「オールナイトフジ」や「夕食ばんざい」などで活躍した料理人の結城貢さんの死去が報じられました。
この記事では結城貢さんの経歴、芸能人にも愛されたお店、3度の結婚と離婚とさんとの関係、現在の嫁の泉じゅんさんや娘などの子供、死去、死因などについてまとめました。
この記事の目次
結城貢(料理人)のプロフィール
結城貢のプロフィール
生年月日:1940年8月6日
没年月日:2022年4月24日(享年81歳)
出身地 :旧満州国旅順(現在の中国遼寧省大連)
結城貢(ゆうき・すすむ)さんは、フジテレビ系の人気深夜番組「オールナイトフジ」の名物コーナー「結城先生の真夜中のお料理教室」や、フジテレビ系の料理番組「夕食ばんざい」などへの出演で知られる、料理人、料理研究家です。
1980年代から1990年代に料理系を中心にバラエティ番組に数多く出演し、特徴的なダミ声とはっきりと厳しく物を言う頑固親父的なキャラと、その一方で「料理は愛情」が口癖の温かさを併せ持つ人間性で絶大な人気を集めました。
結城貢の生い立ちや経歴
出典:https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/
結城貢さんは、太平洋戦争開戦直前の1940年に日本の統治下にあった旧満州旅順で生まれ、終戦から2年後の1947年に帰国して香川県の善通寺市の引き揚げ者住宅で育っています。
こうした境遇もあって家族は経済的に苦しく、中学校に上がった頃からは自分の弁当代を稼ぐために河川敷整備のアルバイトをしていたそうです。
香川県立善通寺第一高校を経て、日本大学へと進学し、卒業後は野村證券に就職しています。しかし、サラリーマン組織のしがらみが肌に合わずに3年で依願退職し、料理人を志して原宿にあったロシア料理店「レカ」で修行を積みました。
このロシア料理店「レカ」は、巨人の伝説的投手であるスタルヒンの嫁のターニャさんが経営されていたお店で、野村證券時代の取引先だった縁で修行をさせてもらえる事になったのだそうです。
結城貢さんは料理人としての腕に自信がついた1970年代に独立して原宿に会員制テーブル割烹のお店お開店させています。会員制とはいってもタチの悪い客を断るための口実のようなもので、実際には厳しい会員規定などはない親しみやすいお店でした。
原宿という土地柄もあって、顧客には芸能人やテレビ局関係者も多く、フジテレビプロデューサーからの誘いを受けてフジテレビの番組に出演するようになりました。
その後は、「笑っていいとも!」にも出演するなどタレントとしても人気を集め、料理人としてだけでなく、萩原健一さん主演の1987年映画「竜馬を切った男」では西郷隆盛役を演じ、CMにも出演するなど幅広く活躍されました。
タレントとして絶大な人気を集める一方で、本業である料理店の経営に心血を注ぎ続け、現在もこのお店は安くて美味しいお店として愛され続けています。
2022年6月、そんな結城貢さんが、同年4月24歳に死去していた事が報じられ、ネット上でも話題にのぼっています。今回は改めてこの結城貢さんについてまとめていきます。
結城貢(料理人)の店は原宿の割烹「結城」
結城貢さんが1970年代に開き、現在も愛され続けている割烹料理店は「原宿 結城」という店名で、西城秀樹さんや和田アキ子さん、田原俊彦さんも常連客としてよく訪れていたそうです。
住所は「東京都渋谷区神宮前3丁目23-2」で、東京メトロの明治神宮前駅の近くです。
結城貢(料理人)は結婚歴3回で離婚2回
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結城貢さんはこれまでに3度結婚を経験されています。
現在の嫁は元女優の泉じゅんさん(本名は由紀子さん)で、2度の離婚を経験後に1989年に結婚されています。
結城貢さんの過去2度の結婚相手や、離婚の理由などは明かされておらず不明です。
結城貢さんの嫁の泉じゅんこと由紀子さんは、結城貢さんとの結婚後に女優を引退し、その後は結城貢さんのお店を手伝われていました。
1989年に泉じゅんの芸名で女優をしていた由紀子さんと結婚し、近所では“おしどり夫婦”として有名だった。店では結城さんが料理を作り、由紀子さんが給仕。結城さんが「お前はできないなぁ」と変わらぬ毒舌で小言を言っても、由紀子さんは「はいはい」と笑顔で受け流すやりとりが晩年まで繰り広げられた。
結城貢さんは、2021年9月まではお店に立っていたそうですが、がん発覚後は入院し、お店は嫁の由紀子さんが守っていたそうです。今後もお店は嫁の由紀子さんが続けていくという事です。
由紀子さんは、夫の得意料理だったなすの煮物を仕込みながら、「鮮やかな紫色を落とさないのが自慢でした」。今後も一人で守っていくと決めた店内の一角では、遺影の笑顔がなじみ客を出迎えていた。
結城貢(料理人)と女優のあき竹城が元夫婦で離婚しているという噂はデマ
過去に2度の離婚歴がある結城貢さんですが、その元嫁のうちの1人が女優のあき竹城さんという噂がありますが、これはデマ情報です。
ただし、結城貢さんとあき竹城さんは交際されていた時期はあったようです。当時は、結婚を前提に交際していると、週刊誌やワイドショーでも騒がれていました。当時の報道によると、あき竹城さんの方から結城貢さんにアプローチをかけていたという事ですが、結局、1988年に結城貢さんが現在の嫁の泉じゅんさんとの結婚を発表(入籍は1989年)したため、あき竹城さんが振られてしまったという流れになったようです。
