東京池袋のアディーレ法律事務所の池袋本店内で従業員が同僚を刺殺する事件が発生しました。
この記事ではアディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人の渡辺玲人や被害者の芳野大樹さん、犯人の大学などの学歴や経歴や年収、弁護士なのか、犯行の動機や現在の状況についてまとめました。
この記事の目次
アディーレ法律事務所で従業員が同僚を刺殺する事件が発生

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2025年7月1日の正午前、東京都豊島区東池袋の高層ビル「サンシャイン60」の31階に所在する弁護士法人「アディーレ法律事務所」の池袋本店内にて、従業員の渡辺玲人容疑者(事件当時50歳)が、同僚の芳野大樹さん(事件当時36歳)を背後から刃渡り9cmのサバイバルナイフで複数回刺して殺害する事件が発生しました。
被害者の芳野大樹さんは、病院に搬送されましたが約1時間後に死亡が確認されました。
報道によると、犯人の渡辺玲人容疑者はデスクで仕事をしていた被害者の芳野大樹さんに背後から忍び寄り、突然抱き抱えるようにしてサバイバルナイフを喉元に突き刺し、その後も首や喉などを中心に執拗に狙って10ヶ所以上刺したという事です。
犯人の渡辺玲人容疑者は犯行後に現場から逃走しましたが、その足で事件現場の「サンシャイン60」から徒歩10分ほどの池袋駅東口交番に出頭し緊急逮捕されました。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人は渡辺玲人

東京池袋のサンシャイン60に入居するアディーレ法律事務所池袋本店で発生した同僚殺人事件の犯人は、同法律事務所の職員だった渡辺玲人という事件当日50歳の男です。
渡辺玲人容疑者は2023年頃にアディーレ法律事務所に入社し、過払い請求案件などを取り扱う、債務整理部の過払統括課に属する事務員で、40人くらいいる部署の中で最年長だったという事です。
2人を知るという元同僚の方の証言によれば、渡辺玲人容疑者は入社してきた当時から職場内で「ヤバい奴」と認識されていたそうです。
というのも、渡辺玲人容疑者は人との距離感がおかしく、妙に馴れ馴れしかったそうで、年下といえども先輩に対して最初からタメ口で話しかけてきて、変なちょっかいをかけてくる事が頻繁にあったのだそうです。
例えばこの証言者の方は、資料を探す作業をしていたところ、渡辺玲人容疑者が背後から突然忍び寄ってきて、「体調大丈夫?」と囁かれたのだそうです。この時はまだ渡辺玲人容疑者は入社してから数日しか経っていないタイミングでしかもそれまでほとんど会話すらした事がなかったという事もあり、この方は何かゾッとしたそうです。
渡辺玲人容疑者は別の従業員に対しても、いきなり近づいて脇腹をこちょこちょとボディタッチをしてきたり、帰り際に待ち伏せされて「一緒に帰ろう」などと誘ったりなどの奇行が目立ったという事でした。
しかも特筆すべきは、渡辺玲人容疑者がこうしたちょっかいをかけていたのは全て男性の職員で、女性職員に対しては全く関心を示さずに会話どころか近寄ろうとすらしなかったのだとか。
そして、渡辺玲人容疑者は他人に対する距離感が異様に近いにも関わらず、自分については極端な秘密主義であり、人に対して「休みは何をしているのか?」、「家族はいるのか?」などと親しくもないのに踏み込んだ事を聞いてくるのに、気を遣った相手が逆に質問をすると全く答えずに会話を切り上げてそそくさと自席へと戻ってしまったのだそうです。
また、素顔を見せる事を嫌ってか年中マスクを外そうとせず、素顔を見せるのは飲み物を口にする時くらいだったのだとか。また、薄毛を異様に気にしてて自席でいつも前髪をいじり、洗面所で櫛を入れたりと年齢にそぐわない幼稚な行動が目立っていたようです。
さらに、渡辺玲人容疑者は言動がおかしかっただけでなく仕事も全くできず、自分さえよければいいという考え方で他の人間の手伝いなどは全くやろうとせず、ある女性事務員が「本当に困るんです。」と涙目になって本人に直接訴えた事があったそうなのですが、渡辺玲人容疑者は「あー、はいはい」と他人事のように適当に返事をするだけだったのだとか。
渡辺玲人容疑者の適当な仕事ぶりに上司も匙を投げて、そのしわ寄せは全て他の事務員たちに言っていたのだそうです。にも関わらず、渡辺玲人容疑者は「職場全体で工夫すれば夏休みが取れるはずなのに」と自分本位な不平不満ばかりを言っていたそうです。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の被害者は芳野大樹さん

