2021年の東京オリンピックで待望論が浮上した「マツケンサンバⅡ」。マツケンサンバは暗い日本を明るくしてくれる歌ですが、マツケンサンバの人気に大きく貢献したのが真島茂樹さんです。
真島茂樹さんのプロフィールや生い立ち・家族、若い頃からの経歴、結婚（嫁・子供）の有無、パートナーの存在、松平健さんとの関係、死去や死因などをまとめました。
この記事の目次
真島茂樹はダンサー＆マツケンサンバの振付師
真島茂樹
生年月日：1947年3月22日
没年月日：2024年5月22日
出身：栃木県宇都宮市
所属：三喜プロモーション
身長：180cm
体重：70kg
職業：ダンサー、振付師、タレント
真島茂樹さんはダンサーであり、振付師だった男性です。
若い頃から、ダンサーとしてミュージカルなどの舞台で活躍していて、その後振付師としても活動するようになりました。
そして、2004年に松平健さんの「マツケンサンバⅡ」の振り付けをして、「マツケンサンバⅡ」がヒットすると、一気にブレイクしてタレント活動も行うようになりましたが、2024年5月に虚血性心不全で亡くなりました。
真島茂樹の生い立ちや家族
真島茂樹さんは1947年3月22日に栃木県宇都宮市で生まれました。
6歳の頃に踊りに目覚め、幼稚園の先生がほめてくれたこともあり、家族を前に即興で踊るようになりました。そして、バレエ教室に通うようになります。
我が家は毎晩のように宴会をやっていたんだけれど、そこで、襖を閉めてね、みんながいい感じに酔っ払っているところで、今だ！と、出ていくの。父親の電蓄をかけてね。プレスプラードの『マンボNo.1』とか、そういう曲が好きだったわ」
扇子や母親のショールも小道具に、即興で踊る真島少年。
そのバレエ教室は女子80人がいて、男子は真島茂樹さん1人しかいませんでした。初舞台は小3の時の「くるみ割り人形」の王子様役でした。
その後、小学4年生の時に日劇の舞台を観覧します。その時に舞台のダンスに魅せられました。真島さん本人は中学卒業後には高校は行かずに日劇に入るつもりになっていたそうです。
ラインダンスが綺麗だし、男性もスパンコールの衣装を着てかっこいい。それでもう、中学入る前に『卒業したらダンシングチームに入るのでよろしく』というような話になっていました。
しかし、父親が「踊れなくなった時に困らないように、高校ぐらいは言っておいた方が良い」と助言をして、東京商業高校に進学します。
高校生の時には高校の授業が終わった後、夜は月水金は東宝芸能学校で日本舞踊、タップダンス、ジャズ、声楽、楽理などを学び、火木土はバレエに通い、日曜日も練習するというダンス漬けの日々を送りました。
この生い立ちを見ると、真島茂樹さんは本当にダンスが好きであることがわかりますが、同時にご両親もとても理解があることがわかります。
真島さんが1947年生まれという子とは、ご両親は大正～昭和初期生まれでしょう。そんな年代のご両親が、男の子がダンス（しかもバレエ）をすることを応援し、ダンス漬けの毎日を送らせるというのは理解があるし、息子である真島茂樹さんの才能を信じて、本当に愛していたからだと思います。
真島茂樹の若い頃からの経歴
真島茂樹さんは高校卒業後、1964年に念願の日劇（日本劇場）ダンシングチームに入ります。
努力と経験を重ね、どんどん良い場所で踊れるようになり、1970年にはスター格（ソリスト）になり、1972年には芸名を真島茂樹に改名し、さらに日劇のトップスターに次ぐ銀看板に成長しました。
しかし、真島さんが日劇の大看板になって4年後の1981年に、日劇が倒産することになりました。
そんな時、東京ディズニーランドがオープンすることになり、真島茂樹さんはオーディションを受け、「フープ・ディードゥ・ショー」というディナーショーに出演することになりました。
東京ディズニーランドとの契約は2年。その後、東宝ミュージカルが始まり、真島茂樹さんは見事オーディションに合格しました。
東宝ミュージカルでも『シカゴ』、『キャバレー』、『マイフェアレディ』、『屋根の上のバイオリン弾き』など。錚々たる大作の舞台に出演し続けてきた真島さん。
ミュージカルに出演するダンサーとしてだけでなく、ダンス講師や振付師としても活動していきます。そして、2004年に松平健さんの「マツケンサンバⅡ」を振り付けして、このマツケンサンバⅡが大ヒット。真島茂樹さんもダンサーとして参加し、さらにユニークなおねえキャラとして注目され、バラエティ番組にも多数出演するようになりました。
紅白歌合戦にもゲストとして出演し、さらに下記の番組にも出演しました。
・『スタジオパークからこんにちは』
・『生活ほっとモーニング』
・『秘密のケンミンＳＨＯＷ』
・『ダウンタウンＤＸ』
・『踊る! さんま御殿』
・『おネェ★ＭＡＮＳ』レギュラー
・『みなさんのおかげでした』
・『SMAP×SMAP』
