宮城県柴田町の村上隆一さん殺害事件で逮捕された村上敦子が話題です。
この記事では村上敦子の生い立ちや実家の家族、結婚と旦那の村上隆一さん長男と子供、村上隆一さんの次男の村上直哉との不倫、事件相関図や村上直哉に村上隆一さんを殺害させた動機、現在の判決についてまとめました。
この記事の目次
- 村上敦子は宮城県柴田町の村上隆一さん殺害事件で主犯として逮捕された女
- 村上敦子の生い立ちと実家の家族① 出身地は宮城県角田市の山間部の集落
- 村上敦子の生い立ちと実家の家族② 両親は寿司屋できょうだいは姉が2人
- 村上敦子の生い立ちと実家の家族③ 祖母によると母親の育児放棄で離婚へ
- 村上敦子の生い立ちと実家の家族④ 小学校時代から素行が悪く女番長
- 村上敦子の生い立ちと実家の家族⑤ 中学ソフトボール部で活躍し地区優勝
- 村上敦子の生い立ちと実家の家族⑥ 高校でいじめに遭い定時制高校へ
- 村上敦子は20歳頃に元旦那・松野新太と結婚し3人の子供を出産
- 村上敦子が村上直哉と村上保彰の母親と知り合い売春をさせるようになる
- 村上敦子が村上隆一さんの長男で17歳年下の村上保彰と結婚
- 村上敦子が家族を使って売春美人局詐欺ビジネスを展開
- 村上敦子は村上隆一さんの次男の村上直哉と不倫し肉体関係
- 村上敦子による売春美人局詐欺事件の家族相関図
- 村上敦子ら家族の周辺で不審な火事が何度も発生したことも
- 村上敦子が村上隆一さんを村上直哉に殺害させた動機
- 村上敦子の現在…懲役28年の判決を不服として控訴
- まとめ
村上敦子は宮城県柴田町の村上隆一さん殺害事件で主犯として逮捕された女
村上敦子容疑者(逮捕当時47歳)は、2023年4月17日に宮城県柴田町西船迫1丁目の住宅で住人の村上隆一さん(事件当時54歳)が刃物で刺されて殺害された事件で殺人などの容疑で逮捕起訴され、地裁で懲役28年の判決が言い渡された女です。
村上敦子の旦那は殺害された村上隆一さんの長男・村上保彰(この事件に関連して発覚した美人局詐欺で逮捕)で、村上隆一さんは義理の父親にあたります。
この事件では、村上隆一さんの次男の村上直哉(逮捕当時24歳)も村上隆一さんを刺した実行犯として殺人などの容疑で逮捕起訴されています。(村上直哉には地裁で懲役20年判決)
その後の捜査で、村上敦子はこの村上家と自身の元旦那夫婦などと共謀した売春美人局詐欺事件の主犯格であった事も判明。
さらには、村上敦子が義理の弟にあたる村上直哉と肉体関係にあったとする気持ち悪すぎる事実や、霊媒師「JUN」を名乗って村上直哉に父親の村上隆一さんを殺害させた事などもわかり、一体この村上敦子とは何者なのかと注目が集まっています。
村上敦子の生い立ちと実家の家族① 出身地は宮城県角田市の山間部の集落
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村上敦子容疑者の生い立ちについては、「週刊現代」が複数の記事にまたがってかなり詳しく報じています。また、「週刊ポスト」も実家の家族についての内容を報じています。時系列順にまとめていきます。
村上敦子の出身地は今回の村上隆一さん殺害事件のあった宮城県柴田町と隣接する宮城県角田市です。
仙台市からおよそ40キロほど南下した位置にある、宮城県角田市。ここで凶悪事件の首謀者とされる敦子被告は生まれ育った。犯行現場となった柴田町や大河原町も隣接しており、この狭い地域で、彼女は人生の大半を過ごしてきた。
引用:《ルポ売春家族》「パチ屋で因縁→美人局スナックへ」「利率は10日で5割の金貸しも」…一家を支配した「女帝」が編み出した、驚くべき「シノギの手法」
村上敦子の実家はこの宮城県角田市の市街地の西約6kmの山間部にある集落の2階建ての一軒家です。
角田市の市街地から西に約6キロ離れた山間部の集落で、敦子被告は3姉妹の末っ子として生まれた。
引用:《ルポ売春家族》「パチ屋で因縁→美人局スナックへ」「利率は10日で5割の金貸しも」…一家を支配した「女帝」が編み出した、驚くべき「シノギの手法」
現在、この実家のあった場所は更地になっており、敷地内の別の平屋に村上敦子の祖母が1人で住んでいるという事です。
敦子被告の生家を訪ねると、かつて家があったと思しき場所は更地になっていた。敷地の端に小さな平家がある。「いまは敷地の干し柿小屋を改装したところに、敦子のばあちゃんがひとりで住んでる」(住民の証言)
