葛西紀明

葛西紀明の嫁と子供&父や母と妹の死去まとめ!生い立ちが壮絶

50歳となった現在もスキージャンプ選手として第一線で活躍し、国内外から「レジェンド」と称されている葛西紀明さん。

私生活では、苦しい子供時代や母や妹さんとの死別など、数々の苦難も経験しています。

 

葛西紀明さんの家族についてや、嫁や子供など結婚についてまとめてみました。

葛西紀明プロフィール

 

葛西 紀明(かさい・のりあき)


愛称: NORI、カミカゼ、レジェンド
誕生日: 1972年6月6日
出身地: 北海道上川郡下川町
身長: 177cm
クラブ: 土屋ホーム
使用メーカー: フィッシャー

 

葛西紀明さんは小学3年生でスキーを始め、中学3年生の宮様大会テストジャンパーで優勝者の記録を上回るなど「天才少年」として話題となりました。

株式会社土屋ホーム、スキー部選手兼任監督。2014年ソチ冬季オリンピック個人銀メダリスト。1992年のアルベールビルオリンピックに19歳で初出場。以来、リレハンメル、長野、ソルトレークシティ、トリノ、バンクーバー、ソチと史上最多、計7回の冬季オリンピックに出場。スキージャンプ選手としては異例ともいえる20年以上のキャリアと、40歳を超えてなお一線級の成績をマークすることから「レジェンド」と称され、国内外から尊敬を集める。

 

引用:葛西紀明 プロフィール

 

1998年の長野オリンピックでは、直前に足を捻挫してしまったことから後に金メダルを獲得した団体メンバーに入ることができず、「なぜ自分には金メダルがないのか」と眠れない日々を過ごしたと言います。

不況や経営破綻などの影響で所属先も数社変わり、世代交代の声もある中で葛西さんは努力を重ね、2014年2月のソチオリンピックでは個人ラージヒルで銀メダル、団体ラージヒルでも銅メダルを獲得。個人では7度目の出場にして初のメダルでした。

 

葛西さんはラージヒル日本人記録147.5mなどの記録を所持している他、2014年にはワールドカップ最年長優勝、冬季五輪7大会連続最多出場、冬季五輪スキージャンプ最年長メダリストの3つのギネス世界記録に認定されており、さらに2016年にはワールドカップ最多出場、ノルディックスキー世界選手権最多出場のギネス世界記録にも認定され、計5つのギネス世界記録所持者でもあります。

 

葛西さんは現在もなお現役で第一線で活躍しており、2016年開催の平昌オリンピックにも冬季オリンピック史上最多となる8度目の出場を果たし、海外からも注目を集めています。

反骨心から、ワールドカップ(W杯)史上最多の537試合出場、最年長(42歳)優勝を果たすなどいくつもの偉業を達成。欧州で「レジェンド(伝説)」とたたえられるまでになった。日本選手団の旗手にも選ばれた。ソチ五輪で主将を務めており、二つを経験した初めての日本男子となった。

 

引用:葛西、家族に誓う五輪 母妹から妻子へ…変わらない信念

 

 

 

葛西紀明の家族について…父は無職、母と妹は逝去

 

父親は働かず、母親は放火による火災が原因で逝去


葛西紀明さんは、北海道下川町で少年時代を過ごしています。


家族は父親・利紀さんと母親・幸子さん、姉・紀子さん、妹・久美子さんの5人家族でしたが、幼少時は次の日のお米も買えないほどの貧乏生活を送っていたそうです。

 

しかし、葛西選手がこれまで歩んできた道のりは、決して平たんなものではなかった。家は貧しく、病気を理由に働こうとしない父親にかわって母・幸子さんが働き家計を支えた。それでも、近所から米やお金も借りなければ暮らしていけなかった。

 

引用:葛西紀明 レジェンドの原点は「金メダルが妹の病を治す」

 

父・利紀さんは持病があることもあり働かず、代わりに母・幸子さんが朝から夜まで働いて家系を支えていました。

 

そんな中葛西さんは小学校3年生のときにジャンプに出会い、地元のジャンプ少年団に所属。
家は貧しいままでしたが、幸子さんは葛西さんにジャンプを続けさせてくれたと言います。

 

