女子中学生2名に対する準強姦致傷などで起訴された元中学校校長・北村比左嘉に懲役9年の判決が出ました。
この記事では北村比左嘉の校長になるまでの経歴や3度の結婚と嫁や子供、自宅の場所、事件を起こしたのはどこの中学か犯行の動機や現在の裁判での判決などについてまとめました。
この記事の目次
北村比左嘉は勤務先の中学の女子生徒への性暴力で逮捕起訴された元校長
北村比左嘉(きたむら・ひさよし)は、かつて自身が勤務していた都内の中学校で、少なくとも2人の女子中学生に対して性的暴行を働いたとして、2023年9月10日に児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)で、同年9月29日に準強姦致傷の容疑で逮捕された男です。
教師による未成年生徒への悪質極まりない性暴力事件だった事に加えて、北村比左嘉が逮捕当時、練馬区立三原台中学校の現役の校長だった事でも注目され大きく報道されています。
北村比左嘉の経歴① 都立西高から東京学芸大を卒業し中学の理科教員に
北村比左嘉は1967年に東京都内で生まれ、東京都立西高校(現在の偏差値72)を卒業後、1浪して東京学芸大学教育学部A類(理科)で教員免許を取得して卒業。
1989年より文京区立茗台中学校に赴任し、1998年より練馬区立豊玉第二中学校に赴任しました。現在発覚している女子中学生への性的暴行事件はこの豊玉第二中学校で起こしています。同中学では科学部や剣道部の顧問も務めています。
また、北村比左嘉は練馬区立豊玉第二中学校では主幹教諭や進路指導主任も務めるなど、教師として順調にキャリアを重ねていたようです。
北村容疑者は、1967年東京都に生まれた。都立の名門・西高校を卒業後、1浪して東京学芸大学教育学部A類(理科)に進み、教員免許を取得した。
文京区の中学校を皮切りに1998年からは練馬区内の中学校で理科の教員として教鞭をとった。
引用:《卒アル入手》“教え子のわいせつ画像所持で逮捕”55歳中学校長「不倫」「妊娠」「離婚」の私生活「日本の理科教育をリードしてきたが…」
その後、北村比左嘉は2016年から練馬区立上石神井中学校に赴任し、ここでは副校長を務めていたようです。
北村比左嘉の経歴② 練馬区立三原台中学校の校長
北村比左嘉は2019年より、練馬区立三原台中学校に赴任して校長に就任。
過去の女子中学生に対する性的暴行事件で逮捕される事になる2023年には、全国中学校理科教育研究会の事務局長にも就任するなど都内の教師の中でも地位を築いていたようです。
2019年に現在の練馬区立三原台中学校の校長に就く。また、今年の全国中学校理科教育研究会の事務局長を務めるなど教師の“出世街道”を歩んできた。
引用:【教え子に準強姦致傷で再逮捕】練馬わいせつ校長は3度結婚「家の契約時と入居時で奥さんが変わっていた」「一回り下の女性と不倫して妊娠させた」
そして、北村比左嘉は2023年9月にかつて自身が赴任していた中学校での女子中学生に対する童買春・ポルノ禁止法違反と準強姦致傷で逮捕される事になりました。北村比左嘉の起こした事件いついては後述します。
北村比左嘉の結婚と嫁・子供…離婚歴があり元教え子と不倫し再婚した模様
北村比左嘉はこれまでに3度結婚している事がわかっています。しかもそのうちの1人、3度目の結婚の現在の嫁は30年以上前の教え子だと判明し、一部ネット上でも騒然となっています。
1度目の結婚の嫁とは1999年頃に北村比左嘉の問題により離婚
北村比左嘉の1度目の結婚は1999年以前だったようです。
北村比左嘉は練馬区に現在の自宅を購入しており、この自宅の購入契約時に当時の嫁を連れて売主や不動産会社、近隣住民に挨拶をしていたという事です。
ところが、実際の入居時の挨拶では別の女性を連れていたという事で当時の近隣住民の間で話題になっていたという事です。1人目の嫁とは北村比左嘉に何か問題があって離婚したとの近隣住民の証言も出ています。
