柔道教室「石野柔道塾」の塾長だった石野勇太は教え子の小学生らに性的暴行やわいせつ行為を数年にわたり繰り返していました。
この記事では石野勇太の高校や大学など経歴、国士舘や旭化成との関係、家族や結婚、柔道塾はどこか、事件の動機と判決、現在の状況についてまとめました。
この記事の目次
石野勇太は柔道塾の元塾長で教え子に対するわいせつや暴行事件で逮捕

石野勇太被告(2025年10月時点33歳)は、2019年から2024年にかけて、自らが塾長を務める「石野柔道塾」の教え子に対して暴行、性的暴行やわいせつな行為などを繰り返したとして複数回にわたって逮捕され、その罪で起訴されて千葉地裁で懲役22年の判決を言い渡されて男です。
石野勇太被告は自身が塾長を務める「石野柔道塾」では、柔道家として活躍した経歴を自称していたようですが、実際の経歴については不明な点が多いようです。
ここでは、石野勇太被告について現在までに判明している点をまとめていきます。
石野勇太の経歴① 高校や大学は不明だが「国士舘」が関連づけられている

石野勇太被告の経歴については、はっきりしている情報は現在の時点ではほとんどありません。
石野勇太被告の出身高校や出身大学の情報も確認できませんが、インターネット上では「国士舘」というワードが関連づけれているようです。
国士舘高校や国士舘大学は柔道の名門で知られており、石野勇太被告が国士舘高校や国士舘大学となんらかの関連があるという事なのかもしれません。
ただ、石野勇太被告が国士舘高校、あるいは国士舘大学に所属していた、もしくは何らかの関係性があったと裏付ける情報は確認できません。
石野勇太の経歴② 職業は「旭化成ヘーベルハウス水道工事」とSNSに記載

石野勇太被告が高校、もしくは大学を卒業した後の経歴についても現在の時点ではほとんど情報がありません。
ただ、石野勇太被告のSNSのプロフィールには自身の職業を「旭化成ヘーベルハウス水道工事」と記載していました。なお、石野勇太被告のSNSは現在は全て削除されています。
旭化成といえば、強豪柔道部で知られていますが、石野勇太被告が旭化成の柔道部に所属していたという事実は確認できません。
また、石野勇太被告が旭化成グループの旭化成ホームズ(ヘーベルハウスを手掛ける事業会社)に所属していたとする情報も確認できません。したがって、本当に石野勇太被告が旭化成と関連する仕事をしていた経歴があるのかどうかはわかりません。
石野勇太の経歴③ 千葉県市原市で「石野柔道塾」の塾長

出典:https://lh4.googleusercontent.com/
石野勇太被告は少なくとも2019年以前より、千葉県市原市内で「石野柔道塾」という柔道教室を開いて塾長を務めていました。
石野勇太被告は石野柔道塾では、ゼットエー武道館などで合同練習会などを開いていた事が確認できます。
また、石野柔道塾の合同練習会には相当な人数の練習生が集まっていた事が当時の写真などから確認でき、それなりの規模の柔道塾だった事が窺えます。
石野勇太の家族は祖母と父親の存在が確認されている

石野勇太被告の家族に関してもほとんど情報が出ていませんが、週刊誌系のメディアでは唯一「NEWSポストセブン」が祖母への取材に成功しています。
祖母は石野勇太被告について「家計を一手に担っていた」と証言しています。
石野被告の祖母は取材に対し「家計を一手に担っており、頼れる存在だった」と答えました。
また、裁判では石野勇太被告には介護が必要な父親の存在も明らかになりました。また、祖母も介護が必要な状態である事が明らかにされています。
被害者代理人弁護士の「出所後はどうするつもりか?」という質問に、「実家に帰るつもりです」と答えたことだった。介護が必要な祖母や父親がいるからという理由だが、実家に帰ることは被害者の多くが住んでいる地域に再び姿を現すことを意味する。
NEWSポストセブンでの祖母の発言などから石野勇太被告には他にも家族がいたと推測できますが、詳しい家族構成などは不明です。
石野勇太は結婚していたが離婚しており子供もいるとの情報も
石野勇太被告の祖母は、石野勇太被告が今回の事件で逮捕される前までは結婚していたが離婚した事を明かしており、おそらく今回の逮捕により離婚になったのではないかと推測されます。
この前まで奥さんもいたものの離婚したことも明かしました。
また、石野勇太被告に関するYouTube動画のコメント欄に「子持ちです」とのコメントが確認できるため、子供がいる可能性もあるとみられています。
石野勇太の柔道塾は千葉県市原市のどこか

