自民党の裏金疑惑で追及を受けている前官房長官の松野博一さんの現在や今後が注目されています。
この記事では松野博一さんの若い頃の経歴、父親や結婚した嫁、子供などの家族、庶民的な自宅、の経緯、現在や今後の展開などについてまとめました。
この記事の目次
- 松野博一のプロフィール
- 松野博一の若い頃の経歴① 生い立ちと学歴
- 松野博一の若い頃の経歴② ライオン株式会社から政治家を志し松下政経塾へ
- 松野博一の若い頃の経歴③ 衆議院議員選挙に37歳で初当選
- 松野博一の若い頃の経歴④ 自民党の有力政治家となり2016年に初入閣
- 松野博一の家族① 父親は松野昭一氏
- 松野博一の家族② 母親
- 松野博一の家族③ 兄弟
- 松野博一の家族④ 1995年頃結婚した嫁は愛媛県出身
- 松野博一の家族⑤ 子供は娘が1人いる
- 松野博一の自宅は千葉県市原市の庶民的な一軒家で庭はあるが狭い
- 松野博一の派閥は安倍派でパーティー券疑惑の不祥事により窮地に
- 松野博一の現在…派閥のパーティ券の不祥事で地検特捜部から事情聴取
- まとめ
松野博一のプロフィール
松野博一のプロフィール
生年月日:1962年9月13日
出身地 :千葉県木更津市
松野博一さんは連続当選8回の自民党所属の衆議院議員で、安倍晋三政権では文部科学大臣を務め、岸田文雄内閣では内閣官房長官を務めた有力政治家です。
松野博一さんは、目立つタイプではないものの、庶民派で誠実なイメージがありましたが、2023年11月に表沙汰になった政治資金パーティー券を巡る裏金問題で、直近5年間で1000万円超のキックバックを受けて政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが浮上し、2023年12月14日付で内閣官房長官の辞任が発表され渦中の人となっています。
ここでは現在注目を集める松野博一さんについて、若い頃からの経歴や父親や結婚、子供など家族、政治資金パーティー券裏金疑惑での不祥事の概要などについて改めてまとめていきます。
松野博一の若い頃の経歴① 生い立ちと学歴
松野博一さんは千葉県木更津市の漁師と船大工の家に生まれました。
僕の家は、千葉県の漁師と船大工の家で、名族の松野家とは全く関係がありません
小学校、中学校がどこかはわかっていませんが、一般的な家庭の出身のようなので地元の公立校に通っていたと思われます。
出身高校は「千葉県立木更津高等学校」(現在の偏差値は65〜67)で、高校時代は水泳部に所属していたそうです。
木更津高校時代の同級生によると、高校時代の松野博一さんは目立たないタイプだったそうで、印象がほとんどないという事でした。
県立木更津高校で同級生だった男性(61)は「あのころ、同窓会名簿を活用していた。いきなり市原市の同級生にハガキが届いて、『政治家なの?』と話題になっていた」と振り返る。 だが「彼を覚えている仲間は少なかった。私を含め、周囲には高校時代の印象がほとんどない。水泳部にいたと思うけど、とにかく目立たなかった。気付いたら大臣や官房長官になっていた」と苦笑する。
現在も寡黙なイメージのある松野博一さんですが、若い頃から物静かなタイプだったのかも知れません。
松野博一さんは1981年3月に木更津高校を卒業し、同年4月に「早稲田大学」の法学部(現在の偏差値は67.5)へと進学。
松野博一さんは高校時代から映画監督を夢見ていたそうで、「映画をやるなら早稲田でしょ」という想いで早稲田大学に進学されたそうです。
松野博一の若い頃の経歴② ライオン株式会社から政治家を志し松下政経塾へ
出典:https://static.tokyo-np.co.jp/
松野博一さんは1986年に早稲田大学を卒業していますが、映画業界への就職を目指していたものの、その当時は日本映画業界の業績が悪化しており、制作部門の募集がされておらず、直接映画会社を訪問しても門前払いをくらい途方に暮れてしまったのだそうです。
早稲田大学を選んだのも「映画をやるなら早稲田でしょ」という想いであったし、当然映画会社に就職するつもりだった。悲劇は、その当時は日本映画が最も苦しかった時期であり、各社とも制作部門の採用がなかったことだ。訪問しても門前払いで途方に暮れていた。
