2025年5月7日に東大前駅で男子大学生を包丁で斬りつける事件を起こして殺人未遂で逮捕された戸田佳孝容疑者が注目されています。
この記事では戸田佳孝容疑者の実家の親など家族や長野県の自宅、中学や高校、大学など学歴、東大前駅刺傷事件を起こした動機や現在についてまとめました。
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戸田佳孝は東大前駅刺傷事件で殺人未遂容疑で逮捕された男
戸田佳孝(とだ・よしたか)容疑者(逮捕当時43歳)は、2025年5月7日の18時55分頃に東京都文京区の東京メトロ「東大前駅」で、男子大学生(事件当時20歳)の頭などを刃物で複数回斬りつけ、殺人未遂の容疑で逮捕された男です。
戸田佳孝容疑者は、電車に乗ろうとした被害者の男子大学生を背後から襲撃し、包丁(刃渡り約16cm)で首の後ろや額、左手などを3回斬りつけて約10日間の入院が必要な怪我を負わせました。
電車内に乗り合わせた男性3人が戸田佳孝容疑者を取り押さえ、そのうちネパール国籍の30代の男性が指などに怪我を負っています。
戸田佳孝の実家の家族は愛知県名古屋市の資産家
与田佳孝容疑者の実家は名古屋市の3階建の豪邸
戸田佳孝容疑者の実家は愛知県名古屋市で、ビルや不動産などを複数所有する資産家だという情報を複数の週刊誌系メディアが報じています。
「週刊新潮」(2025年5月22日号)は戸田佳孝容疑者の実家家族について、父親が会社員、母親は専業主婦だったが、愛知県名古屋市の繁華街近くにビルやマンションを所有する資産家で経済的に恵まれていたとの関係者の証言を掲載しています。
戸田の父親は会社員で母親は専業主婦。ですが、有名な繁華街付近にビルやマンションを持っている資産家でもあったので、経済的には恵まれていたようです。
引用:「実家はビル、マンションを所有する資産家」 東大前駅刺傷事件、43歳男の人生 知人は「人付き合いが下手で、常に一人でいた」
戸田佳孝の実家家族は両親と妹が1人
また、「NEWSポストセブン」は、戸田佳孝容疑者の実家や家族について、戸田佳孝容疑者は名古屋市の大学教授や一流企業の社員が多く住む地区の出身で、戸田佳孝容疑者が高校を卒業する頃に実家の家族はより大きな庭付き3階建の豪邸に引っ越したとの内容を報じています。
家族がこの戸建てに引っ越しをしたタイミングで戸田佳孝容疑者は実家を離れて名古屋の繁華街近くにある4階建マンションで一人暮らしを始めたようですが、このマンションも戸田佳孝容疑者の祖父が所有していたものだという事です。
現在は、戸田佳孝容疑者の家族のうち、父親、祖父母がすでに他界しており、母親が資産を相続している事もわかっています。
この母親については、実家の近隣住民が「お母さんは町内会の仕事をされていて、きちんとした方。仕事をきっちりやる方というイメージ」と証言しています。また、すでに亡くなっている戸田佳孝容疑者の祖父については「昭和人間って感じの方でね。厳しい人というイメージでした」と証言しています。
また、戸田佳孝容疑者の実家の近隣住民が、戸田佳孝容疑者の家族は両親と妹が1人の4人家族だったという事を明かしています。
テレビのニュースを見て、ああ戸田さんのところの息子さんが犯人だよねって息子とも話しましたよ。佳孝君と妹さんと、会社員のお父さんと専業主婦のお母さんの4人家族です。
引用:【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
戸田佳孝の自宅は長野県生坂村で空き家バンクを通じて100万円で購入
戸田佳孝容疑者の事件を起こした当時の自宅ですが、名古屋市の実家豪邸ではなく長野県の生坂村の中心部から外れた山間の古い2階建の一軒家で一人暮らしをしていた事がわかっています。
これまでの報道によると、戸田佳孝容疑者は高校を卒業するかしないかの18歳の頃に実家を出て、祖父の所有する名古屋市内のマンションで一人暮らしをした後、今回の事件から見て7年〜8年前30代半ば頃に東京都中野区へ移住し、2022年に生坂村の空き家バンクを通じてこの生坂村の一軒家を100万円ほどで購入し移住したという事です。
彼が東京の中野区で暮らしていた3年前、生坂村の“空き家バンク”経由でいまの家を約100万円で購入し、移り住みました。
引用:「実家はビル、マンションを所有する資産家」 東大前駅刺傷事件、43歳男の人生 知人は「人付き合いが下手で、常に一人でいた」
