西成でうどん店「淡路屋」を経営し生活困窮者への無料提供などの活動で知られる西成キンちゃんが話題です。
この記事では西成キンちゃんの年齢や若い頃の経歴、どこの組かや刺青、4度の結婚と嫁や子供、チック症の病気や刺された事件、現在の様々な活動などについてまとめました。
この記事の目次
西成キンちゃんの年齢や本名などプロフィール
西成キンちゃんのプロフィール
本名 :大前孝志(おおまえ・たかし)
生年月:1975年3月
出身地:和歌山県橋本市生まれの大阪育ち
身長 :184cm
体重 :130kg超
西成キンちゃんは西成区の西成警察署の真横で立ち食いうどん店「淡路屋」を営み、全身に入った刺青と強面な外見とは裏腹に、生活困窮者には無料でうどんを提供する活動で地元の人々に敬愛されている人物です。
西成キンちゃんは過去には暴力団組織に所属し、逮捕や海外逃亡、フィリピンでのホームレス経験など、波瀾万丈な経歴を持つ人物でもあります。
西成キンちゃんは現在、YouTubeチャンネル「西成キンちゃんのワッショイTV」を運営し、登録者数は10万人に迫っています。動画では西成のグルメ紹介や、元アウトローとの対談、炊き出し活動の様子などを発信。「ワッショイ!」という元気な掛け声と、人懐っこい笑顔がトレードマークで人気を得ています。
西成キンちゃんは本名が「大前孝志(おおまえ・たかし)」である事や、生年月が「1975年(昭和50年)3月生まれ」である事を明かしており、2024年2月にMBSニュースで紹介された当時の年齢が48歳である事から2025年11月時点の年齢はちょうど「50歳」になります。
大阪・西成。カウンターだけの小さなうどん店「淡路屋」。厨房に立つのは店主の大前孝志さん(48)。身長184cm、体重130kgの大前さんは、キンちゃんと呼ばれています。
引用:元暴力団組員キンちゃんが営む西成のうどん店『食事に本当に困っておられる方は一杯無料』恐喝や薬物を繰り返した過去から「お金ないから飯食えない、飯食えないから犯罪に」
活動名義の西成キンちゃんですが、人気ヤンキー漫画の「ビーバップ・ハイスクール」の登場人物「大前均太郎」とキャラクターがかぶっており、偶然にも本名の苗字「大前」が同じであったために若い頃に愛称として「キンちゃん」と呼ばれるようになり、それが定着して現在も仲間内でこの愛称で呼ばれているそうです。
(キンちゃん)「(漫画の)ビーバップ・ハイスクールの登場人物で大前均太郎っておったじゃないですか、体のデカい。同じ名字なんですよ。だからキンちゃんになったんです」
引用:元暴力団組員キンちゃんが営む西成のうどん店『食事に本当に困っておられる方は一杯無料』恐喝や薬物を繰り返した過去から「お金ないから飯食えない、飯食えないから犯罪に」
西成キンちゃんの若い頃の経歴① 小学時代は習い事漬け中学で不良に
西成キンちゃんの若い頃の経歴もみていきます。
元暴力団組員としてのイメージが強い西成キンちゃんですが、幼少期は意外にも教育熱心な家庭で育ちました。
西成キンちゃんこと大前孝志さんは1975年に和歌山県橋本市で生まれましたが、幼少期に大阪へ移り住んでいます。実家は豆腐屋を営んでいましたが、父親は真鍮やステンレスを加工する職人でもありました。
長男として生まれた西成キンちゃんは、両親から過度な期待を背負わされていたそうです。小学校時代は、学習塾、習字、剣道と一週間ほぼ休みなしで習い事に通わされ、日曜日はボーイスカウト活動に参加するという多忙な日々を送っていました。
「長男だから」というプレッシャーと、遊ぶ間もない拘束された生活。この頃に蓄積されたストレスが、後の「爆発」へと繋がっていきます。
「中学に入って急に爆発してしまった」と本人が語るように、抑圧された反動で素行が悪化していきました。高校には進学したものの、「行く気がなかった」ため、わずか2〜3週間で自主退学。
中退後、時間を持て余していた彼の家の近所に、ある暴力団の幹部が住んでいました。最初は「近所の優しいおじさん」として接していましたが、次第にその事務所に出入りするようになります。
通常の不良少年が「バイクに乗って暴走族に入る」というステップを踏むのに対し、キンちゃんはいきなり「組事務所に出入りする」という、飛び級で裏社会への扉を開いてしまったのです。
西成キンちゃんの若い頃の経歴② 18歳で暴力団組員に25歳で逮捕服役