そんな時に、大学の先輩に「ライオン株式会社がCFプランナーを募集している」と声をかけてもらい、映像制作の仕事ができるのならやってみようと思い、松野博一さんは入社試験を経てライオン株式会社に就職しています。
CM制作に打ち込む中で松野博一さんは、自分がコンセプトを考えたCMが人々の生活を変えて行く事にやりがいを感じたそうで、社会全体にコンセプトを提言し時代を進めていく政治は最も面白いかも知れないと考えるようになったのだそうです。
「自分の考えたコンセプトがCMを通して人々の生活のごく一部でも変えていくことがこんなに面白いなら、社会全体へコンセプト提言をして時代を進めていく政治というのは面白いかもしれないな」
松野博一の若い頃の経歴③ 衆議院議員選挙に37歳で初当選
出典:https://www.chibanippo.co.jp/
松下政経塾を出た後、企画の仕事で食い繋いでいた松野博一さんでしたが、1996年に、自民党初(日本で初の試みとも)の公募制度だった自民党千葉県連の候補者公募に応募して合格。
松野博一さんは、その年10月に実施の第41回衆議院議員選挙に千葉3区(定数1)から自民党公認候補として出馬しますが、新進党候補の岡島正之さんに約1万票差の2位で敗れて惜しくも落選しています。比例当選も叶いませんでした。
松野博一さんはその後も自民党に所属して国会議員を目指して活動を続け、2000年の第42回衆議院議員総選挙に前回と同じく千葉3区から出馬し、岡島正之さんを破って初当選を果たしました。
松野博一の若い頃の経歴④ 自民党の有力政治家となり2016年に初入閣
その後、松野博一さんは、2003年の第43回衆議院議員総選挙(比例当選)、2005年の第44回衆議院議員総選挙と3期連続当選を果たし、2006年に発足した第1次安倍晋三内閣で厚生労働大臣政務官、2008年発足の福田康夫改造内閣では文部科学副大臣に任命されています。
2009年の第45回衆議院議員総選挙と2012年の第46回衆議院議員総選挙で共に当選し5期連続当選。2012年からは衆議院文部科学委員長を務め、2014年から自民党副幹事長、その年の第47回衆議院議員総選挙でも当選し6期連続当選を果たしました。
そして、松野博一さんは2016年発足の第3次安倍第2次改造内閣で文部科学大臣に任命されて初入閣を果たし、2021年発足の岸田文雄内閣にて官房長官に任命されました。
松野博一の家族① 父親は松野昭一氏
出典:https://static.tokyo-np.co.jp/
松野博一さんの家族構成でわかっているのは父親と母親、兄弟(人数や構成は不明で少なくとも弟が1人)、嫁と子供(少なくとも娘が1人)です。
松野博一さんの父親は、松野昭一さんという方で、松野博一さんがオフィシャルサイトにて、自分の生まれた実家は「漁師と船大工の家」と明かされているので、父親の昭一さんは漁師兼船大工だった可能性が高いと思われます。
この松野博一さんの父親の松野昭一さんは、2013年8月28日に82歳で亡くなられています。
松野 昭一氏(まつの・あきかず=松野博一衆院議員の父)28日死去、82歳。
松野博一さんは父親の昭一さんの思い出をオフィシャルブログで1度だけ語っていました。
松野博一さんは、大学進学後に東京で初めてシーフードカレーを食べて感動し、それを父親の昭一さんに伝えて「シーフードカレーって食べた事ねっぺ」と言ったところ、父親の昭一さん、戦前のこの地域(千葉県の田舎の半農半漁の村)では肉のカレーなどなく代わりにアサリを入れていたと教えられたという内容でした。
東京でシーフードカレーを食べて感激し、田舎の父に「お父ちゃんは、シーフードカレーって食べたことねっぺ」と言った時、「バカヤロウ、戦前この辺に肉が入ってるカレーなんてねえ。みんなアサリで作ったんだ」と言われた。
松野博一の家族② 母親
松野博一さんの母親についてはほとんど情報がありませんが、松野博一さんのオフィシャルサイトで子供の頃の母親の作るカレーについての思い出が綴られています。
