伝説の半グレ集団である「関東連合」の元リーダーとして有名な川奈毅さんですが、闇社会に関わる数々の噂を残す人物となります。
この記事では、川奈さんのこれまでの経歴や家族、関わった事件などに関してまとめてみました。
この記事の目次
【関東連合元リーダー】川奈毅のプロフィール
名前：川奈毅（かわな つよし）
本名：川名毅（かわな つよし）
出身地：東京都世田谷区
生年：1970～1971年
ニックネーム：六本木の帝王、六本木モンスター
川奈毅、10代で暴走族・三軒茶屋愚連隊の旗揚げに参加
川奈毅さんといえば闇社会の住人であるため、その有り余る知名度の割りに、その半生はアウトロ－たちの間の伝聞として伝わるのみとなっています。
そのアウトロー界隈の伝聞によると、川奈さんが初めて東京の闇社会に現れたのは、関東連合傘下の暴走族「上町小次郎」のメンバーとしてだったようですね。
その後、10代で指定暴力団「松葉会」に所属していた時期もあったという川奈さんでしたが、同時期に暴走族「三軒茶屋愚連隊」の旗揚げも加わっていたとも言われております。
東京都世田谷区三軒茶屋・三宿周辺を拠点とする。80年代半ば、諸事情により後継者を立てずに解散することになった「関東連合」所属の暴走族「三軒茶屋ブラックエンペラー」の後継チームとして、昭和46年世代の不良少年が旗揚げしたのが「三軒茶屋愚連隊」である。旗揚げ当初は新興チームということで、有名なOBの後ろ盾もなく東京・神奈川の多数の暴走族から標的にされたが、一年後には実績を作り都内で知られる有名チームになった。
引用：三軒茶屋愚連隊
東京のワルの王道を歩いていた川奈さんですが、年頃の少年らしい一面もあったようで、10代の頃に吉田栄作さんの映画「代打教師秋葉真剣です」にチョイ役で出演していたとの噂もあります。
川奈毅、K-1創設者・石井和義のボディガードを務めていた
東京の不良少年たちの頂点に君臨したワルの1人であった川奈毅さんですが、170センチ前後の小柄な部類の体格ということもあり、喧嘩の強さは普通程度だったと伝わっております。
一方で川奈さんの凶暴性は伝説となっており、必要とあらば暴力団員をナイフで刺したり、米軍兵らしき外国人と六本木で揉めた際には、車で跳ね飛ばしたなどといった武勇伝も残っています。
キレると怖い川奈さんでしたが、基本的にはチームを統率し、関東連合の後輩たちに襲撃対象を指示するような頭脳役がメインだったようですね。
東京中のアウトローに顔が利いたと言われている川奈さんは、格闘技イベント「K-1」の創設者である石井和義さんのボディガードを務めていた時期もあったとか。
川奈毅、語学に堪能で外国人闇勢力とも交流
武闘派伝説も残る川奈毅さんですが、東京の頭脳系アウトローの象徴的存在でもあったようですね。
語学が堪能だったという川奈さんは、10代の頃から外国人闇勢力と交流を深め、独自のネットワークを築いていたと言われています。
川奈さんが若くして経済的に成功し、リムジンを乗り回して豪遊することが出来るようになった秘密には、この外国人闇勢力との人脈も大きかったのではないかと噂されております。
実際の話、外国人を同乗させたリムジンにて六本木のクラブへ乗り込む川奈さんの勇姿は、東京中の若いアウトローの憧れだったとか。
【関東連合元リーダー】川奈毅、三茶抗争で渋谷の裏利権を手に入れる
川奈毅、三茶抗争の和解交渉人として裏社会で勢力を拡大
若くしてリムジンを乗り回すほど経済的に成功を収めていた川奈毅さんですが、当初のシノギは麻薬説が有力視されております。
三茶抗争と呼ばれる「三軒茶屋愚連隊」と渋谷のチーマーたちとの抗争の間に入り、和解交渉人の1人を務めることとなった川奈さんは、この騒動をきっかけに渋谷の不良利権を手に入れることになったそうですね。
三茶抗争とは、80年代末期、または90年代初頭に勃発した、三軒茶屋愚連隊と渋谷のチーマー（当時は「渋カジ族」とも呼ばれていた）による抗争である。
