽は不明です。
ただ、お兄さんもバンドを組んでいて、相沢友子さん自身も中学生の頃からお兄さんのバンドに参加し、その後は自分でバンドを組んでミュージシャンとしてデビューしていますので、ご両親が音楽関係の仕事をしている可能性は高いかもしれません。
結婚はしておらず、独身と思われます。
相沢友子失礼ショコラティエって誤字で有名な失恋ショコラティエの脚本もやってたんだね。
— 水ゲロ (@forbidden0601) January 30, 2024
てか漫画原作の脚本ばっかやってんじゃん……
独身なんか。52で……正直独身なのは全然問題無いんだけど、
脚本での対応とかの感じ見るに結婚しないんじゃなくて純粋にモラルがないから結婚出来ないタイプよな
相沢友子さんのSNSには夫や子供、家庭生活に関することは一切書かれていません。また、「家族旅行=ご両親との旅行」としていますし、1人ご飯も多いです。
結婚指輪もしていないようですので、独身の可能性が高いでしょう。
相沢友子のセクシー田中さん事件と日本テレビの対応
相沢友子さんの名前が一躍有名になったのは、「セクシー田中さん」の事件からです。
「セクシー田中さん」は芦原妃名子先生の漫画で、相沢友子さんが脚本を担当して、2023年10月~12月に日本テレビでドラマ化されました。
ベリーダンスと個性豊かな登場人物がとても魅力的で、生きづらさを感じている人たちに寄り添うようなドラマで好評だったのですが・・・。
放送終了から約1ヶ月経った2024年1月26日に芦原妃名子先生がドラマ脚本を巡るトラブルを打ち明け、そこから一気に相沢友子さんと日本テレビが炎上することになり、最悪の結末を迎えてしまいました。
原作者の芦原妃名子がブログ&Twitterを投稿
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2024年1月26日、セクシー田中さんの原作者である漫画家の芦原妃名子先生がXとブログにセクシー田中さんのドラマ脚本を巡るトラブルを公表しました。
その投稿によると、芦原妃名子さんはドラマ化に当たり次のような条件を小学館を通じて日本テレビに出しました。
・必ず漫画に忠実にすること
・忠実でない場合は原作者が加筆修正する
・漫画は未完のため、終盤は原作者があらすじからセリフまで用意する
・場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もある
原作者の芦原妃名子さんは何度も日本テレビにこの条件で良いかと確認して良いかを確認して、ようやくドラマ化がスタートしました。
しかし、日本テレビ側からは漫画を大きく改変したプロットや脚本が提出され、セクシー田中さんの作品の核となる大切なシーンは大幅にカットされたり、削除されたりしました。
芦原さんは粘りに粘って何度も脚本を加筆修正し、ドラマは放送されましたが、ドラマ終盤のオリジナル展開は芦原さんが準備したものから大きく改変されていたため、8話は芦原さんが加筆修正、9話10話は芦原さんが脚本を執筆することになりました。
ただ、芦原妃名子さんは自分で書いた脚本に満足しているわけではなく、視聴者・ファンに謝罪もしています。
〈素人の私が見よう見まねで書かせて頂いたので、私の力不足が露呈する形となり反省しきりです。漫画『セクシー田中さん』の原稿の〆切とも重なり、相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます〉
〈9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます〉
好評だった「セクシー田中さん」のドラマの裏に、原作者のこのような戦い・苦労があったことが明るみに出て、世間は大きな衝撃を受けました。
脚本家の相沢友子のインスタに注目が集まる
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セクシー田中さんの原作者である芦原妃名子さんの訴えにより、ドラマの「セクシー田中さん」の脚本家である相沢友子さんに注目が集まりました。
そして、相沢友子さんのインスタグラムには、芦原妃名子さんへの愚痴・不満と思われる文章が記載されていたのです。
・「最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることになりました。」
・「私が脚本を書いたのは1~8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解のなきようお願いします。」
・「今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。」
・「どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように。」
この文章を見ると、相沢友子さんは自分の脚本を原作者の芦原妃名子さんに加筆修正されたり、9・10話の脚本を芦原さんが書いたことに不満を持っているように見えます。
Twitterで原作者擁護&脚本家大炎上