・『VS嵐』
・『アブナイ夜会』
・『中居正広の金曜日のスマたちへ』
・『ビフォーアフター』
・『ロンドンハーツ』
・『徹子の部屋』
・『有吉クイズ』
・『誰でもピカソ』
・『田舎に泊まろう』
・『出没！アド街ック天国』
マツケンサンバⅡのブームが一段落した後は、バラエティ番組への出演は少なくなりましたが、松平健さんのコンサートや舞台出演などの活動を続けていました。
真島茂樹の結婚・嫁や子供の情報
真島茂樹さんは結婚していません。生涯独身でした。そのため、嫁も子供もいません。以前に、「踊る！さんま御殿!!」に出演した時に独身と話していました。
真島茂樹さんは、「マツケンサンバⅡ」の振り付けでブレイクした後、おねえキャラでブレイクしました。
おねえキャラだったことから、真島茂樹さんはゲイで恋愛対象は男性かと思っている人も多いと思います。恋愛対象が男性なら、日本の法律上は結婚できない（自治体のパートナーシップ証明は別）し、嫁も子供もいないのは当たり前のことではないかと思う人もいるでしょう。
でも、真島茂樹さんはゲイではありません。バイセクシャルを公言していました。
2017年にテレビ東京の「じっくり聞いタロウ～スター近況（秘）報告」に出演した時、恋愛対象について次のように語っていました。
本当はどっちが好きなのか名倉に尋ねられた真島は「両方」と告白。「その時によって変わるのよ、僕」。そして男が好きな男性でなくても落とせるというテクニックも披露。
引用：マツケンサンバIIで大ブレイクした振付師・真島茂樹はオネエなのか！？それとも・・・真相を激白！ | テレビ東京・ＢＳテレ東の読んで見て感じるメディア テレ東プラス
真島さんは女性とも交際経験がありますが、たまたま結婚しようと思える人と出会わなかっただけなのかもしれません。
真島茂樹はパートナーがいた？
生涯独身を貫いていた真島茂樹さんですが、パートナーはいたようです。交際経験は男女ともにあり、同棲経験もあると話していました。
一番最初に付き合ったのは女性で、同棲していたのは男性と話す真島に、名倉は「女性も好きになれるし、男性も好きになれるんですか？」と興味津々。真島はどちらもＯＫだとカミングアウトしていた。
そして、2021年時点ではパートナーとなる男性がいたようです。
2021年6月6日に放送されたTBSの「週刊さんまとマツコ」にリモート出演した真島茂樹さんは、「今モテている」と話していました。そして、マツコ・デラックスさんから「最近言われた言葉で1番グッときたのは？」と聞かれた真島さんは、次のように答えています。
これはもうプロポーズのようなものですよね。マツコ・デラックスさんは「ちゃんと看取るって事じゃない？」と話していましたが、まさにその通りですよね。この言葉を言ってくれた男性は紳士的な社長とのことです。
これだけの言葉を言ってくれるということは、その人が真島茂樹さんのパートナーなのでしょう。
真島茂樹と松平健の関係
真島茂樹さんは松平健さんの「マツケンサンバⅡ」を振り付けして、一気に世間の注目を集めるようになりました。
真島茂樹さんと松平健さんの関係性を見ていきましょう。
マツケンサンバⅡの前から友人関係
真島茂樹さんと松平健さんは、「マツケンサンバⅡ」の振り付けで知り合ったわけではありません。
実は若い頃からの知り合いでした。真島茂樹さんが日劇にいたころに知り合っています。松平健さんはレビューが大好きで、日劇をよく見に行っていたことが縁で、プロデューサーに紹介されて知り合いました。
「松平さんとは若い頃からよく遊んでいたんですね。彼はレビューが大好きで、日劇も宝塚歌劇もSKDも観に行くくらい。
日劇は1981年にクローズしていますから、それまでには真島さんと松平健さんは知り合っていて、よく遊ぶ友人関係だったんですね。
マツケンサンバⅡで大ブレイク＆盟友のような関係に
マツケンサンバⅡのリリース＆ヒットは2004年でしたが、実は楽曲自体は1994年に完成していました。そして、曲ができた当初は現在のような振り付けではなく、日舞をメインにした振り付けで、真島茂樹さんではない人物が振り付けをしていました。
ただ、日舞メインの振り付けでは物足りないという話になり、1997年ごろに真島茂樹さんの元に振り付けの話した舞い込みます。真島さんには「日劇のような振り付けにしてほしい」という注文があったそうです。
その時『マツケンサンバという曲があるんだけれど』と、松平さんがカバンから音源を出してきてくださったのです。『これをマジーが日劇風に好きなように踊りをつくってほしい』と言われたんです
松平健さん直々に、真島茂樹さんに振り付けの依頼があったんですね。それだけ、松平さんと真島さんは距離が近い友人だったということでしょう。