東京池袋のサンシャイン60に入居するアディーレ法律事務所池袋本店で発生した同僚殺人事件の被害者は、同法律事務所の従業員で事件当時36歳だった芳野大樹さんでした。
被害者の芳野大樹さんは、債務整理部の業務管理課に所属する事務員でまだ30代半ばでありながら勤務経験豊富で仕事がよくでき課長の片腕のような存在で、人間性もよく他の課の相談にも親身になって応じ人望もあったとの事です。
また、被害者の芳野大樹さんはプライベートでの評判も良く、結婚していて嫁と3歳くらいの男の子がいて、出勤の時に出会えば感じよく挨拶をしてくれたと自宅マンションの近隣住民が証言しています。
SNSでは、今回の事件では被害者の芳野大樹さんにも落ち度があったのではないかなどという憶測が飛び交っていますが、関係者の証言を聞く限りそのような事実はないと思われます。
2025年7月4日にはアディーレ法律事務所が公式サイトで、犯人の渡辺玲人容疑者と被害者の芳野大樹さんの間には業務上深く関わっていた事実がなく、被害者に責められるべき点は一切ないとの声明を発表しています。
現在、一部のインターネット情報やSNS投稿において、あたかも被害者の方に原因の一端があるかのような、事実に反する憶測が流布されております。
現時点で把握している限り、部署および業務内容、指示命令系統も別であり、当事者同士が業務上深く関わっていた経緯はなく、被害者の方に何ら落ち度も、責められるべき点も一切ないことを確認しております。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人・渡辺玲人の大学など学歴

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アディーレ法律事務所の同僚刺殺事件の犯人である渡辺玲人容疑者の出身大学などの学歴は現在の時点では明らかになっていません。
犯人・渡辺玲人容疑者は弁護士としてアディーレ法律事務所に勤務していたわけではなく事務員として勤務していたようです。また、パラリーガルでもなかったようなので、大学の法学部を卒業している可能性も低いとみられています。
関係者の証言によれば、アディーレ法律事務所は離職率が高く事務員はいつも不足しているため、学歴・年齢不問で採用されているという事なので、渡辺玲人容疑者の学歴は大学を卒業していない可能性もあるようです。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人・渡辺玲人の経歴
アディーレ法律事務所の同僚刺殺事件の犯人である渡辺玲人容疑者の経歴に関しても現在も時点ではほとんど情報がありません。
アディーレ法律事務所での元同僚の証言によれば、渡辺玲人容疑者は2023年頃にアディーレ法律事務所に入社しており、過去に消費者金融に勤めていた経歴があるとの噂があったという事です。
渡辺容疑者がアディーレに入社したのは23年頃だったという。
「40人くらいいる過払統括課の中で彼は最年長でした。離職率が高い事情もあり事務員は学歴・年齢不問で採用されます。噂では消費者金融に勤めていた経験があったとのことですが、本人から直接聞いたことはありません」
引用:アディーレ法律事務所殺人 元同僚が振り返る50歳容疑者の“キモすぎる奇行”「男性同僚にボディタッチ&待ち伏せ」「年中マスク着用で薄い頭髪を気にしていた」
アディーレ法律事務所は過払い請求を主力業務としていたとされているため、消費者金融の経歴があるという事で採用された可能性はありますが、真偽は不明です。
また、犯人の渡辺玲人容疑者の生い立ちなどの情報もありません、ただ家族については両親の存在が明らかになっています。
産経新聞などによると、渡辺玲人容疑者は今回の事件を起こす前に知人に誰かを殺害しようとしている事を仄めかしていて、この知人がそれを渡辺玲人容疑者の両親に伝えて、両親とともに警察に相談していたという事です。
東京都豊島区のアディーレ法律事務所で男性職員が刺され死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された同僚の職員、渡辺玲人容疑者(50)が事件前、知人に「誰かに危害を加える」という趣旨の話をし、これを聞いた容疑者の両親らが警視庁に相談していたことが2日、同庁への取材で分かった。特定の人物を挙げた発言ではなかったという。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人も被害者も弁護士でなく事務員
今回の事件はアディーレ法律事務所の従業員が、同僚を刺殺したという事件であるため、犯人や被害者が弁護士では?と推測する声もありました。
しかし、報道によると犯人の渡辺玲人容疑者も被害者の芳野大樹さんも、事務員としてアディーレ法律事務所に勤務していたとの事で弁護士ではないようです。また、2人がパラリーガルだったとの情報も現在の時点では出ていません。
2人の元同僚であるAさんも同様の考えだ。
「2人は同じ『債務整理部』に所属していましたが、芳野さんは『業務管理課』、渡辺容疑者は『過払統括課』とそれぞれ別のチームに所属。2つの課は仕事上の接点はほとんどありませんし、休み時間などを含めて2人が話しているのを見たこともありません」
引用:アディーレ法律事務所殺人 元同僚が振り返る50歳容疑者の“キモすぎる奇行”「男性同僚にボディタッチ&待ち伏せ」「年中マスク着用で薄い頭髪を気にしていた」
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人・渡辺玲人の年収