北村容疑者は1999年に練馬区内に現在の自宅を購入している。その当時、ごく一部の近隣住民しか知らない“1人目の女性”がいたという。「自宅は建売住宅で、北村容疑者が契約の際に売主、仲介の不動産会社や近隣住民に挨拶しにきたんですが、その時に連れていた女性と、入居時の挨拶の際に連れていた女性が違っていて……すぐ噂になりました。1人目の女性とは北村容疑者側に問題があって別れたと聞いています。
引用:【教え子に準強姦致傷で再逮捕】練馬わいせつ校長は3度結婚「家の契約時と入居時で奥さんが変わっていた」「一回り下の女性と不倫して妊娠させた」
2人目の結婚の嫁とは子供もいたが北村比左嘉の不倫が原因で離婚
北村比左嘉は練馬区の自宅に2度目の結婚相手の嫁と一緒に住み子供も産まれたようです。
北村比左嘉と2度目の結婚の嫁との子供は息子で2023年の時点で高校生か大学生くらいのはずとの近隣住民の証言が出ています。
北村さんは再婚で、前の奥さんとの間に子供がいました。もう高校生、大学生くらいになっているはず。でも7~8年前くらいに離婚したみたいで、今の奥さんと3年ほど前に再婚
引用:【教え子に準強姦致傷で再逮捕】練馬わいせつ校長は3度結婚「家の契約時と入居時で奥さんが変わっていた」「一回り下の女性と不倫して妊娠させた」
北村比左嘉は、2023年からみて7年〜8年前に2度目の結婚の嫁と離婚しており、1人周りしたの40代くらいの女性と3度目の結婚をしています。
2度目の嫁との離婚は、この3度目の結婚の嫁との不倫だったと近隣住民の間では言われているという事です。
7~8年前に2人目の奥さんと離婚して、いまの一回り下の奥さんと再婚したんですが、きっかけは北村容疑者の不倫と言われています。3人目の奥さんが家に来るようになったときにはすでにお腹が大きかった
引用:【教え子に準強姦致傷で再逮捕】練馬わいせつ校長は3度結婚「家の契約時と入居時で奥さんが変わっていた」「一回り下の女性と不倫して妊娠させた」
3度目の結婚の現在の嫁は30年以上前の教え子(当時女子中学生)で子供も
北村比左嘉は現在の嫁である3度目の結婚の相手との間に子供が生まれており、近隣住民によると2歳くらいだという事です。この2歳くらいの子供の性別は現在の時点ではわかっていません。
今の奥さんとは再婚ですよ。3年ほど前に北村先生が不倫相手を妊娠させて当時の奥さんと離婚。息子さんを連れて出ていったと聞きました。その不倫相手が今の奥さんだから、子供は2歳くらいだと思います。まだ小さいお子さんを先生がお風呂に入れる声が聞こえるし、散歩させているのを見かけますよ
引用:《卒アル入手》“教え子のわいせつ画像所持で逮捕”55歳中学校長「不倫」「妊娠」「離婚」の私生活「日本の理科教育をリードしてきたが…」
この北村比左嘉の3度目の結婚の現在の嫁ですが、なんと30年以上前に赴任していた中学校の教え子(当時女子中学生)である事が判明しています。
当時、北村比左嘉の教え子だったという方が、北村比左嘉の現在の嫁は、当時お気に入りだったという女子生徒C子であると証言しています。
「約30年以上も前のことです。まだ教員になって間もない北村先生は、夏休みになると特定の女子生徒をプールに連れていっていました。異常な距離の近さに『おかしくない?』と女子生徒の中で話題になっていた。その中で特に北村先生のお気に入りだったのがC子でした」
引用:女子トイレをうろうろ、教え子と‟不倫”再婚、マッサージで性的暴行…練馬わいせつ校長(55)「近すぎた女子生徒とのキョリ」《準強姦致傷容疑で再逮捕》
この証言者の方は、北村比左嘉と当時の女子生徒C子のウエディングフォトも週刊文春にリークしています。(この見出し冒頭画像)
さらに、この女子生徒C子は当時「中2で処女を捨てるのって早いかな」などと話しており、その相手が北村比左嘉ではないかと噂になっていたのだそうです。
