2013年に青木裕子さんと結婚をした矢部浩之さんですが、40代まで独身を貫いた理由には、父である矢部幸男さんの影響も大きかったようです。
この記事では、矢部浩之さんの父や兄など家族情報に加えて、青木裕子さんとの子供の現在や結婚生活に関する情報をまとめてみました。
この記事の目次
矢部浩之のプロフィール
名前：矢部浩之（やべ ひろゆき）
本名：矢部浩之（やべ ひろゆき）
出身地：大阪府吹田市
生年月日：1971年10月23日
身長：172cm
学歴：大阪府立茨木西高等学校
デビュー年：1991年
コンビ名：ナインティナイン
相方：岡村隆史（おかむら たかし）
所属事務所：よしもとクリエイティブ・エージェンシー
矢部浩之さんといえば、お笑いコンビ「ナインティナイン」として、若くして全国区の人気芸人となった人物です。
矢部さんの芸人人生の絶好調ぶりはすごく、デビュー早々に「吉本印天然素材」の一員として売り出され、東京進出も果たすこととなります。
吉本印天然素材（よしもとじるしてんねんそざい）は、1991年9月に吉本興業所属の若手芸人たちで結成された、ダンスとお笑いをミックスしたユニット。略称「天然素材」「天素」（てんそ）。1999年に解散したが、出身芸人たちのブレイクから、2000年代、再び注目を集めている。お笑い第四世代と呼ばれた。
引用：吉本印天然素材
そして、1994年4月には、自身の代表作ともなるバラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」が始まり、矢部さんは若干22歳で冠番組持ちの芸人へと上り詰めました。
とはいえ、「お笑いコンビはボケ役に評価が集中する」という法則もあり、ツッコミ役の矢部さんは、一時期は相方・岡村隆史さんのオマケ扱いをされていた時期もありました。
そんな矢部さんが、芸人として独り立ちをし始めたのは、2002年から始まったサッカー情報番組「やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜」でのMC抜擢がきっかけとなりました。
その後は、音楽バラエティ番組「1番ソングSHOW」のMCを務めたりと、ピン活動での地盤を築くこととなった矢部さん。
現在の矢部さんのレギュラー番組は、ナインティナイン名義も含めて、下記の5本となっております。
・ナインティナイン名義
「ぐるぐるナインティナイン」
「めちゃ×2イケてるッ!」
「ビートたけしのスポーツ大将」
・矢部浩之名義
「やべっちFC」
「アウト×デラックス」
矢部浩之の父親が連帯保証人に～多額の借金と極貧の幼少期
父・矢部幸男の駄目オヤジぶりが酷い
矢部家の次男として生まれた矢部浩之さん。
ちなみに矢部さんは、写真右手前の少年となります。
父親のせいで、極貧の幼少期を過ごした芸人というのは案外いたりしますが、矢部さんもその1人だったりします。
矢部さんの父親である矢部幸男さんは、戦前となる昭和14年（1939年）生まれとなります。
俗に言う「焼け跡世代」だった幸男さんは、中卒も珍しくない同級生たちを尻目に、私立高校（旧：浪速工業高等学校→現：星翔高等学校）を卒業しています。時代背景的にはそれなりに恵まれた家庭に育ったと言える幸男さんですが、本人は駄目男まっしぐらな人生を送ることになりました。
幸男さんの駄目男ぶりに関しては、職を転々とする我慢のきかない体質だったようで、せっかく工業高校を卒業したのに、最終的にはトラックの運転手をやることとなってしまったようですね。
さらには、知人の口車に乗って、2000万円の借金の保証人となってしまうという、とんでもない失敗を犯してしまった幸男さん。当時の幸男さんは、既に妻と２人の子供がいる身の上だったので、妻子3人を借金地獄に巻き込んでしまう形になってしまったとか。
矢部は、トラック運転手の父親と専業主婦の母親を持ち、3人兄弟の次男として、大阪に生まれた。ごく普通の家庭だったが、矢部の幼少時代、父親が知人の保証人となり、多額の借金を抱え、極貧生活に陥った。
矢部浩之の記憶に残る黒いサンタとは
日本の悪習と言える「連帯保証人制度」により、人生が狂った家庭の1つが矢部家ということでもありますね。
父・矢部幸男さんのせいで背負ってしまった借金により、矢部家の生活が困窮したことは言うまでもありません。
彼の貧乏エピソードは事欠かない。幼少期の矢部家は古い府営住宅住まい。このほか、祖父が作った1.5畳ほどのプレハブ風の小屋があり、そこが兄との子ども部屋であったという。