引用:《近隣住民は「ずっと変だと思ってるよ」》宮城・柴田町男性殺害事件 被害者家族ら6人が相次いで逮捕、“長男の妻”の周囲で起きた「4度の火事」に深まる謎
村上敦子の生い立ちと実家の家族② 両親は寿司屋できょうだいは姉が2人
村上敦子の実家はかつては寿司屋を営んでおり、父親が寿司職人、母親接客を担当していました。
村上篤子は3人姉妹の末っ子で、上に姉が2人いる事がわかっています。また、2024年時点で95歳になる祖母の存在も明らかになっています。
お父さんは市内で寿司屋をやっててな。お父さんが寿司を握って、お母さんが接客してって感じだったから、3姉妹はほとんどの時間を寿司屋で過ごしてたんだな。あっこはまだ小さかったから話したことねえけど、恵美ちゃん(市瀬恵美)は『おじちゃん、おばちゃん!』とか挨拶してきてさ、敦子とボール遊びして遊んだりしてたよ。お父さんとお母さんも仲良しで、寿司屋の営業が終わったらみんなで車に乗って家に帰ってた
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村上敦子の姉・市瀬恵美は美人局事件で有罪判決
村上敦子の姉のうち次姉の市瀬恵美は、村上敦子が主導したとされる売春美人局詐欺事件で逮捕起訴され既に有罪判決を受けています。
村上敦子の生い立ちと実家の家族③ 祖母によると母親の育児放棄で離婚へ
村上敦子の家族は仲が良いように見えたという証言が、実家寿司屋の近くで店を営んでいたという人物から出ていますが、村上敦子の父方の祖母によると実際には母親が育児放棄状態で麻雀や飲み屋に入り浸っていて、全く幸せな家族ではなかったという事です。
敦子が赤ん坊のころから、母親は麻雀やら飲み屋に入り浸ってた。夜も帰ってこねえし、ほとんど子育てなんてしてなかったんだべ。母親はなんだか2人目(次女・市瀬恵美)を産んだころから精神状態がおかしくなってたから。
引用:売春家族「女帝」の祖母が激白「コーチから虐められ失禁」「保険金詐欺で前科者」…田舎の少女が「美人局のドン」に成り果てるまで《懲役28年の判決》
祖母によると、村上敦子の母親は自分の子供(村上敦子の姉・市瀬恵美)を階段の上から放り投げるなどし、その後離婚して家を出て行ったという事です。三女である村上敦子は母親の愛情を受けられなかったため、不憫に思った祖母は自分の娘のように育てたという事です。
村上敦子の生い立ちと実家の家族④ 小学校時代から素行が悪く女番長
村上敦子は小学生の頃から女番長のような感じで素行が悪かったとの証言が、当時の同級生の母親から出ています。
小中時代の同級生の母親は、「昔からあっこは素行が悪かったんだ」と当時を振り返る。「まあ態度が大きい子でさ、小学校のころから女番長みたいな感じだったべ。イケイケな女の子たちを引き連れていつも歩いとるの。だからウチの子も『おっかなくてあっこには近寄れねえ』とか言ってたし、気の弱い子をターゲットにして色々と命令してたとかも聞いたべ。
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村上敦子の生い立ちと実家の家族⑤ 中学ソフトボール部で活躍し地区優勝
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村上敦子は地元の中学校に進学後はソフトボール部に入部してキャッチャーを任される主力選手として地区大会優勝の立役者になるなど活躍しています。
当時の同級生によると、クラスの女子のリーダー的な存在で気が荒く男子達にも恐れられる存在だったという事です。
地元の中学校ではソフトボール部に入部。そこで敦子被告は主力選手として活躍し、地区大会優勝の立役者になるほどの活躍を見せる。「敦子は昔からガタイが良かったから、ソフトボール部ではキャッチャーを任されてましたね。クラスでも女子グループのボスというか、今で言うところの一軍女子のリーダーみたいな存在だったので、気が荒かった。男子たちも恐れていたので、全くモテるタイプではなく彼氏もいなかったと思います。
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村上敦子はソフトボール部での活躍により、スポーツ推薦で宮城県内の高校へと進学しています。