ですが、1996年に実家が放火にあい、その火災で幸子さんは大火傷を負ってしまいます。
皮膚移植などの治療に励みましたが、長野オリンピックの前年である1997年に残念ながら帰らぬ人となってしまいました。

 

葛西さんは「母さんに長野五輪を見せてあげたかったのに…」と憔悴し、一時はスキーもできなくなるほどの精神状態になってしまったと姉の紀子さんが明かしています。

さらに長野オリンピックでは自身も怪我により金メダルを逃すなど、辛い出来事が続いた葛西さんでしたが、ソチオリンピックでそのときの雪辱を果たしました。

また、毎回幸子さんからの手紙を大会には持参していたという葛西さんでしたが、ソチのときには「いつも弱い時に頼っていたから」という理由で持って行かなかったそうです。

葛西さんは命日とお盆、ワールドカップ遠征前には、必ず幸子さんの墓参りをしていると言います。

それまで疎遠になっていた父・利紀さんとは幸子さんが亡くなった後から徐々に連絡を取るようになったそうで、現在利紀さんは北海道名寄市のアパートでひとり暮らしをしていると言われています。


妹は難病の再生不良性貧血により逝去

 

葛西紀明さんの妹・久美子さんは1993年、16歳のときに難病の再生不良性貧血と診断されて長年闘病していました。当時は余命5年と宣告されたと言います。

 

最愛の妹久美子さんは今、病と闘っている。93年に再生不良性貧血と診断された。一時は回復したが昨夏、再入院した。「妹のために」は葛西の口癖だ。手首には妹からもらった数珠のブレスレットが常にある。

 今季も2度、病院に駆けつけた。大会直前には妹からLINE(携帯電話アプリ)で「絶対メダル取れるから何も心配せずに飛んで」と伝えられた。励ますはずが、いつも励まされる。「このメダルが勇気になれば」と心を込めた。

 

引用:葛西 亡き母、病魔と闘う妹に銀メダル

 

【再生不良性貧血とは】

再生不良性貧血は血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する疾患です。この状態を汎血球減少症と呼びます。重症度が低い場合には、貧血と血小板減少だけがあり、白血球数は正常近くに保たれていることもあります。白血球には好中球、リンパ球、単球などがあり、再生不良性貧血で減少するのは主に好中球です。好中球は私達の体を細菌感染から守る重要な働きをしています。

引用:再生不良性貧血(指定難病60)

 

久美子さんの難病の発覚がリレハンメルオリンピックの直前だったことから、葛西さんは「金メダルを取れば妹の病気が治る」と励ましたと言い、残念ながらこの大会では叶わなかったものの以降も同様の思いでオリンピックに臨んでいたようです。

 

久美子さんは臍帯血治療により一度この病気を克服し、2003年には結婚もしていましたが2013年に再発、再び闘病しています。

 

ですが2015年の5月にこん睡状態となり、2016年の1月13日に慢性移植片対宿主病により38歳という若さでこの世を去っています。

葛西さんは訃報を知らされたときはフライング世界選手権に出場するためオーストラリア入りしており欠場も考えたと言いますが、姉・紀子さんに後押しされ喪章をつけて出場。
久美子さんに捧げたこの試合では5位入賞を果たしています。

 

その後は肺炎や副作用や合併症を繰り返し、入退院を何度もしながら闘病生活を送ってました。
いつも痛みに耐えながらの辛い日々だったと思います。
昨年の5月終わりに意識を無くして8ヶ月間が経ち、一度も意識を戻す事なく母親の元へ旅立ってしまいました。

 

引用:「訃報 (>_<)」

 

言葉では、あまり伝えていなかったが、久美子さんは、銀メダル獲得の喜びを日記にしたためていた。「いろんな人に感謝します。メダルをとらせてくれてありがとう」「金メダルじゃなくても本当にうれしい」

 日記は16年1月13日、闘病の末に38歳で亡くなった直後に見つかった。「俺、これを持っていたい」。帰国し、人目もはばからず涙を流した葛西は、妹の形見を大切に持ち帰った。

引用:開会式 8度目の五輪、旗手・葛西紀明 誓う、家族と歓喜 貧困支えた、天国の母よ妹よ

 

告別式の久美子さんの遺影は葛西さんがソチオリンピックで獲得した2つのメダルを手にした笑顔の写真で、葛西さんは「悔しい。悲しい」と語り、平昌オリンピックに招待するのが夢だったことを明かしていました。