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芦原妃名子さんはドラマ化の話があった時から「原作に忠実に」、「場合によっては原作者が脚本を執筆する可能性がある」という条件を出していたことを公表しています。
そのため、「原作者から出た条件を守らないのはおかしい」、「脚本家の相沢友子は原作クラッシャーだったのか」、「自分が原作を改変したからこんなことになったのに、自分を正当化するな」のような意見がSNSに投稿され、相沢友子さんは大炎上することになりました。
https://twitter.com/gt_tadano_fan/status/1752611700153724994
例の「セクシー田中さん」の件は、いつの間にか「原作改変」に話がすり替わってるけど、問題は「脚本家がインスタで原作者を明らかに貶めていた」ってところだと思うんですよ。
— たかまさ (@tkms2112) January 27, 2024
セクシー田中さん、そんなことになっていたとは…脚本家のコメントすごいな…喧嘩腰というか、原作者出てくんな感すごい。こんな風に言われたら流石に経緯を書くしかないじゃん…やっぱり漫画をドラマに〜ってなると色々大変なんだな。ドラマ化になるまでの条件を脚本家が知っていたか気になる。
— とら☆ミ (@Too_Rk14) January 26, 2024
ただ、上記Xのポストの中でも触れている人がいるように、芦原妃名子さんから日本テレビに出された条件を脚本家の相沢友子さんが知っていたのかはわかっていません。
相沢友子さんはこの件で炎上したため、インスタグラムを非公開にしてしまいました。
芦原妃名子が自殺
出典:twitter.com
芦原妃名子さんがセクシー田中さんのドラマ化で起こったトラブルをSNS等で訴えたのが2024年1月26日。
そして、あまりの反響の大きさなどに驚いたのか、芦原妃名子さんは当該ブログ記事やXの投稿は削除し、1月28日には謝罪のポストをしています。
攻撃したかったわけじゃなくて。
— 芦原妃名子 (@ashihara_hina) January 28, 2024
ごめんなさい。
そして、1月29日に芦原妃名子さんは遺体となって発見されました。
芦原妃名子さんは1月28日から行方不明になっていて、同日16時ごろに関係者から行方不明届が警察に提出され、1月29日に栃木県日光市内のダムで遺体となって発見されたとのことです。
自宅には遺書のようなものが発見されていて、状況から自殺と見られています。
相沢友子を擁護?日本テレビのその後のコメント
出典:bunshun.jp
芦原妃名子さんの訴えと自殺によって、相沢友子さんは大炎上することになりました。
セクシー田中さんのドラマを製作・放送した日本テレビは相沢友子さんを擁護するようなコメント・動きを見せています。
芦原妃名子さんの訃報に対する最初のコメントは他人事のようでした。
〈原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております〉
また、その後のコメントも名前こそ出さないものの相沢友子さんへの誹謗中傷をしないように注意を促しています。
ドラマ「セクシー田中さん」は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます
さらに、週刊文春はドラマのTikTokアカウントが芦原さんを下げ相沢友子さんを上げるようなことをしていたと報じました。
「セクシー田中さん」の公式TikTokアカウントを確認すると、たしかに、最終話について〈ストーリーがスカスカでビックリしました〉〈全然スッキリしなかったです〉〈なんか物足りなかったかな〉という批判的なコメントに公式から「いいね」が付けられている。
これらを見ると、日本テレビは相沢友子さんを擁護していると思われます。
相沢友子は原作クラッシャーで有名?改変がひどいと噂のドラマ・映画10選
芦原妃名子さんの訴えで脚本家の相沢友子さんに注目が集まりました。そして、相沢友子さんが脚本を担当したドラマ・映画の作品名を見て、「あぁ、やっぱり」、「原作クラッシャーだったのか」という意見がSNSに溢れるようになりました。
相沢友子さんは本当に原作クラッシャーなのか、改変がひどいドラマ・映画を見ていきましょう。
セクシー田中さん
出典:tver.jp
2023年10月~12月に放送されたセクシー田中さんは、原作者の芦原妃名子さんの尽力で原作に忠実な作品となりました。
しかし、原作者の加筆修正がない状態だと次のような改変がありました。
・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される。
・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、「セクシー田中さん」の核の部分を大幅カット・削除された
王道ラブコメになりそうだったところを、原作の芦原妃名子さんが何とか食い止めたということかもしれません。
ミステリと言う勿れ
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ミステリと言う勿れは漫画原作で、2022年1月にフジテレビで放送されたドラマです。