中学時代は地区大会優勝の立役者になるほどソフトボールが上手かった敦子は、その実力が認められて、スポーツ推薦で県内の高校に進学する。
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村上敦子の生い立ちと実家の家族⑥ 高校でいじめに遭い定時制高校へ
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村上敦子は宮城県内の高校へスポーツ推薦で進学したものの、ソフトボール部の先輩と男性のコーチから、部活の道具倉庫に閉じ込められるなどのいじめに遭っています。祖母によると、村上敦子は倉庫に閉じ込められているのが見つかった際、怯えて失禁するなど異常な状態だったという事です。
これが原因で村上敦子はこの高校を退学して実家から通える定時制高校へ転入しています。
先輩と男のコーチにいじめられてたみてえで、グルになって敦子を閉じ込めたみたいなんだべ。だから俺も『別にソフトボールでメシ食ってかねえでええ』って言って、家から通える定時制高校に行かせたんだ。
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村上敦子は20歳頃に元旦那・松野新太と結婚し3人の子供を出産
村上敦子は定時制高校時代に松野新太と知り合って交際するようになり、20歳の頃に結婚して九州地方の松野新太の実家に嫁いでいます。
村上敦子は松野新太との間に3人の子供を出産しましたが、姑と合わずに数年も経たないうちに宮城県の実家へ松野新太と子供を連れて帰ってきたという事です。
そこで出会ったのがのちに美人局ビジネスの一員となる、元夫の松野新太だった。
2人は意気投合し交際をスタート。敦子被告が20歳ごろに結婚し、松野の実家がある九州地方に嫁ぐことになり、3人の子宝にも恵まれた。しかし、姑との反りが合わずに数年も経たないうちに、元夫の松野と子供とともに地元に帰ってきた。
引用:《ルポ売春家族》「パチ屋で因縁→美人局スナックへ」「利率は10日で5割の金貸しも」…一家を支配した「女帝」が編み出した、驚くべき「シノギの手法」
旦那・松野新太と子供3人を連れて宮城県の実家へ戻った村上敦子はしばらくは父親の寿司屋を手伝っていたとの事ですが、25歳の頃にスナックをやると言い出し大河原市内にスナックをオープンしましたが1年ほどで閉店。
それから数年後に旦那の松野新太の浮気とパチンコで作った借金が原因となって離婚しています。
敦子被告は父親の寿司屋を手伝い、大河原市内にスナックをオープンするものの1年足らずで閉店。松野の浮気が原因で夫婦生活も10年ほどで終わったという。以降も柴田町内でスナックをオープンするが、この時期には地元で「敦子が金貸しや美人局で稼いでいる」という噂が流れていた。
引用:《ルポ売春家族》「パチ屋で因縁→美人局スナックへ」「利率は10日で5割の金貸しも」…一家を支配した「女帝」が編み出した、驚くべき「シノギの手法」
村上敦子と元旦那の松野新太との3人の子供のうち、1人は娘で一時期は一緒に住んでいたようです。娘は結婚していて子供(村上敦子の孫)もいるという事です。
あの家には、村上隆一さんの長男と、その妻の敦子さんだけではなく、その長男の弟(直哉被告)、敦子さんの娘とその夫と孫が住んでいたと思います。
引用:《近隣住民は「ずっと変だと思ってるよ」》宮城・柴田町男性殺害事件 被害者家族ら6人が相次いで逮捕、“長男の妻”の周囲で起きた「4度の火事」に深まる謎
また、村上敦子と元旦那・松野新太との末の子供は息子で、村上敦子の裁判に証人として出廷し、母親である村上敦子を擁護する供述をしています。
敦子被告には、元夫の松野新太との間に3人の子がいる。そのうち一番下の長男が情状証人として出廷し、「母としては自慢の母」と、敦子被告への思いを語った。
「人を助けたりすることが多かった。手本のような母。自分がしてもらったことを、同じようにしていきたい」(長男の証言)
引用:《「首謀者を殺さないといけない」と思い込ませ……》宮城・柴田町男性殺害事件 被害者の長男の妻が霊媒師になりすまし、次男を操って父親を殺害させるまで
村上敦子が村上直哉と村上保彰の母親と知り合い売春をさせるようになる
村上敦子は元旦那の松野新太と離婚後に柴田町で再びスナックをオープンさせていますが、この頃に、村上敦子はパチンコ店で村上直哉と村上保彰の母親と知り合い意気投合し親しく付き合うようになります。