 

 

葛西紀明は13歳年下の一般人女性と結婚!嫁や子供について

 

葛西紀明は13歳年下の一般人女性と2014年に結婚

 

葛西紀明さんは、2014年4月に同年2月22日に結婚していたことを発表し世間を驚かせました。
お相手は13歳年下の一般人女性、張磨怜奈さんです。

 

ソチ冬季オリンピックのノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒルで銀、団体で銅メダル獲得の葛西紀明選手(41)が4月8日、結婚したことを明らかにした。相手は交際していた札幌市の怜奈さん(29)で、2月22日に札幌市中央区役所に婚姻届を提出した。「レジェンド葛西」が新たなレジェンドをつくる。

 

引用:葛西紀明選手が結婚 「おまえしかいない」 新たなレジェンドつくる

 

日本中を歓喜に包んだ2月15日、奇跡のようなストーリーも進んでいた。ソチ五輪の男子個人ラージヒルで銀メダルを獲得した夜、フラワーセレモニー後に帰り着いた選手村の自室。怜奈さんに国際電話で五輪初の個人メダルの報告をするとともに「おまえしかいない。結婚しよう」と突然プロポーズした。怜奈さんは喜びで大泣きして声を震わせたという。

 

引用:葛西 結婚!銀メダル獲得日に国際電話でプロポーズ、2月に入籍

 

 

当時の葛西紀明の結婚報道

 

 

葛西紀明と嫁・張磨怜奈の結婚写真

その後2014年10月に、神前結婚式が行われています。

横顔がちらりとしか見えませんが、とてもお綺麗です。

 

葛西さんは怜奈さんのことを「レーチェ」と呼んでおり、姉・紀子さんは「レイチェル」と呼んでいることも明かされています。

 

紀子さんは怜奈さんについて、次のように語っていました。

 

姉「常に笑顔を絶やさない、明るい太陽みたいな感じの人です。独身が長かったのですが、これからはすべての面でサポートしてもらえると安心しています」

(略)

夏目「お料理も上手で、マッサージも得意とか」

姉「料理はおいしいですし、私もマッサージをしてもらったことがありますが、プロみたいな感じでした」

引用:レジェンド葛西紀明「結婚」してた!ソチ銀メダルの夜に国際電話でプロポーズ

 

怜奈さんはマッサージもうまいとのことでしたが、なんとタイ古式マッサージの資格を所持しているそうです。

 

また、怜奈さんはタイ古式マッサージの資格を持っているという。長く現役を続ける選手の体のケアも万全のようだ。
(略)
「海外の大会で成績が振るわないときなどは、レイチェルが“元気になるメール”を送ってくれるそうです。たとえばブタ鼻を付けて眉毛をつなげた“変顔メーク”の写真付きメール。『のりさん頑張って!』と書いて(笑)」

 

引用:葛西紀明 レジェンド射止めた新妻の“変顔写メ”と“マッサージ”

 

ネット上では、40代を超えていた葛西さんがまだ独身だったことに対しての驚きの声も多く聞かれました。

 

2. 2014年04月08日 14:29 ID:AeZ6fjA.0
こんなイケメンでオリンピック選手(社会的な地位ってか信用度とか、CMで結構な副収入の可能性っていう視点)なのにまだ結婚してなかったことに驚き!

引用:葛西紀明が結婚!相手で嫁の張磨怜奈さんは一般女性…家族(姉)曰く、顔は可愛くて性格もいいらしい【始球式画像・動画あり】

 

 

葛西紀明の子供は娘が1人!名前は璃乃(りの)

 

葛西紀明さんは、「W杯最年長表彰台」「W杯最多出場」「世界選手権最多出場」、そして「新たな2つのギネス記録」と同時に、2016年1月30日に娘・璃乃(りの)ちゃんが誕生しています。

 

そして!そして!!
昨日の朝方3時50分にNORIとれいちぇるの待望のベイビーが産まれました!(^з^)-☆

3060gでした!^_^母子共に元気です!!(^_^)v

家族が一人増えたという事で益々頑張り甲斐があります!p(^_^)q

妹が亡くなるという悲しい事もありましたが、今日は嬉しい事尽くしでした。(*^^*)

 

引用:「最高の日でした!*\(^o^)/*」

 

