自転車のあおり運転で逮捕された「桶川のひょっこり男」成島明彦が話題です。
この記事では成島明彦の事件や、生い立ちや親や家族、身長や学歴、自宅や勤務先の場所、暴行事件や過去の事件での執行猶予、裁判の様子や判決、再逮捕された現在などについてまとめました。
この記事の目次
成島明彦は自転車で突然飛び出すあおり運転で逮捕の「ひょっこり男」
成島明彦は、埼玉県桶川市の自動車道路上を自転車で走行し、突然対向車線に飛び出すという危険行為を繰り返したとして、2020年10月26日に道路交通法違反(あおり運転)で埼玉県警に逮捕された男です。自転車に対する「あおり運転」の適用は全国で初でした。
突然対向車線にひょっこり飛び出してからクイックターンする異様な犯行スタイルから、地元では「桶川のひょっこり男」などと呼ばれ、以前から有名だったようです。
成島明彦は2020年10月の犯行当時33歳で、職業は「パート従業員」と報じられていました。
犯行時の映像はニュースで繰り返し報じられ、成島明彦のまるでロックミュージシャンかホストのような金髪にサングラスに全身黒づくめの服装なども話題になりました。
成島明彦の生い立ち~少年時代にも奇行が目立った
成島明彦の生い立ちについてはほとんど明らかになっていませんが、千葉県柏市の出身で、少年時代は他の親子の後を無言でつけ回すなど奇行が目立ったようです。
また、成島明彦の生い立ちを知るという人の証言によれば、小学校時代は特別学級におり、発達障害だとも言われています。中学時代の同級生だという人物によると、成島明彦は普段からかなり暗い少年で、いつも下を向いて歩いていた印象が強いという事です。
成島明彦の親や家族
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成島明彦は両親と姉の4人家族で、父親は無口で大人しいタイプの職人、母親はパチンコ店に入り浸っているタイプだった事が、地域の住人から明かされています。
成島明彦の両親は夫婦喧嘩が絶えず、皿や鍋が窓から外に飛んでくるような激しい喧嘩をしていたそうです。
両親ともに子供には関心がない様子で、家族旅行や家族で食事に行く様子などを見かけた事は一度もないという事でした。
成島明彦は親の愛情を受けずに育ったため、とにかく周囲に構って欲しく、子供時代から迷惑行為を繰り返していたとも言われています。
また、一部からは成島明彦の親も道路で迷惑行為をしていたとの情報も出ているようです。成島明彦は親の真似をしていたという事なのでしょうか。
成島明彦の身長は160cm前後と推測されている
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成島明彦の身長にも注目が集まっています。成島明彦はテレビなどで多数映像が公開されているため、そうした映像から身長の推測が可能です。
成島明彦は小柄であるようで、身長は160㎝前後ではないかと言われています。
ネット上では、厚底のシークレットブーツを履いているので実際の身長は150cm台ではないかとの見方も出ています。
成島明彦の学歴
成島明彦の学歴などの情報は全く出ていませんが、ネット上では事件のあった桶川市の小学校や中学校の出身ではと噂になっています。
しかし、週刊誌報道によれば、この男の出身地は千葉県柏市という事なので、千葉県柏市の小学校や中学校を卒業した可能性も高いです。
また、匿名掲示板では中学時代の同級生だという方によって、成島明彦は特別学級に通っていたという情報も書き込まれています。
出身高校や出身大学などの情報は匿名掲示板やTwitterなどを含めて全くありません。成島明彦は「ひょっこり男」としてこれだけ大きな話題になったので、当時同級生だったという方が書き込みをしていても不思議ではありませんが、そうした書き込みが全くないのは、最終学歴が中卒だという事も考えられそうです。
成島明彦の自宅は埼玉県桶川市
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逮捕当時、成島明彦の自宅は「埼玉県桶川市寿1丁目」にあったようです。これは複数のメディアがそのように報じているため正式に警察から公表された情報のようです。