しかし、2008年頃に村上敦子は村上直哉と村上保彰の母親に、「(村上敦子の)母親がお前に風邪をうつされて容態が悪い、治療費をよこせ」などと因縁をつけます。村上直哉と村上保彰の母親は売春をして金を返す事になり、村上敦子とその姉の市瀬恵美が出会い系サイトで相手を見つけて売春ビジネスを展開するようになります。
2008年ごろ、敦子被告は『母の容態が悪くなった。あなたが私に風邪をうつしたせいだ』と因縁をつけて、直哉被告の実母に治療費を請求したのです。ただ支払うカネがなかったことから、敦子被告は売春を勧めました。敦子被告と敦子被告の姉が出会い系サイトで相手を見つけては性行為をさせる。月に数百万円もの売り上げがあったそうです
引用:《売春家族のドンに懲役28年の判決》「口封じのために父親を殺害」一家を支配した「女帝」が22歳年下の義理の弟と共謀した「ヤバすぎる犯罪劇」
村上敦子が村上隆一さんの長男で17歳年下の村上保彰と結婚
正確な時系列は不明ですが、村上敦子は因縁をつけて売春をさせていた母親の子供(今回の事件の被害者である村上隆一さん長男)で、17歳も年下の村上保彰と交際するようになりました。
村上敦子の祖母によると、村上保彰が村上敦子が柴田町でオープンさせたスナックの従業員として働くようになったのが交際のきっかけだったようです。
ほんで何年か経ってから、敦子は柴田町でもスナックを開いたんだ。今の旦那(村上保彰)とはそこで知り合ったって聞いたべ。ママと従業員の関係で、車で送り迎えしてるうちに付き合うようになったんだと思う。
引用:売春家族「女帝」の祖母が激白「コーチから虐められ失禁」「保険金詐欺で前科者」…田舎の少女が「美人局のドン」に成り果てるまで《懲役28年の判決》
そして、2011年に村上敦子は村上保彰と結婚します。
2011年に敦子はなんと17歳も年の離れた長男の保彰と結婚。
引用:《売春家族のドンに懲役28年の判決》「口封じのために父親を殺害」一家を支配した「女帝」が22歳年下の義理の弟と共謀した「ヤバすぎる犯罪劇」
村上敦子が家族を使って売春美人局詐欺ビジネスを展開
村上保彰と結婚した後、村上敦子は村上保彰の弟である村上直哉(村上隆一さん次男)にも協力させ、売春美人局ビジネスを展開するようになりました。
2013年頃から村上敦子の元旦那である松野新太や、その再婚相手である松野みき子にも協力させるようになります。
村上敦子は指示役として、姉の市瀬恵美が出会い系サイトでターゲットを探し、村上保彰と村上直哉の母親と松野みき子が売春役、村上直哉がラブホテルへの出入りを動画で撮影し、松野新太がターゲットを脅すというそれぞれ役割分担をして、売春美人局詐欺を次々と行って金銭を得ていました。
村上敦子らはこの売春美人局詐欺を10年以上にわたって続けていました。
村上敦子は村上隆一さんの次男の村上直哉と不倫し肉体関係
村上敦子は村上隆一さんの長男である村上保彰と結婚しましたが、その弟で村上隆一さんの次男である村上直哉と不倫し肉体関係がありました。
兄が敦子被告と結婚したのちの2019〜2020年に、直哉被告は敦子被告と不倫関係になる。
引用:《「首謀者を殺さないといけない」と思い込ませ……》宮城・柴田町男性殺害事件 被害者の長男の妻が霊媒師になりすまし、次男を操って父親を殺害させるまで
村上敦子による売春美人局詐欺事件の家族相関図
村上敦子による売春美人局詐欺事件と村上隆一さん殺害事件はかなり人間関係が複雑です。
下の人物相関図が最もわかりやすいため紹介しておきます。
出典:https://gendai-m.ismcdn.jp/
村上敦子ら家族の周辺で不審な火事が何度も発生したことも
近隣の住人によると、村上敦子ら家族の周辺で不審な火事が何度も発生したこともありました。
殺人を契機に、敦子被告を中心とする、入り組んだ人間関係や美人局詐欺までも明るみに出たこの事件。敦子被告の周辺では、2019年にも火災が発生していた。
当時、敦子被告が営んでいた宮城県角田市のパン店が燃えたのだった。複数店舗が入る小さな建物において、パン店のみが焼けたという。
引用:《近隣住民は「ずっと変だと思ってるよ」》宮城・柴田町男性殺害事件 被害者家族ら6人が相次いで逮捕、“長男の妻”の周囲で起きた「4度の火事」に深まる謎