まだ10代後半という年齢で裏社会に足を踏み入れた西成キンちゃんは、その体格と度胸で頭角を現していきました。
暴力団事務所での「部屋住み(住み込みでの雑用)」や、親分へのお茶くみ、おしぼり出しなどの下積みを経て、18歳で正式に杯(さかずき)を受け、暴力団構成員となりました。
所属していた組織がどこの組か具体的な名称については、動画内では明言が避けられていますが、大阪・西成を拠点に出入りしていたことから、関西に地盤を持つ有力組織の傘下であったことが推測されます。
バブル崩壊後の平成初期でしたが、当時のヤクザ社会はまだ資金力がありました。10代のに西成キンちゃんにも「10日に1回、10万円」の小遣いが支給されており、月収にすると45万〜50万円もの大金を手にしていました。さらに賭博場で勝った幹部からお零れをもらうこともあり、金銭感覚は若くして麻痺していきました。
しかし、金と共に彼を蝕んだのが「覚醒剤(シャブ)」でした。組織としては建前上「御法度」とされていましたが、西成キンちゃんは自ら使用し、深みにハマっていきました。
そして、25歳で1度目の結婚をし子供を授かった矢先、西成キンちゃんは逮捕されます。
容疑は恐喝、傷害、覚醒剤取締法違反など。余罪は25件にも及びました。これにより約6年間の実刑判決を受け、刑務所に服役することになります。
「子供の成長を見たいのに、見られない」
塀の中で西成キンちゃんは初めて、親としての自覚と後悔に苛まれました。嫁のことはともかく、生まれたばかりの我が子に会えない辛さが、彼に「足を洗う」決意をさせました。
服役中に脱退届を提出し、所属していた組織が解散したことも重なって、西成キンちゃんは正式にヤクザの世界から足を洗いました。
西成キンちゃんの若い頃の経歴③ フィリピンへの逃亡と更生のきっかけ
出所後、年齢は30代になっていた西成キンちゃんはカタギとして生きようとしますが、再びトラブルに巻き込まれます。
大阪平野区でラーメン店や水商売系の店を経営していた際、店を任せていた部下が美人局(つつもたせ)や薬物の売買を行っていました。警察は「元ヤクザのキンちゃんが黒幕だ」と決めつけ、西成キンちゃんを指名手配に近い状態で追い詰めました。
「俺はやっていない」という主張は聞き入れられず、実家や母親にまで警察の手が伸びる状況に絶望した西成キンちゃんは、日本を捨ててフィリピンへ高飛びすることを決意します。
フィリピンでのホームレス生活
フィリピンに渡ったものの、所持金はすぐに尽きました。言葉もわからず、頼れる知人もいない異国の地で、西成キンちゃんは路上生活者(ホームレス)へと転落します。
本人によれば、金に困ってフィリピン人相手に恐喝(実質強盗のような事をしていたと推測される)するなどしていたものの、何十件もやったところで現地の警察に捕まり、入国管理局に連れていかれるも、ビザ切れの罰金をしっかり払うなどしていた事から強制送還はされなかったのだそうです。
飢えと渇きに苦しみ、マニラのガソリンスタンドとセブンイレブンの間にある花壇でうずくまっていた時、人生を変える出来事が起こります。
「一杯の食事」の恩義
3日間何も食べず、死を覚悟していた西成キンちゃんに、見ず知らずのおばあさんが声をかけてきたそうです。
「あんた、ずっとそこに座ってるけどお腹減ってるやろ?」(西成キンちゃんが後に語った表現で、現地の方なのでタガログ語か英語で話しかけたと思われる)
彼女も裕福ではありませんでしたが、自分のわずかな給料から、ご飯とおかず、そして水を買ってキンちゃんに手渡してくれたそうです。見ず知らずの、しかも薄汚れた日本人の大男に対して、見返りを求めず食事を恵んでくれたその優しさに西成キンちゃんは感激し、涙を流しながら貪るように食べたのだそうです。
「空腹が満たされることのありがたさ」、「人の情けの温かさ」が身に沁みたといい、西成キンちゃんはこの時、「自分が日本に帰って立ち直ったら、今度は自分がお腹を空かせた人を助ける番だ」と心に誓ったといい、この時の体験が、現在の「無料うどん」の原点となっているのだそうです。
中古iPhoneの輸入販売で起死回生を果たす
その後、西成キンちゃんは現地で生き抜くために知恵を絞りました。日本から持ち込んだ中古のiPhone(当時iPhone 5sなど)が、フィリピンでは日本の中古買取価格の数倍(約6万円)で売れることに気づきます。
