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鹿子(漫画家)の死因の病気は?性別や大学など経歴・家族や結婚・代表作品まとめ

「満州アヘンスクワッド」での圧倒的な画力で知られる漫画家・鹿子さんが37歳の若さで死去されました。

 

この記事では鹿子さんの性別や武蔵野美術大学から漫画家としての経歴、関わった作品の魅力、家族や結婚などの私生活、病気の公表と死去と死因などについてまとめました。

鹿子(漫画家)は抜群の画力で人気だったが37歳という若さで死去

 

鹿子のプロフィール

 

生年月日:1988年10月3日

没年月日:2025年11月8日(37歳没)

出身地 :岩手県奥州市

 

鹿子(しかこ)さんは、国内でも屈指の画力で知られる漫画家で、特に、2020年よりヤングマガジンで連載がスタートした漫画「満州アヘンスクワッド」の作画を担当(原作:門馬司)し注目されていました。

 

今後のさらなる活躍が期待されていましたが、2025年12月22日、講談社ヤングマガジン編集部は、鹿子さんが2025年11月8日に37歳という若さで亡くなっていた事を発表され、ファンや関係者に衝撃が走りました。

 

卓越した画力で読者を魅了し、「満州アヘンスクワッド」の物語がまさに佳境に差し掛かる中での突然の訃報は、多くのファンや関係者に深い悲しみをもたらしています。

 

ここでは、謎に包まれた部分も多い漫画家・鹿子さんの生涯を、そのプロフィール、経歴、作品、そして壮絶な闘病生活に至るまで、これまでに明かされている情報に基づいて、可能な限り詳しくまとめていきます。

 

 

鹿子(漫画家)の性別は「男性」

 

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出典:https://cdn.sinchew.com.my/

 

「鹿子(しかこ)」というペンネームは、一度見たら忘れられない、どこか中性的な響きを持ちます。その名前から性別が女性だとイメージする読者も少なくありませんでしたが、鹿子さんの性別は「男性」です。

 

鹿子さんは、過去には「箱石達(はこいしたつ)」という男性的な名義で活動していた時期もありました。

 

 

鹿子(漫画家)は名門「武蔵野美術大学」の造形学部彫刻学科を卒業

 

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出典:https://upload.wikimedia.org/

 

鹿子さんの圧倒的な画力の根源を探る上で欠かせないのが、その学歴です。鹿子さんは、数多くの芸術家を輩出してきた名門中の名門「武蔵野美術大学」の造形学部彫刻学科を2011年に卒業しています。

 

漫画家でありながら彫刻を専攻していたという経歴は、鹿子さんの作風に決定的な影響を与えたと考えられます。二次元である漫画の画面に、まるで三次元的な奥行きと実在感を与えるその筆致は、彫刻を通して培われた立体把握能力の賜物なのかも知れません。

 

キャラクターの骨格や筋肉の動き、衣服の皺、背景の建造物に至るまで、そのすべてが確かなデッサン力と立体感に裏打ちされているようです。

 

鹿子さんは、武蔵野美術大学在学中の2010年には、すでにその才能の片鱗を見せており、第100回MANGAグランプリにて「ハイタイム」が優秀賞を受賞しています。

 

武蔵野美術大学の造形学部彫刻学科に入学した事もあり、鹿子さんは当初、彫刻家を目指して岩手県から上京したそうなのですが、早々に挫折してしまい、仲の良い大学の友人に漫画の書き方を教えてもらって20歳で初めて漫画を描き、漫画家の道を意識されたそうです。

 

 

鹿子(漫画家)の経歴と作品

 

続けて、鹿子さんの漫画家としての経歴と関わった作品について紹介していきます。

 

 

鹿子の経歴① デビューと「キングダム」アシスタント時代

 

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出典:https://m.media-amazon.com/

 

武蔵野大学在学中に賞を受賞し、プロの漫画家への道を歩み始めた鹿子さんでしたが、そのまま売れっ子作家になったわけではありませんでした。

 

鹿子さんは、読み切り作品の掲載などを経て、アニメ化や実写映画化もされた人気漫画「キングダム」の作者、原泰久さんの元で約5年間にわたってアシスタントを務め修行を積んでいます。

 

このアシスタント時代が、鹿子さんの技術と精神を飛躍的に成長させたと言われています。週刊連載という過酷な現場で、激しいアクションシーンや大軍がぶつかり合うようなモブシーンが多く、超絶的な画力が求められる「キングダム」の制作に携わった経験は、鹿子さんの筆をさらに磨き上げたようです。

 

