1分1ラウンドルールのアマチュア総合格闘技大会であり、ブレイキングダウン(BreakingDown)は、若者を中心に人気がありますが、このブレイキングダウンの代表取締役だった人物が板垣雄吾(YUGO)さんです。
板垣雄吾さんのプロフィールや出身高校・大学、会社などの家族や結婚、年収、ブレイキングダウンを退任した理由、訴訟・裁判と逮捕後の現在をまとめました。
この記事の目次
板垣雄吾は元ブレイキングダウン代表&逮捕
出典:daily.co.jp
板垣雄吾
生年月日:1980年2月21日
出身:青森県弘前市
所属:レディオブック株式会社
活動:実業家、元格闘家
板垣雄吾さんは、レディオブック株式会社の代表取締役で、YUGO名義でも活動している実業家です。
1分1ラウンド制のブレイキングダウン設立時に、YUGO名義でBREAKING DOWN統括本部長(その後代表取締役)になり、ブレイキングダウンを現在のように人気の格闘技大会に成長させてきましたが、2023年7月にブレイキングダウンから完全に撤退しました。
その後、2024年9月25日に実態がないビジネスを持ちかけ80億円を集金したとして、警視庁暴力団対策課に詐欺の容疑で逮捕されました。
板垣雄吾の出身高校・大学
板垣雄吾さんの出身は青森県弘前市です。
出身高校は東奥義塾高校です。
これは、ご本人がFacebookで公表していますし、5ちゃんねるでも情報が出ています。
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0552 名無しさん@実況は実況板で 2024/09/25(水) 23:23:45.36
詐欺で逮捕されたブレイキングダウン旗揚げして元社長だった板垣雄吾は弘前出身の東奥義塾OB
東奥義塾高校は49くらいですから、学力的にはごく普通の平均的な高校ですね。
大学は東京の大東文化大学法学部法律学科に進学しました。大東文化大学法学部の偏差値37.5〜42.5なので、こちらもごく普通の学力と言えるでしょう。
板垣雄吾の経歴(会社やブレイキングダウン)
大学時代にバンドでデビュー
板垣雄吾さんは大東文化大学に進学して上京しましたが、大学時代は「スラッシュ」というバンドを組んで、インディーズデビューします。
板垣さんはボーカルで、「Shibuya Eggman」などのライブが好評でしたが、バンドメンバーが大学卒業と共に就職したことで、バンドは自然解散という形になりました。
格闘家として
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大学を卒業後、格闘家になろうと思い、2003年に「U-FILE CAMP」に入会して、田村潔司氏に弟子入りします。その後、プロ格闘家として有明コロシアムでデビューし、格闘家として数戦闘いますが、そこで燃え尽きてしまいます。
プロデビューしてから結婚もしたのですが、いざデビューすると、自分の中でプロデビューが目的だったということに気付いてしまい、そこで燃え尽きてしまったんです。
それから、アルバイトをしながら、個人事業主としてECサイトを立ち上げ、女性用のアダルトグッズやアロマ化粧品の通信販売を始めました。
レディオブック設立
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その後、異業種交流会であった人がiPhone修理をしていて、その人から技術を習い、出張型のiPhone修理業をスタートさせ、2013年には法人化して株式会社レディオブックを立ち上げました。
2014年には日本で初めてTSUTAYAにiPhoneの修理サービスを導入して、順調に売り上げを伸ばしますが、人件費が高騰して5000万円の赤字を抱えることになります。
そこで、板垣雄吾さんは2015年に「i+Remaker」としてリブランディングし、業績をさらに伸ばしていきました。単独店舗で年商1億円を達成し、さらにオンラインサロン事業も開拓しました。
板垣氏:弊社は幾つかの事業を行なっており、その中でも現在メインになっているのがオンラインサロン事業になります。その他にはスマートフォンの買取販売修理、動画制作、広告、ライティング、システム開発などを行なっています。
2019年とオンラインサロンで経済圏を作ろうと考えていたようです。その他、「会員制パフェバー」などの店舗経営もしていましたし、2019年には「やりたくないことはやらなくていい」という本を出版しています。
ブレイキングダウンの代表取締役に
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事業を拡大していった板垣雄吾さんは、2021年2月25日にブレイキングダウンの設立発表会に、BREAKING DOWN統括本部長の「YUGO」として出席し、ブレイキングダウンの代表取締役に就任しました。
ブレイキングダウンは1分1ラウンド制という短さとわかりやすさ、また出場者が名前の知られた格闘家からアウトローの人まで幅広く、若者を中心に人気を集めた大会で、2024年10月までに21回の大会が行われています。
板垣雄吾さんは、2022年11月3日に行われた「BreakingDown6」ではバン仲村さんから指名されて試合に臨んだものの、敗北しています。
板垣氏は第6回大会で自らも出場し、格闘技イベント『ケンカバトルロワイアル』代表のバン仲村氏と「負けたほうが1000万円を配布する」という約束を賭けて“1分1ラウンド・ラウンド無制限の完全決着ルール”で対戦。2ラウンドでKOされて敗れたが、後日、公約どおり1000万円配布キャンペーンをSNS上で行っていた。
引用:『BreakingDown』元代表の板垣雄吾氏に複数の訴訟トラブルが発覚!「損害額は10ケタ」転売ビジネスで契約者と大揉めの全容 | 週刊女性PRIME
