札幌の建設会社「株式会社花井組」の七戸義昭社長による従業員暴行事件が発覚し大きな騒動に発展しています。
この記事では札幌の花井組の七戸義昭社長の暴行事件の概要と拡散された動画、その後の倒産の噂と現在の状況、七戸義昭社長が現在行方不明との情報についてまとめました。
この記事の目次
花井組(札幌の建設会社)の社長・七戸義昭が従業員を暴行し書類送検

2025年5月、北海道札幌市の建設会社「株式会社花井組」で、七戸義昭(しちのへ・よしあき)社長が20代の従業員を罵倒しながら激しく暴行する動画がSNSで拡散されて大きな騒動に発展しています。
七戸義昭社長が従業員に暴行した理由は飼育している鯉の水槽管理をめぐるトラブルだと報じられており、何者かがその暴行を捉えた防犯カメラの映像を流出させ、これを影響力のある暴露系インフルエンサー・滝沢ガレソがXで発信した事で大きな騒動へと発展しました。
この暴行動画の拡散により、株式会社花井組は社会的な信用を失墜させ、行政処分やスポンサー契約の打ち切りなど大きな社会的制裁を受けています。
ここでは、札幌の建設会社・花井組の七戸義昭社長による暴行事件の概要やその後や現在の状況などを中心に紹介します。
なお、愛知県大府市に同名の会社「株式会社花井組」が存在しますが、今回の暴行事件を起こした札幌市の株式会社花井組とは無関係の別会社です。間違い電話や問い合わせが殺到するなどの風評被害が発生しているとの事なので誤認識しないようにしてください。
花井組(札幌の建設会社)の社長・七戸義昭の従業員暴行事件の概要

出典:https://sodane.hokkaido.jp/
札幌の花井組社長・七戸義昭の従業員暴行事件が滝沢ガレソにより拡散
札幌の建設会社・花井組の七戸義昭社長の従業員暴行事件が発覚したきっかけは、2025年5月7日に、暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソがXにて暴行を記録した防犯カメラ映像と株式会社花井組のウェブサイトのスクショ画像を投稿した事でした。
翌日には北海道放送もこの事件を大きく報じた事で、広く世間に知られる事になりました。
防犯カメラ映像に表示されていた日付表示によると暴行事件は2025年3月25日の午前9時台に発生したと思われ、録画事件は10分以上におよび、七戸義昭社長と思われる人物が、別の従業員に羽交締めにされた被害者の従業員に対して執拗に怒鳴りつけながら殴る蹴るの暴行を加える様子が記録されていました。
被害者の従業員が暴行を受けて泣きながら必死に弁明する様子も記録されており、凄惨な光景が社会に衝撃を与えています。
札幌の花井組の暴行事件の引き金は「鯉の世話」をめぐるトラブル
報道によると、札幌の花井組の七戸義昭社長が従業員を暴行する引き金となったのは、七戸義昭社長が社内で飼育していた観賞用の鯉の水槽管理をめぐるトラブルだったようです。
鯉の水槽内で細菌が発生し、その原因が殺菌用薬剤の分量ミスだと判明し、そのミスをしたのがこの被害者となった20代従業員だと決めつけた七戸義昭社長が暴行事件を起こしたというのが経緯だとされています。しかし、拡散された動画にはテロップで「実際に誤ったのは社長夫人」と記載されており、全くの濡れ衣であった可能性が示唆されました。
また、暴行後に七戸義昭社長がそれを知り、被害者の従業員に対して「この件は俺も忘れるから、お前も忘れろ」と発言したとの内容もテロップで示されました。
この理不尽な暴行事件の動画はがネット上で拡散されると、「現代の奴隷制度」、「まるで暴力団」などの多くの批判の声が上がり、花井組や七戸義昭社長に対する炎上が広がっています。
花井組(札幌の建設会社)の社長・七戸義昭の従業員暴行事件の動画

出典:https://sodane.hokkaido.jp/
札幌の建設会社「株式会社花井組」の七戸義昭社長の従業員暴行事件が発覚するきっかけとなった暴行動画はネット上に拡散されており、現在もXやYouTubeなどで視聴可能です。
札幌市の建設会社
— 春風逢夢 (@Harukazeamu) May 8, 2025
花井組の社長の七戸義昭社長の暴行傷害事件の動画です
犯行の様子が映っています#花井組 pic.twitter.com/O12GIOAJSH
YouTubeにはこの事件を報じた北海道放送のニュース映像の中でこの動画が紹介されています。
花井組(札幌の建設会社)の社長・七戸義昭の人物像や会社について