師匠である原泰久さんは、鹿子さんの訃報に際し、自身のX(旧Twitter)で「うちでのアシスタント時代はキングダム作画を本当に支えてくれたエースでした。皆が彼のことが大好きでした」と追悼のコメントを発表しています。単なるアシスタントの1人ではなく、作画の「エース」とまで言わしめたその実力は、当時から突出していたことがうかがえます。原泰久さんから受けた影響は、線のタッチや書き込み方、絵作りといった技術面だけでなく、作品に対する姿勢そのものにも及んでいると鹿子さん自身も語っています。

 

 

鹿子の経歴② 「フルドラム」で初連載

 

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出典:https://m.media-amazon.com/

 

5年間のアシスタント経験を経て、鹿子さんは「箱石達」名義で、2017年に「週刊ヤングジャンプ」にて高校ラグビーを題材にした漫画「フルドラム」の連載をスタートしました。これが鹿子さんにとって初の週刊連載作品でした。

 

「フルドラム」は、体格に恵まれない主人公が、そのハンデを乗り越えてラグビーに情熱を燃やす姿を描いたスポーツ漫画です。この作品で、鹿子さんは彫刻的なデッサン力に裏打ちされた、躍動感あふれる人体の描写を存分に発揮。筋肉の躍動、激しいぶつかり合いの衝撃、キャラクターたちのほとばしる汗までをも描ききる画力は、読者に強烈な印象を与えました。

 

「フルドラム」は全5巻で完結となりましたが、この作品で得た週刊連載の経験と、卓越した画力をそのまま物語の推進力とするかのような作風は、鹿子さんの次なる代表作への大きな布石となったと言えます。

 

 

鹿子の経歴③ 「満州アヘンスクワッド」での飛躍

 

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出典:https://m.media-amazon.com/

 

2020年4月、鹿子さんはペンネームを現在の「鹿子」に改め、新たな挑戦を開始しました。講談社の漫画アプリ「コミックDAYS」で連載が始まった新たな作品「満州アヘンスクワッド」(原作:門馬司)の作画担当というかたちでの再出発でした。

 

この作品は、昭和初期の満州国を舞台に、病気の母を救うためアヘンの密造に手を染めた元兵士の青年が裏社会でのし上がっていく姿を描くクライム・サスペンスです。原作者・門馬司さんが紡ぎ出す重厚で危険な物語と、鹿子さんの持つ圧倒的な画力が見事に融合。その相性は抜群でした。

 

鹿子さんの筆は、歴史の闇に包まれた満州国の退廃的で混沌とした空気感、そこに生きる人々の欲望や絶望、そして暴力の匂いまでをもリアルに描き出しました。特に、情報を極限まで削ぎ落とし、キャラクターの視線や背中だけで感情を語らせる演出は、読者に息を呑むような緊張感を与えたのです。

 

「満州アヘンスクワッド」は瞬く間に人気を獲得し、2021年9月からは「週刊ヤングマガジン」に移籍。2025年4月時点で累計発行部数は300万部を突破するなど、大ヒット作品となりました。

 

 

鹿子(漫画家)の家族や結婚など私生活について

 

その輝かしい経歴や作品とは対照的に、鹿子さんのプライベートについては、ほとんど情報が公にされていません。結婚の有無や家族構成などに関する公表された事実は見当たらず、鹿子さんの素顔は厚いベールに包まれています。

 

鹿子さん自身のプライベートを語ることを好まなかったのか、あるいは単に語る機会がなかっただけなのかは定かではないのですが、生前のSNSでの発信やインタビュー記事などからは、鹿子さんが私生活で注目されるよりも、自身の作家性や作品そのもので評価されることを望んでいた、実直なクリエイターであったことが窺えます。

 

これは想像になりますが、鹿子さんの人生は、その大半が漫画と、そして「満州アヘンスクワッド」という作品に捧げられていたのかもしれません。

 

 

鹿子(漫画家)の病気の公表と死因

 

「満州アヘンスクワッド」が人気作品に成長し漫画家として飛躍しようとしていたまさにその時、鹿子さんを病魔が襲いました。

 

 

病気の公表と「脈絡膜悪性黒色腫」

 

2025年10月27日、鹿子さん自身のXアカウントとヤングマガジン編集部から、「満州アヘンスクワッド」が不定期連載となることが発表されました。その理由は、鹿子さんが病気の治療に専念するためと説明されました

 

この発表の中で、鹿子さんは自身の患う病気が「脈絡膜悪性黒色腫」であること、そして闘病の経緯を初めて公にしました。

 

それによれば、2023年夏に病気「脈絡膜悪性黒色腫」の診断を受け、2024年末に他の臓器への転移が確認。そして、2025年10月まで病気の治療と連載を両立してきたものの、今後は治療を優先せざるを得ない状況となったという事でした。