自転車であおり運転をしたとして、埼玉県警は26日にも、同県桶川市寿1丁目、パート成島明彦容疑者(33)を道路交通法違反(妨害運転)の疑いで逮捕する。
成島明彦が自転車の迷惑運転を注意した72歳の男性に暴行する事件(後述)を起こした場所は「埼玉県桶川市寿2丁目」である事が特定されており、成島明彦は自宅の近所で迷惑行為を繰り返していた可能性が高そうです。
成島明彦の勤務先~元会社員→パート従業員→無職になっていた
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成島明彦の勤務先についても見ていきます。
2020年10月の逮捕時:パート従業員
2021年5月:無職
成島明彦は2020年10月に逮捕された時には「パート従業員」とだけ報じられており、勤務先などの情報は不明でした。
実は、あおり運転で逮捕される前年の2019年7月にも成島明彦は同様の迷惑運転事件で逮捕されており、執行猶予判決を受けていました。その当時の一部の報道では職業を「金属加工会社の会社員」と報じられていました。
この成島明彦の勤務先の「金属加工会社」は現在のところ特定されていません。
2020年10月の再逮捕時の報道では、職業が「パート」に変わっている事などから、1度目の逮捕によって、勤務先の金属加工会社を解雇された可能性が高いと見られています。
また、さらに2021年の裁判の判決が出た際には「無職」と報道されています。再逮捕後にパート先も解雇になったようです。
成島明彦はあおり運転を注意した70代男性への暴行事件も
成島明彦は、逮捕容疑の迷惑運転行為をした2020年10月5日、その危険運転行為を注意した72歳の男性の胸ぐらを掴み、車に押し付けるなどの暴行事件も起こし、暴行容疑で逮捕されています。
成島明彦はあおり行為の他にもこうした事件をあちこちで起こしていたと見られています。成島明彦は警察の取り調べに「自転車に乗っていただけなのに注意されて腹が立った」などと身勝手な供述をしていたようです。
この暴行事件の被害者は、成島明彦から被害を受けるのは2度目だといい、1度目は2019年の事で、同様に迷惑行為の事でトラブルになって成島明彦から石をぶつけられて腰を打撲する怪我を負わされたという事です。
男性が成島容疑者から被害を受けるのは二度目で、一度目は昨年の逮捕前に成島容疑者から石を投げられ、腰を打撲したという。
この時、成島明彦が暴行事件を起こした現場は「埼玉県桶川市寿2丁目2-3」である事がネットで特定されており、自宅も近い事から、この地域で成島明彦は頻繁に迷惑行為と住人とのトラブルを繰り返していたと見られています。
成島明彦は2019年にも同様の事件を起こし執行猶予中だった
成島明彦は、2019年にも同様の自転車による迷惑運転行為を起こし、「道路交通法違反容疑(安全運転義務違反)」で逮捕されていた事が明らかになっています。
この時には起訴され、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を受けていました。つまり、成島明彦は執行猶予期間中に再び同様の事件を起こした事になります。
昨年もセンターライン近くに飛び出して対向車に急ブレーキを掛けさせるなどの危険行為をしたとして、道交法違反容疑(安全運転義務違反)などの疑いで逮捕・起訴され、今年2月に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を受けていた。
この時の事件では、成島明彦は迷惑行為の動機について「ドライバーの驚く顔が見たかった」、「イライラも解消した」などと身勝手な供述をしていたという事です。
成島明彦の裁判にも注目が集まっていた
成島明彦はその後、2020年10月に逮捕された「道路交通法違反(あおり運転)」容疑での裁判を受けていました。
また、2021年2月9日には千葉県の流山市でも同様の危険運転行為をしたとして追送検もされており、この件も裁判になっています。