毎日のように三軒茶屋愚連隊が渋谷に襲撃を仕掛け、拉致され凄惨なリンチを受けたチーマーが多摩川などに捨てられる事件が頻発。「渋谷で楽しく遊べればいい」と考えていたチーマー達は戦々恐々とするも、チーマー側もチームを垣根を越えて喧嘩が出来る者だけを集めた少数精鋭の武闘派グループ「湖池屋」を結成して反撃に出る。三軒茶屋愚連隊のたまり場を襲撃して回るも、一般人を巻き込んだために警察沙汰となり「湖池屋」がほぼ全員逮捕された。その後、関東連合の川名毅と、三軒茶屋愚連隊OBとチーマーOBの話し合いにより抗争は終結する。
引用：三軒茶屋愚連隊
渋谷の不良利権を手に入れた後の川奈さんは、その出所は北朝鮮とも噂される麻薬をイラン人の売人たちに捌かせることで大金を得ることになったと言われています。
川奈毅、渋谷麻薬利権をめぐりヤクザとトラブルに発展
渋谷の裏利権により大金を得ることとなった川奈毅さんでしたが、その美味しすぎる利権は、2000年代に入ると、本職の暴力団である住吉会系の石井会に奪われてしまったそうですね。
ただし、本職の暴力団相手でも泣き寝入りはしないポリシーだった川奈さんは、奪われた麻薬利権の詳細を警察に密告し、石井会のトップを逮捕させるという報復により、闇社会での名声をさらに高めることになったと言われております。
【関東連合元リーダー】川奈毅の家族は超エリートだった？
川奈毅、ネット上では父親が財務省のキャリア官僚との噂も
東京の闇社会のキーマンとして好き放題に暴れていた川奈毅さんが、警察に逮捕されなかった理由については、ネット上では父親の権力が原因だったのではないかと噂されております。
ネット上では父親が財務省のキャリア官僚説が流れており、それが本当ならば、自らの経歴に傷がつくのを恐れた父親が、息子に警察の手が及ばないように圧力をかけ続けていた可能性が高そうですね。
その他にも、川奈さんには検察官の叔父がいたという説まで存在しており、かなりのエリート一族の出だった可能性が濃厚となっています。
エリート一族ゆえ、少年時代から大抵のやんちゃが見逃されてきたことが、川奈さんを東京闇社会の伝説的モンスターに育て上げてしまったのかもしれませんね。
【関東連合元リーダー】川奈毅、押尾学の芸能界入りを後押ししていた
川奈毅、六本木や西麻布のクラブを拠点に芸能界に薬をバラまく
川奈毅さんといえば、芸能界の薬物汚染を語る際に必ず名前の挙がる存在でもあります。
川奈さんが芸能界に薬物人脈を築く拠点となったのが、自身が支配人を務めていた六本木のクラブ「フィリア」や西麻布のクラブ「エーライフ」だったと言われております。
具体的には、そこに遊びに来る芸能人に薬物を斡旋して、芸能界にネットワークを築いていくという大胆吹きすぎる行動を川奈さんは取っていたようですね。
川奈さんのクラブの常連客の中には、薬漬けにされた挙句に、川奈さんが取り入りたい要人向けの接待要員にされていたなんて噂のある女性芸能人までいます。
川奈さんや関東連合の面々の芸能界人脈の詳細について興味のある読者の方は、下記のリンク先の記事をご覧ください。
関東連合と芸能人の関係や相関図！現在や最強メンバーも総まとめ
川奈毅、押尾学を芸能事務所に紹介していた
川奈毅さんといえば、元俳優で現ミュージシャンの押尾学さんの芸能界デビューのきっかけを作った人物だとも噂されております。
押尾学の現在！事件の真相とホステス田中香織の正体＆その後まとめ
押尾さんといえば、ドラマ「クニミツの政」の主演・武藤国光役や「ダブルスコア」の主演・河村悦郎役でおなじみだった他、ロックバンド「LIV」のボーカルとして音楽活動もしていました。
一時期は人気イケメン俳優ポジションだった押尾さんでしたが、アメリカでの俳優活動を目指して渡米するなど迷走した後、2009年に「押尾学事件」を起こし服役まで経験することになりました。
2009年8月2日、押尾が合成麻薬MDMAを服用したとして同年8月3日に麻薬取締法違反で逮捕される事件が発生した。その際、六本木ヒルズのマンションの部屋で押尾と一緒にMDMAを使用したホステスの女性が全裸で死亡していたことや、事件現場の部屋の名義が押尾の知人であるピーチ・ジョン代表取締役社長の野口美佳であったことなどにより、スキャンダラスな観点から報道がなされた。
その後、押尾に対して、MDMAを服用した罪と、MDMAを服用して意識不明となったホステスに対して適切な処置をしなかった保護責任者遺棄致死罪で裁判となった。