子供の頃、遊び疲れて家に帰ってカレーの匂いがすると胸がときめいた。母が作るカレーは豚のバラ肉のカレーだった。
松野博一さんは母親の作るカレーが大好きだったようです。それがきっかけになったのか現在も好物はカレーだという事です。
辛いものに目がなく、特にカレーが好き。
松野博一の家族③ 兄弟
松野博一さんは自身のオフィシャルサイトに掲載しているエッセイで兄弟が元気にしていると書いているので、少なくとも兄弟が1人以上いる事がわかります。
お陰様で両親、兄弟が元気(両親は相当弱っているが)なので、本当に身近な人の死に立ち会ったことがない。
また、松野博一さんは2013年にFacebookに「弟の同級生の目黒君の店に髪を切りに行きました。」と書いています。
弟の同級生の目黒君の店に髪を切りに行きました。
ただ松野博一さんは兄弟についてはこれ以外に言及していないため、兄弟の構成は少なくとも弟が1人いる事だけし変わっていません。
また、2023年1月に松野博一さんの政策秘書が酒気帯び運転容疑で検挙される不祥事を起こした際に松野博一さんはこの政策秘書が自身の義弟である事を明かしています。これを根拠にして、一部のサイトで兄弟は妹がいる(政策秘書の義弟とは妹の夫である)と推測されていますが、この政策秘書の義弟は嫁の弟の可能性もあるので妹がいるとは断定できません。
松野博一の家族④ 1995年頃結婚した嫁は愛媛県出身
松野博一さんは結婚されていて嫁がいます。
松野博一さんは自身の結婚や嫁について語られる事はあまりありませんが、
2020年9月11日にTwitter(現在はX)で、結婚25年目で銀婚式である事を明かされています。
【誕生日ケーキ】
— 松野博一 (@MatsunoHirokazu) September 11, 2020
誕生日ケーキをいただきました!
9月13日で満58才。ついでに結婚25年、銀婚式です。
日本 と ふる里 千葉県のために、もうひと頑張り働きます。 pic.twitter.com/iJj6ElOFum
この事から、松野博一さんは1995年に現在の嫁と結婚した事がわかります。松野博一さんの嫁がどのような女性かはわかりませんが、出身地は愛媛県だという事です。
私の家内は愛媛県の出身であり、地元には石鎚山がある。西日本最高峰(どこから西日本とするか定かではないが)であり、信仰の対象でもある。愛媛県民には特に思い入れのある山らしく、校歌にも多く歌われているが、家内と結婚し愛媛県を訪れるまで私はその名前も知らなかった。
その石鎚山の絵を家内の父が送ってくれた。
松野博一さんと嫁の出会いや結婚までの経緯も明かされていませんが、結婚した1995年は松野博一さんが衆議院議員選挙に初めて出馬する前年で、松下政経塾を出てから約2年後、企画の仕事をしながら政治家への道を模索されていた時期です。
この事から、松野人数さんは嫁とは仕事を通じてか、松下政経塾時代の活動を通じて知り合った可能性が高いかも知れません。
松野博一の家族⑤ 子供は娘が1人いる
松野博一さんは嫁との間に子供が少なくとも1人おり、その子供は娘である事がわかっています。
松野博一さんはこの娘さんについては、ブログ、Twitter、オフィシャルサイトの全てで書いていて、その内容から娘さんを溺愛されている事が伝わってきます。
例えば、2014年2月10日投稿のブログでは地元千葉県で雪かきを行った事を書いていますが、16年ぶりの大雪という事から16年前が娘さんの生まれた年である事を思い返されています。
千葉は16年ぶりの大雪となりました。
16年前は、娘が生まれた年です。
このブログから、松野博一さんの娘さんは1998年生まれで、2023年の現在の年齢は誕生日を迎えていれば25歳という事になります。
また、松野博一さんは2021年3月19日に娘さんが期日前投票に行った事をTwitterに投稿しています。この投稿では顔の部分を加工した娘さんの画像も紹介されていました。
本日、娘も #期日前投票 に行ってきたそうです。#関まさゆき がんばれ!
