「パラサイト 半地下の家族」などで知られる韓国俳優のイ・ソンギュンさんは2023年12月に48歳の若さで死亡しました。
この記事ではイ・ソンギュンさんの家族や嫁のチョン・ヘジンさんとの結婚と2人の子供、2014年購入の自宅、死因や嫁宛に残された遺書の内容についてまとめました。
この記事の目次
イ・ソンギュンのプロフィール
イ・ソンギュンのプロフィール
生年月日:1975年3月2日
没年月日:2023年12月27日(48歳没)
出身地 :韓国・ソウル特別市
身長 :180cm
血液型 :A型
イ・ソンギュン(이선균、李善均)さんは、ドラマ「白い巨塔」(韓国版)、「コーヒープリンス1号店」、「パスタ~恋が出来るまで~」、「ゴールデンタイム」、「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」などのヒットドラマや、映画「僕の妻のすべて」、「最後まで行く」、「パラサイト 半地下の家族」など、数々の話題作への出演で知られる韓国の実力派の人気俳優でした。
イ・ソンギュンさんは世界的に大ヒットした「パラサイト 半地下の家族」で金持ちのIT社長役で全米映画俳優組合賞でキャスト賞を受賞するなど、日本でもよく知られた俳優でしたが、2023年12月27日に48歳という若さで死亡し、日本でも大きく報道されました。
イ・ソンギュンの家族…父親は経営者だったが保証人になり借金を背負った
イ・ソンギュンさんは家族については、2014年に韓国のバラエティ番組に出演した際に、小学生の頃までは父親が縫製工場を経営していて裕福だったものの、借金の保証人になって失敗して多額の借金を背負って失敗し、以降は父親がタクシー運転手になって家族は貧しい生活を送った事を明かしました。
イ・ソンギュンさんは、急激に貧しくなった家族の生活の中で、密かに「父親のように失敗したらどうしよう」と不安を抱いていた事も同番組内で明かしていました。
ただその後成長したイ・ソンギュンさんは、失敗して貧しくなってもなんとかして自分や家族を養おうと懸命に努力してくれた父親に感謝の気持ちを抱くようになったとも話されていました。
そんなイ・ソンギュンさんの父親ですが、イ・ソンギュンさんが48歳の若さで死亡してからわずか3ヶ月後の2024年3月27日に後を追うようにして死亡しています。死因は「老衰」と発表されています。
昨年亡くなった俳優イ・ソンギュンさんの父親で、女優チョン・ヘジンのしゅうとがこの世を去った。
スターニュースが27日報じたところによると、チョン・ヘジンのしゅうとが老衰のためこの世を去ったという。
イ・ソンギュンの嫁は女優のチョン・ヘジン
イ・ソンギュンの嫁・チョン・ヘジンのプロフィール
生年月日:1976年8月10日
出身地 :韓国・蔚山広域市南区
身長 :171cm
血液型 :O型
イ・ソンギュンさんの嫁は、韓国人女優のチョン・ヘジン(전혜진)さんです。
イ・ソンギュンさんの嫁のチョン・ヘジンさんは、1997年にミスコリアの慶尚南道地域予選選抜大会で代表に選ばれ、1998年に映画「죽이는 이야기(日本での公開は無し)」で女優としてデビューしました。
日本ではあまり知られていない女優ですが2025年放送開始予定のドラマ「ライディング人生」に主演で出演する事が発表され日本でも報じられています。
イ・ソンギュンと嫁のチョン・ヘジンの結婚
出典:https://ekr.chosunonline.com/
イ・ソンギュンさんと嫁のチョン・ヘジンさんは、2009年5月23日に結婚しました。結婚式には韓国の有名芸能人が多数出席して話題になりました。