彼は日本の知人に頼んで中古スマホを送ってもらい、それを現地で売るビジネスを開始。これが成功し現地の平均年収の10年分をわずか1ヶ月半で稼ぐことに成功しました。
この資金を元手に生活を立て直し、現地で知り合った現在の嫁(フィリピン人)と共に日本へ帰国しました。
西成キンちゃんは帰国後にうどん店「淡路屋」を開業し1杯10円や無料提供

帰国後、西成キンちゃんは西成に戻ってきて立ち食いうどん店「淡路屋」を開きます。しかし当時、手元に資金はほとんどありませんでした。
西成警察署前でうどん店を開く
西成キンちゃんが帰国後の商売の場として選んだ物件は、なんと西成警察署の真横にあるわずか数坪の立ち食いうどん店跡地でした。
かつて自分を追い回していた警察署の目の前で店を開く。「パクれるもんならパクってみろ、俺は真面目にうどん屋をやるんや」という、彼なりの更生の決意表明であり、警察に対する皮肉めいた挑戦状でもありました。
大家さんに事情を話すと、「面白い、敷金礼金なしで貸してやる」と男気を見せてくれ、2017年に立ち食いうどん店「淡路屋」がオープンしました。
「10円うどん」と「無料うどん」
開業当初、宣伝費のない彼は奇抜なアイデアを実行します。土日に限り、うどんを1杯10円で提供したのです。これには長蛇の列ができ、西成中で話題となりました。
そして、フィリピンでの誓いを果たすべく「お腹が空いて困っている人への無料提供」を始めました。
この活動は、「売名行為だ」と批判されることもありましたが、西成キンちゃんは「売名で結構。実際に腹を満たせる人がいるならそれでいい」と気に留めませんでした。
この活動を知った全国の支援者(通称・前田さん等)から、毎月寄付金や食材が届くようになり、善意の輪が広がっていきました。
西成キンちゃんの立ち食いうどん店「淡路屋」は「大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-5-5」にあり、かすうどん、肉うどん(甘めの味付けが特徴)、スタミナうどん等、数百円〜のリーズナブルで美味しいメニューで西成の名物店となっています。
西成キンちゃんはどこの組に所属していたのか
西成キンちゃんは若い頃に暴力団に所属していましたが、具体的にどこの組に所属していたのかにも関心が集まっているようです。
しかし、西成キンちゃんが若い頃に所属していた組織については、本人が動画内で具体的な組名を出す際には必ず「ピー音」で伏せており、公式には公表されていません。
そのため、西成キンちゃん本人が語ったエピソード、活動していた地域(西成)、年代、そして周囲の人間関係などの「状況証拠」から、ネット上やアウトロー事情に詳しい層の間ではある程度推測がなされています。
それによれば、西成キンちゃんは「二代目東組(あずまぐみ)」の傘下組織、もしくは「酒梅組(さかうめぐみ)」系の組織にいたのではないかと推測されています。
特に、西成という地域性と彼の人脈から、「東組」系列の二次・三次団体に所属していたのではないかという説が最も有力とされています。ただし、本人が「服役中に組が解散した」と語っていることから、本家直参ではなく、その下の枝組織であった可能性が高いとみられています。
ただし、これらはあくまでも西成キンちゃん本人の発言や、動画でコラボしている人々の顔ぶれなどをヒントに推測された未確定情報である事に留意していください。
そして現在、西成キンちゃんと暴力団組織および反社会勢力との間には何の繋がりもありません。
西成キンちゃんの刺青

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西成キンちゃんは極道時代の名残で刺青を彫っているようです。
西成キンちゃんは自身の刺青を隠しているというわけではありませんが、自ら刺青を見せびらかしたり、解説をしたりという事はされていません。
公開されている画像などから、背中に見事な刺青が彫られているのが確認できますが、はっきりつ写されているわけではなく詳しいデザインは不明です。
西成キンちゃんの4度の結婚と嫁について

西成キンちゃんは結婚していて嫁や子供がいます。
西成キンちゃんはYouTube「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」に出演した際に、「結婚は4回目やけど」と明かしています。
