「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」での松本人志さんと内村光良さんとの共演で、ダウンタウンとウッチャンナンチャンの関係が話題です。
この記事ではダウンタウンとウッチャンナンチャンの芸歴やどちらが先輩か、実際の仲や不仲説、共演NG説などについてまとめました。
この記事の目次
ダウンタウンとウッチャンナンチャンはとても仲が良い
共に現在のお笑い界を代表する大物コンビである「ダウンタウン」と「ウッチャンナンチャン」ですが、実はコンビ同士とても仲が良い事が知られています。
ダウンタウンの2人とウッチャンナンチャンの2人は、デビュー時期も年齢も近いため、若手時代にはよく共演もしていて、松本人志さんは「(ウッチャンナンチャンは)戦友のようなもの」とも言っています。
また、ダウンタウンの2人とウッチャンナンチャンの2人はお互いの事を現在でも「浜ちゃん」、「松っちゃん」、「ウッチャン」、「ナンチャン」とニックネームで呼び合っていて、先輩後輩の関係を超えた友情関係が築かれています。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンはお笑い番組「夢で逢えたら」で共演
ダウンタウンとウッチャンナンチャンは、1988年10月から1991年11月までフジテレビ系列の深夜帯に放送されていたお笑いバラエティ番組「夢で逢えたら」でレギュラー共演しています。
ダウンタウンにとって、この「夢で逢えたら」は、関西から東京へ進出して最初のレギュラー番組で、その後の本格的ブレイクのきっかけになりました。また、元々東京で活動していたウッチャンナンチャンもこの番組をきっかけにブレイクを果たしています。そのため、お笑いファンの間ではこの「夢で逢えたら」は伝説的番組として知られています。
ダウンタウンの松本人志さんは、著作「松本坊主」の中で、「夢で逢えたら」でダウンタウンが東京でのブレイクのきっかけを掴んだのは、ウッチャンナンチャンの存在が大きかったと書いています。
東京進出の第一歩目の番組はフジテレビの『夢で逢えたら』だったんです。/この番組の手応えですか? まあ……ダウンタウンは成功するべくして成功したなあって思うのは、やっぱりウッチャンナンチャンっていう存在がいたから。ウンナンがおれへんかったら、ダウンタウンはもう少し時間かかったんちゃうかなあって思いますよ。
引用:松本人志著作「松本坊主」より
一方、ウッチャンナンチャンの内村光良さんも、今でもダウンタウンと組んだ「夢で逢えたら」には特別な想いを抱かれているようで、2021年8月に「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」で松本人志さんと7年ぶりに共演した時には、「浜ちゃんと南原がいたらめちゃ面白いよ。な? な? 4人揃ったらまあ面白いよ!」と松本人志さんに語りかけていました。
これに対し、松本人志さんは「ウッチャン、それは恥ずかしいよ」と照れた様子を見せつつも、「本当にね、ウッチャンとは何か特別なものがあるのよ」と、2人の絆の強さを感じさせる返しをされていました。
ダウンタウンがウッチャンナンチャンより芸歴は3年長く先輩
ダウンタウンは1982年にコンビ結成、ウッチャンナンチャンは1985年にコンビ結成なので、芸歴はダウンタウンの方が3年先輩です。
また、ダウンタウンの2人は1963年生まれ、ウッチャンナンチャンの2人は内村光良さんが1964年7月生まれ、南原清隆さんが1965年2月生まれなので、学年もダウンタウンの方が1年先輩にあたります。
ただ、上でも触れましたが、ダウンタウンとウッチャンナンチャンは先輩後輩という関係を超えた友情関係が築かれているため、お互いにかなり砕けた感じで接しています。なので、そうした背景を知らずにダウンタウンの2人とウッチャンナンチャンの2人の絡みを見ると、同期の仲の良い仲間同士のように見えるようです。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンには不仲説や共演NGの噂も
出典:https://assets.st-note.com/
往年のファンの間ではダウンタウンとウッチャンナンチャンがとても仲の良い関係である事はよく知られていますが、それよりも若い世代にはダウンタウンとウッチャンナンチャンの共演を見る機会がほとんど無いため、不仲説や共演NGの噂なども出ているようです。