松平さんからカセットテープを渡された真島茂樹さんは、マツケンサンバⅡの音源を聞くと、すぐにその曲を気に入り、振り付けが浮かんできたとのこと。音源を聞いてから、15分くらいで振り付けたできたそうです。
そして、現在のマツケンサンバⅡの振り付けが出来上がり、2004年の神宮花火大会で一気にブレイクしました。
2004年8月に、神宮の花火大会に出てくれませんかというオファーが来たんです。そこで観客全員にも振り付け講座をしました。それは盛り上がりましたよ。翌日の新聞に大きく報じられて、3日後には初めてのテレビ出演。そこからの勢いがすごかった。10月に新宿コマ劇場で『暴れん坊将軍～唄って踊って八百八町』公演。お芝居なしでのサンバコンサートツアーもできたんですから
暴れん坊将軍だった松平健さんが金ぴかの衣装を着て、腰を振りながら激しく踊るというなんだか滑稽だけど、とにかく楽しいという曲風＆振り付けが老若男女問わずに受け入れられ、マツケンサンバは大ブームになり、真島茂樹さんも人気になりました。
このマツケンサンバⅡの大ブレイク以降、ブームが落ち着いた後も、松平健さんのコンサートや舞台では必ずマツケンサンバが歌われるようになり、コンサートには必ずと言って良いほど、真島茂樹さんが同行し、一緒に踊り舞台を盛り上げました。
真島茂樹さんと松平健さんは、まさに「盟友」といえる関係でした。
真島茂樹が死去
真島茂樹さんは、2024年5月22日に亡くなりました。77歳でした。自宅で倒れているところを訪ねてきた知人が発見し、救急搬送したものの死亡が確認されたということです。
真島茂樹さんは亡くなる前日まで元気に働いていたとのことです。亡くなる前日の5月21日には、真島さんの出身地である栃木県で講演会を開いていました。
所属事務所は「自ら『一生踊り子』という言葉を胸に亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました」とつづり、亡くなる前日の２１日には地元である栃木で講演会に臨み、参加者と「マツケンサンバⅡ」と踊っていたという。
引用：真島茂樹さん貫いた〝一生踊り子〟前日も講演会で「マツケンサンバⅡ」踊る ７７歳で急死 松平健がコメント「突然で信じがたい思い」 – zakzak：夕刊フジ公式サイト
前日まで講演会を開き、マツケンサンバⅡを踊っていたということは、前日まではとても元気だったことは間違いないでしょう。真島茂樹さんは突然亡くなったということですね。
松平健が病院に駆け付けた
真島茂樹さんが自宅で倒れて病院に救急搬送されたというという知らせを聞いて、松平健さんは病院に駆け付けました。
松平も同日夜に病院に駆けつけ、真島さんの姉と一緒に、涙ながらに最期をみとったという
引用：松平健、涙で看取った真島茂樹さんの最期 緊急搬送された病院駆けつけ「マジを尊敬し称賛」 – おくやみ : 日刊スポーツ
知らせを聞いてすぐに病院に駆けつけ、真島さんのお姉さんと一緒に最期を看取ったということは、真島さんと松平さんが2人で一緒にマツケンサンバを作り上げた「盟友」だったという証拠でしょう。
真島茂樹の死因は虚血性心疾患！不整脈の病気があった
真島茂樹さんの死因は、虚血性心不全です。心筋梗塞と思われます。
真島茂樹さんは元々不整脈の持病を抱えていました。
真島さんはこれまで不整脈で定期的な通院はしていたが、亡くなる前日の21日は栃木県内で講演の仕事をしていて、いつも通り元気だった。
引用：振付師・真島茂樹さん死去 松平健が病院に駆けつけていた 前日は栃木で講演「いつも通り元気だった」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
不整脈で定期的に通院をしていたということで、何らかの薬を飲んで治療をしていたということでしょう。もしかしたら、元々狭心症があって、それで不整脈が起こり、虚血性心不全を起こしたのかもしれません。
真島茂樹さんのようにいつも体を動かしていて、肥満とは無縁なスマートな体型をしていても、虚血性心不全になってしまうんですね。
真島茂樹を松平健がしのぶ
真島茂樹さんの死を受けて、松平健さんは真島さんへの追悼コメントを出しました。
余りに突然の事で今だ信じがたい思いです
踊りを愛し生涯ダンサーを貫き通したマジを尊敬し称賛します
また、真島さんが亡くなった3日後の5月25日には、真島さんが出演する予定だった「マツケンサンバコンサート」が行われましたが、ここでも松平さんは真島さんへの追悼コメントを出しました。
やはりいつも一緒に踊っていた真島茂樹さんがいなくなるというのは、松平健さんにとっても大きな損失であり、心にぽっかり穴が開いたような気持になるのでしょう。
真島茂樹のまとめ
真島茂樹さんのプロフィールや家族・生い立ち、若い頃からの経歴、結婚や嫁・子供の有無、松平健さんとの関係や死去と死因・虚血性心疾患の病気などをまとめました。
真島茂樹さんのご冥福をお祈りいたします。