札幌の建設会社の花井組の従業員暴行事件の主犯だといえる七戸義昭社長がどのような人物かも注目されています。
また、七戸義昭社長が率いる株式会社花井組がどのような会社なのかにも関心が集まっているようです。
札幌の建設会社・花井組の七戸義昭社長の人物像

七戸義昭社長については、花井組の創業者一族ではなく、前社長からの信頼を得て経営を引き継いだ3代目の社長だった事がわかっています。
七戸義昭社長の正確な年齢は不明ですが60代と報じられています。
今回の暴行事件発覚前は、現場第一主義を掲げて自ら現場に立つ姿勢で社員や取引先から信頼を集めていたとの情報も出ています。
また、地域貢献活動にも積極的で、札幌西法人会の理事や北海道警察の「交通安全活動推進委員」などの公的な役職にも名を連ねていた事が確認されています。
そんな七戸義昭社長の趣味は錦鯉の飼育で、全国規模の品評会に出品するほど熱中していたとされ、これが今回の事件での錦鯉の推測管理をめぐるトラブルでの従業員に対する激昂につながったと推測されています。

一方、SNSでは七戸義昭社長が全身に刺青を入れている写真が拡散している他、従業員に刺青を強要した疑惑なども浮上。

また、事務所内に日本刀や猟銃のようなものが置かれていたとの情報も浮上し、その人物像についての黒い噂も囁かれ始めているようです。
株式会社花井組とは

出典:https://sodane.hokkaido.jp/
株式会社花井組は1976年2月に設立された「北海道札幌市西区西野八条」に拠点を置く総合工事業者です。
札幌市の公共事業を数多く受注し、2022年の決算では売上高は約10億7000万円、経常利益約8700万円を計上するなど、安定した経営基盤を持つ地域の中堅企業でした。
また、株式会社花井組は札幌市から「さっぽろSDGs企業登録制度」や「札幌市ワーク・ライフ・バランスplus企業」など、複数の認証を受けるなど、表向きは社会貢献や従業員の働きやすさに配慮した先進的な企業としての評価を得ていました。
しかし、今回の事件により、それらの認証が企業の実態を反映していなかった事が明らかになったと言えます。
花井組(札幌の建設会社)のその後① 行政処分やスポンサー契約の解除

今回の動画拡散からわずか数日で、札幌の建設会社「株式会社花井組」は社会的な信用を完全に失い、厳しい社会的制裁の連鎖に見舞われています。
公共事業からの排除と認証取り消しなどの重い行政処分
今回の暴力事件発覚を受けて、札幌市は花井組が受注していた下水道管の新設工事など全6件の公共工事の契約の解除と4ヶ月の入札参加停止の決定を発表しました。
札幌市の建設会社「花井組」で、社員へ暴力をふるう動画がSNSで拡散している問題を受け、札幌市は5月16日、発注するすべての工事の契約解除と4か月の入札参加停止を決定しました。
市が14日付で契約を解除したのは、6つの工事です。
引用:【暴行動画が拡散した花井組】札幌市が全6件の工事契約解除+4か月の入札参加停止…会社側が申し出「批判が殺到し予定通りに完成させられない可能性も」<北海道>
これは、花井組側から「批判が殺到し予定通りに完成させられない可能性も」として契約解除の申し出があった事を受けての措置である事も発表されています。
また、札幌市は事件の事実確認が取れたとして、「さっぽろSDGs企業登録制度」を含む5つの登録や認証を全て取り消しとする事を決定しています。
社内で暴力行為とされる動画が拡散している北海道の建設会社「花井組」について、札幌市は12日、映像が同社のものと確認されたとして、市が認証している計5つの制度について、同社から辞退の申し出を受け、すべて取り消したことを明らかにした。
これによって、株式会社花井組が掲げてきたクリーンな企業イメージは完全に崩壊しました。
プロバスケチーム「レバンガ北海道」のスポンサー契約解除