2023年2月付で、板垣雄吾(YUGO)さんはブレイキングダウンの代表取締役を退任して、CBO(Chief Branding Officer)兼海外事業代表に就任しました。ブレイキングダウンの海外事業を担当することになったのですが・・・。
ブレイキングダウンから離れる
その5ヶ月後の2023年7月10日に、板垣雄吾さんは完全にブレイキングダウンから離れる事になりました。
BreakingDown株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:朝倉未来)は、当社の前代表取締役で、海外事業の担当であった板垣雄吾氏が当社役員から退任したことをお知らせいたします。
ブレイキングダウンに関わっていた頃の板垣雄吾さんは、フェラーリとの事業をアピールしたり、ひろゆきさんとの仲の良さをアピールしたりしていました。
出典:youtube.com
出典:youtube.com
しかし、ブレイキングダウンを離れた後は、YouTubeもX(旧Twitter)も更新が止まっています。
板垣雄吾の会社に社員はいない
出典:efight.jp
板垣雄吾さんは2014年に株式会社レディオブックを立ち上げましたが、途中から社員はいなくなりました。人件費がかさんだことで、会社が5000万円の赤字を抱えたため、とりあえずは解雇するしかなかったようです。
今会社は5期目を迎えましたが、1期目に5000万円の赤字をつくり、役員、社員、全員やめて、2期目1人でやり直し、なんとかV字復帰して今日に至ります。
ただ、その後は「社員に気を遣うのを辞めた」とか「社長自ら仕事をお願いしているような感じがした」という理由で、社員は正社員として雇うのではなく、業務委託とか副業などの形で仕事を依頼しているのだとか。
業務委託という形であれば、社員に固定給を出す必要もなく、社会保険の費用なども掛からないので、会社としては費用面ではかなり楽になりますね。
板垣雄吾の家族・結婚
板垣雄吾さんはプロ格闘家としてデビューしてから結婚しています。お子さんは2人いて、上が女の子、下が男の子です。
こちらが家族写真です。
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2012年の時点で長女は3歳ですので、2024年で15歳になっていると思われます。結婚した奥様はとてもきれいな方ですね。
しかも、めちゃくちゃ素敵な奥様なんです。
そして心強いことに妻も「家のことはなんとかするからやりなよ」と言ってくれていた。
だから守りには入らなかった。不安に押し潰されそうだったけれど、5000万円の負債を抱えながらもさらに借金をして、勝負に出た。
小さな子供を抱えているのに、5000万円の借金を抱えた夫に「家のことはなんとかするからやりなよ」と新事業の背中を押すなんて、なかなかできることではありません。
板垣雄吾さんは事業がうまくいかなかった時に家族に支えてもらって、家族を大切にしていたとのことです。
板垣雄吾の年収は?
板垣雄吾さんの年収は不明ですが、レディオブックを立ち上げて、オンラインサロン事業を始め、ブレイキングダウンに関わっていた頃までは、かなり羽振りは良かったようです。
フェラーリとパートナーシップ契約を結んでいますし、ひろゆきさんとも一緒にレディオブックの事業を始めています。
レディオブック株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 板垣雄吾)とF1レーシングチームのスクーデリア・フェラーリ(イタリア、代表 マッティア・ビノット)はイタリア時間2020年3月28日、公式パートナーシップ契約を締結しました。日本企業がスクーデリア・フェラーリと公式パートナーシップ契約を結ぶのは、13年ぶりです。
引用:『レディオブック株式会社がF1スクーデリア・フェラーリとパートナーシップ締結』 | レディオブック株式会社のプレスリリース
となると、ブレイキングダウンから離れるまでは、年収は少なくとも数千万円はあったでしょう。もしかしたら、1億円近い年収だった可能性もあります。
板垣雄吾のブレイキングダウン退任理由は?
ブレイキングダウンの社長を退任
板垣雄吾さんは2023月2月にブレイキングダウンの代表取締役を退任し、CBO兼海外事業代表に就任しました。その5カ月後の2023年7月にはCBO兼海外事業代表も辞任し、完全にブレイキングダウンから離れる事になりました。
このことは、ブレイキングダウン(Breaking Down株式会社)から公式に発表されています。
BreakingDown株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:朝倉未来)は、当社の前代表取締役で、海外事業の担当であった板垣雄吾氏が当社役員から退任したことをお知らせいたします。
なお、板垣氏は既に当社を離れ、今後も経営及び事業への関与はございません。また、板垣氏と当社とは資本関係もございません。
このBreaking Down株式会社からの声明を見ると、かなり強い口調で板垣雄吾さんと関係を断っていることを明言していますよね。
また、「既に当社(ブレイキングダウン)を離れ」、「今後も関与はない」、「板垣氏とブレイキングダウンとは資本関係もない」としていることから、ブレイキングダウンは板垣雄吾さんと一切関係がないことを全力でアピールしていることがわかります。
この文面を読むと、板垣雄吾さんは何かしらヤバいことをやらかしたのではないか?今後逮捕されたり、大きなスキャンダルを起こす可能性があるのではないか?と思えます。ブレイキングダウン側がトラブルが公になる前に、板垣雄吾さんを切り捨てたのでは?と推測することができますね。
退任理由は訴訟・裁判が原因か?