俳優のイ・ソンギュン(34)とチョン・ヘジン(33) カップルが23日、結婚した。イ・ソンギュンとチョン・ヘジンは23日午後6時、ソウルAWコンベンションセンターグランドボールルームで6年の熱愛の末、結婚式を挙げた。俳優オ・マンソクの司会で行われたこの日の結婚式には、ユン・ウネ、イェ・ジウォン、チェ・ジョンアン、キム・スロ、カン・ジファン、ホン・ギョンミン、ハン・サンジン、キム・ジウら芸能人たちが祝賀客として出席し、2人の結婚を祝った。
イ・ソンギュンさんと嫁のチョン・ヘジンさんは、ある親睦会で知人の紹介で知り合い、6年〜7年もの長い交際期間を経て結婚されたという事でした。韓国芸能界やファンの間では結婚前から2人の交際はよく知られていたようです。
イ・ソンギュンと嫁のチョン・ヘジンの子供は息子が2人
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イ・ソンギュンさんと嫁のチョン・ヘジンさんの間には2人の子供が生まれています。
イ・ソンギュンさんと嫁のチョン・ヘジンさんの1人目の子供は2009年11月25日に生まれた長男の이룩(イ・ルク) さん、イ・ソンギュンさんと嫁のチョン・ヘジンさんの2人目の子供は2011年8月9日に生まれた次男の이룬(イ・ルン)さんです。
俳優イ・ソンギュンと女優チョン・ヘジン夫妻に第二子が誕生した。
イ・ソンギュンの所属事務所ホドゥ・エンターテインメントは「9日午前2時に二人目の子どもが生まれた。(陣痛という)苦しい時間を一緒に過ごしたチョン・ヘジンも3660グラムの男の子も元気だ」と発表した。
イ・ソンギュンと嫁のチョン・ヘジンの自宅
イ・ソンギュンさんと嫁のチョン・ヘジンさんの自宅ですが、2014年に韓国ソウルの「平昌洞」と呼ばれる富裕層が住む地域のタウンハウス型の住宅を22億4000万ウォン(2億4000万円ほど)で購入した事が韓国メディアによって報じられていました。
2020年には、イ・ソンギュンさんと嫁のチョン・ヘジンさんの住む自宅と同様の物件がYouTubeでも紹介されていました。
イ・ソンギュンは2023年12月に48歳で死亡しており自死と見られている
イ・ソンギュンさんは2023年12月27日に、韓国・ソウル特別市内の中心部の公園に停めた車の中で死亡しているのが発見されました。
イ・ソンギュンさんが死亡していた車の中からは燃えた練炭が見つかり、自殺とみられると報道されました。48歳という若さでした。
韓国の俳優で、アカデミー賞(Academy Awards)受賞映画『パラサイト 半地下の家族(Parasite)』の出演でも知られるイ・ソンギュン(Lee Sun-kyun)さん(48)が27日、首都ソウル中心部の公園に止められた車の中で亡くなっているのが発見された。自殺とみられる。
風俗店の女性室長の自宅で大麻を使用した疑惑が報じられていた
出典:https://image.news.livedoor.com/
48歳で死亡し、自殺とみられると報じられたイ・ソンギュンさんですが、死亡する約2ヶ月半ほど前の2023年10月に、イ・ソンギュンさんが麻薬の不法投薬で警察当局の捜査を受けているとする内容が報道され、イ・ソンギュンさんもそれを事実だと認めていました。
イ・ソンギュンさんは自分は巻き込まれた被害者であると主張して疑惑を否定しましたが、マスコミがイ・ソンギュンさんがある高級風俗店に出入りしていて、その風俗店の女性室長の自宅で大麻を使用していた事などを報じたため、世論からのバッシングが強まりました。
風俗店に出入りし、その女性室長Aの自宅で大麻を使用していたと報じられたことで、世論は一気に悪化していたからだ。
イ・ソンギュンさんは、この大麻疑惑により出演作品やCMなども全て降板する事になり、数億〜10億円とも言われる多額の違約金が生じて相当に追い詰められており、これが自殺の原因となったのではないかと推測されているようです。