— 松野博一 (@MatsunoHirokazu) March 19, 2021
あと2日、私も全力で応援します。 pic.twitter.com/XYbekUnvpK
他にも、オフィシャルサイトでは、まだ幼かった頃の娘さんがビールを「パパ、どうじょ」と注いでくれるのが楽しみだったと振り返られていました。
十年程前は、まだヨチヨチ歩きの娘が「パパ、どうじょ」と注いでくれるのが楽しみだったが、今は見向きもされない。
2014年11月30日のブログ投稿では、市原市ソフトボール協会納会に参加した事を報告し、娘さんが中学校、高校とソフトボール部に所属していた事を明かされています。
娘が中学、高校とソフトボール部で、試合を見に行くのが私の一番の趣味です。
2020年のTwitterではコロナ禍でストレスが溜まる中でも小さな幸せを見つける事が大切だと綴り、娘さんがパブロバケーキを作ってくれた事を嬉しそうに紹介されています。
#ステイホーム でストレスが溜まる毎日ですが、生活の中で #小さな幸せ を見つける事が大切です。
— 松野博一 (@MatsunoHirokazu) May 17, 2020
今日は娘がパブロバケーキ(メレンゲのケーキだそうで…)を作ってくれました。
明日からもまた頑張れます。#おうち時間 pic.twitter.com/cpMdZNllih
松野博一さんは娘さんとはとても父娘仲が良い様子です。
松野博一さんはこの娘さん以外に子供についての投稿は1度もされていない事を考えると、松野博一さんの子供はこの娘さん1人だけの可能性が高そうです。
松野博一の自宅は千葉県市原市の庶民的な一軒家で庭はあるが狭い
出典:https://presidenthouse.net/
松野博一さんの自宅は千葉県市原市根田にある庶民的な一軒家です。
松野博一さんの自宅住所は、自由民主党の千葉県支部連合会の政治資金収支報告書に記載されています。
松野博一さんは自宅についてもオフィシャルサイトで書いており、三方を住宅に囲まれていて庭はあるものの裏庭で狭い庭との事でした。
三方を隣家に囲まれていて、目の前に塀がある。狭い庭だ。「うちの庭は猫の額で」と言う人の家の庭は結構広かったから、僕の家のそれは「カナリアの額」以下だと思う。
松野博一さんはこの自宅の裏庭に小さなテーブルと椅子を置き、南の空を見ながら缶ビールを1人飲むのが楽しみなのだそうです。
出典:https://presidenthouse.net/
松野博一さんの自宅はかなり庶民的で、とても自民党の大物政治家の自宅のようには見えません。松野博一さんがオフィシャルサイトやTwitter、FacebookなどのSNSに書いている内容を見ても、しっかりと庶民の感覚を持っている方という印象を受けます。
それだけに、現在問題になっている、政治資金パーティー券による裏金問題で1000万円超が松野博一さんに渡っている疑惑が出ている事には衝撃を受けている方も多いようです。
松野博一の自宅の資産価値は推定で1700万円〜3700万円
千葉県市原市の戸建て住宅の土地面積の平均は210平方メートルで約63坪となっています。松野博一さんの自宅も航空写真を見ると周辺の住宅と同規模のようなので、平均値に近しいと思われます。
2023年12月現在、松野博一さんの自宅のある千葉県市原市根田の坪単価(時価)は「27万円」となっています。
そこから計算して、松野博一さんの自宅の土地の資産価値は約1700万円と推測されます。自宅の上物の築年数は不明なのでトータルの資産価値は不明ですが、ごく普通の住宅に見えるので新築でも5000万円を上回るという事はまずありません。
自民党千葉県支部連合会の資料を見ると、松野博一さんはこの自宅にかなり長く住まわれているようなので、上物の資産価値は実質0円〜2000万円台ではないかと推測されます。
推定となりますが、松野博一さんの自宅の資産価値は1700万円〜3700万円程度ではないかと思います。
やはり官房長官まで務める大物政治家とはとても思えないような庶民生活ぶりで、親近感を抱く人も多そうです。ちなみに、松野博一さんは料亭に行った事もほとんどないそうです。
それだけに、今回のパーティー券裏金疑惑が浮上している事はとても残念に思えます。
松野博一の派閥は安倍派でパーティー券疑惑の不祥事により窮地に
松野博一さんの所属する派閥は、自民党最大派閥である「清和政策研究会」、通称「安倍派」です。
2023年12月現在、自民党の5派閥の政治資金パーティーの収入をめぐる、政治資金収支報告書への過少記載やパーティー券販売利益のノルマを超えて集めた分を議員にキックバックし、それが裏金となっている疑惑などが大きな問題となっています。
その中でも頭1つ抜けて多額の金銭が動いていたと見られているのが松野博一さんの所属する派閥「安倍派」でした。
松野博一さんは派閥の中でも中枢幹部とみなされる「安倍派5人衆」の1人(他4人は西村康稔さん、萩生田光一さん、髙木毅さん、世耕弘成さん)でした。