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石野勇太被告の柔道教室「石野柔道教室」の場所がどこかも注目されています。
石野柔道教室は独自の道場は構えておらず、千葉県市原市内の、国分寺台中学校、姉崎中学校、八幡中学校、五井中学校などを活動場所としていたようです。
また、他の柔道教室との合同練習は、千葉県市原市能満の公共のスポーツ施設「ゼットエー武道館」で開催していたようです。
石野勇太が起こしたわいせつ暴行事件の概要

石野勇太被告が起こしたわいせつ暴行事件についても詳しくみていきます。
石野勇太被告のわいせつ暴行事件の発覚のきっかけは関係者からの動画提供
石野勇太被告の起こしたわいせつ暴行事件が白日の下に晒されたのは2024年11月のことでした。
事件発覚のきっかけは柔道教室の関係者から、石野勇太被告が塾生に対し暴行する様子を捉えた動画がメディアに提供された事でした。
動画は2024年5月の合宿で撮影されたもので、石野勇太被告が仰向けにされた塾生(当時11歳の小学生の男子)の口に無理やり醤油を注ぎ込むという内容でした。
しょうゆを飲まされた男子は苦しそうにうめき声を上げ、「やめてほしい」と必死に手で伝えようとしましたが、石野勇太被告はそれに構う事なく17秒にわたってしょうゆを飲ませ続けました。
男子ははたまらず洗面所に走り込んで苦しそうにしょうゆを吐き出しましたが、石野勇太被告はその様子を笑みを浮かべながら見ていました。
石野柔道教室の内容を知る保護者の証言
石野柔道教室の内情を知る塾生の保護者がメデイアで証言しています。
それによると石野勇太被告は普段から小さい子供や慣れてない子供も思い切り投げ、複雑骨折した子供もいるという事でした。
指導ではなくもはや虐待のように見え、塾生たちは悲鳴をあげたり、泣き叫んだりしていたという事です。
また、小学生に対しては禁止されている危険な絞め技をかけて楽しむ事もあったそうです。石野勇太被告が小学生の男子の首に絞め技をかける動画も関係者から流出しています。被害者の男子は顔を歪めて苦しそうな様子でしたが、石野勇太被告は楽しそうに笑い声をあげていました。
塾生の保護者の証言によれば、稽古をつけるという名目で特定の塾生を呼び出し、その練習中に2回も絞め技で気絶させて、他の子供達に「落ちたよ、気絶したよ」と得意げにしていたそうです。
そして、保護者が被害を訴え出ようとすると、石野勇太被告は「俺が居なくなったら高校に行けなくなるぞ」、「柔道する場所がなくなるぞ」などと言って脅迫した上、口外しないように誓約書まで書かせていたという事です。
石野勇太の逮捕と起訴
暴行の証拠となる動画がメディアに流出した事を受けて、千葉県柔道連盟は、柔道精神に反する行為があったとして、石野勇太に対して1年間の活動停止処分を下しています。
しかし、事態はそれでは収りませんでした。保護者の相談を受けた警察が動き2024年11月に逮捕されました。
さらにその後の捜査で、石野勇太被告が2019年から2024年10月にかけて、柔道塾の合宿で使用した宿泊施設などで、13歳未満の女児計7人に対して就寝中に性的な暴行を加えてその様子を撮影し、そのうち2人には睡眠作用のある薬を飲ませていた事や、2021年1月から7月にかけて、18歳未満の少女を自宅に連れ込んでわいせつな行為をした事などが判明して再逮捕されています。
石野勇太被告の行なった性的暴行の具体的な内容についても裁判では明かされており、睡眠導入剤を飲ませて就寝させた女児の口の中に自分の陰茎を入れたり、女児の性器に触ったり指を挿入したり、顔など身体に体液をかけたりといったあまりにも悪質なものだったようです。
石野勇太被告が女児に対する性的暴行を加えた際に撮影した動画データは少なくとも約100点、静止画データ少なくとも約450点にものぼるという事です。
最終的に石野勇太被告は、不同意性交等、性的姿態等撮影、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及びに児童の保護等に関する法律違反、暴行、強制性交等未遂、不同意性交等未遂、不同意わいせつ、強制わいせつ、準強制わいせつの10もの罪で起訴されました。
これを受けて2025年3月に全日本柔道連盟(全柔連)は石野勇太被告を除名処分にしています。
石野勇太がわいせつ暴行事件を起こした動機
石野勇太被告が数年にもわたって悪質極まりない犯行に及んだ動機についてですが、警察の取り調べに対し、男児に対する暴行の動機については「態度に腹が立った」、女児に対する性的な暴行やわいせつ行為については「自らの性的欲求を満たすため」だった事を供述しているという事です。
石野被告は微動だにせず視線を少し下げて一点を見つめていたが、冒頭陳述では証拠調べの際に「(醤油を飲ませた)Aの態度に腹を立てた」や「人にバレないように性的な行為を行なうことに興奮した」と供述していたことや、被害者の親たちが「絶対に許せない」「厳しい刑罰を」と厳罰を求めていることもも明らかにされた。
引用:〈不同意性交、わいせつ、盗撮…〉「醤油飲ませだけじゃない」10件の罪名、5人の女児が次々と被害にあった鬼畜・柔道塾長の初公判「バレないように行うことに興奮した」
警察での取り調べで、これら睡眠中の女児への犯行の動機を、石野被告は次のように述べたという。 「知っている女の子の性的な部分が見たい、触れたいという欲求を我慢することができませんでした。ばれないように性行為に及ぶこと、性的な部分を見ること、盗撮をすることに興奮を覚えるという性癖を持っていたために、犯行に及びました」
石野勇太の現在…地裁の判決は「懲役22年」の実刑