 

 

「脈絡膜悪性黒色腫」という病気は、眼球内に発生する悪性腫瘍で、国内の年間発症数は推定50人程度という非常にまれながん(希少がん)です。初期症状が少なく、進行すると視野の欠けやかすみなどが現れるとされます。鹿子さんの場合、診断から約1年半後にはすでに転移が認められるなど、厳しい状況にあったことが推察されます。

 

 

最期の時まで必死に作品と向き合っていた

 

転移が確認された後も、鹿子さんは「なんとか治療と連載を両立」しようと筆を執り続けたようです。不定期連載への移行を発表した際も、その言葉からは決して諦めないという強い意志が感じられました。

 

しかし、病気の進行はあまりに非情でした。不定期連載の発表から、わずか12日後の2025年11月8日午前10時38分、鹿子さんはこの世を去りました。37年というあまりにも短すぎる生涯でした。

 

死因については、公表していた病気である「脈絡膜悪性黒色腫のため」と発表されています。

 

漫画『満州アヘンスクワッド』(原作:門馬司)の作画担当で知られる鹿子さんが、11月8日に脈絡膜悪性黒色腫のため亡くなった。

 

引用:漫画家・鹿子さん死去 37歳 脈絡膜悪性黒色腫で闘病 ヤングマガジン『満州アヘンスクワッド』連載中

 

葬儀は関係者のみで執り行われたという事でした。

 

  

鹿子(漫画家)の遺した言葉と関係者たちの追悼のコメント

 

「満州アヘンスクワッド」を連載するヤングマガジンの編集部は、訃報と共に、鹿子さんが生前に託した言葉を明らかにしました。

 

「自分の身に何かあった場合は代筆の方を立てて物語を完結させてほしい」

 

これは、自らの死期を悟りながらも、最後まで作品の未来を案じ続けた鹿子さんの無念と、読者への誠意が込められた言葉のように感じられます。

 

この遺志を受け、編集部と原作の門馬司さんは、代筆者を立てて「満州アヘンスクワッド」を必ず完結まで導くことを表明しています。新たな作画担当者が誰になるかは現在の時点では未定ですが、鹿子さんの作品への情熱は受け継がれる事になります。

 

 

関係者の追悼コメント

 

鹿子さんの早すぎる死に、多くの関係者が悲しみの声を寄せています。

 

師匠である「キングダム」の作者・原泰久さんは「最後まであきらめず前向きに戦っていました。とにかく今はよく頑張ったな、お疲れ様でした、と。心から冥福を祈ります」とその闘志を称えました。

 

そして、二人三脚で作品を作り上げてきた原作の門馬司さんは、悲痛な胸の内を明かしています。

 

「生涯共にタッグを組み、色んな作品を作りたかった。もっともっと、鹿子先生の描くキャラを、世界を見たかった。それを思うと本当に無念です。(中略)今は鹿子先生と作り上げた『満州アヘンスクワッド』という作品を何としても完成させなければという強い気持ちを持っています。それが鹿子先生への追悼であり、天国の先生が喜んで下さると信じて」

 

2人の他にも、同じ武蔵野美術大学彫刻科を卒業した「蒼天の拳リジェネシス」作者の辻秀輝さんなど、多くの漫画家仲間からも、その卓越した才能を惜しむ声が上がっています。

 

 

まとめ

 

今回は、「満州アヘンスクワッド」の作画担当で、圧倒的な画力で注目されていた漫画家・鹿子さんについてまとめてみました。

 

 

漫画家・鹿子さんの漫画家としての経歴は、短いながらも鮮烈でした。

 

岩手の地から芸術の道を志して名門「武蔵野美術大学」へと進み、彫刻を経て漫画という表現にたどり着き、「キングダム」の原泰久さんのアシスタントを経て、ラグビーをテーマにした「フルドラム」でその圧倒的な筆力を世に示しました。

 

そして、2020年よりスタートした作品「満州アヘンスクワッド」の作画を担当し、その類まれなる画力が完全に開花し、多くの読者を熱狂させました。

 

しかし、まさにこれからという時だった2023年に「脈絡膜悪性黒色腫」という病気の診断を受け、2025年11月8日、37年というあまりにも短い生涯を閉じました。

 

病魔という過酷な運命に直面しながらも、鹿子さんは最後まで創作の炎を燃やし続けていたようです。

 

生前に「必ず物語を完結させてほしい」と遺言されていた事が明かされており、「満州アヘンスクワッド」は代筆者を探して連載が続く事が発表されています。

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