故人である俳優の鬼丸慶一郎さんですが、少年時代は伝説の不良でカラーギャングの始祖的な存在でもあったそうです。
この記事では、鬼丸慶一郎さんの鬼丸軍団や伝説、結婚した嫁と子供など家族情報、関東連合や千原ジュニアさんとの関係、そして死因の心筋梗塞についてまとめてみました。
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鬼丸慶一郎とは
鬼丸慶一郎（おにまる けいいちろう）
生年月日：1973年3月10日
出身地：埼玉県
鬼丸慶一郎、生前は俳優をしていた
鬼丸慶一郎さんは、生前は鬼丸との芸名で俳優をしており、「クローズEXPLODE」や「青い春」といった映画に出演していました。
特に1998年に公開されたデビュー作でもある映画「ジャンクフード」は、鬼丸さんの怪演もさることながら、共演者の俳優・義幸こと平野義幸が後日に内縁の女性を殺害し逮捕されたことでも話題になりました。
昨日寝落ちして途中までしか観れてなかったジャンクフードも観た。
— 毒松☆セイたん (@diabolicgraph) January 8, 2012
やっぱり義幸と鬼丸カッコいい！
義幸は当時ジャンクフード観てから好きな俳優だったんだけど、リアルマーダーになってリアル服役しちゃったのが残念でならない。
映画やVシネマを中心に活躍していた鬼丸さんですが、俳優業で食べていけるほどの稼ぎはなかったようで、地元大宮でBARを経営していたとも言われております。
鬼丸慶一郎の経歴…鬼丸軍団を率いるカラーギャングのトップだった
鬼丸慶一郎、元は暴走族でヤクザの部屋住みをしていたとの噂もあった
鬼丸慶一郎さんの少年時代については、地元・埼玉県大宮市（現：さいたま市）で暴走族をしていたと言われております。
鬼丸さんの所属していた暴走族は「関東武蔵連合・大宮緋龍会」というチームだったそうで、総長を務めていたとの噂まであるようですね。
「大宮緋龍会」時代の鬼丸さんは、ケツモチを務めていた暴力団同士が不仲だったことから、同じ大宮の暴走族「予科練」と抗争をしていました。
「大宮緋龍会vs予科練」の抗争に関してはかなり過激な代物だったそうで、抗争相手を車のトランクに詰めて浚ってリンチをしたり、お互いのたまり場を襲撃して放火したりもしていたとか。
当然ながら少年院へ送致された経験もあったという鬼丸さんは、一時期はケツモチの暴力団の元で部屋住みのヤクザ見習いをしていたそうですね。
鬼丸慶一郎、カラーギャングの始祖説もあった
一時期はヤクザ見習いをしていた鬼丸慶一郎さんですが、暴力団の世界が性に合わずに足を洗い、ダンサーを目指していた時期もあったそうですね。
その後、大宮でストリートファッション・ショップ「LOOSE」を開店した鬼丸さんでしたが、やんちゃ癖が治らずに結局アウトローの世界に舞い戻ってしまいました。
そんな鬼丸さんが仲間内で結成したチームこそが、日本初のカラーギャングだったとの説も存在します。
「最初は『青』だった。埼玉の大宮が発祥で、映画俳優もしていたアウトローのカリスマが仲間と一緒に立ち上げたんだ。彼が青い色のギャングファッションばかりを置いたショップ『L』を経営していたので、後輩が慕って身につけた。そして『青』は大宮から池袋、そして横浜へと広がっていった」
鬼丸さんが結成したチームについては、青をシンボルカラーとした「青ギャン」と呼ばれる存在であり、「鬼丸軍団」や「LOOSE」との愛称でお馴染みでした。
鬼丸慶一郎、割と酷い男だった
カラーギャングに関しては、アメリカのギャング文化に憧れたアウトローたちが集まった集団ということもあり、日本の不良史上最も残虐な抗争を繰り広げた存在でもありました。
「かつての暴走族や愚連隊とギャングが違うのは、組織の構造です。彼らは仲間のことを“ファミリー”と呼ぶように、ヨコの強い連帯感で繋がっている。一方、暴走族らは先輩・後輩の上下関係が厳しく、組織に規律や掟がある。それがないギャングは集団心理の暴走に歯止めが効かず、どんなに残忍なことも“ノリ”でやってしまう傾向がある」
当然ながら、若かりし頃の鬼丸慶一郎さんも相当なやんちゃをしていたとの伝説が残っています。
鬼丸さんは、特に上納金方面で暴君ぶりを発揮していたと言われております。
16 ：名無番長：02/11/10 10:50
後輩をいじめて、大金を巻き上げてたという噂も。
追い込まれ過ぎて、ノイローゼになったひとも。
奇麗事だけじゃ、噂は広がらないでしょ。
18 ：名無番長：02/11/11 00:15
鬼丸のカツアゲは百万単位だよ。
といっても一人からじゃなくて大宮全体で四百万とか。
車が欲しいっていうのが当時の理由だったけど。
鬼丸は都内でも普通に顔きいてたよ。埼玉内だけではない。
鬼丸慶一郎の伝説と武勇伝…関東連合・川名毅を相手に一歩も引かなかった
鬼丸慶一郎、後輩のケツモチで大抗争に巻き込まれたこともあった
主要幹部たちが次々に刑務所入りしたことでブームが終わってしまったと言われているカラーギャングの世界だけあり、鬼丸慶一郎さんも数々の武勇伝を残しております。
大宮を拠点に「鬼丸軍団」を結成した鬼丸さんは、都内に遠征に行くことも多く、1996年には東京都足立区綾瀬を拠点とするバイカーチーム「足立フライズ」との抗争を経験しています。