アディーレ法律事務所同僚刺殺事件では、法律事務所の従業員だった犯人の渡辺玲人容疑者の年収がいくらだったのかにも関心が集まっているようです。
法律事務所というと年収が良いイメージがあるかもしれませんが、それは弁護士の場合で事務員やパラリーガルとして勤務する場合は年収はごく一般的な水準です。
アディーレ法律事務所の場合は求人情報などを見る限り、事務員の平均月収は25万円ほどとなっているため、ボーナスなどを入れても年収額は300万円〜せいぜい350万円ほどではないかと推測されます。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人・渡辺玲人の動機

アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人・渡辺玲人容疑者の動機ですが、警察の調べに対しては「以前から男性に恨みをもっており我慢の限界が来てしまった」などと、被害者への恨みを動機として供述しているという事です。
しかし、犯人の渡辺玲人容疑者と被害者の芳野大樹さんは業務上の関わりはほとんどなく、トラブルなども特に確認されていないとの事で、渡辺玲人容疑者が一方的に被害妄想を募らせた可能性が高いと見られています。
また、渡辺玲人容疑者は事件を起こす前に知人に「同僚に絶えず監視されている」、「メールの中身も見られている」、「電話も盗聴されている」、「耳元で『逃げても無駄だよ』『逃げれねえよ』と言われている」などと支離滅裂な内容を相談し、同僚の殺害を仄めかしていたとの内容も報道されています。
この内容から渡辺玲人容疑者が統合失調症などの何らかの精神病を発症し、事実ではない被害妄想を抱いてそれが犯行動機につながったのではという見方も出ています。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人・渡辺玲人の現在
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人・渡辺玲人容疑者の現在の状況ですが、2025年7月15日、東京地検は渡辺玲人容疑者の刑事責任能力の有無などを調べる鑑定留置を開始した事が報じられています。
東京都豊島区東池袋のアディーレ法律事務所で職員の男性が刺殺された事件で、東京地検は15日、殺人などの疑いで送検された同僚の事務所職員、渡辺玲人容疑者(50)の鑑定留置を始めた。期間は約2カ月間。刑事責任能力の有無などを調べる。捜査関係者への取材で分かった。
まとめ
今回は、2025年7月1日に東京池袋の「サンシャイン60」内のアディーレ法律事務所内で従業員が同僚を刺殺した事件についてまとめてみました。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人は同事務所事務員の渡辺玲人容疑者で、被害者は同じく事務員の芳野大樹さんという方でした。2人はともに弁護士ではなく事務員として勤務していました。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人の渡辺玲人容疑者の大学などの学歴に関する情報は現在の時点では明らかになっていません。経歴については2023年頃にアディーレ法律事務所に入社した事が分かっており、過去に消費者金融で働いていたという噂もあるようです。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人の渡辺玲人容疑者の年収は不明ですが、同事務所の求人情報などを見るに年収300万〜350万円ほどではないかと推測できます。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人の渡辺玲人容疑者の動機は、被害妄想により被害者の芳野大樹さんに一方的な恨みを募らせた可能性が高いとみられています。
アディーレ法律事務所同僚刺殺事件の犯人の渡辺玲人容疑者の現在ですが、東京地検が刑事責任能力の有無などを調べる鑑定留置を開始した事が報じられています。


