1度目の結婚は西成キンちゃんが暴力団に所属していた若い頃で25歳以前です。この最初の嫁との間に子供(娘)が1人生まれています。
しかし、子供が生まれてすぐに傷害や恐喝、覚醒剤事件などを起こして逮捕され懲役6年の実刑となり出所後に離婚となっています。
西成キンちゃんの2度目の結婚はフィリピンへと渡る前の事で、本人の発言によればこの2人目の嫁とは「離婚して復縁して、もう一度結婚(3度目の結婚を)した(計2回結婚した)」との事です。
西成キンちゃんの4度目の結婚相手であり、現在の嫁であるのがフィリピン人女性のカテリンさんです。
現在の嫁であるカテリンさんとは、西成キンちゃんがフィリピンから日本に帰国したばかり、うどん店の開業準備などをしている頃に結婚し、フィリピンから日本に呼び、現在も共に生活されています。
現在の嫁・カテリンさんは、西成キンちゃんの経営するカラオケ居酒屋「MABUHAI(マブハイ)」のママを務め、西成キンちゃんのうどん店「淡路屋」の手伝いもするなど、公私共にパートナーです。
西成キンちゃんの子供は娘が1人おり孫もいる

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西成キンちゃんは自身の子供についてもYouTube「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」で語られています。
それによると、西成キンちゃんの子供は1人だけで、自身が25歳の頃に生まれたと明かされているため、2025年時点の西成キンちゃんの子供の年齢は「25歳」前後と推測できます。(西成キンちゃんの2025年時点の年齢は「50歳」)
- 西成キンちゃんの子供は1度目の結婚相手、1人目の嫁との間に生まれた娘さんで、前述の通り西成キンちゃんは子供が生まれてすぐに服役したため幼少期は一緒に暮らせませんでした。
- 出所後には復縁していますが、娘さんが高校生くらいの頃に素行が悪くなっため、西成キンちゃんは厳しく接して3年ほど絶縁状態となっています。
しかしその後、西成キンちゃんの方から連絡をとり、再び一緒に生活するようになったようです。
西成キンちゃんの娘さんは現在、西成で「立ち呑みキンちゃん」(大阪府大阪市西成区山王2-6-11)という店の切り盛りを任されています。

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そんな娘さんには子供がおり、西成キンちゃんにとっては孫です。絶縁状態から和解して食事に行った際、娘さんが子供を連れてきて、西成キンちゃんが「どこの子連れてきたんや?」と聞いたところ「あんたの孫やけど」と言われ、初めて孫の存在を知り衝撃を受けたのだとか。
西成キンちゃんは病気「チック症」を告白している
西成キンちゃんの動画での様子を見ていると、頻繁に強く瞬きをしたり、首を振ったり、顔をしかめたりする動作が見られます。これについて西成キンちゃんは隠すことなく「チック症(トゥレット症候群)」という病気の症状である事を公にしています。
西成キンちゃんの病気「チック症」とは
西成キンちゃんの病気「チック症」は、本人の意思とは無関係に、体の一部が動いたり(運動チック)、声が出てしまったり(音声チック)する神経系の疾患です。ストレスや緊張で症状が強く出ることがあります。
西成キンちゃんが語った自身の病気「チック症」について
西成キンちゃんは自身の「チック症」という病気について、「幼少期のストレスや、過去の薬物乱用の影響もあるかもしれない」と自己分析しています。若い頃の暴力団組員時代は、このチック症の症状が原因で「ガンを飛ばしている(睨んでいる)」と誤解され、喧嘩になることも多く、非常に生きづらさを感じていたといいます。
しかし現在は、「これも自分の一部」、「個性」として受け入れています。視聴者からも「最初は気になったが、今はキンちゃんの味だ」、「隠さず堂々としている姿に勇気をもらった」という温かいコメントが多く、同じ病気で悩む人々への励みとなっています。
西成キンちゃんが店で刺された事件も話題に
