神奈川県平塚市の実家で70代両親を殺害した容疑で逮捕された新谷嘉朗が話題です。
この記事では新谷嘉朗の事件内容、生い立ちや実家で子供部屋おじさん生活、両親、兄弟などの家族、学歴やこれまでの経歴、ネットでのイケメンという声、 現在の状況などについてまとめました。
この記事の目次
新谷嘉朗は平塚市の両親殺害事件の容疑者
新谷嘉朗容疑者は2022年12月13日に神奈川県平塚市で発生した、70代の夫婦殺人事件の容疑者として逮捕された当時50歳の男です。
この事件で殺害されたのは、新谷嘉朗容疑者の両親で父親が新谷哲男さん(当時76歳)、母親が新谷清子さん(当時75歳)でした。
新谷嘉朗容疑者の両親の遺体には首を絞められた跡があり死因は窒息死だったようです。さらに、遺体の顔面は燃やされていて発見時には炭化していたとの報道もでています。
新谷嘉朗容疑者は、以前からこの両親との間にトラブルを抱えており、家庭内での暴力沙汰なども起きていて2021年10月から2022年9月の間に6度も両親からの110番通報がされており、警察官が駆けつけていたという事です。
しかし、両親が事件化を望まなかったため、警察は平塚市に連絡し平塚市は、両親と新谷嘉朗容疑者双方からの相談受付や職員の訪問などを行って対応していたようです。
こうした背景から、両親殺害の容疑者としてすぐに新谷嘉朗容疑者が浮上しました。新谷嘉朗容疑者は事件後に車で実家を出て、実家から約195km離れた浜松市役所の駐車場にいるところを地元警察に確保され、その後死体遺棄容疑で逮捕されています。
今回はこの平塚の両親殺害事件で逮捕された新谷嘉朗容疑者について現在までに判明している内容をまとめていきます。
新谷嘉朗の生い立ち
新谷嘉朗容疑者の生い立ちについては、現在のところはほとんど情報が出ていません。
新谷嘉朗容疑者はTwitter、Facebook、InstagramなどのSNSを利用していましたが、それらに投稿された内容は支離滅裂で、どこまでが事実でどこまでが妄想かの判別が難しく、これらの投稿から新谷容疑者の生い立ちを知る事も難しくなっています。
新谷嘉朗容疑者、2022年4月2日には、小学生時代に両親と近くの沢を訪れた事をツイートしています。
私が小学生の頃、私と両親は珍しく家族と私たちの家の近くにある、“大山” と呼ばれる山間の沢を訪れた。沢の脇の水辺を三人で歩いているとき、“ヤマヒル” と呼ばれる蛭が母の足に付いてしまった。山間の蛭は大型で見慣れない方が観るとびっくりするのだが、母も驚いて悲鳴を上げた。
— Yoshiro Shintani Sep (@SEP_Ate_Morrer) April 2, 2022
ただ、新谷嘉朗容疑者が子供時代について投稿したもので、文章として意味をどうにか理解できるものはこの投稿以外には見つからず、どのような生い立ちを持つのかはよくわかりません。
2023年1月7日に配信された「文春オンライン」の記事では、新谷嘉朗容疑者の実家近隣に住む高齢女性の証言として、新谷嘉朗容疑者の家族が事件から見て40年くらい前から住んでいるとの内容が明らかにされています。
新谷さんはもう40年くらい住んでいましてね。哲男さんはとても優秀で一流大学を出て、自分で会社をやっていたんですよ。清子さんもとても物腰の柔らかい方でね。息子さんとは挨拶を交わす程度の付き合いでしたが、向こうから話しかけてくれるような人当たりのいい人という印象です。まさかこんな事件が起きるような家庭じゃないと思っていましたが……
引用:《平塚・夫婦絞殺事件》両親の首を絞め、顔が炭になるまで焼いた…猟奇的犯行に及んだ長男(50)が抱いていた「被害妄想」と「ブラジル愛」
この証言が事実だとすると、新谷嘉朗容疑者は10歳くらいの時に両親と共にこの場所に引っ越してきた可能性が高いようですが、それまでの生い立ちについては情報がなく不明となっています。
新谷嘉朗は実家は神奈川県平塚市撫子原で両親と同居していた
新谷嘉朗容疑者は実家で両親と同居していましたが、実家の住所は「神奈川県平塚市撫子原」と報道されています。
神奈川県平塚市撫子原の住宅で13日に男女2人の遺体が見つかり、県警は14日、この家に住む職業調査中、新谷嘉朗容疑者(50)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。
この実家の映像はニュース報道で何度も流されていますが、壁の色がかなり印象的な濃い緑色に塗られています。関係者によれば、元々、新谷嘉朗容疑者の実家の壁の色は白色だったそうなのですが、事件から見て数ヶ月前に突然この濃い緑色に塗り替えられたのだそうです。