この時には、結城貢さんとあき竹城さんがツーショットで記者会見を行い、事の経緯を説明するという異例の事態にも発展しています。ただ、実際のところ、結城貢さんとあき竹城さんはそれほど真剣には交際されていなかったようで、当時の芸能界特有の“プロレス”的な話題作りに過ぎなかったようです。
私生活では、3度の結婚歴を持つモテ男。3度目の結婚の前、結婚前提の交際をしていた女優あき竹城(75)と88年に異例のツーショット会見を行って話題となった。
なお、あき竹城さんはこの騒動の翌年の1989年4月26日に平岡久典さんという服飾関係の仕事をしていた8歳年下の一般の男性と結婚されています。
結城貢(料理人)の嫁は元女優の泉じゅん
結城貢の嫁・泉じゅんのプロフィール
本名 :結城由紀子(旧姓は飯島)
生年月日:1956年9月6日
出身地 :東京都江戸川区
血液型 :O型
結城貢さんの嫁の泉じゅんさんは、1970年代半ばから1980年代にかけて、当時人気の高かった日活ロマンポルノを中心に活躍した元女優です。
ロマンポルノ以外の一般作品にも多く出演し、1977年公開のホラー映画「犬神の悪霊」や、1977年公開映画「泥だらけの純情」、1980年映画「古都」、1980年放送の連続ドラマ「ザ・スーパーガール」などの代表作があります。
結城貢さんとの馴れ初めは、料理が苦手な泉じゅんさんが、結城貢さんの料理番組に出演して手解きを受けたのがきっかけだったそうです。
引退後は結城貢さんと夫婦二人三脚でお店を切り盛りし、オシドリ夫婦として知られていました。近年も、結城貢さんのお店がテレビ番組などで紹介された際などに出演されていました。
結城貢(料理人)の娘などの子供
結城貢さんはこれまでに3度の結婚を経験されていますが、子供については情報がなく存在の有無を含めて不明です。
娘ほど歳の離れた若い女性タレントに厳しくも愛情に溢れた様子で料理指導されていたイメージから、娘さんがいそうというイメージがありますが、結城貢さんに娘さんがいるといった情報は出ていません。
結城貢さん死去の報道によると、最期は嫁の由紀子さんが看取った事などが報じられていますが、子供や娘などについての言及は特にないので、子供はいないという可能性の方が高いかもしれません。
結城貢(料理人)の死去について
結城貢さんが2022年4月24日に81歳で死去していた事が同年6月20日にわかり、メディアが一斉に報じました。
フジテレビ黄金期の深夜バラエティー「オールナイトフジ」(1983年~1991年)で女子大生に料理を厳しく教え、TBS「ドリーム・プレス社」でも安住紳一郎アナ(48)に料理指南をしていた料理家の結城貢さんが逝去した。81歳だった。
結城貢さんは、2021年9月頃まで自身のお店に立って腕を振るっていたため、突然の死去に驚かれた方も多かったようです。
葬儀は2022年4月中に家族のみで執り行われたという事です。
結城貢(料理人)の死因は直腸がんで2021年の発覚時には手遅れだった
結城貢さんの死因は「直腸がん」と発表されています。東京都江東区の病院で嫁の由紀子さん(泉じゅん)さんに看取られながら亡くなったという事です。
料理研究家の結城貢(ゆうき・すすむ)さんが4月24日午後4時7分、直腸がんのため東京都江東区の病院で死去した。
嫁の由紀子さんによると、結城貢さんは2021年8月に体調を崩して病院の診察を受けたところ、翌9月に末期(ステージ4)の直腸がんである事が判明したという事です。この時点でがんが肝臓に転移しており、「手遅れ」の状態だったそうです。
泉じゅんの芸名で活躍した元女優の妻、由紀子さん(65)によると、結城さんは昨年8月に体調の異変に気付き、翌9月にステージ4の直腸がんと発覚。がんはすでに肝臓にも転移し「手遅れ」だったという。
その後、結城貢さんは入退院を繰り返しながら闘病されていたという事ですが、本人の意思により、延命治療は受けなかったそうです。嫁の泉じゅんさんによれば、声は元気だったものの、寝たきりのような状態で、最期は好きだった水さえ口にできなくなっていたという事でした。
最期は病院だったそうですが、最後を看取った嫁の泉じゅんさんによれば「本当に安らかな顔でした」との事でした。
まとめ
今回は、1980年代から1990年代にかけて「オールナイトフジ」の料理コーナーや、「夕食ばんざい」、「笑っていいとも!」などで活躍した料理人で料理研究家の結城貢さんについてまとめてみました。
結城貢さんは、大学卒業後に3年間、野村證券で勤務した後、料理人を志し、原宿のロシア料理店で修行を積んだ後に、独立して割烹のお店「原宿 結城」をオープンさせました。
このお店は芸能人やテレビ局関係者に愛され、その縁があって結城貢さんはテレビ番組に多く出演するようになり、タレントとしても人気を得ました。
そうしたテレビ出演をきっかけに知り合ったという元女優の泉じゅんさんと1989年に結婚されています。結城貢さんは泉じゅんさんとの結婚前に2度の結婚歴と離婚歴がありますが、当時の嫁や離婚理由などは明かされていません。
また、結城貢さんの元嫁が女優のあき竹城さんという噂がありますが、これはデマで、当時のマスコミに熱愛が噂されていたというだけでした。
結城貢さんはその父性的なキャラクターから、子供は娘がいるというイメージが強いようですが、実際には子供や娘に関する情報は出ておらず、存在の有無も含めて不明です。
広く愛された結城貢さんでしたが、2022年4月24日に81歳で死去されています。死因は大腸がんと発表されています。
結城貢さんが大切にされていたお店「原宿 結城」は、嫁の泉じゅんさんこと由紀子さんが引き続き守っていくという事です。