村上敦子はタバコをよく吸っており、タバコの不始末が原因だったとされています。
店舗が燃えたことでパン店をたたんだ村上敦子でしたが、その数年後、「気づいたら、店があった場所のすぐ近くにある新築の家に住んでました」といいます。パン店のあった場所から数百メートルの場所に並ぶ、複数の建売住宅があり、その一軒に村上敦子は住んでいました。
界隈では有名人になっており、村上敦子とその家族について知らない近隣住民はいなかったといいます。
村上敦子が村上隆一さんを村上直哉に殺害させた動機
村上敦子が村上隆一さんを、村上隆一さんの実の子供で次男の村上直哉に殺害させた動機は、自分と家族らで繰り返していた売春美人局詐欺の発覚を恐れたためだと見られています。
2022年5月、村上敦子に売春を強要されていた村上直哉と村上保彰の母親が宮城県外に逃亡しました。村上敦子は、この母親の闘争を元旦那である村上隆一さんが手助けした事を知ったようです。
村上敦子は村上隆一さんが美人局詐欺の証拠を握っていると考えて危機感を持ち、「霊媒師JUN」というLINEアカウントを作成して、正体が自分である事を隠して村上直哉に接触。村上直哉を洗脳した上で、父親の村上隆一さんが逃げた母親に協力しており、2人が村上敦子に呪いをかけて殺害しようとしているので、殺害しないと呪い殺されてしまうなどと唆しました。
そして、洗脳された村上直哉は父親を殺さないと村上敦子が呪い殺されると思い込んだ事が直接的な動機となり刺身包丁で村上隆一さんを刺して殺害したと見られています。
また、村上敦子は自分が村上隆一さんの長男の村上保彰と結婚関係にある事から、殺害することで村上隆一さんの退職金など遺産を手にできると考えた事も動機の1つになったと見られています。
村上敦子の現在…懲役28年の判決を不服として控訴
村上敦子の現在ですが、地裁により実刑判決が言い渡されましたが、判決を不服として控訴しており裁判が続いています。
村上敦子はだ裁判では、村上直哉に村上隆一さん殺害を促したLINEアカウント「霊媒師JUN」は自分ではなく、村上隆一さん殺害を促した事もない、殺人を共謀した事もないなどと主張して殺人に関して無罪判決を求めました。
しかし仙台地方裁判所は検察側の主張の通り、村上敦子が「霊媒師JUN」になりすまして村上直哉に村上隆一さんの殺害を促したとして殺人への関与を認定し、2024年11月25日に懲役28年の実刑判決を言い渡しました。
村上敦子は、この判決を不服として翌26日に仙台高裁に控訴しています。
25日の一審の判決公判で仙台地裁は、敦子被告に対し「隆一さんの退職金を目的に自らの手を汚さず殺害を実行していて悪質」として懲役28年の判決を言い渡しました。
この判決を不服として敦子被告は26日、仙台高裁に控訴しました。
なお、村上隆一さんを実際に殺害した村上直哉に対しては懲役20年の判決が言い渡されています。村上直哉もこの判決を不服として控訴しています。
まとめ
今回は、2023年4月17日に宮城県柴田町で発生した村上隆一さん殺害事件で、殺人などの容疑で逮捕起訴された村上敦子についてまとめてみました。
村上敦子の生い立ちは、宮城県角田市の山間部の集落で、寿司屋を営む両親と2人の姉のいる家族に末っ子として誕生。両親が幼い頃に離婚して母親が出て行ったため祖母が母親代わりになって育てられています。
村上敦子は中学ではソフトボール部で活躍し、県内の高校にスポーツ推薦で進学しましたが、高校の部活でいじめにあい中退して実家から通える定時制高校に転入し卒業。
定時制高校で知り合った松野新太と結婚して3人の子供を出産するも離婚。その後、柴田町でスナックを開店させ、その従業員であった村上保彰と結婚。
村上敦子は旦那の村上保彰と、その母親、弟の村上直哉、元旦那の松野新太とその再婚相手、姉の市瀬恵美らと共謀して10年以上にわたって売春美人局詐欺を繰り返しました。
しかし、2022年売春を強要されていた村上直哉と村上保彰の母親が県外に逃亡。村上敦子は母親の元旦那である村上隆一さんが逃亡を手助けした事を知り、村上隆一さんが美人局詐欺の証拠を握っていると考えて危機感を抱き、村上直哉をそそのかして村上隆一さんを殺害させました。
2024年11月、村上敦子に対して仙台地裁は懲役28年の実刑判決を言い渡しましたが、村上敦子はこの判決を不服として控訴。現在も裁判が続いています。