出典:note.com
板垣雄吾さんがブレイキングダウンを退任した理由は明らかにされていません。しかし、訴訟や裁判が原因ではないかと推測することができます。
2023年2月19日、週刊女性が板垣雄吾さんに複数訴訟トラブルが起こっていることを報じました。
「板垣氏が代表を務めるレディオブック社は、“事業トラブル”を巡って、多額の損害賠償や元金の返還、和解金の支払いを求める複数の民事訴訟を起こされているんです」(経済誌記者)
引用:『BreakingDown』元代表の板垣雄吾氏に複数の訴訟トラブルが発覚!「損害額は10ケタ」転売ビジネスで契約者と大揉めの全容(2ページ目) | 週刊女性PRIME
このトラブルで「損害額は10桁にも及ぶ」という人もいるようです。10桁というと、10億円以上・・・。かなりの額ですね。
この報道が出たのは2023年2月19日。板垣雄吾さんがブレイキングダウンの代表取締役を退任したのが2023年2月付(発表は2月17日)。
このタイミングを見ると、週刊女性からブレイキングダウンに「代表取締役の板垣雄吾さんに関するこんな記事が出ますよ」と連絡が来て、慌てて代表取締役を退任した(強制的に退任させられた)と考えられます。
そして、その後に板垣雄吾さんは訴訟トラブルの収拾に当たりましたが、結局は裁判が行われて、その経過が板垣雄吾さんとレディオブックに不利な状況になっていたため、ブレイキングダウンは板垣雄吾さんを完全に切り捨てて、ブレイキングダウンから完全に退任してもらう形にしたものと思われます。
令和5年ネ略
— 地裁でひっそり/開示請求 (@chisaidehissori) July 20, 2023
424 21部永谷典雄裁判長
控訴人は元breaking down板垣雄吾氏会社。控訴状、理由書。被控訴人、答弁書陳述。「弁論終結」と通過する声。「もう一度話し合ってみませんか?」と裁判長。「話し合いの土台がレディオブック社にはない。」。対して、「和解の内容を会社から持ってきてない。
」
もしかしたら、後述する詐欺行為をブレイキングダウン側が把握したから、板垣雄吾さんを切り捨てた可能性もありますね。
板垣雄吾の逮捕理由
板垣雄吾さんは2024年9月25日に詐欺容疑で逮捕されました。
板垣雄吾さんはレディオブック社が2020~2022年ごろ、フェラーリ社とスポンサー契約を結んでいたことを悪用して、フェラーリ社にスマホを売る事業があると嘘の説明をして、「国内で安く仕入れて転売する。2ヶ月後には出資額の7~8%を上乗せする」と言って、資金を集めました。
同課は2020~22年の間、同様の手口で少なくとも120人から計約80億円を集めたとみている。
しかし、警察の捜査でスマホの仕入れ販売を確認することができず、板垣雄吾さんら男女3人が詐欺容疑で逮捕されています。
確かに、「ブレイキングダウンの元CEO」で「フェラーリ社と契約をしていた」となれば、信じてしまう人が続出するのは仕方がないことかもしれません。
板垣雄吾の現在
2024年9月に詐欺容疑で逮捕された板垣雄吾さんですが、容疑の認否は明らかにされていません。また、裁判もまだ始まっていないようです。
現在、板垣さんの会社であるレディオブックのウェブサイトはダウンしていて、閲覧することができません。
反社とのつながりがあるのか?
板垣雄吾さんは詐欺容疑で逮捕されましたが、逮捕したのは詐欺事件を扱う捜査2課ではなく、なぜか暴力団対策課でした。ということは、板垣さんは最初は暴力団対策課から、反社会的勢力との関係で目をつけられ、そこから詐欺容疑が浮上した可能性があります。
もしかしたら、今後、反社会的勢力とのつながりが明らかになる可能性があると思います。
板垣雄吾のまとめ
元ブレイキングダウンCEOの板垣雄吾さんのプロフィールや出身高校や大学、経歴や会社、家族や結婚、年収、ブレイキングダウンの退任理由、訴訟や裁判、逮捕後の現在をまとめました。
詐欺事件を起こしたのは、訴訟の賠償金を捻出しようとしたからなのか?それとも訴訟トラブルが起こる前からなのか?事件の全容が明らかになることを期待します。