このドラマは女性刑事の風呂光聖子のキャラクターが改変されました。ドラマでは風呂光さんはなぜか主人公の久能整くんに恋愛感情を持つキャラクターになり、ヒロインのような立ち位置になっていました。
また、犬堂我路と犬堂愛珠は原作では弟と姉だったのに、ドラマの中では兄と妹という感K名に改変されています。
原作ファンは風呂光さんを恋愛脳にしたことに違和感を感じた人が多かったようです。
https://twitter.com/mmomin361/status/1750897149788012839
ビブリア古書堂の事件手帖
出典:amazon.co.jp
ビブリア古書堂の事件手帖はライトミステリ小説で、2013年1月~3月にフジテレビでドラマ化されました。
このドラマは主人公のイメージが原作とは全く違うことで炎上しました。
ドラマの主人公は剛力彩芽さんでした。ボーイッシュなショートカットのイメージ・ルックスですよね。
でも、原作の主人公は黒髪ロングなんです。しかも、「髪の手入れをする時間が惜しいほど本が好きだから黒髪ロング」という作品の核となる部分を改変していました。
日テレについては好きな作品のヒロイン像ガン無視で主演女優の容姿ありきでガッツリ改変された事があるので許しません。(ビブリア古書堂の事件手帖)
— てんま (@namashirasu) January 29, 2024
TVKは大好きな作品を愛を持って実写化してくれたので感謝してます。(ここはグリーン・ウッド、DVD購入済み)
さんかく窓の外側は夜
出典:eiga.com
「さんかく窓の外側は夜」はヤマシタトモコさんの漫画で、2021年に映画化されました。
この映画では、原作から大きく改変されています。
核の部分が改変は凹みました。
変える必要性あるのか?とも思いました。
キャラクターの性格や物語の核となる部分を改変し、オカルト&BL部分だけを強調したような内容になっていて、原作ファンにとってはガッカリするような作品になっていたようです。
鍵のかかった部屋
「鍵のかかった部屋」は貴志祐介さんの推理小説「防犯探偵・榎本シリーズ」が原作のドラマで、2012年4月~6月までフジテレビで放送されました。
この「鍵のかかった部屋」は主要キャストの性格・設定が大幅に改変されていました。
相沢友子って鍵のかかった部屋の人なのか ドラマ見て設定とか内容が面白かったから原作買ったらドラマと女の人のキャラ全然違うな…ってなったんだよな 個人的に原作の方が好きだったからまあ改変脚本家って聞いて納得したわ
— 湯呑み。 (@ima1449) February 1, 2024
しかし、この鍵のかかった部屋のドラマは原作を読んだ人たちにもおおむね好評で、良い意味での改変だったと言えるでしょう。
鍵のかかった部屋もドラマオリキャラの芹沢さんがちょー良かった、こういう改変もあるよね
— かいむん (@kaimun) January 27, 2024
鍵のかかった部屋めちゃくちゃ好きだったからあんなこと言う脚本家だったことに驚き
— かさ (@saaas0802) January 29, 2024
確かになんか知らないオリキャラいたけど普通に世界観に合ってたし、鍵のかかった部屋はむしろ原作の方の主人公が恋愛脳だったので、個人的には良い改変だった記憶がある
なんでこんなことに…
鹿男あをによし
鹿男あをによしは万城目学の小説で、2008年1月~3月にフジテレビでドラマ化されました。
この鹿男あをによしでは、原作の「藤原君」という男性既婚の歴史教師を、ドラマでは女性独身に改変して綾瀬はるかさんが演じました。また、恋愛要素も入れてきています。
この改変は原作ファンにとっては衝撃的なものでした。
鹿男あをによしのドラマはマジで今でも覚えてるぐらい原作改変されてて無茶苦茶おこだった。
— チャムおじさん (@chamtoon122) January 27, 2024
原作改変で話題の件、「鹿男あをによし」ドラマの脚本と知って「ああ…」となるなど
— ぴこ (@827718nya_o) January 27, 2024
原作が男性キャラばっかりだとひとり女性にされて、ついでに恋愛要素が入れられるのは当時あるあるだったので、まあこんなもんかな…と諦めてたけど、最近のちゃんと原作をリスペクトした実写化見ちゃうとね…
失恋ショコラティエ
出典:ameblo.jp
失恋ショコラティエは水城せとなさん原作の漫画で、2014年1月~3月までドラマが放送されました。
失恋ショコラティエもメインキャラクターの改変がありました。
ちなみにわたしは失恋ショコラティエでもしょうもない改変されてイライラしたことがあり、テレビドラマは「よほど原作リスペクトしない限り基本的に同一性保持権は蹂躙される」と思っているので、「そういうのってどうなの?」はずっと言いたい。
— しとりん (@citrine_citrina) January 28, 2024
失恋ショコラティエ再放送!超懐かしい。原作揃えてた私としては、ドラマ化は嬉しかったけどキャスティングありきのキャラ改変が微妙な作品。さえこさんも爽太もまつりもオリヴィエもえれなもみーーーんなちがーーーう
— あやまり (@ay_sakachan) June 15, 2020
