久保木愛弓

大口病院事件の犯人・久保木愛弓の現在!生い立ちや家族・その後まとめ

2016年7月~9月の約3ヵ月の間に、大口病院で48人もの入院患者が不審死していた「大口病院連続点滴中毒死事件」ですが、現在も裁判中の犯人・久保木愛弓は戦後最悪の大量無差別殺人犯となる可能性が高いようです。

 

この記事では、久保木愛弓の生い立ちや家族、経歴、事件からその後現在までの情報について詳しくまとめましたのでご紹介します。

犯人・久保木愛弓が起こした「大口病院連続点滴中毒死事件」とは

久保木愛弓、約3ヵ月の間に48人を殺害

 

48人を殺害した可能性が高い戦後最悪の殺人犯

 

「大口病院連続点滴中毒死事件」は神奈川県横浜市神奈川区にある大口病院(現・横浜はじめ病院)にて、2016年9月に一人目の殺人が発覚し、2018年7月に大口病院の元看護師でだった久保木愛弓が逮捕されました。

 

場所: 神奈川県横浜市神奈川区大口通130 大口病院(事件当時、現・横浜はじめ病院)
標的: 入院患者
日付: 2016年(平成28年)9月発覚
概要: 入院中の高齢男性2人が相次いで点滴中に界面活性剤を含む消毒液ヂアミトールを投与され中毒死した。
死亡者: 入院中の高齢男性3-(推定4人以上)
容疑: 看護師(逮捕当時31歳)/殺人罪3件・殺人予備罪5件
対処: 神奈川県警察が逮捕
管轄: 神奈川県神奈川警察署

 

引用:Wikipedia – 横浜はじめ病院

 

事件発覚のきっかけとなったのは、最初の犠牲者となった患者の容態が急変した際に、担当の看護師がたまたま投与中の点滴袋を落としたことで点滴液が急激に泡立ったため、調べた結果消毒用液のヂアミトールの混入が発覚したためでした。

 

事件発覚時に死亡した患者2人の他、同時期にすでに死亡していた患者2人の遺体からもヂアミトールが検出されました。

 

事件が発覚する前の7~9月の約3ヶ月間(82日)の間に48人の患者が同様の症状で死亡しており、その後の70日間では死亡者がゼロということから大量連続殺人事件が疑われましたが、4人の犠牲者以外は医師の診断により自然死とされていたためすでに火葬されて荼毘に付しており、証拠は絶望的となっていました。

 

久保木愛弓の判決はまだ出ておらず、2019年現在も裁判は継続中となっています。

 

 

大口病院連続点滴中毒死事件発覚の経緯

 

注射針を使って消毒液を混入した久保木愛弓

 

前述のように、2016年9月に最初の犠牲者の容態が急変した際に、担当していた看護師が投与中の点滴バッグを落としてしまい、その際に点滴液が激しく泡立ったことからヂアミトールの混入が発覚し、2日前に同様の症状で亡くなった患者2人からも同成分が検出されました。

 

ナースステーションに常備されている点滴バッグ約50個を調べたところ、10個ほどに注射針で刺した跡が残っており、点滴液からはヂアミトールが検出されました。

 

亡くなった48人が同フロアだったことからも、病院内部の人間による犯行であることが濃厚となりましたが、ほとんどの人が荼毘に付されていたため証拠はほぼ残っていませんでした。

 

 

久保木愛弓のポケット内側からヂアミトールを検出

 

久保木愛弓の看護服のポケット内側からだけヂアミトールが検出された

 

亡くなられたほとんどの方々を殺人事件として立件することは絶望的でしたが、犯人が久保木愛弓だと特定することは難しくありませんでした。

 

久保木愛弓が犯行に使ったヂアミトールは病院内の至るところに置かれているため捜査の難航が予想されましたが、警察により看護師全員の看護服を鑑定したところ、久保木愛弓の看護服のポケット付近だけからヂアミトールが検出されました。

 

このことから、警察は捜査初期の段階から久保木愛弓が犯人だとマークしていました。

 