実家の壁の色が塗り替えられた理由は不明ですが、新谷嘉朗容疑者が狂信的に応援していたブラジルサンパウロのプロサッカークラブ「SEパルメイラス」のチームカラーの緑色(上の画像はパルメイラスのユニフォーム姿の新谷嘉朗容疑者)と、この実家の壁の色が酷似している事から、新谷嘉朗容疑者がそれに因んで塗り替えたか、両親が息子の求めに応じて塗り替えたのではと推測する向きもあるようです。
新谷嘉朗の家族① 殺害された両親について
新谷嘉朗の家族構成ではっきりしているのは今回の事件で殺害された両親(父親は哲男さん、母親は清子さん)のみです。
両親については「文春オンライン」では父親の哲男さんは一流大学出身で会社経営をしている、母親の清子さんは物腰の柔らかい女性との知人の証言が掲載されています。
新谷さんはもう40年くらい住んでいましてね。哲男さんはとても優秀で一流大学を出て、自分で会社をやっていたんですよ。清子さんもとても物腰の柔らかい方でね。
引用:《平塚・夫婦絞殺事件》両親の首を絞め、顔が炭になるまで焼いた…猟奇的犯行に及んだ長男(50)が抱いていた「被害妄想」と「ブラジル愛」
また、「週刊女性PRIME」では、新谷嘉朗の両親について、父親の哲男さんは警備会社勤務、母親の清子さんは気功教室の講師だったとの証言が掲載されています。
「父親は警備会社に長く勤め、母親は気功教室で講師を務めていました。母親はハキハキとして明るく、まめにゴミ出しする姿をよく見かけました。穏やかな夫婦なのにどうしてこんなことになってしまったのか」
と近所の別の女性は同情する。
引用:【神奈川・自宅に両親の首絞め遺体】50歳ナルシスト息子「私は織田信長の生き写し」SNSで発信していた妄言と両親への恨み節
新谷嘉朗は、SNSでこの両親に対する不満をやたらと投稿していました。特にFacebookではかなりの長文で両親への不満や怒りを綴り、遺産相続に関するトラブルや父親との激しい罵り合い、両親や親族を相手取っての裁判の準備をしている事なども綴っていました。
出典:https://www.trattoria-confortevole.com/
ただ、新谷嘉朗が綴った両親に対する不満や怒りの文章はやたらと長いだけで要領を得ず、一体何に怒っているのか、具体的に両親と何をトラブっているのかなどはよくわかりません。
客観的に見て、新谷嘉朗は自分の人生がうまくいかない事を全て両親のせいだと思い込む被害妄想に取り憑かれていたようにも感じられます。
両親は新谷嘉朗を精神疾患と判断し、精神科に通院させていたと見られる記述も確認できます。新谷嘉朗と両親との間に一体何があったのかは、今後の裁判などで明らかにされるかもしれません。
新谷嘉朗の家族② 兄弟
新谷嘉朗容疑者に兄弟がいたとする情報は現在のところ報じられていません。
新谷嘉朗容疑者は両親と実家で3人暮らしだったと報じられているため、仮に兄弟がいたとしても既に実家を出て別の場所で暮らしていたと思われます。
新谷嘉朗容疑者はFacebookには、兄弟がいると思わせる文章を何度か投稿しています。
例えば、2021年12月19日に投稿した文章の中では、「親愛なる姪の17歳の誕生日」と書いています。
また、2021年11月14日の投稿では、「数年前に神奈川県平塚市から東京都町田市の木曽西に引っ越した私の弟夫婦」と書いています。
「弟」については他にもFacebookに投稿された記事で何度か確認できます。投稿された内容が事実だとすれば、この弟は結婚していて2021年の時点で高校生になる娘が1人いるという事です。
とはいえ、新谷嘉朗容疑者のSNSでの文章はどれも支離滅裂で、何が真実で何が妄想なのかの判別がつけられないため、これらの投稿だけで新谷嘉朗容疑者に兄弟がいると判断する事はできなさそうです。
新谷嘉朗の学歴
新谷嘉朗の詳しい学歴についても現在のところ情報がなく不明です。
ただ、本人のSNSへの投稿などによれば、地元の中学を卒業後に高校を中退したという事です。
本人の話などによると、地元の中学を卒業後、学業成績が芳しくなく高校を中退。
引用:【神奈川・自宅に両親の首絞め遺体】50歳ナルシスト息子「私は織田信長の生き写し」SNSで発信していた妄言と両親への恨み節
新谷嘉朗のFacebookへの2021年11月5日の投稿では、自身の学歴について、「僕はね学歴がないんですよ!」、「一応、20代後半に職業訓練校の電気科に一年通いながら、大学入学資格検定(大検)の合格証とそこの修了証は取っておきましたが、高校中退です」などと書かれています。また、高校については、同じ文章の中で、「女の子が多いかと思って商業科を受験したら実は男子校で」などと書いています。
これらの投稿が事実であれば、新谷嘉朗の高校は商業科のある男子校だった事になりますが、これだけの情報で高校の特定までは難しそうです。