イ・ソンギュンの死因は非公開だが練炭による一酸化炭素中毒と見られる
イ・ソンギュンさんの死因は公開されていませんが、一部の報道でイ・ソンギュンさんが死亡していた車の中から練炭が見つかった事が明らかにされており、練炭自殺による一酸化炭素中毒が死因となったのではないかと推測されています。
俳優イ・ソンギュンさんの自殺で分かりにくいところがある。麻薬疑惑を苦にしていたのが動機のようだが死因が公表されていないのだ。発見された車の中に市販の加工炭があったというから一酸化炭素中毒死とみられるが、韓国では近年、マスコミの自殺報道にあいまいさが目立つ。
イ・ソンギュンが嫁のチョン・ヘジンに残した遺書のようなメモの内容
自殺により死亡したとみられているイ・ソンギュンさんは嫁のチョン・ヘジンさんに宛てて「遺書」のようなメモを残していた事が明らかにされています。
イ・ソンギュンさんが嫁に残した遺書の内容ですが、TV朝鮮がその遺書の一部を公開していて「仕方ない」「これしか方法がないようだ」といった内容が書かれていたようです。
麻薬容疑で捜査を受けていた俳優「イ・ソンギュン」(48)が27日、死去。自殺が疑われる中、遺書の内容が伝えられています。TV朝鮮「ニュース9」が報じたところによると、イ・ソンギュンは家を出る前に妻「仕方ない」「これしか方法がないようだ」という内容のメモを残したといいます。また、広告と映画違約金に対して、所属事務所の代表に「申し訳ない」と書いたとのことです。
ただ、イ・ソンギュンさんの遺書の内容は全ては公開されておらず詳細は不明です。
イ・ソンギュンの遺書の内容の一部が公開された事が韓国内で物議
イ・ソンギュンさんが嫁のチョン・ヘジンさん宛に残した遺書の内容が一部公開されていますが、韓国の警察はこの遺書の内容の一部がメディアで報じられる前に、「遺族の要請により遺書の内容の公開は控える」と発表していました。
こうした経緯があったため、イ・ソンギュンさんの遺書の内容の一部をメディアが公開した事に対して批判の声が上がっているようです。
故イ・ソンギュンさんの遺書の一部内容が公開されたことをめぐり批判の声があがっている。27日、韓国放送局のテレビ朝鮮はニュースを通じて故人が26日夜に家を出る際、妻チョン・ヘジンさんと所属事務所側に残した遺書の一部内容を単独報道した。これに先立って警察は遺族の要請により遺書の内容を非公開すると明らかにしたことがある。ネット上では「遺族が公開しないと言ったのにどうして」「これは強制公開ではないか」とし、遺書の内容を単独で伝えたテレビ朝鮮の報道を批判している。
まとめ
今回は、「パラサイト 半地下の家族」で金持ちのIT社長役などで日本でもよく知られる韓国俳優で、2023年12月27日に48歳という若さで死亡したイ・ソンギュンさんについてまとめてみました。
イ・ソンギュンさんの家族については嫁は女優のチョン・ヘジンさんで2人の子供がいる事などが明かされています。
イ・ソンギュンさんの自宅については、2014年に韓国ソウルの「平昌洞」と呼ばれる富裕層が住む地域のタウンハウス型の住宅を22億4000万ウォンで購入した事などが報じられていました。
イ・ソンギュンさんの死因は練炭自殺による一酸化炭素中毒と見られています。
イ・ソンギュンさんは亡くなる前に嫁のチョン・ヘジンさんに宛てて遺書のようなメモを残しており、その内容は非公開とされていましたが一部メディアが「仕方ない」「これしか方法がないようだ」などの内容が書かれていた事を報じています。
というのも、イ・ソンギュンさんはなくなる数ヶ月前に麻薬の不法投薬や大麻の違法使用疑惑が報じられていて、出演作やCMを降板するなどかなり追い詰められていました。このために、イ・ソンギュンさんは自ら死を選んだのではないかと推測されています。