こちらの騒動については、浦和のクラブ「ベース」にて「鬼丸軍団」浦和支部のメンバーと「足立フライズ」の面々が揉めたことから始まったらしく、血で血を洗う凄惨な抗争となってしまったそうですね。
281 ：名無番長：2016/10/08(土) 06:06:29.59 0
大宮の鬼丸軍団 対 綾瀬フライズの時って他の足立の面子も綾瀬に集まって大宮乗り込んで両者引かないから拉致り合い、クルマで轢き合い、刺し合いで本当に戦争みたいだったてばっちゃが言ってた。
5歳下の後輩たちが始めた抗争ということもあり、ケツモチ的な立場で直接的には騒動に関与していなかった鬼丸さんでしたが、あまりに終わりの見えない状況を憂慮して、3対3の決闘を提案して幕引きを図ったこともありました。
とはいえ、血気盛んな後輩たちがそれでは収まらずに以降も抗争が継続したため、最終的にはヤクザに仲裁役を頼み、「足立フライズ」側に数百万円の示談金を支払う羽目になってしまったとか。
鬼丸慶一郎、関東連合の川名毅と一触即発状態になったこともあった
鬼丸慶一郎さんは、東京都港区にあったクラブ「ゴールド」にて、伝説の半グレ集団「関東連合」の川名毅さんと一触即発ムードになったこともありました。
こちらの騒動については、鬼丸さんが「鬼丸軍団」の面々を引き連れて「ゴールド」に遊びに行った際に、もめ事を起こしたメンバーの１人が川名さんにシメられてしまったそうですね。
当時の川名さんは「ゴールド」のケツモチ的な存在だったため、完全にアウェー状態だった鬼丸さんでしたが、身内をやられた怒りから川名さんの髪の毛を掴んで店の外に引きずり出そうとするなど狂犬ぶりを発揮することになりました。
とはいえ、たまたま「ゴールド」を訪れていた共通の知人があわてて仲裁に入ってくれたこともあり、実際のバトルに発展することはなかったとも言われております。
その後の２人に関しては、大物ぶりを発揮した川名さんが一緒に飲むことで手打ちにしてくれたそうですね。
鬼丸慶一郎、摩利支天の吉岡に負けて引退した
20歳を過ぎても不良を続けていたため、今ならば半グレ認定されてもおかしくない立場だった鬼丸慶一郎さんですが、23～25歳頃にようやくアウトローの世界から足を洗い、カタギへと戻っています。
鬼丸さんがカラーギャングを引退した理由については、地元・大宮の暴走族「摩利支天」のメンバーである吉岡さんにタイマンで負けたことが原因だったと言われております。
吉岡さんに関しては、中学時代から高校生を相手に喧嘩を繰り広げていた武闘派だったとの伝聞も残っています。
ちなみに、「摩利支天」の有名OBには、投資家の与沢翼さんもいたそうですね。
私は摩利支天という大宮の当時超有名な暴走族に１５歳で入りそれこそ１週間で逮捕されました。特攻服発注して金払って納品前に除隊です笑
— 与沢 翼(TSUBASA YOZAWA) (@tsubasa_yozawa) March 16, 2018
その後は友達が総長になってくれたので守られてたんだですよー。
自分は逮捕されてから目が覚めちゃって、中途半端な１０代でしたよ。
捕まったのが早すぎた https://t.co/KepATD7pZL
鬼丸慶一郎と土田晃之の親友説とは？…ガセネタ説が濃厚だった
鬼丸慶一郎さんは、お笑い芸人の土田晃之さんと少年時代に親友だったとの噂も残っています。
２人の間に親友説が発生した理由については、同世代で同じ大宮出身なうえに、少年時代にグレていたといった共通点が影響しているように思われます。
とはいえ、土田さんはダウナー系のヤンキーだったため、不良仲間と一緒に喧嘩をするよりは家でまったりとアニメを見ていたと言われているため、２人が友人だった可能性は低そうです。
鬼丸慶一郎の現在…2019年に死去・千原ジュニアの報告で死因は心筋梗塞と判明
鬼丸慶一郎、死因が発覚していた
鬼丸慶一郎さんは、2019年11月になると、心筋梗塞にて46歳の若さで亡くなっています。
最後の映画出演が2014年だったこともあり、関係者たちのSNSから死去のニュースが報告された鬼丸さんでしたが、死因に関してはお笑い芸人の千原ジュニアさんの番組「にけつッ!!」で明らかになりました。
千原ジュニアさんと鬼丸さんの意外な交友関係については、どうやら1998年公開の映画「ポルノスター」にて共演歴があったようですね。
鬼丸慶一郎の関係者のツィートから嫁や子供の存在が明らかに
鬼丸慶一郎さんの気になる家族情報については、死去後に映画監督の豊田利晃さんのツィートにて、既婚者で２人の子供がいたことが明らかになっています。
このTシャツを気に入ってもらえたら嬉しく思います。収益はまだ幼い二人の子供がいる遺族に渡します。
— 豊田利晃 (@toyodatoshiaki) December 27, 2019
鬼丸Tシャツ、HPにて発売中。https://t.co/n5HWAMdqYu
豊田さんは、「クローズEXPLODE」や「泣き虫しょったんの奇跡」でお馴染みの有名映画監督ですが、自身が監督を務めた「ポルノスター」で鬼丸さんと共演して以来、公私共に深い付き合いでした。
鬼丸慶一郎についてまとめてみると…
鬼丸慶一郎さんに関しては、元有名アウトローなれど見事に更生して晩年は家庭も持ち穏やかに暮らしていたことになります。
鬼丸さんのご冥福を祈りつつ、この記事のまとめを終了させて頂きます。