子どものころは、ジンジャエールが飲みたくても金がないので、生姜をくだき、水に入れて飲んでいた。素材を生かした味だが、炭酸がないので刺激はちょっと足りなさそうだ。
借金返済のため、日々の食事に困るほどの極貧状態に追い込まれた矢部家は、母・矢部富美枝さんがパートに出かけることで、かろうじて食いつなぐことが出来ていたそうです。
借金返済のため近くのガラス工場へ働きに出た母・富美枝さん（67）は言う。「数カ所からの借金は昭和50年代当時、約2千万円ありました。当時7～8万円のお給料で借金を返済して、家族を養ってましたからね。ここ数年でようやく返済が終わりました」
さらに矢部家には、黒い背広を来た借金の取り立て人なども頻繁にやって来たそうで、矢部浩之さんにとっては「黒いサンタ」としてトラウマになっているとか。
サラ金などの取り立て規制が始まったのは、2000年代になってからの話なため、現在46歳の矢部さんの少年時代では、かなり厳しい取り立てがあったことかと思われます。
ちなみに、家族の苦しみの元凶となった幸男さんは、「俺の作った借金じゃないから」と開き直っていた挙句、一時期はほとんど家に帰って来なくなっていたという無責任ぶりを発揮しております。
矢部浩之の兄弟～兄・矢部美幸は元お笑い芸人
兄・矢部美幸は芸人を挫折して引きこもりを経験した
芸人としては、雨上がり決死隊と同期だったりする矢部美幸さん。
矢部浩之さんには、2歳年上の兄・美幸（よしゆき）さんがおります。
美幸さんは、高校を卒業後はNSC「吉本総合芸能学院」に入学し、お笑いコンビ「パンチライン」として活動をしていました。
しかしながら、芸人としての美幸さんはまったく芽が出ずに、22歳で芸人を廃業する憂き目となりました。
その後は人生初となる挫折に加えて、弟・矢部浩之さんが「ナインティナイン」としてどんどんと有名となっていく焦燥感から、1年ほど実家で引きこもり経験をすることとなった美幸さん。
そんな美幸さんが社会復帰した理由は、たまたま実家に帰って来た矢部さんと鉢合わせて、叱咤激励されたことがきっかけだったそうですね。ただし、リハビリ期間として、美幸さんは1年ほどパチプロをやっていたとか。
兄・美幸の人生は波乱万丈
人生「七転び八起き」を体現していると言える矢部美幸さん。
パチプロ後は、工場アルバイトからトラック運転手を経て、社会復帰を果たした美幸さんですが、最終的には起業をし、東京で「ファンタスター」という芸能事務所の社長となりました。
その「ファンスター」の看板タレントである山崎真実さんと一緒に、二人三脚で事務所を成長させていた美幸さん。
しかし、2009年になると、「ファンスター」が「ヴィズミックスター」へと社名変更となり、美幸さんも社長から外されるてしまいます。
目玉タレントの山崎の順調な成長とともに事務所も上り調子かと思われていたが、昨年6月、社名を「ヴィズミックスター」に変更。代表取締役に新社長を迎え、美幸氏は常務取締役と実質降格、山崎の担当からも外れたかたちとなった。
異変の原因は、美幸さんと山崎さんとの仲違いのせいだったようです。
当時、俳優の瑛太さんと交際していた山崎さんに対して、美幸さんが別れることを強要したことが、2人の仲を決裂させることとなり、美幸さん失脚の遠因となってしまったとか。
失脚後の美幸さんですが、「ヴィズミックスター」を辞め、大阪に一時帰郷したものの、今度は2011年に福岡で「ラフェイス」という芸能事務所を立ち上げています。
矢部浩之には年の離れた弟もいる
上２人の兄とは顔の系統が違い、父親似だと思われる矢部龍弘さん。
矢部浩之さんの兄弟には、14歳年下の弟・龍弘（たつひろ）さんもいます。
龍弘さんが物心がついた頃には、矢部さんが芸人として大成功を収めていました。そのため、矢部さんから実家への仕送りなどもあり、龍弘さんは、他の兄弟と違い極貧生活は経験せずに済んでいたようですね。
社会人になって以降は介護士をやっている龍弘さんは、2006年頃にマキさんという女性と結婚をし、2012年には子供も生まれていたりもします。
父・矢部幸男さんのせいで凄惨な家庭環境に育った矢部さんは、結婚願望がない男性でしたが、幸せそうな龍弘さん一家を見て考えを変えたとも言われております。
矢部浩之の有名な元カノ『ひとみちゃん』