「C子が北村先生と結婚したというのです。同級生にウエディングフォトを見せてもらったのですが、先生とC子が幸せそうに写っていましたよ。C子は当時、『中2で処女を捨てるのって早いかな』と同級生に話し、その相手が北村先生ではないかと噂になったこともあった」
引用:女子トイレをうろうろ、教え子と‟不倫”再婚、マッサージで性的暴行…練馬わいせつ校長(55)「近すぎた女子生徒とのキョリ」《準強姦致傷容疑で再逮捕》
北村比左嘉の自宅は練馬区中村南3丁目の3階建て住宅で嫁や子供と同居
出典:https://www.news-postseven.com/
北村比左嘉の自宅は1999年に購入した練馬区の土地に建つ3階建ての住宅です。
北村比左嘉は逮捕の報道時に住所が「東京都練馬区中村南3丁目」と報じられていたので、これが自宅の住所だと思われます。
登記簿謄本によると北村容疑者は1999年に練馬区に約50平方メートルの宅地を購入、木造3階建て住宅を新築した。ここには前妻と住み始めたようだ。
「集英社オンライン」や「NEWSポストセブン」は北村比左嘉の自宅の外観画像を掲載しています。
北村比左嘉よはこれまでに3度結婚をしていますが、2度目の結婚の嫁と子供も、現在の3度目の結婚嫁と子供もこの自宅で暮らしていたようです。
北村比左嘉の自宅がある「東京都練馬区中村南3丁目」周辺の地図です。
北村比左嘉が起こした女性中学生2人への性暴力事件の概要
北村比左嘉が起こした事件の概要についてもみていきます。
北村比左嘉が自身が教師として勤務する中学校に通う女子中学生2名に対して性的な暴行を加えていたのは2009年から2013年にかけてです。
女子中学生2名が受けた具体的な被害についてはあまりにも生々しく、傷ついた被害者もいる事なのでここで詳細を書く事は控えますが、北村比左嘉は進路指導を担当する立場と理科準備室を占有できる理科教師という立場を利用して、「進路指導のため」、「身体をメンテナンスするためにマッサージをする」などといろいろな理由をつけて理科準備室に女子生徒を誘い込み、道具などを使って性的な暴行を加えたり、身体に触ったりを繰り返していたという事です。
さらに、北村比左嘉は被害者の1人をラブホテルに連れ込んで同様の性的暴行を加えた事もわかっています。
また、北村比左嘉は女子生徒に対して性的な暴行を加える様子をビデオカメラで撮影し動画や画像を保存し自慰行為にも使用していたという事です。
事件が発覚したのは2022年11月の事で、当時被害にあった女性(女子中学生2名のうち1人)が、東京都の教育委員会の相談窓口「児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口」に「過去に北村先生からわいせつな行為を受けた」と匿名で相談したのがきっかけでした。
これを受け、2023年2月に都教委と中学校を管轄する練馬区教育委員会が情報を共有し、同年7月14日に練馬署へ通報。
警視庁は2023年9月10日に北村比左嘉の逮捕に踏み切りました。警察の家宅捜索により、当時北村比左嘉が校長として勤務していた練馬区立三原台中学校の校長室で、被害女性ら(当時の女子中学生2名)に性的暴行を加える様子を撮影した動画データや画像データが押収され「児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)」で逮捕。さらに、同年9月29日に「準強姦致傷」の容疑でも再逮捕されました。
北村比左嘉が女子中学生2人への性暴力事件を起こしたのはどこの中学か
出典:https://jice.homemate-research.com/
北村比左嘉が女子中学生2名に性的暴行を加えたのはどこの中学校かも注目されています。
結論から言うと、北村比左嘉が今回の事件を起こした中学校は東京都練馬区豊玉北二丁目にある「練馬区立豊玉第二中学校」です。