また、久保木愛弓が夜勤中に投与する予定が無い薬剤を持って院内を歩き回っている姿が防犯カメラに収められており、被害者の病室に1人で入っていくところを同僚が目撃していたりと、状況証拠により久保木愛弓が犯人であることはほぼ確定していました。

 

 

「大口病院連続点滴中毒死事件」の犯人・久保木愛弓の逮捕劇

久保木愛弓、容疑を否認し介護施設に転職

白々しく直撃取材で無実を装っていた久保木愛弓

 

「大口病院連続点滴中毒死事件」後、久保木愛弓は幾度となくマスコミから取材を受けていましたが、その度に事件とは無関係を装い、さらにテレビ局に直筆で犯人を許せないという旨の手紙を送っていました。

 

久保木愛弓は警察からの聴取にも頑なに容疑を否認し、大口病院をやめて2017年2月からは神奈川県内にある介護施設に転職していました。

 

警察が恐れていたのは久保木愛弓が転職先の介護施設で同様の事件を起こす可能性と、大口病院での大量殺人の罪の意識に苛まれて自殺されることでしたが、ついに自白し逮捕されました。

 

 

久保木愛弓、犯行を認め逮捕される

ついに犯行を認めた久保木愛弓

 

2018年6月末頃から、警察は可能な限りの証拠と状況証拠を持って久保木愛弓に任意の事情聴取を始めましたが、久保木愛弓が容疑を否認し続ければ立件が難しくなる可能性があるほど証拠としては弱い状況でした。

 

しかし、久保木愛弓の良心に訴える取り調べと証拠を突きつけたことで、久保木愛弓はようやく容疑を認めて「入院患者20人ぐらいにやった」と自白しました。

 

警察は7月7日に久保木愛弓を逮捕し、同月28日には2016年9月に患者を殺害した殺人容疑により再逮捕しました。

 

久保木愛弓は患者の点滴バッグにヂアミトールを混入させて殺害した理由について、以下のような供述をしていたことが伝えられています。

・患者の容態が急変するのを見るのが嫌だった
・終末患者が多いことから死因の説明を患者家族にすることや、色々と聞かれるのがとにかく嫌だった
・自分の勤務時間以外で死んで欲しかった

 

罪を認めてからの久保木愛弓はとにかく後悔と反省しきった様子を見せており、「死んで償いたい。死刑になりたい」と漏らしていたと伝えられています。

 

 

久保木愛弓逮捕に貢献したベテラン刑事

“割り屋”と呼ばれるベテラン刑事が久保木愛弓を説得した

 

中々容疑を認めようとしない久保木愛弓を説得するために、神奈川署に籍を置くSさんというベテラン刑事が取り調べに当たりました。

 

このSさんは”割り屋”と呼ばれており、2014年11月から12月にかけて老人ホームの入所者3人が立て続けに転落死した「川崎老人ホーム連続殺人事件」において、犯人の今井隼人に自白させた取り調べのプロでした。

 

強権的、威圧的な取り調べをする警察が多い中で、Sさんは落ち着いた柔和な態度と親しみやすい風貌から犯人を安心させることで本音を引き出すことに長けており、久保木愛弓もSさんの人柄に触れて本音を言わずにはいられなくなったようです。

 

「もう嘘をつくのはやめような」

「亡くなった人のことを考えてみようよ。その人にも家族がいるんだよ。つらい気持ちをみんなが味わっているんだ。あなたも相手の立場になって考えてみなさい」

「いま話すことができなかったら、明日でも、その次でもいい。その時は本当のことをしゃべってくれるか?」

S氏のそんな言葉に、この2年間、隠れるように生きてきた久保木の心は徐々に開いていった。さらに、物証を突きつけられ、「黒い看護師」の逃げ場はなくなっていた。

「他の入院患者の体内にも消毒液を入れた。20人ぐらいにやりました」

S氏を前に、久保木はそう呟いた。

 

引用:現代ビジネス – 黒い看護師を完落ちさせた伝説の「割り屋刑事」驚きの実力

 

ドラマで言えば『踊る大捜査線』のいかりや長介さんが演じた”和久さん”こと和久平八郎のような人物なのかもしれません。

 

 

犯人・久保木愛弓の経歴~犯行動機に生い立ちや家族不仲が関係?