引用：押尾学事件
そんな押尾さんが少年時代にチーマーをやっていた頃のケツモチが関東連合であり、押尾さんを芸能関係者に紹介をした恩人が川奈さんだったと言われております。
【関東連合元リーダー】川奈毅の関与が噂される事件と真相
川奈毅、元横綱・朝青龍を引退に追い込んだ男だった
頭脳系半グレとして、事件の矢面には立たない傾向が強い川奈毅さんですが、2010年1月になると、当時横綱だった朝青龍さんから暴行を受けたと警察に駆け込み、朝青龍さんを引退へと追い込んでいます。
２０１０年１月１６日未明、初場所中だった朝青龍が泥酔して暴れ、警察が出動するなどの騒ぎを起こしていたことが写真週刊誌の報道で発覚した。
同２２日、被害者として朝青龍の個人マネジャーが名乗り出たが、その後、実は暴行した相手が一般男性だったことが判明。男性は警察に「車内で暴行された」と訴え、鼻骨骨折などの診断書を手に同署に相談に訪れていた。
この事件の真相に関しては、六本木のクラブ「フィリア」にて、酒に酔ってお客の女性に絡んでいた朝青龍さんに対して、支配人であった川奈さんが出禁を申し入れたところ、逆上されて車内に拉致監禁されて暴行を受けてしまったそうですね。
鼻骨骨折の診断書を警察に持参した川奈さんでしたが、実は鼻は無傷だったとも噂されており、自分のシマを荒らした朝青龍さんに対する制裁のために、あえて大げさな診断書を作り事件化したのではないかと思われます。
しかしながら、したたかすぎる川奈さんは、朝青龍さんとの示談金1500万円を独り占めにしようと目論んだせいで、仲間内のアウトローたちから総スカンを食らってしまい、ほとぼりが覚めるまで台湾に潜伏する憂き目にもあったとか。
「Kは世話になった連中に一銭も支払わず、身の危険を感じ、しばらくの間、台湾に身を隠してしまったんですよ。本当にずる賢い奴です。これにはアウトロー連中だけでなく、六本木界隈のヤクザや、朝青龍を支援していた全国の強面タニマチたちも『あいつを許すな』と、怒り心頭だという話ですよ」（前同）
川奈毅、スーパーフリー事件にも関与していた
川奈毅さんは、2003年5月に発覚した「スーパーフリー事件」に関与していたとの噂も存在します。
スーパーフリー事件の詳細｜メンバーや主犯・和田真一郎の現在とその後も徹底解説
スーパーフリー事件は、2003年5月18日に発覚した組織的な輪姦事件。
早稲田大学の元公認のサークル「スーパーフリー」のメンバーである大学生らは「ギャルは撃つための公共物だぜを合言葉に1999年秋から常習的に女子大生への輪姦を行っていたが、そのうちの3件が起訴され、早稲田大学の他にも東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学といった首都圏の大学の学生ら合わせて14人が準強姦罪で実刑判決を受けたこともあり、社会的に大きな影響を与えた。
この事件は重大な社会的波紋を呼び、2004年の集団強姦罪・集団強姦致死傷罪の創設につながった。引用：スーパーフリー事件
六本木で大規模なクラブイベントを繰り返していた「スーパーフリー」は、1イベントあたり1000万円もの売り上げを記録するなど、学生サークルとは思えない羽振りの良さでした。
そのため、金の匂いに敏感な川奈さんは「スーパーフリー」に接近し、彼らのケツモチになったと言われております。
六本木界隈で一般人が派手に暴れまわっていた場合、警察以上に黙っていなさそうなアウトローたちが、「スーパーフリー」を見逃し続けた理由には、川奈さんの後ろ盾があったようですね。
川奈毅、市川海老蔵暴行事件には関与していなかった？
関東連合の大物OBである川奈毅さんですが、実は巷を賑わした関東連合関連の事件とは関わり合いが薄い人物となります。
近年になって関東連合OBが起こした有名事件というと、「市川海老蔵暴行事件」や「六本木クラブ襲撃事件」などがありますが、そちらの事件の主導的立場にあった石元太一さんらの世代と川奈さんは10歳前後も年齢が離れていたため、普段は行動を共にすることはなかったようですね。
市川海老蔵暴行事件の真相！関東連合の石本太一と伊藤リオンの現在も総まとめ
【関東連合元リーダー】川奈毅の現在…タクシー強盗で逮捕後は消息不明