しかも松野博一さんは2019年9月から2021年9月までの2年間、派閥の事務総長を務めていました。この裏金問題の実務は派閥の会計責任者が担ったと見られており、その直属の上役にあたるのが松野博一さんも務めていた事務総長という役職だったという事です。
そのため、この裏金疑惑が浮上し始めた頃から松野博一さんは追及を受けていました。
そして、2023年12月8日付の朝日新聞が、松野博一さんが直近5年間で派閥(安倍派)から1000万円超のキックバックを受けており、政治資金収支報告書に記載していない疑いがある事を報じました。
自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、同派に所属する松野博一官房長官が、直近5年間で派閥から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。
松野博一さんはこの疑惑について集中砲火を浴びるも、「私の政治団体についても精査して適切に対応して参りたいと考えております」との回答を繰り返すのみでした。
そして同年12月14日、松野博一さんは岸田文雄首相に辞表を提出。
松野博一官房長官は14日午前の会見で、岸田文雄首相に辞表を提出したと明らかにした。自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー問題を巡り「国政に遅滞を生じさせないよう官房長官の職を辞したいと岸田首相に申し上げ、辞表を提出した」と述べた。
この辞表は受理され、松野博一さんは12月14日付で内閣官房長官を辞任しています。
所属する自民党安倍派の裏金疑惑が報じられて2週間。連日の記者会見で「政府の立場」を理由に説明を拒んできた松野博一官房長官が14日、辞任した。
なお、松野博一さんの後任として、内閣官房長官には林芳正さんが就任しています。(派閥は「宏池会」通称「岸田派」)
松野博一の現在…派閥のパーティ券の不祥事で地検特捜部から事情聴取
出典:https://news.tv-asahi.co.jp/
松野博一さんは、2023年12月14日付で内閣官房長官を辞任し、現在は東京地検特捜部による任意の事情聴取が行われた事が報じられています。
自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされる事件で、東京地検特捜部は24日までに、同派中枢幹部の松野博一・前官房長官、高木毅・前党国会対策委員長、世耕弘成・前党参院幹事長、塩谷立・元文部科学相から任意で事情聴取した。
現在は捜査中ですが、今後の予想としてキックバックされた裏金の私的な流用があれば議員辞職まで追い込まれる可能性もあるとの推測も出ています。
松野官房長官案件にはエース級の検事を投入して還流分を精査しています。今後の焦点は、私的流用があるかどうかです。それが見つかればアウト。官房長官辞任どころではなく、議員辞職も視野に入ります」
今回の自民党の5派閥の不祥事に対する国民の怒りは現在までにかなり高まっており、「議員を辞めさせろ」、「公民権停止にしろ」といった厳しい批判も飛んでいます。今後の展開にも注目していきたいと思います。
まとめ
今回は前内閣官房長官で自民党所属の有力議員で、自民党の政治資金パーティをめぐる裏金疑惑で追及され渦中の人となっている松野博一さんについてまとめてみました。
松野博一さんは若い頃は、千葉県木更津市の田舎の村の漁師と船大工の家の出身で、木更津高校から早稲田大学へと進み、ライオン株式会社でのCM制作部門を経て政治の世界を志し、松下政経塾で学んだ後、2000年の衆議院議員総選挙で初当選を果たした経歴を持ちます。
その後は8期連続で当選しており、自民党の有力議員として内閣官房長官にまで上り詰めましたが、今回の政治資金パーティをめぐる裏金疑惑の不祥事で官房長官辞任に追い込まれ窮地に立たされています。
松野博一さんの家族は、父親と母親、少なくとも弟が1人いる兄弟、1995年に結婚した嫁と子供1人の存在がわかっています。父親は漁師兼船大工の昭一さんで、子供は2023年の時点で25歳くらいの娘さんです。
松野博一さんの自宅は千葉県市原市根田にあり、自民党の大物とは思えないような庶民的な一軒家である事も判明しています。
松野博一さんの所属する派閥は、自民党の最大派閥である安倍派ですが、現在、安倍派は政治資金パーティの利益をめぐる裏金疑惑問題に揺れており、派閥の中枢の1人である松野博一さんも派閥から1000万円超のキックバックを受け取り、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いで追及を受け、内閣官房長官を辞任しています。
現在、松野博一さんが東京地検特捜部の任意の事情聴取を受けたとの情報が報じられています。今後については、議員辞職にまで追い込まれる可能性もあるとの情報も出ており、今後の展開にも注目が集まっています。