新谷嘉朗の経歴
新谷嘉朗の経歴についても現在のところは確かに情報はほぼ何も出ていません。
新谷嘉朗は、自身の肩書や職業をSNSなどで「パルメイラススポーツ協会東京領事(Palmeiras, Cônsul de Tóquio)」とポルトガル語(ブラジルの公用語)で名乗っています。
また、Facebookのプロフィール欄では勤務先として「Palmeiras – Depto. do Interior」とポルトガル語で記載しています。直訳すると、パルメイラスの内部部門となります。パルメイラスとは、ブラジルのプロサッカーチーム「SEパルメイラス」を指しているようです。
本人のSNSでは、このパルメイラスの上層部とも自分は懇意にしており、それに関わる仕事をしている事を匂わせる内容が書かれています。
ただ、実家で両親と同居していわゆる「子供部屋おじさん」生活を続けながら、莫大な金額が動くブラジルの名門サッカークラブに関わる仕事をしていたというのはあり得ないでしょう。
周辺住民からも新谷嘉朗容疑者は引きこもりのように見られていたようです。
ブログやSNSで職業を「パルメイラススポーツ協会東京領事」とブラジル公用語のポルトガル語で明記する。しかし、該当する組織は確認できず、領事という呼称も怪しげ。チームの戦績や近況、個人的意見などを勝手にブログに綴っていただけとみられる。
「息子さんがサッカー関連の仕事をしていると聞いたことはない。引きこもり中年だと思っていた」 と自宅近所に住む女性。
引用:【神奈川・自宅に両親の首絞め遺体】50歳ナルシスト息子「私は織田信長の生き写し」SNSで発信していた妄言と両親への恨み節
新谷嘉朗がイケメンという声も
出典:https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/
新谷嘉朗容疑者がイケメンだという声も見られます。
新谷嘉朗はSNSに自撮り画像を多数載せていますが、長めのパーマをかけた茶髪のヘアスタイルで目鼻立ちもはっきりしており確かにイケメンと感じる方も一部いるかも知れません。
ただ、SNSに投稿された自撮り画像のいくつかは加工されているようです。実家の両親と同居して子供部屋おじさん生活を続けている50歳男性が加工をした自撮り画像をSNSで大量に公開している事については「イケメンだが痛い」、「いくらイケメンでも正直気持ちが悪い」といった声も見られます。
新谷嘉朗の結婚
現在までに判明している情報では新谷嘉朗が結婚していた事を示す内容は1つも確認できません。
両親と実家で暮らしており、これまでの経歴もよくわからず、実家で引きこもり生活を送っているように周囲から見られていた事などから見てもこれまでに結婚歴はない可能性が高いと思われます。
新谷嘉朗の現在…母親を殺害した殺人の容疑で再逮捕
新谷嘉朗は事件発生の翌日の2022年12月14日に死体遺棄容疑で逮捕されていますが、2023年1月4日に母親の清子さんに対する殺人の容疑で再逮捕されています。
ただ、新谷嘉朗は現在も容疑を否認しているという事です。
神奈川県平塚市で高齢の両親の遺体を遺棄したとして先月、同居する50歳の長男が逮捕された事件で、警察は4日、母親の首を圧迫して殺害したとして、殺人の疑いで再逮捕しました。
調べに対し容疑を否認しているということです。
その後は現在までの時点では続報がありません。新谷嘉朗には重度の精神疾患の疑いもあり、警察もかなり慎重に取調べを行なっている可能性が考えられます。
今後新谷嘉朗が起訴されるかどうか、精神鑑定が行われるのかどうかなどにも注目が集まります。
まとめ
今回は、2022年12月13日に神奈川県平塚市で発生した70代の両親が殺害された事件で逮捕された被害者の息子の中年男性・新谷嘉朗容疑者についてまとめてみました。
新谷嘉朗容疑者は実家に両親と3人で暮らしており、以前から両親と激しく言い争ったり、家庭内暴力を振るったりしていたようです。
新谷嘉朗容疑者の生い立ちや経歴など詳しい事は現在の時点では不明です。ただ、学歴については高校中退である可能性が高いようです。また、家族については両親の他、既に実家を出ている弟が1人いる可能性が高いようです。新谷嘉朗のSNSによれば、この弟は結婚して女子高校生の娘(新谷嘉朗の姪っ子)がいるようです。
ネットでは新谷嘉朗はイケメンという声もありますが、結婚はしておらず独身だったようで、彼女もいなかったようです。
現在、新谷嘉朗は両親の死体遺棄の他、母親に対する殺人容疑でも逮捕されていますが、その後の続報は出ておらず、起訴されるかどうかや精神鑑定が行われるかどうかなどにも注目が集まっています。