川奈毅、2015年8月にタクシー強盗の容疑で逮捕
川奈毅さんは、2015年8月15日早朝にタクシー強盗の容疑で捕まっています。
どうやら、タクシーを利用して宿泊先の「グランドハイアット東京」に戻る際に、泥酔状態だった川奈さんは、タクシー運転手に因縁をつけてしまったようですね。
高級ホテル敷地内の車寄せでの犯行ということで、川奈さんの暴行現場は他のタクシー運転手たちにも目撃され、即110番通報されてしまうことになりました。
逮捕容疑は、１５日午前５時４０分ごろ、港区六本木のホテル「グランドハイアット東京」の敷地内にある車寄せで、乗車していたタクシーを降りた後、運転手の男性（６４）に「運転手がなんでこんなに金を持っているんだ」などといって胸ポケットに入っていた現金３万５千円を奪った上、現金を取り戻そうとした男性の顔面を殴ったとしている。
同署によると、タクシーを降りて川名容疑者に釣り銭を渡した際、胸ポケットから現金を出し入れした。川名容疑者は当時、酒に酔っていたという。
関東連合の元幹部の工藤明男（柴田大輔）さんによると、頭脳派アウトローである川奈さんも酒には弱く、少年時代から悪酔いしては喧嘩をする悪癖があったとか。
そのため、東京の伝説のアウトローである川奈さんにしては、あまりに情けない罪状で警察の世話になってしまったようですね。
川奈毅、タクシー強盗をするほど金欠だった？
関東連合の元リーダーがタクシー強盗で逮捕という話題のインパクトにより、ネット上では川奈毅さんが金欠だったのではないかという憶測も流れました。
しかしながら、ネットの事情通の書き込みよると、川奈さんは相変わらず東京の闇社会に勢力を張り巡らせているようですね。
140名無番長2015/08/16(日) 19:11:37.580
世田谷に自宅あんのに、六本木のホテルで寝泊まりしてんの？
なんだかんだで金持ではあるんだな
堀江なんかよりよっぽど悪いヤツなんだから、こんなやつ警察は早く潰せよ
142名無番長2015/08/16(日) 19:33:41.490
いまは六本木で10以上もの飲み屋を沢山経営してるよ162名無番長2015/08/17(月) 02:42:35.31O
六本木だけじゃなく渋谷でクラブもしてるよな。あの 焼き鳥チェーンもだって聞いたよ。もちろん 裏のオーナーだから銀行取引が出来なくてもなんら不自由なし。
確か後輩が代表で世田谷＆目黒に飲食店を数店舗展開し始めたんだよ…
また、「グランドハイアット東京」は、川奈さんが外国人と闇ビジネスの商談をする際に利用する場所だとも言われており、タクシー強盗時の川奈さんは、外国人を同伴していたとの噂もあります。
川奈毅、現在の消息は不明だった
2015年のタクシー強盗後の川奈さんですが、事件の示談自体はすぐ成立しており、服役をすることはなかったそうですね。
とはいえ、2012年に起こった「六本木クラブ襲撃事件」をきっかけに、関東連合の有力OBたちが警察に逮捕されたり国外逃亡をした余波により、近年の東京では関東連合系の勢力も大きく落ち込んでいると噂されています。
川奈さんが支配人を務めていた六本木のクラブ「フィリア」や西麻布のクラブ「エーライフ」に関しても、閉店したり経営者が変わったりとの変化があり、川奈さんとは無関係になっているとの説が有力視されております。
そのため、現在の川奈さんは、以前のように街中を肩で風を切って歩けるほどの権勢も失い、東京のアウトロー界隈の話題に上がることもなくなっているため、その消息は不明な状況と言えます。
【関東連合元リーダー】川奈毅について総まとめすると…
・川奈毅は元横綱・朝青龍に暴行を受けたと被害を訴え、朝青龍を引退に追い込んだとされている。
・川奈毅は押尾学を芸能界入りさせた人物であり、早大生サークル・スーパーフリーとも関係があったといわれている。
・川奈毅は2015年に起こしたタクシー強盗以降、消息が不明である。
巷の噂がどこまで本当であるかすら定かではない点も含めて、ミステリアスすぎる存在である川奈毅さんですが、頭脳派アウトローらしく、服役を経験することなくシャバの生活を謳歌しているようです。
これにて、この記事のまとめを終了させて頂きます。