北村比左嘉が女子中学生2名に性的暴行を加えていた時期は2009年から2013年にかけてです。
北村比左嘉は練馬区立豊玉第二中学校に1998年に赴任しており、2014年に開催された練馬区の第1回小中一貫教育推進会議に協力委員として加わった際の肩書きは「豊玉第二中学校 小中連携推進教員(連携クリエーター)」で、少なくとも2014年までは同中学校に在籍していた事が確定しています。
この事から、北村比左嘉が今回の事件を起こしたのはどこの中学校かは「練馬区立豊玉第二中学校」である事が確定しています。
北村比左嘉の動機は女子中学生に対する恋愛感情と性的欲求
北村比左嘉が自身が教師として勤務していた中学校の女子生徒に性的暴行を加えた動機ですが、本人の供述から、被害者の女子中学生に対する一方的な恋愛感情と、自身の性的な欲求を満たすのが目的だった可能性が高いようです。
北村容疑者は警察の調べにこう供述している。
「姦淫の意識はなかった。生徒を好きになってしまい、性的欲求を抑えられなかったのは事実です」
引用:女子トイレをうろうろ、教え子と‟不倫”再婚、マッサージで性的暴行…練馬わいせつ校長(55)「近すぎた女子生徒とのキョリ」《準強姦致傷容疑で再逮捕》
北村比左嘉は被害者の女子中学生らに性的暴行を加える様子を撮影して動画や画像で記録していましたが、この撮影の動機については後で見返して自慰行為に利用するためだった事もわかっています。
北村比左嘉の現在…東京地裁の判決は懲役9年の実刑
北村比左嘉の現在ですが、2024年12月9日に東京地裁により懲役9年の実刑判決を言い渡されています。
中学校で教え子の女子生徒に性的暴行を加え、けがをさせたとして、準強姦(ごうかん)致傷罪と児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)に問われた東京都練馬区立中の元校長、北村比左嘉被告(57)の裁判員裁判で、東京地裁は9日、懲役9年(求刑・懲役10年)の実刑判決を言い渡した。
現在の時点では北村比左嘉が判決を不服として控訴したとの情報は出ていませんが、弁護側は準強姦致傷罪について無罪を主張(被害者が本当に怪我を負ったかわからないなどとして、準強姦罪だけであれば公訴時効が成立するなどとして無罪判決を求めていた)しているため、この判決を不服として控訴する事も考えられます。
まとめ
今回は、2009年から2013年にかけて、自身が教師として勤務する中学校に通う女子中学生少なくとも2名に対して継続的に性的な暴行を加えた上にその様子を撮影して保存していたとして、2023年9月に児童買春・ポルノ禁止法違反(単純所持)と準強姦致傷の容疑で逮捕され起訴されて有罪判決を受けた北村比左嘉(逮捕当時中学校校長)についてまとめてみました。
北村比左嘉の経歴については、東京都立西高校、東京学芸大学教育学部A類(理科)を卒業後、理科の教師として文京区立茗台中学校、練馬区立豊玉第二中学校に勤務し、練馬区立上石神井中学校で副校長、練馬区立三原台中学校で校長に就任し、その後、今回の事件により2023年11月に懲戒免職になっています。
北村比左嘉はこれまでに3度結婚していて、2人目の嫁と現在の嫁との間には子供も生まれています。現在の嫁は30年以上前に北村比左嘉が教師として勤務していた中学校の教え子だった事もわかっています。
北村比左嘉の自宅は東京都練馬区中村南3丁目の3階建ての戸建て住宅で、1999年に土地を購入して自宅を新築し逮捕当時までそこに住んでいました。
北村比左嘉が今回に事件を起こしたのはどこの中学かも注目されていますが、これは「練馬区立豊玉第二中学校」である事がわかっています。
北村比左嘉の動機ですが、被害にあった女子中学生に対する一方的な恋愛感情と、自身の性的な欲求を満たすためだったとみられています。
北村比左嘉の現在は、2024年12月9日に東京地裁より懲役9年の実刑判決が言い渡されています。