戸田佳孝容疑者はこの生坂村の自宅周辺の住民からの評判が悪いという事は特になく、コミュニケーションも取っており、自分で育てた春菊を近所の人にお裾分けしたり、馬を飼いたいと世間話をしたりしていたという事です。
戸田容疑者は、自宅の裏の土地を自ら耕して畑にしていた。
戸田容疑者は、畑で春菊などを育て、近隣住民に分けていたという。
近隣住民: 野菜植えて育ったので、「どうぞ」と私にくれた。「好きなだけ持ってってください」と言うからいただきました。
引用:「馬を飼いたい」…育てた野菜を近所におすそわけも 東大前駅切りつけ事件の戸田佳孝容疑者(43)の長野・生坂村の自宅を家宅捜索
さらに周囲の人には、「馬を飼いたい」と話していたという。
近隣住民: 本当に純粋に馬飼いたいんだろうなと。「牧草がこんなので種を買うんですけど、どれがいいと思います?」とか聞いてきたりする。
引用:「馬を飼いたい」…育てた野菜を近所におすそわけも 東大前駅切りつけ事件の戸田佳孝容疑者(43)の長野・生坂村の自宅を家宅捜索
今回の事件後にはこちらの生坂村の戸田佳孝容疑者の自宅にも警察の家宅捜索が入っています。
戸田佳孝の学歴① 小学生から中学生時代は変わった子供と認識されていた
戸田佳孝容疑者の学歴にも関心が集まっていますが、具体的な学歴は現在の時点ではわかっていません。
ただ、小学校〜中学校時代にかけては戸田佳孝容疑者は周囲からかなり変わった子供だと認識されていたとの情報が出ています。
小学生の頃から変わった子どもだったのは事実です。勉強ができなかったわけではなく、人付き合いが下手で、常に一人で行動していた印象がある。なのに突然、同じクラスの子に唾をかけたり、人が嫌がることをしていたと聞きました
引用:「実家はビル、マンションを所有する資産家」 東大前駅刺傷事件、43歳男の人生 知人は「人付き合いが下手で、常に一人でいた」
戸田佳孝容疑者は小学校の卒業文集にかなり攻撃的な内容の文章を書いています。
ぼくは、アホです。頭が、ちょう、へんです。将来の夢は、お先まっ暗で、全然、わかりません。だから、今までのざんげを書きます。
てめえら、いじめるぞ。
石、投げるぞ。パンチくらわすぞ。
ケリ、いれるぞ。
ツバ、かけるぞ。
窓ガラス、わるぞ。
勉強なんか、やるものか。
ノートなんか書いたことないぞ。
宿題なんか絶対やるものか。そうじは、さぼって当然じゃ。
めざすは、オール三角。三角大魔王だ。
足も顔も、くさいぞ。
オラの近くにくると、ハエがわくぞ。
卒業したら、少しは、良くなるかもね。
引用:戸田佳孝の小学校の卒業文集より
戸田佳孝容疑者は中学進学後は孤立して友達はおらず、一人で空手や太極拳のポーズを取ったりするなどしたために不思議な存在だと見られていたという事です。ただし、学校の成績は悪くなかったという事でした。
中学に入ると、完全に孤立した。
「喋らないわけじゃないけど友だちはいなかった。なぜか一人で空手だか太極拳だかのポーズを取ったりするので不思議がられていた一方、成績は悪くなかった。かと思うと何日か続けて休んで、また出てくる。今回の事件の報道で、それが不登校だったのかと気付きました」
引用:「実家はビル、マンションを所有する資産家」 東大前駅刺傷事件、43歳男の人生 知人は「人付き合いが下手で、常に一人でいた」
戸田佳孝の学歴② 高校以降は不明だが複数回司法試験に失敗との情報
戸田佳孝容疑者の中学卒業後は、高校に進学したという情報はあるものの、どこの高校に進学したのかやどのようなレベルの高校に進学したのかといった具体的な情報はなく、高校を卒業したのかどうかもわかりません。
ただ、高校卒業後については、弁護士を目指して司法試験の勉強をしていたが複数回落ちたとの情報が明らかにされています。
高校を出てからのことは、人づてに聞いたという。
「自分で勉強して司法試験を受け、何度か落ちたと聞きました。
引用:「実家はビル、マンションを所有する資産家」 東大前駅刺傷事件、43歳男の人生 知人は「人付き合いが下手で、常に一人でいた」
戸田佳孝の学歴③ 事件時には通信制大学の身分証を所持との報道
与田佳孝容疑者の学歴に関する具体的な情報はほとんど何もないのですが、今回の東大前駅刺傷事件で逮捕された際に、通信制大学の身分証を所持していたとの内容が一部で報じられています。
警視庁は、戸田容疑者が通信制大学の身分証を所持していたことから、確認を進めている。
引用:大学生を3回切りつけ逮捕の戸田佳孝容疑者(43)数年前に長野県移住、地元の人と交流も…地下鉄「東大前駅」をパニックに陥れる
