劇作家ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏が横山慶子さん訃報にコメント

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長年の彼女の活動をみてきた劇作家ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏（５３）の男性のコメント。

俺が今最も評価したいのは（脳梗塞）発病後の活動だ。半身不随の状態で作られた作品群は、それ以前の作品とは全く質を異にする舞台だ。ロマンチカ時代の美意識でいうと『かっこ悪い横町慶子』だったかもしれない。しかし、壮絶な格闘の中で創り上げられたこれらの作品は、彼女が半生をかけて行ってきた表現活動の蛇足なんかでは、決してない」と評価し、早すぎる別れを悼んだ。

 

引用：女優の横町慶子さん死去　48歳の若さで…舞台中心に活躍　ケラ氏追悼

横町慶子のこと
１・小学校の後輩でもある横町慶子との出会いは１９８６年３月、新宿ACBホールでの劇団健康第２回公演「逆回転アワー」の出演者オーディションにやってきた時。
その時期は数本の舞台を共にしたのみで、やがて横町はロマンチカの看板女優として颯爽と姿を現した。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2016年3月27日

２・横町との再会は今世紀に入ってからで、「すべての犬は天国へ行く」のキキ役（絶品だった）はじめ、１０を超える舞台に、キャスト、コレオグラファーとして参加してもらった。それらは殆どが横町にしかできぬ作業だったし、感謝してもしきれないけれど、俺が今最も評価したいのは発病後の活動だ。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2016年3月27日

３・半身不随の状態で作られた作品群は、それ以前の作品とは全く質を異にする舞台だ。ロマンチカ時代の美意識でいうと「かっこ悪い横町慶子」だったかもしれない。
しかし、壮絶な格闘の中で創り上げられたこれらの作品は、彼女が半生をかけておこなってきた表現活動の蛇足なんかでは、決してない。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2016年3月27日

４・横町の死に直面して思うことは沢山あるし、自戒の念も絶えず、その複雑な思いは今、とても言葉にできない。
ただ、きっと多く語られないであろう晩年の作品の功績を讃えてあげたく、ツイートした。
横町のことはこれからずっと先も、桜の季節になる度に思い出すだろう。

— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) 2016年3月27日

横町慶子さんが素晴らしい舞台女優であったことが伝わってきますね。

それだけに48歳の若さでお亡くなりになられたのは残念です。

ご冥福をお祈りします