ちなみに、「ひとみちゃん」として出回っているこの画像の女性は、有野晋哉さんの奥さんの北村祐子さんだとか。
矢部浩之さんといえば、かつては「ひとみちゃん」と呼ばれている彼女ネタも有名でした。
矢部さんとひとみちゃんの交際に関しては、1999年に熱愛が発覚しております。その後、テレビ番組で度々矢部さんが話題にしていたため、てっきり結婚にまで進むかと思われた2人ですが、2007年に破局を迎えています。
肝心の2人の破局原因となりますが、表向きは「結婚したら矢部さんが芸人としてつまらなくなる」と、ひとみちゃんが身を引いた形となったようですね。
交際発覚こそ1999年でしたが、交際期間は15年にも及んだ2人だけに、そんな理由で別れたことはいささか不自然ではありますが、裏事情を表に出さない程度には円満に別れたということなのでしょうね。
矢部さんと別れた後のひとみちゃんですが、矢部さんからプレゼントされた豪邸に住んでいるため、特に生活の心配はないとか。
青木裕子と結婚した矢部浩之～2人の馴れ初めは番組共演
矢部浩之と青木裕子の馴れ初めとは？
名前：青木裕子（あおき ゆうこ）
本名：矢部裕子（やべ ゆうこ）
出身地：埼玉県さいたま市浦和区
生年月日：1983年1月7日
学歴：慶應義塾大学経済学部
デビュー年：2005年
所属事務所：レプロエンタテインメント
ひとみちゃんとの破局後の矢部浩之さんですが、2013年3月に、当時TBSアナウンサーだった青木裕子さんと結婚しています。
2人の馴れ初めに関しては、2006年から始まった「DOORS」というバラエティ番組での共演がきっかけに交際がスタートしたそうですね。
とはいえ「DOORS」は、年1回のSP番組という形態だったため、矢部さんが青木さんの携帯番号を聞き出したのは、2009年12月に収録された「DOORS」最終回の収録現場でだったとか。
ただし、青木さんは「イケメン売れっ子芸人の矢部さんは、女遊びも激しいのだろう」という思い込みがあり、当初は矢部さんに対する好感度は低かったと言われております。
2人の交際が正式にスタートしたのは2010年1月だった
ちなみに、矢部浩之さんと青木裕子さんの初デートの場所は、「東海亭」という高級焼肉店でした。
初デート後は、正月休みに青木さんを温泉旅行へと誘った矢部さん。しかし、2回目のデートでいきなりの温泉旅行はハードルが高すぎたようで、青木さんに断られることとなりました。
2人が正式に付き合うようになったのは、青木さんの27歳の誕生日である2010年1月7日に、矢部さんが誕生日ケーキを用意していたという、サプライズイベントがきっかけとなったようですね。
女性はサプライズイベントに弱いとは聞きますが、まさにその典型的パターンと言えますね。
相方・岡村隆史のうつ病のせいで破局危機もあった
高校のサッカー部の先輩（岡村隆史さん）と後輩（矢部浩之さん）の絆は、中年になっても不変だったということなのでしょうね。
矢部さんと青木裕子さんの仲に関しては、2010年7月には、お互いに結婚を意識するほど急進展していたそうですね。この時期には、矢部さんから受けたプロポーズを青木さんが承諾して、2人は結婚間近という段階まで来ていたと言われております。
本来なら、2人の結婚は2010年中にも実現したはずだったのですが、ここで予期せぬアクシデントが起こります。
「ナインティナイン」の相方である岡村隆史さんが、2010年6月からうつ病を発症し、病院に入院したものの回復せず、最終的には半年ほどの芸能活動休業という憂き目となりました。
よりにもよって相方の療養中に結婚をするわけにはいかないと考えた矢部さんは、青木さんに結婚の延期を提案します。青木さんはそれを快く承諾してくれたものの、盛り上がりに水を差された反動から、2人の仲は倦怠期に突入し喧嘩することも増えてしまったとか。
そして迎えた2012年8月12日に、些細なことから破局を覚悟するほどの大喧嘩をしてしまった2人。
そんな時にテレビから飛び込んできたニュースが、当時開催中だったロンドン五輪にて、男子レスリング日本代表・米満達弘さんが金メダルを取ったという話題でした。
日本中の誰もが予測していなかった朗報を前に、会話のきっかけを取り戻した2人ですが、勢いに乗った矢部さんが、その場で青木さんに2度目のプロポーズをするというサプライズまで起こったそうですね。
父・幸男を青木家に近づけたくなかった矢部浩之
世間で言う毒親とは、また違ったタイプではある矢部幸男さん。