ただ、この作品に関しては「改変して原作と変わってしまった。」という意見だけでなく、「改変も許せる範囲。面白いドラマ」という意見もたくさんありました。
人は見た目が100%
人は見た目が100パーセントは大久保ヒロミさんの漫画で、2017年にドラマ化された作品です。
この作品は、地味なはずのメインキャラ3人のうち2人が、超美人女優が演じたり、作品の雰囲気やキャラクターが全然違ったり、視聴者からは不評な改変が目立ちました。
人は見た目が100パーセントを見たけど、桐谷美玲が可愛すぎるとかじゃなくて、あんなに面白い漫画を、何であんな風に改変したんや。良さが全部死んでたやん。
— さとこ (@satokocco) April 16, 2017
人は見た目が100パーセントは原作が好きだったので、ドラマ版の特に主人公の改変のされ方がどうしても受け入れられないんですよ……。キラキラ女子的な人達はもっと気さくで普通に接してくれるだけで、あんな変なプレッシャーかけにくる上司とか出てこない。
— はなびら葵 (@hollyhockpetal) May 15, 2017
プリンセス トヨトミ
出典:eiga.com
プリンセス トヨトミは万城目学さんの小説で2011年に映画化されました。
このプリンセストヨトミは主要キャストの性別が変わっていました。
原作では鳥居忠は男性、旭ゲーンズブールは女性です。これは家康の側近・鳥居元忠と家康の正室・旭姫に由来しています。
しかし、映画では性別が入れ替わっていて、鳥居忠子(綾瀬はるか)と旭ゲーンズブール(岡田将生)になっていました。
このようなプリンセストヨトミの改変は、ファンにはかなり不評だったようです。
意味不明な改変されてかなり残念に終わった映画化を12年間も恨めるほどに、原作の小説が面白い「プリンセス・トヨトミ」をぜひよろしくお願いします。この機会に読んでみてね!
— けら子 (@kera564) January 27, 2024
本能寺ホテル
出典:eiga.com
「本能寺ホテル」は2017年公開の映画です。この本能寺ホテルには原作はないとされていますが、実は違います。
この「本能寺ホテル」は小説家の万城目学さんがシナリオ学校に通ってオリジナル脚本を用意していたものです。脚本を書き上げたのに、全部ボツになってしまったんです。
万城目さんはショックを受けたものの自分を納得させて、小説という形でいつか世に出せたらと思っていましたが、この映画「本能寺ホテル」は万城目さんが脚本を降りた後も企画は進行していて、万城目さんのアイディアが使われていたんです。
https://twitter.com/suzusuz238861/status/1750965484231794956
参考
— いさな (@uto0w0) January 26, 2024
本能寺ホテル(脚本: #相沢友子)
万城目学のツイート pic.twitter.com/FXx9wLd64r
ただ、この件に関しては相沢友子さんが「パクった」のではなく、制作側に責任があるというケースのようです。
別に今回の件で擁護する気はないのですが……
— らばす (@_rabasu_) January 27, 2024
万城目学さんは本能寺ホテルの件について、相沢友子さんに「罪はない」とおっしゃってます
Pや制作の言いなりで脚本書いてる、って感じなのでは https://t.co/OOPAQmJIUE pic.twitter.com/Vdo9tONGrF
相沢友子の現在
脚本家の相沢友子さんは芦原妃名子さんの訴えと自殺によって大炎上し、インスタグラムを非公開にしました。その後は、特に何らかの声明等は出していませんが、脚本家を引退するかもしれません。
ただ、今回のセクシー田中さんのドラマの件に関しては、相沢友子さんに非があったわけではなさそうです。
「アンナチュラル」や「逃げるは恥だが役に立つ」、「フェイス」、「MIU404」などの作品を持つ人気脚本家の野木亜紀子さんのポストによると、脚本家は基本的に制作側の意見がすべてという立場であり、脚本家側から原作者に会いたいとは言えない、「会えない」というのが慣例のようです。
脚本家からしたら、プロデューサーが話す「原作サイドがこう言ってた」が全てになります。
原作がある作品の脚本を手がける脚本家が、事前に原作者に会う/会わないの話ですが。脚本家が好むと好まざるとに関わらず「会えない」が現実で、慣例だと言われています。私も脚本家になってからそれを知って驚きました。…
— 野木亜紀子 (@nog_ak) February 2, 2024
ということは、相沢友子さんはあくまでも日本テレビの製作陣の意見を脚本に反映しただけで、芦原妃名子さんからの条件は伝えられておらず、本当に「原作者のわがままで9話・10羽の脚本を降ろされた」と思っていた可能性が高いです。
となると、相沢友子さんもこのセクシー田中さん事件の被害者と言えるでしょう。
相沢友子のまとめ
相沢友子さんのプロフィールや高校・大学などの学歴、経歴やセクシー田中さん事件や日本テレビの対応、原作クラッシャーの異名と原作改変、現在をまとめました。
芦原妃名子さんのご冥福をお祈りするとともに、もう2度と同じようなことが起こらないように願うばかりです。