札幌の建設会社・花井組はプロバスケットボールBリーグの「レバンガ北海道」とサポートシップパートナー契約を結ぶスポンサーでした。
しかし、今回の七戸義昭社長の従業員暴行事件発覚を受けて、レバンガ北海道は迅速に事実確認を実施。
発覚翌日の2025年5月8日には、「暴力的な行為はスポーツの健全性や地域社会への信頼に著しく反するものであり、当クラブとしても看過できるものではありません」との声明を出し、サポートシップパートナー契約の解除を発表しています。
株式会社花井組との契約解除について
— レバンガ北海道 (@levangakousiki) May 8, 2025
このたび、当クラブのサポートシップパートナーである株式会社花井組に関し、SNS上に投稿された映像について事実確認を行った結果、映像が花井組でのものであるとの確認が取れました。…
花井組(札幌の建設会社)のその後② 刑事事件として状況
札幌の建設会社・花井組の七戸義昭社長の暴行事件はその後、刑事手続のフェーズに移行しています。
今回の暴行事件の被害者の男性は、警察に被害届を提出しており、捜査の結果、北海道警察は2025年6月17日に七戸義昭社長と暴行を手助けしたとされる役員の2人を傷害の容疑で札幌地検に書類送検しています。
北海道札幌市西区の建設会社で従業員に暴行してケガをさせたとして、警察は社長ら男2人を書類送検しました。 傷害の疑いで6月16日に書類送検されたのは、札幌市西区の建設会社「花井組」の60代の社長と、50代の役員の男2人です。
引用:【従業員をボコボコ】「花井組」社長ら男2人を傷害容疑で書類送検…20代男性従業員を羽交い絞めにして殴ったり蹴ったりする”暴行動画”がSNSで拡散し問題に〈北海道札幌市〉
報道によれば、送検にあたり警察は、起訴を求める「厳重処分」ではなく、検察に判断を委ねる「相当処分」の意見を付けたとされています。その背景には、当事者間で示談が成立した事があると見られています。
しかし、示談が成立したとしても、暴行の悪質性や社会に与えた影響の大きさから検察がどういった判断を下すのか、その後の司法手続きの行方が注目されています。
花井組(札幌の建設会社)の現在① 倒産はまだだが解体手続き中との情報
今回の七戸義昭社長による暴行事件の発覚の直後から、SNSや一部のメディアでは「花井組が倒産するのでは」との憶測が飛び交いました。これは、公共事業契約を全て失い、企業の信用が失墜した事から、経営の継続は困難との見立てによるものでした。
しかし、2025年9月現在の時点では、株式会社花井組が破産や民事再生法といった法的な倒産手続きを開始したとする公式な情報は確認できません。
ただ、「NEWSポストセブン」では、七戸義昭社長と30年来の付き合いだという元従業員の男性の証言として、花井組が解体に向けて準備を進めており、従業員が就職活動を始めているとの情報が報じられています。
花井組は解体に向けて準備を進めていて、約10名の従業員たちはそれぞれ就職活動をしているところだと聞きました
引用:《暴行動画に批判殺到の花井組》社長らが書類送検で会社の今後は…元従業員は「解体に向けて準備中」、会長は「解体とは決まっていない。結果が出てくれば、いずれわかる」と回答
この証言が事実であれば、花井組が倒産する可能性は高いと推測されます。
花井組(札幌の建設会社)の現在② 七戸義昭の現状は不明

今回の暴行事件を引き起こした花井組の七戸義昭社長の現在にも注目が集まります。
SNSでは、今回の事件発覚後に七戸義昭社長が行方不明になっているとの情報があり、現在もどうしているのかは分からないようです。
また、「NEWSポストセブン」に掲載された元従業員の証言では「騒動が起きてから電話に出なくなってしまったので、彼自身がどういう状況になっているのかは知りません。」との事なので、近しい関係者も現在の七戸義昭社長の様子を知る事ができていないようです。
まとめ
今回は、札幌の建設会社「花井組」の七戸義昭社長の従業員に対する暴行事件発覚についてまとめてみました。
事件は花井組の社長・七戸義昭社長が飼育していた錦鯉の水槽の管理をめぐって激怒し従業員に激しい暴行を加える様子を捉えた動画がSNSに拡散されて発覚しました。
事件発覚のその後、花井組は公共事業の契約解除や登録や認証の取り消しなどの重い行政処分を受け、「レバンガ北海道」とのスポンサー契約も解除になるなど、社会的制裁を受けています。
また、花井組は現在の時点では倒産は確認されていませんが、関係者の証言により「解体手続き中」であるとする情報が出ています。
現在、七戸義昭社長は行方不明で連絡が取れないとの情報も一部出ており、現状はわかっていません、


