ただ、この件に関しては続報が出ておらず、戸田佳孝容疑者が所持していた学生証がどこの通信制大学のものだったのかや、実際に事件当時に通信制大学に在籍していたのかはわかっていません。戸田佳孝容疑者が過去にどこかの通信制大学に在籍しており、その時の学生証を何らかの理由で現在も所持していたという可能性もありそうです。
戸田佳孝の経歴
戸田佳孝容疑者の経歴も現在の時点ではほぼ何もわかっていません。
現在までにわかっている内容をまとめると、戸田佳孝容疑者は愛知県名古屋市に生まれ、18歳の頃に実家を出て祖父の所有する名古屋市内の繁華街近くのマンションで一人暮らしを開始。今回の事件から見て7年〜8年前(2017年〜2018年)頃に東京都中野区へ移住し、2022年に長野県生坂村の一軒家を100万円ほどで購入して事件を起こすまでそこを自宅としていました。
戸田佳孝容疑者は、中野区でも長野県生坂村でもIT技術者を自称していたという事ですが、逮捕時の職業は「無職」で、実際にIT関係の経歴があるのかも不明です。
関係者の証言によると、戸田佳孝容疑者は弁護士を目指して実際に司法試験も受験していたようなので、あるいは通信制の大学に通いながら弁護士を目指していた時期があったのかも知れませんがそれを示唆するような報道は現在の時点では出ていません。
戸田佳孝の現在…東大前駅刺傷事件を起こした動機は親の教育虐待だと主張
戸田佳孝容疑者は、東大前駅刺傷事件を起こした動機について「教育熱心な親のせいで不登校になり苦労した。教育熱心な世間の親達に度が過ぎると子供が私のように罪を犯すという事を示したかった」という意味不明な供述をしているようです。
実行場所として「東大前駅」を選んだのも「東大」という名前がついていれば、東京大学を子供に目指させるような教育熱心な親の目に留まりやすいと思ったと、その動機を説明しているという事です。
戸田佳孝容疑者がこのように動機を説明した事で、「教育虐待」という言葉が注目されています。教育虐待とは親などが子供の進路や学業などに過剰に介入して子供の人格を否定したり心身を傷つけたりする行為とされ、2018年に起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」の動機となった事でも注目されました。
ただ、戸田佳孝容疑者に関しては、周辺関係者の証言などから見るにそこまで教育熱心な親というわけではなかったという証言があり、本当に戸田佳孝容疑者が語るように親からの教育虐待があったのかも裁判では争点とされそうです。
一方で、戸田佳孝容疑者は実家の母親に数万円を振り込むように頼んだが断られたとも供述しており、警察は動機は経済的困窮が関係しているのではないかと見て捜査しているようです。
東京都文京区の東京メトロ東大前駅で7日、大学生が刃物で切りつけられた事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された長野県生坂村、無職戸田佳孝容疑者(43)が「今月初めに、母親に数万円を振り込むように頼んだが断られた」と供述していることがわかった。警視庁は経済的な困窮が事件を起こすきっかけになったとみている。
まとめ
今回は2025年5月7日に東京メトロ「東大前駅」で、男子大学生を包丁で斬りつけて怪我を負わせる事件を起こして殺人未遂容疑で逮捕あれた戸田佳孝容疑者についてまとめてみました。
戸田佳孝容疑者については、実家は愛知県名古屋市の資産家で、家族については両親と祖父母、妹の存在が確認されていますが祖父母と父親は既に他界しているという事です。
戸田佳孝容疑者の自宅は長野県の山間にある生坂村の一軒家で、2022年頃に空き家バンクを通じて100万円ほどで購入して移住していたようです。
戸田佳孝容疑者の学歴に関する具体的な情報は何も出ていませんが、小中学時代は相当変わった子供と認識されていたようです。高校には進学したようですがどこのどういったレベルの高校かは不明で卒業したのかもわかっていません。高校以降の経歴についても情報がほとんどなく、弁護士を目指して司法試験を複数回受験するも落ちた事や今回の逮捕時に通信制大学の学生証を所持していたといった情報しかわかっていません。
戸田佳孝容疑者は現在警察の取り調べを受けており、東大前駅刺傷事件を起こした動機については、「実家の母親に数万円を振り込むように頼んだが断られた」、「教育熱心な親のせいで不登校になり苦労した。教育熱心な世間の親達に度が過ぎると子供が私のように罪を犯すという事を示したかった」などと身勝手な供述をしているようです。