また、当時のダウンタウンとウッチャンナンチャンの仲の良さを知っている世代の一部からも、その後長く共演がなった事などから不仲説や共演NGの噂が出た事がありました。
#ラッキーナイト
— レパード アルティマ ターボ (@LEOPARD_ultimat) June 7, 2021
ウッチャンナンチャンとダウンタウンってあんまり仲良く無いよね
共演NGなのかな
>RT
— kei (@kei5stardust) May 23, 2017
ダウンタウンとウンナンも不仲とか言われたりしたよね……
「夢会え」とか共演してたり、お互いの番組にゲストで出たりしてたのに、共演した事無い様に言われたり……
大抵の不仲説って嘘ばっかり
不仲説って何の為に誰が言い出すのだろうか……
ダウンタウンとウッチャンナンチャンの方が不仲なイメージがある。
— きかいじゅう (@kikaijyu) March 24, 2014
実際には、ダウンタウンとウッチャンナンチャンは現在でも仲がよく、不仲でも共演NGでもありません。ただ、お互いにビッグネームとなったため、ギャラやスケジュールなどの関係で共演が難しくなり、不仲説が浮上しただけのようです。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンの仲がわかるエピソード
ダウンタウンの2人とウッチャンナンチャンの2人は「夢で逢えたら」の番組が終了した後も仲の良い関係が続いています。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンの仲が伝わるエピソードをいくつか紹介します。
冠番組で死亡事故が起こり落ち込むウッチャンナンチャンを松本人志が気遣った
1993年6月、ウッチャンナンチャンの冠番組「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」の撮影中、ゲスト出演していた香港のミュージシャン・黄家駒(ウォン・カークイ)さんがセットから転落して死亡する事故が発生しました。
ウッチャンナンチャンの内村光良さんと南原清隆さんはこの事故の責任を感じて、一時は引退を考えるほど落ち込んでいたそうです。さらに、この事故の影響で一時、ウッチャンナンチャンは仕事が激減し、デビュー以来最大の危機を迎えています。
そんな時に、ダウンタウンの松本人志さんがふいにウッチャンナンチャンの楽屋を訪れて、他愛のない話を1時間くらいしてから何事もなかったように帰って行ったという事があったそうで、内村光良さんはこれにとても救われたと話されています。
松本人志さんはその後、自著「遺書」の中で、この事故の事に触れ、「ウンナンもスタッフも番組を面白くするために必死に頑張った。」と書いた上で、あくまでも演者であるウッチャンナンチャンに責任を押し付けようとしたマスコミや偉い人への批判を行なっています。
「ごっつええ感じ」をめぐる松本人志のトラブルでは内村光良が気遣いを見せた
ダウンタウンの人気冠番組だった「ダウンタウンのごっつええ感じ」が、1997年11月に突然終了しました。これは、松本人志さんと番組制作側のトラブルが原因で、松本さんがフジテレビの番組を次々とボイコットしたのが原因でした。
この事で、松本人志さんは各方面からバッシングにあいましたが、この時も真っ先に気遣いを見せたのが内村光良さんだったそうです。内村光良さんはこの騒動の事には一切触れずに、松本人志さんを後輩芸人を交えた食事会に誘っています。
「笑っていいとも!グランドフィナーレ」でのエピソード
2014年3月31日に放送された「笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号」には幅広いジャンルから大物芸能人が集結するお祭りになりましたが、ダウンタウンとウッチャンナンチャンも共演しています。
この番組の本番前、ダウンタウンとウッチャンナンチャンの4人が楽屋に集まって打ち合わせをしている場面を、同じく共演した木村拓哉さんが目撃しています。
さらに、同番組の出番終了後、松本人志さんはいつもならすぐに帰宅するのに、内村光良さんが楽屋で放送の続きを観ているのを聞くと、「あー、そしたら見てくわぁ」と言って内村光良さんの楽屋を訪れて一緒に番組を最後まで観て行ったのだそうです。
ダウンタウン松本とウッチャンナンチャン内村が7年半ぶりに共演し話題に
不仲説や共演NG説なども浮上していたダウンタウンとウッチャンナンチャンでしたが、2021年8月に松本人志さんと内村光良さんの約7年5ヶ月ぶりの共演が実現して大きな話題になっています。