矢部浩之さんが長年結婚をしなかった原因の1つである父・幸男さんの存在は、青木さんとの結婚においても障害となっていたという話もあります。
矢部さんが芸人としてブレイクして以降は、矢部さんに無心をしたお金が生活費や遊興費だった幸男さん。呆れ果てた矢部さんが仕送り打ち切りを検討すれば、生活保護を受給しようと画策するなど、矢部さんにとっては現在進行系の心労のタネだったりします。
そのため、矢部さんは、幸男さんの毒牙が青木家にまで及ぶことを恐れて、結婚をする際に父親を青木家に紹介することはなかったらしいですね。
公開披露宴企画のせいで実家同士の不仲が心配された2人
相方である岡村隆史さん（身長156cm）のおかげで長身のイメージのある矢部さんですが、実際は中背だったりします。
矢部浩之さんと青木裕子さんは、入籍直後の2013年4月に、「めちゃ×２ 祝ってるッ！ 矢部浩之・裕子結婚披露宴 緊急生放送スペシャル!!」にて、結婚披露宴をテレビ中継し、平均視聴率20％超えの数字を残しています。
しかしながら、テレビ中継もある晴れ舞台に参加した両家の身内は、矢部さんの兄である矢部美幸さんだけという意外な展開が待っておりました。
青木家からの公開披露宴参加者が0人だった理由は、両家の顔合わせが進んでいなかったからという理由でした。一方の矢部家の面々が不参加だった理由は、母・矢部富美枝さんと弟・矢部龍弘さんは仕事の都合、父・矢部幸男さんは体調不良というものだったようですね。
そのため、「こんな理由で身内が披露宴欠席ということは、両家の間で結婚に対する意見の相違でもあるのではないか？」と、ネット上でも色々な憶測が流れることとなりました。
とはいえ、そんな懸念はネットの勇み足という結果が待っていました。実際のところは、公開披露宴企画とは別に、後日に身内だけが参加する正式な結婚式が予定されていたようで、両家の身内はそちらに参加するというオチだったとか。
リッツ・カールトン大阪で本当の結婚式を挙げた2人
矢部浩之さん・青木裕子さん夫妻の本当の結婚式は、2013年9月24日に挙げられたようですね。
矢部さん・青木さん夫妻が結婚式を挙げたホテルは、五つ星ホテルとして名高いリッツ・カールトン大阪となります。
今回は、両家の親族が25人ほど参加したようで、前回の公開披露宴の際に心配された実家同士の不仲というものはなかったと言えますね。
披露宴中、矢部さんも終始ご機嫌だったようで、良い雰囲気のまま式が終わったと言われております。
矢部浩之の子供は男の子2人～長男はセレブ幼稚園に通園中
長男・稜は麻布みこころ幼稚園に通っている？
不妊症に悩む有名人夫婦も多いですが、矢部浩之さん・青木裕子さん夫妻の場合は、順調に子宝に恵まれた模様です。
矢部さん・青木さん夫妻には、2014年3月19日に長男・稜（りょう）さんが誕生しています。
2017年度中に4歳となる稜さんは、現在「麻布みこころ幼稚園」に通っているとか。
麻布みこころ幼稚園といえば、東京御三家と呼ばれる名門幼稚園である枝光会幼稚園系列の幼稚園の1つであり、慶応幼稚舎への進学率が高い幼稚園の1つです。
青木さん自身は、大学から慶応大学に進学した身ですが、その息子である稜くんは「小学校から慶応で学ぶことになるのではないか？ 」ともっぱらの噂となっております。
次男である遣（けん）さんは、2016年1月22日生まれとなっており、現在は1歳（2017年度には2歳）となります。そのため、遣さんにも来年の秋頃には、幼稚園受験でマスコミを騒がすことになるでしょうね。
まとめ
■矢部浩之は、2人の子供（男の子）の父親で、長男は慶応幼稚舎への進学率が高い幼稚園の1つの『麻布みこころ幼稚園』に通っている。
矢部家の兄弟3人が全員まっとうな社会人として働いているのは、母・矢部富美枝さんの背中を見て育ったことも大きいのかもしれませんね。
幼少期の家庭に恵まれなかった子供たちの中には、非行に走ったり、そのまま犯罪者となってしまう人間も珍しくなかったりする中、見事自分の手で人生を勝ち取ったと言える矢部さん。
社会的に成功後も、父・矢部幸男さんには悩まされる日々が続いているようですが、青木裕子さんとの間に無事幸せな家庭を築けたことで、幼少期の不幸を克服できたと言えると思います。
そんな矢部さん一家の幸せが末永く続くことを祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。