西成キンちゃんは2023年10月、自身のうどん店「淡路屋」の店内で押し入った男に刺されるという事件の被害者になっており、ネット上では西成キンちゃんが刺された事件としてかなり話題になりました。
西成キンちゃんが刺された事件は、2023年10月16日に発生。営業中だったうどん店「淡路屋」に男が押し入り、西成キンちゃんの首や顔面を包丁で複数回斬りつけ、刺すなどしました。
この事件で逮捕されたのは49歳の無職の男で、以前から淡路屋の客であり、キンちゃんのYouTube活動の手伝いなどもしていた知人でした。
男は精神的に不安定な部分があり、西成キンちゃんに対して一方的な恨みや被害妄想を抱いていたと見られています。西成キンちゃんは彼を突き放したわけではなく、むしろ面倒を見ていた側でしたが、その親切心が仇となる理不尽な事件でした。
奇跡的な生還と器の大きさ
首という急所を狙われ、大量出血したものの、西成キンちゃんは強靭な肉体で致命傷を回避し、奇跡的に一命を取り留めました。
退院後、西成キンちゃんは顔や首に生々しい傷跡を残しながらも、すぐに店に復帰。「死ぬかと思ったけど、まだ死ねへん理由がある」と語り、加害者に対して過度な報復感情を煽るようなことはせず、「彼の更生を願う」という趣旨の発言すらしました。
この事件を通じ、西成キンちゃんの「肉体的な強さ」だけでなく「精神的な器の大きさ」が改めて評価されることになりました。
西成キンちゃんの現在

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西成キンちゃんは現在、うどん店「淡路屋」だけでなく、複数の飲食店を経営するなど多角的に活動しています。
西成キンちゃんの現在① 複数の飲食店を経営
現在、西成キンちゃんが経営する主な店舗は以下です。
海鮮居酒屋「淡路屋丸」(大阪府大阪市西成区山王1-5-20)
カラオケバー「MABUHAI」(大阪府大阪市西成区萩之茶屋2-5-5)
立ち飲み屋「立ち飲み キンちゃん」(大阪府大阪市西成区山王2-6-11 )
西成キンちゃんの現在② YouTuber・インフルエンサーとして
現在、西成キンちゃんは、YouTube「ワッショイTV」での発信に加え、様々なYouTuberとのコラボ、さらに、TikTokなどのSNSでも影響力を持っています。
そんな西成キンちゃんの元には全国から「更生したい」、「人生相談に乗ってほしい」という元不良や悩みを持つ若者が訪れます。西成キンちゃんはそうした若者にうどんを振る舞い、自身の失敗談を交えて説教をし、背中を押しています。
西成キンちゃんの現在③ 西成の駆け込み寺的存在に
西成キンちゃんの経営する西成の複数の店は、行政の支援から漏れてしまった人々の「駆け込み寺」のような役割を果たしています。
「死にたい」と連絡してくる人、「DVから逃げてきた」という人、「子供が学校でいじめられている」と相談にくる人。キンちゃんは「俺みたいな人間に何ができるかわからんけど」と言いつつも、そうした人々の話を聞き、食事を提供し続けています。
まとめ
今回は、西成で生活困窮者に無料でうどんを提供するうどん店「淡路屋」の店主であり、YouTube「ワッショイTV」の運営でも人気の西成キンちゃん(本名・大前孝志さん)についてまとめてみました。
西成キンちゃんは、若い頃は暴力団組織に所属し、傷害や恐喝、覚醒剤で逮捕され服役した後、フィリピンへと渡ってホームレスになるという波瀾万丈な経歴を持ちます。
フィリピンで見知らぬおばあさんに助けてもらったのがきっかけとなり、帰国後に経営するうどん店で無料や10円でうどんを提供する生活困窮者を助ける活動を始めました。これがSNSや地元メディアで話題となり、現在の知名度へと繋がりました。
西成キンちゃんは私生活でも4度の結婚を経験するなど波乱に満ちていますが、現在の嫁のフィリピン人女性「カテリン」さんとは公私のパートナーとして夫婦円満なと様子です。
また、子供は、1度目の結婚の元嫁との間に娘が1人おり、この娘さんも西成キンちゃんの経営する立ち飲み屋の切り盛りを任されるなど関係は良好です。
2023年には、西成キンちゃんが首を刺された事件が発生しましたが、現在は復帰し、うどん店「淡路屋」など複数の飲食店経営やYouTube活動、西成の駆け込み寺のような役割など多角的に活動し、西成だけでなく全国的に多くのファンから愛されています。



