ダウンタウン・松本人志さんがメインMCとして出演した2021年8月28日、29日に2夜連続でフジテレビ系列で放送された音楽とお笑いの生放送特別番組「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」では、28日放送回で出演者がアポ無しで自分の知り合いの芸能人に直接電話をかけて翌日放送回の出演依頼をするという「直電!生ブッキング」という企画が行われました。
松本人志さんはウッチャンナンチャンの内村光良さんに電話をかけて翌日の出演交渉を行い、内村光良さんがそれに承諾して翌29日の放送に生出演した事から2人の夢の共演が実現しています。
「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」(フジテレビ)は、初日にダウンタウン・松本人志(57)がウッチャンナンチャン・内村光良(57)に電話で出演をオファーし、翌日にサプライズ出演。7年ぶりとなる2ショットを視聴者は懐かしみ、松本からの「ウッチャンナンチャンとダウンタウンで何かやりたい」の一言にさらに盛り上がった。
内村光良さんは、この番組出演後の2021年9月4日に、ニッポン放送のラジオ番組「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」にゲスト出演した際に、この時のエピソードを語っています。
それによると、松本人志さんからの直電は、やらせではなく本当に事前にアポのないサプライズ連絡だったようで、内村光良さんも完全に不意を突かれたのだとか。
内村光良さんは松本人志さんから電話がかかってきた時、完全なプライベートで、自宅で酒を飲みながらこの「FNSラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~」を視聴していたそうなのですが、松本人志さんが相手の名前を言わずに自分の携帯電話で電話をかけ始めると、自分の携帯電話に「松ちゃん」と表示されて、かなり驚かれたそうです。
お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆき(51)が「あれは、松本さんが黙って連絡した感じですか?」と尋ねると、内村は「はい、でも恐ろしかったね。テレビで見てる人から電話がかかってくる経験なんて、人生で一度もなかったから!」と大笑い。
事前の打ち合わせなく、突然の電話をかけられる関係性ということで、ダウンタウンの松本人志さんとウッチャンナンチャンの内村光良さんが本当に仲が良い事が伝わります。
このラジオ番組では、内村光良さんがウッチャンナンチャンとダウンタウンの関係性についても語っていて、当時からお互いに信頼し合う良い関係を築いていた事がよく伝わる内容でした。
天野から「当時、ダウンタウンさんは東京進出にあたって相当トンガッているイメージがあって。でも、お二人(ウッチャンナンチャン)とは?」と聞かれると、内村は「全然仲良かったね、相性良かったんでしょうね。全部浜ちゃんが仕切ってくれて、うちら3人がボケようが何しようが、安心感があってさ。その関係性が最初に出来上がったから、険悪になったことは本当に一度もないよ」と、話して天野を驚かせた。
まとめ
今回は、ダウンタウンとウッチャンナンチャンの仲の良い関係などについてまとめてみました。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンは先輩後輩の関係を超えた友情で知られていますが、ダウンタウンの方が芸歴は3年、学年では1年の先輩です。
ダウンタウンとウッチャンナンチャンは、若手時代にコント番組「夢で逢えたら」で約3年間レギュラー共演し、共にこの番組をきっかけに本格的に売れたという経歴を持ちます。
そのため、ダウンタウンの2人とウッチャンナンチャンの2人の間には戦友同士という意識があるようです。
この「夢で逢えたら」の放送終了後、両コンビは瞬く間にお笑い界のトップに上り詰めたため、その後番組での共演はなくなり、一時は不仲説や共演NG説も流れましたが、実際にはその後もずっと仲が良い関係でした。
2021年8月には、約7年半ぶりにダウンタウンの松本人志さんとウッチャンナンチャンの内村光良さんが共演を果たし、番組中で、今後、ダウンタウンとウッチャンナンチャンの4人で何かやりたいという発言も飛び出しています。