久保木愛弓、実際の印象は30代の大人しい女性

久保木愛弓の印象と実際の人物像はかけ離れている?

 

戦後最多となる人数を殺害した可能性が高い久保木愛弓について、ネット上での反応は「サイコパス」「快楽殺人者」「完全にシリアルキラーの顔立ち」という声や、「病院内ではジャイアン的な振る舞いでいじめの首謀者だった」という噂まで流れていました。

 

しかし、久保木愛弓のインタビューや供述から浮かび上がってきた人物像はそうした”シリアルキラー”とはかけ離れたもので、どこにでもいる普通の30代女性という感じでした。

 

 「私じゃないのに、疑われてとても悲しい」。久保木容疑者は犯人と疑われていることについて、こう話した。目は涙で潤んでいた。その印象は殺人の容疑者とはかけ離れ、ありふれた30歳前後の女性だった。

 記者が食事に誘うと、「いまはおなかがいっぱいです」と拒否。距離を詰めようと、「今度カラオケ行きませんか」と冗談めかしてみると、「私、歌うのが苦手なんで…」と話しつつ、表情を緩めていた。

 

引用:産経新聞 – 【衝撃事件の核心】実像と乖離した「久保木愛弓容疑者像」 大口病院点滴殺人 顔色が変わったのは…

 

久保木愛弓は殺人がしたくて48人も殺害したのではなく、病院での仕事に過大なストレスを感じていた結果、それらから逃げる手段として殺人を選択していました。

 

終末医療の現場であり頻繁に患者が亡くなることから、久保木愛弓はいつしか人の命の重みが麻痺していった可能性が高いでしょう。

 

また、病院内では看護部長による悪質なパワハラも横行していたため、久保木愛弓はそうした環境に精神を病み、安定剤などの薬を飲んでいたようです。

 

 

久保木愛弓の学生時代の人物像

久保木愛弓は全く存在感が無い生徒だった

 

久保木愛弓が逮捕された後の報道番組では、凶悪殺人犯の素顔を暴くように地元の同級生に当時の人物像についてインタビューをしていました。

 

同級生らが一様にして答えたのは「存在感が無い」というもので、特に男性については同じクラスにいたか記憶にも無いほど目立たない存在だったようです。

 

久保木愛弓は友達も極端に少なかったようで、ほとんどの女性は「話した記憶がない」というものでした。

 

 

久保木愛弓、職場の同僚の印象は「とにかく変わり者」

社会人時代の久保木愛弓は変人だった

 

久保木愛弓は社会人になっても大人しい印象は変わらないものの、同僚たちの証言では「とにかく変わり者」という声が多かったようです。

 

久保木愛弓は他人が使ったボールペンが触れないほどの潔癖症かと思えば、他人の飲み物を勝手に飲んだりと矛盾していたり、病院で寝たきりの患者らに暴言を吐いていたりなど、人格に大きな問題があることが認められていたようです。

 

 

久保木愛弓、両親と弟の4人家族

久保木愛弓の家族の不仲は明かされていない

 

久保木愛弓の実家は神奈川県横浜市にあり、小学校を卒業するまでは水戸市に住んでいたと言われています。

 

家族は両親と弟の4人家族で、久保木愛弓の両親が離婚やDVなど不仲などの情報は不明です。

 

久保木愛弓を知る近所の住人の証言によれば、子供時代はほかの子供たちが遊んでいるのを一歩引いて見ているような大人しい子供だったということです。

 

中学に上がる頃に父親の仕事の関係で横浜市に引っ越したようですが、ネット上で噂されている実家の住所は「神奈川県横浜市鶴見区上末機智5丁目」だと言われています。

 

久保木愛弓は神奈川県立秦野曾屋高校へ進学し、卒業後に看護学校に通って看護師免許を取得し、看護学校卒業後に看護師として働いていました。

 