石野勇太の現在の状況ですが、2025年10月22日に千葉地裁により、懲役22年(求刑は懲役25年)の実刑判決を言い渡されています。
千葉県市原市の「石野柔道塾」で教え子に性的暴行を繰り返したとして、不同意性交などの罪に問われた元塾長の石野勇太被告(33)に対し、千葉地裁は22日、懲役22年(求刑・懲役25年)の実刑判決を言い渡した。
2025年11月4日の時点では、石野勇太被告がこの判決を不服として控訴したとの情報は確認できません。控訴期限は判決日の翌日から14日間と定められており、今回の事件の場合は11月5日が控訴期限となります。
まとめ
今回は、柔道教室「石野柔道塾」の元塾長で、小学生児童を中心とした教え子に対して性的暴行やわいせつ行為、暴行など10もの罪で起訴され懲役22年の実刑判決を一審で言い渡されている石野勇太被告についてまとめてみました。
石野勇太被告の経歴についてはほとんど情報が明らかにされておらず、出身高校や大学などは不明です。ただ、なぜか国士舘というワードが関連づけられていますがその理由は不明です。
また、石野勇太被告は自身のSNSに職業を「旭化成ヘーベルハウス水道工事」と記載していましたが、本当に旭化成に関連する企業に勤めていたのかは不明です。
石野勇太被告の家族については、介護の必要な祖母と父親の存在が確認されており、過去には結婚していたが今回の事件での逮捕により離婚しているようです。また、子供がいるという未確認情報もネット上で見られます。
石野勇太被告の柔道塾がどこだったのかですが、独自の道場などは持っておらず、千葉県市原市内の公立中学校などを練習場所としていたようです。
石野勇太被告が、小学生児童を中心とした教え子に対して卑劣極まりない事件を起こした動機ですが自らの性的欲望を満たすためだったと本人が供述しています。
石野勇太被告には一審で懲役22年の実刑判決が言い渡されていますが、現在の時点では控訴したとの情報は報じられていません。


