この裁判で、検察側は成島明彦は「快感を得るために妨害運転を繰り返した」と主張しています。
成島明彦は起訴事実は認めていますが、犯行動機については「自転車で走行する自分の横を自動車がスピードを出して走り過ぎる事に腹が立ち、それに対する仕返しとして迷惑行為をしていた」などと自分の正当性を主張していたようです。
色々と問題を起こしていますが、まとめると道交法違反や暴行など5つの罪に問われていたようです。
成島明彦の現在① 懲役8カ月と罰金20万円の実刑判決
2021年5月17日に成島明彦の判決公判がさいたま地裁で開かれ、中桐圭一裁判官は、道交法違反について懲役8月(求刑・懲役10月)、暴行罪について求刑通り罰金20万円をそれぞれ言い渡しました。
自転車で車の前に急に飛び出し、住民から「ひょっこり男」と呼ばれていた埼玉県桶川市の無職・成島明彦被告(33)にさいたま地裁(中桐圭一裁判官)は17日、懲役8月、罰金20万円(求刑・懲役10月、罰金20万円)の実刑判決を言い渡した。全国で初めて自転車に道交法のあおり運転の適用された事件の判決。
判決理由として、中桐裁判官は自転車でのあおり運転を繰り返した成島明彦に対し「嫌がらせをすることによる快感を味わいたいというもので身勝手極まりない」と指摘。
2019年にも同様の運転をしたなどとして執行猶予付きの有罪判決を受けたにもかかわらず、わずか1カ月余りでの再犯に「強く非難される」と強調しました。暴行罪についても、「甚だ危険な犯行であり、動機も身勝手」としました。
成島明彦の現在② 道路交通法違反の疑いで再び逮捕
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成島明彦は2024年5月になると、自転車で危険な運転をしたとして道路交通法違反の疑いで再び逮捕されています。
成島明彦は同年4月に千葉県柏市内の道路で自転車を運転し、反対車線を走行する車の前に飛び出すようなそぶりをわざと見せて車の進行を妨害したとの事です。
しかし、成島明彦は警察の取り調べに対し、「普通に自転車に乗っていただけで、対向車に危害を及ぼすような運転はしていない」と容疑を否認していました。
成島明彦は逮捕当時、「柏市在住の無職・成島明彦容疑者(36)」と報じられています。
以前住んでいた埼玉県桶川市からは引っ越し、柏市内の実家周辺から離れたエリアにある木造賃貸アパートで1人暮らしをしていたようで、自宅からは黒いスーツとサングラスが押収されています。
柏市や我孫子市では2024年1月以降、類似事案の通報が計42件もあったことが判明しており、この妨害行為はいずれも黒いスーツとサングラス姿の男により行われていたとされています。
前回の逮捕から3年半ほどが経ち実刑判決も受けましたが、成島明彦は変わらず“ひょっこり運転”を繰り返していたようです。
まとめ
今回は自転車で対向車線に突然飛び出す危険運転行為を繰り返して逮捕された、「桶川のひょっこり男」こと成島明彦についてまとめてみました。
成島明彦は、2020年10月に道路交通法違反(あおり運転)で埼玉県警によって逮捕されました。この事件以外にも、迷惑運転を注意した男性に暴行を加えたり、2019年に同様の事件を起こして執行猶予判決を受けたりしており、こうした迷惑行為を頻繁に繰り返していたとみられています。
そんな成島明彦の生い立ちや学歴、親家族などについては、子供時代の奇行や特別学級に通っていたとの情報、両親と姉の4人家族だったが、両親は成島明彦らに無関心で愛情を受けずに育ったことなどが明らかになっていますが多くは謎に包まれています。
また、成島明彦の2020年時点の自宅の場所は「埼玉県桶川市寿1丁目」で、「金属加工会社」に勤務していた事もありましたが、何度も事件を起こして現在は無職になっていました。
成島明彦の現在については、2021年5月に懲役8カ月と罰金20万円の実刑判決が下されましたが、2024年5月には危険運転行為により再び逮捕されています。成島明彦には、人の命をも奪いかねない危険な行為を心から反省してもらいたいものです。