 

犯人・久保木愛弓の本当の犯行動機~終末期医療に疲弊していた

 

久保木愛弓、「白衣の死神」を生み出した終末期医療の過酷な現実

 

久保木愛弓は劣悪な環境に精神を蝕まれていた

 

久保木愛弓の殺人が正当化されるわけでも擁護されるわけでもないですが、大口病院では看護部長による悪質なパワハラや、看護師同士の度を越したいじめなどが横行していたのに加え、終末医療という人の死に密接に関わる現場で心が疲弊していたのは間違いないようです。

 

逮捕前の事情聴取では、「容体の急変を見るのが嫌で、自分がいないうちに死んでほしかった」「家族への説明も面倒で、苦手だった」などと供述していました。

 

久保木愛弓に父親を殺害された女性のインタビューでも、許せない感情を置いておいても、大口病院の体制や空気が劣悪だったことが悲劇につながったと示唆しています。

 

最期を安らかに過ごすための病院なのに、まったく違っていました。もっと環境が良ければ、久保木容疑者のような看護師は生まれなかったのではないでしょうか。彼女を擁護するつもりはまったくありませんが、彼女が目指していたのは、こういう看護じゃなかったのだと思っています」

 

引用:AERA.dot – 48人死亡の大口病院点滴殺人 久保木被告“自供”も立件されなかった遺族の無念

 

どんな精神状態であれ殺人を平気で犯した久保木愛弓の人格はまともとは言えませんが、社会の闇がこうした人物を生み出したという背景は否めないでしょう。

 

「大口病院連続点滴中毒死事件」犯人・久保木愛弓のその後と現在

久保木愛弓、死刑を望むも物証乏しく捜査は難航

 

久保木愛弓が殺害したほとんどの被害者は荼毘に付されている

 

久保木愛弓が48人を殺害したと思われる2016年7月~9月の約3ヵ月の期間に、事件が発覚して以降の捜査で分かった4人をのぞいて、44人の被害者の物証が無く立件できない状態のようです。

 

その被害者の内の92歳男性の遺族によれば、警察からは捜査継続ができないことを伝えられ、じきに捜査本部も無くなると聞いて絶望したことをインタビューで語っています。

 

「『実は、久保木容疑者があなたのお父さんの名前を出している』『名前を挙げたのは(48人のうちの)何人かで、父も限られた中の一人』だと聞きました。これで、これまでの“もやもや”が晴れるかもしれないと思いました」

 だが、その期待は裏切られる。

 2カ月後の11月28日。県警から連絡が入り署を訪ねた長女に、刑事は「すべて調べつくしたが、物証がなかったので今回は立件できない。捜査本部もなくなります」と伝えたという。

 

引用:AERA.dot – 48人死亡の大口病院点滴殺人 久保木被告“自供”も立件されなかった遺族の無念

 

この被害者遺族以外にも同様のケースがほとんどだと思われ、久保木愛弓が殺害を認めた人を含めて、殺害された可能性が濃厚な人など44人の立件は絶望視されているようです。

 

 

ちなみに久保木愛弓は「自分のしたことは死んで償いたい。死刑になりたい」と話しているようです。

 

 

 

「大口病院連続点滴中毒死事件」久保木愛弓についてまとめると…

・久保木愛弓は2016年7月~9月の約3ヵ月の間に、48人もの入院患者の点滴液にヂアミトールを混入させ殺害した

・久保木愛弓は終末期医療に疲弊し、同僚たちの証言では「とにかく変わり者」という声が多かった

・久保木愛弓の4人家族であり、詳しい生い立ちや家族仲などについては不明

・「大口病院連続点滴中毒死事件」の捜査は物証がなく難航しており、殺害された可能性が濃厚な44人の立件は絶望視されている

 

戦後最多の殺人事件と言われる久保木愛弓による「大口病院連続点滴中毒死事件」をご紹介してきました。

 

本人は死刑を望んでいるともいわれていますが、物証が乏しくほとんどが立件できないため、捜査は長期化しているようです。

 

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