贈呈式で葛西選手は、30日に第1子となる長女が誕生したことを公表。闘病中だった妹久美子さんを13日に亡くしており、「生まれ変わりと言っては可哀そうかもしれないが、子供を大事にして、家族を大事にして、この名誉ある賞に恥じないよう、これからも精進して頑張っていきたい」と活躍を誓った。

 

引用:葛西に新たな勲章 ギネス認定と第1子誕生

 

 

葛西紀明と娘・璃乃ちゃんのツーショット


葛西さんと生まれたばかりの璃乃ちゃんとのツーショット写真。

璃乃ちゃんは8歳になっています。

 

葛西さんは早くも娘さんを溺愛しているようで、将来娘さんに彼氏ができたら「ぶん殴ります」と語っています。

 

続いて、昨年誕生した愛娘に彼氏ができる日のことを今から心配しているという葛西は、「もう想像してます」と苦笑い。坂上から「彼ができたらどうするの?」と訊かれると、「ぶん殴ります」と即答した。

それでも、坂上が「他人からしたら『お前の娘が連れてきた男だろ』って思うのに、その男の方に怒りをぶつけたがるのは何で?」と指摘すると、葛西は「そいつの性格を知るための一発」などと説明した。

引用:葛西紀明が不満爆発、娘の彼氏を想像して「ぶん殴ります」

 

 

 

葛西紀明、五輪史上最多8度目の冬季オリンピック出場

葛西紀明さんは、2016年開催の平昌オリンピックに五輪史上最多となる8度目の出場を果たしています!

 

日本選手団の旗手を務めた葛西紀明

葛西さんは身体中に20個のホッカイロを貼っていたそうですが、それでもあまりの寒さに開会式を途中で退席したと明かしています。

 

姉・紀子さんはソチで最後だと思っていたそうですが、そのときにすでに平昌を見据えている葛西さんに驚いたと語っています。

 

「2014年のソチ五輪前、親戚みんなで食事していたとき、私が『ロシアはお金がかかるから行けないね』って言ったんです。

 そうしたら弟は、まだソチ五輪が始まってもいないのに『次の平昌五輪は韓国だし、近いから家族みんなを連れていってあげるからまかせとけ』と。

引用:45歳のレジェンド「葛西紀明」平昌後も2回五輪に出たい!

 

男子個人ノーマルヒル予選では、ジャンプスーツのファスナーが少し開いた状態で飛んでしまっており自分でも「まさかあんなミスを犯すとは自分でも信じられなーい!」とブログに綴っています。

 

「飛び終わって、(小林)陵侑に言われて、うそーって。焦ったー」。予選でK点に達する98メートルを飛んだ葛西。取材エリアに現れると、苦笑いしながら話した。ルールでは、スーツのファスナーは全部閉めて飛ばなければならない。ジャンプ後に画面で記録を確認したり、板を外したりする場で2人前に飛んでいた小林陵に言われて気付いたという。

 

引用:葛西紀明、平昌オリンピックでファスナーが… 違反になりかねないミスに「焦ったー」

 

また、平昌の会場の悪条件に対しさすがの葛西さんも苦言を呈していました。

 

「もう信じられないですね。風の音がすごいんですよ。気持ちがひるんじゃうぐらいブワァー!となってるんですよね」(葛西)

 風は秒速5メートルを超え、通常なら試合どころではない。「『こんなの中止でしょう』という感じで、ちょっと心の隅で文句言いながら上で寒さに耐えてました」。

 

引用:【ジャンプNH】21位・葛西「こんなの中止でしょう!」激怒の深意


この後現地には奥さんの怜奈さんと娘の璃乃ちゃんも観戦に訪れる予定となっているそうですが、葛西さんは「こんな寒さだったらすぐ帰します」と語っています。

 

 

まとめ

子供時代の貧困、母親の不慮の死や妹の難病そして死別、そして自身もオリンピックで金メダルを逃すなど、数々の苦難を乗り越えてきた葛西紀明さん。

ソチでは見事にメダルを手にしましたが、現在もレジェンドとして活躍し続けているのは、それらを乗り越えてきた強さがあるからかもしれません。

 

葛西さんは、なんと驚くことに現役続行宣言もしています!

 

葛西さんのレジェンドはどこまで続くのか、見届けたいですね。

 

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